8月21日 「『法句経』の言葉「愛するものに会うなかれ」」 浄土宗の時間 第3週 8月21日 「『法句経』の言葉「愛するものに会うなかれ」」 ※このページの音声を再生するには Windows Media Playerが必要です。 『法句経』の第210に「愛」について述べた言葉があります。友松円諦先生の訳によれば、 愛するものに会ってはいけない。愛していないものについても、また同じである。なぜならば愛するものを見なければ悩み、愛せざるものを見れば、また悩むからである。 となっています。仏教では「愛」という言葉は「執着」するという意味で使われます。渇くに愛と書いて「渇愛(かつあい)」という言葉があります。汗が噴き出すような暑い日、のどがカラカラに渇いている時に、目の前に冷えた飲み物が出てきた。この時、「飲みたいな」という軽い気持ちではなく、「飲みたいー」という大変強い気持ちだと思います。こ