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今年の「かわいい」
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Brave の紹介は必ず「すごく速いウェブブラウザ」「プライバシーを重視したブラウザ」みたいな感じになっている。そのおまけみたいに BAT(Basic Attention Token)の説明が付いてくる。実はそのトークンとトークンによって作られるエコシステムこそが彼らの狙い。BAT でそのエコシステムが回れば、クリエイターとユーザーが広告を使って共に協調しあう素晴らしい社会が生まれる。 今、Brave を使ってる人もまだ使ってない人も BAT というトークンを軸にして考えてみるとまったく新しい web3 のエコシステムが見えてくるはず。 「今後ほぼ全ての企業がトークンを発行してその経済活動を行うだろう」「スターバックスもトヨタもディズニーも街角のパン屋さんもトークンで顧客とつながるようになる」そんな話を聞いても「はぁ?」という感想を持つかもしれない。でも Brave が作り出そうとしている
数年前、イーロン・マスク率いるテスラ社がかかえていた電気自動車関連の特許を公開してオープンソース化した。ライバル他社に「この特許技術を使いたければ、どうぞご自由に」と公開してしまったのだ。ジャーナリストや専門家が信じられなくて、いろいろと分析していた。 「あのイーロン・マスクのやることだし信じたらダメだ。絶対テスラに利点があるに違いない。」 「特許がゴミ同然だから公開したのでは?」 「ライバルを出し抜くためにやってるに決まってる」 という感じだった。その後、年数が経ってそうしたテスラだけの利点とか技術的欠陥を見つけた人はいない。結局は「全人類のイノベーションを加速すること」これだけが理由だった。 ちょっとブッ飛んだ発想で理解するには数々のインタビューでイーロン・マスクが語る内容を連続して観ていく必要があった。なのでこの件に関するそれぞれのインタビュー発言を抜粋して意訳した。 インタビューワ
デンマークのコペンハーゲンを旅行して、ずっとグッドデザインについて考えていた。本職がデザイナーではないし、そんなにデザインセンスがあるわけでも無い。ただ数々の有名デザイナーを輩出した街で、美しい建築や店舗、また家の中までカッコよく洗練された北欧デザインの家具や小物に囲まれていたら誰でも考えてしまう。 **「なんでこんなになにもかもがカッコいいの?」**と。 この街ではちょっとした電球や傘立てまでグッドデザインなのだ。 よく北欧デザインを語る上で有名デザイナーの名前があげられる。コペンハーゲンが産んだデザイナーのヤコブセンもそのひとり。ヤコブセンのイスは誰もが一度は目にしたことがあるだろう。 コペンハーゲンに行くとヤコブセンが残した作品の数々を目にすることができる。ヤコブセンが設計したホテルはもちろん、郊外のガソリンスタンドまで見に行った。 そうしていろんなデザイナー達の作品を見ていくと、こ
世界一の CG アニメーションスタジオであるピクサーで働く人達を YouTube で観ると不思議なぐらいにその熱量を感じとることができる。いろんな会社の中を YouTube で観るのが好きで結構観ている。どんな会社でも自社のいいところだけ切り取って出してるんだろうけど、なぜかピクサーだけは別格に感じる。 こんなに働く人達の熱量をビシビシ感じる会社ってなかなか無い。このブログでいくつか動画を紹介するのでもしよかったら観てみてください。あなたの仕事への情熱を再び呼び起こすかもしれない。 いつかピクサー本社に行ってみたい。 ピクサーの仕事の醍醐味Danielle Feinberg は撮影照明監督(フォトグラフィー・ライティング・ダイレクター)。とあるユーチューバーがピクサー社内を見学した動画があって、その一部に彼女が出ていた。彼女が語る仕事の醍醐味が素晴らしいので意訳した。 以下 Feinber
イーロン・マスクが YouTube チャネルでスペース X のテキサス工場スターベースの中を歩き回りながらロケット製造や電気自動車について説明しているのを観た。ツイートしたこの件。 これがめちゃくちゃに示唆に富んでいて面白かった。この日のイーロン・マスクは饒舌で楽しそうなので、かなり魅入ってしまった。きっと彼はカンファレンスや会議室の中でインタビューを受けるよりも、工場でみんながロケット作ったり作業している場で語った方が情熱を込めていろいろ説明してくれるんだと思う。 この中で製造工程の話があって、これはロケット製造などの特定分野だけでなく、IT やその他の分野にでも当てはまる普遍的な知見だと思ったので意訳してみた。ざっとビデオを観て印象に残った部分だけを意訳した。あくまで大枠で言ってることをまとめただけなので、もし詳細に興味があればぜひビデオを観てイーロン・マスクの話を直接聞いて確認してく
リモートワークをして Zoom で東京のオフィスに繋ぐんだったら、ロンドンやカリフォルニアに繋ぐのも同じ。だったら給料の高い英語圏の会社の仕事をした方が有利だと思う。 これを読めば日本に居ながら海外の会社からそれなりのいい給料をもらって働くことが可能になるはず。そうしてリモートでずっと英語を使って働いていれば、英語もかなり上達するし。 ずっと海外で働いてきて、それぞれのチームに必ず世界のいろんな場所からリモートで働いているメンバーが居た。現に今の職場にもアイルランド、ロシア、イスタンブールからリモートで入ってるメンバーがいる。彼らからも聞いた話しなどをまとめた。コロナの影響もあって IT 系の会社がエンジニアを募集する際に「オフィスに来て働いてもらう」という意識が希薄になったし、このチャンスは現在進行系で拡大しているのを日々感じる。 オフショア開発を再定義するまず「オフショア開発」というと
海外移住や海外転職の Q&A サイトなんてものを運営しているから、わりと転職の相談とかをいただく。話を聞いて一生懸命にアドバイスとかちょっとでも役に立つことをお伝えしようとするんだけど、そんな時にふと「あれ?なんか根本的に違う」と思うことがあったりする。 それは転職活動に対する期待値。つまり「2,3社に応募したら決まるだろ」みたいな感覚の方がたまーに居る。「かれこれ海外に向けて転職活動をやってるのですが、またお断りをいただきました。これでもう3社目です。もう一生海外には出れないんだと思います(涙)」みたいなの。 確か私が初めて海外の会社への転職に挑戦した時は100社とまでは行かなかったが応募書類から数えたら50社以上は送ったと思う。とにかく苦労したのは覚えている。 とびきり優秀でどんな企業も喉から手が出るほど欲しい人材なら、スグ決まるだろう。でも現実にはそんな人材はなかなか居ない。しかも日
最近は仕事でコードを書く時にだいたい Discord で音声をつけっぱなしにしてやってる。オフィスから働く時も自宅からリモートで働く時も5,6人のエンジニアチームのメンバーとずっと音声が繋がっている状態にしている。特になにか仕事の要件で話がある訳でもない。ただ繋がってるだけ。 だから誰かがなんか言ってもすごいゆるーい内容だったりする。 「今日の昼飯食った?」「食ったよ。ケバブ」「イスタンブールにケバブあんの?」「あるに決まってんだろ。トルコだよ w」みたいな感じ。 今のエンジニアチームのメンバーはイスタンブール、ロシア、アイルランドに在住しているメンバーもいるので、そんなゆるーい会話からその土地の様子が少し垣間見れるのも楽しい。 ずっと海外で IT エンジニアとして働いてきて、しかもやたら転職回数も多いし中にはキツい職場もあったけど、仕事で幸せを感じるのは決まってこうして仲間と「あはは」と
「オレ今度テレビに出るからな!」ノックも無しに会議室に飛び込んできた CEO が満面の笑みでそう言った。 こっちは別の話してのにイキナリなんなんだよ、と思いながら、話を聞くとどうやら CEO はドイツでちょっと有名なニュース番組に出ることになった、と。 CEO は「すごいトラフィックが来るかもしれんから、準備しといてくれよ!」と言い残して、意気揚々と去って行った。 その時、会議室にいたのは全員がエンジニアで CEO が立ち去った後の反応の薄さに笑ってしまった。 「今どきテレビって www」 「観ないでしょ、テレビなんか」 「そのテレビ番組なに?知ってる?」 「ていうか前にやったテレビ CM、最悪だったね。」 エンジニア達は全員が外国人でそれぞれアメリカ人、ロシア人、ブラジル人、イタリア人、とリモートで繋いでるのがウクライナとトルコからだった。つまり全員がそのドイツの有名なテレビ番組を知らな
GitLab Pages は無料でしかも帯域利用枠が無制限という太っ腹の仕様。このブログは以前までは Netlify で運営していた。Netlify は素晴らしいサービスだったんだけど、帯域利用枠とビルド時間がやけに食う Gatsby には GitLab Pages の方があっている。 ブログを GitLab Pages に移したらいいことしかなかった。 Netlify と Gatsby の相性は悪い?Netlify の素晴らしさに触れてからなんでもプロジェクトを Netlify に入れていた。今でも Netlify は大のお気に入りだ。でもある時にふと「Gatsby にはあんまり相性がよくないのでは?」と思うようになった。なぜなら Gatsby はその特性上、コンテンツの内容を変更してデプロイするとビルドがいる。Netlify の無料プランにはこのビルド時間が月に300分でそれを超えたら
Gatsby で超カンタンにブログが作れる。たったの15分で爆速の無料ブログが完成するやり方を書いた。 Gatsby のパワーを未経験の方はぜひお試しください。やってみたら、たぶんこれからのブログやウェブサイトに求められるスピードの概念が変わる。 この解説で完成するブログはこちら https://jabba14.gitlab.io/blog_test/ なぜ Gatsby?爆速でめっちゃ速い永年無料でホスト料金を気にしなくていいサーバーが落ちないこのブログも Gatsby にしていて Google PageSpeed Insights の結果がこれ。特になにもしなくても基本は爆速です。 なんで速くできるのかの仕組みについては公式サイトのドキュメントを読むといろいろと工夫があって、マジ感動する。IT エンジニアの方はぜひ一読されたし。 ホストしてるデータは静的だから落ちない。 さらに無料!も
※ 注意 この記事の投稿後、Stripe の公式ドキュメントは素晴らしく改善されました。以下の記事は過去はこうだったというだけです。提灯記事みたいになってしまいますが、Stripe はやっぱり素晴らしい! Stripe のサービスは素晴らしい。だからこそ公式ドキュメントの不親切さが残念でならない。この不親切さから Stripe の導入を検討されている人が「もう使うのやめるわ」とならないか心配でしょうがない。 Stripe の公式ドキュメント だが大丈夫。ここに書く内容を理解しておけばだいたいは事足りる。この理解無しにイキナリ公式ドキュメントを読んでしまうと、きっと何十時間もムダにあっちこっちを英語で読むことになるだろう。(私がそうだったんだ!) Stripe とはStripe は簡単にあなたのウェブサイトやアプリに決済手段を提供してくれるサービス。 1回だけの支払いから、毎月20日になった
IT エンジニアが海外転職をする際に気にするべきこと、気にしなくていいことをまとめた。 なんか最近やたらとエンジニアに海外転職をすすめている記事が目につく。(このブログも基本そういうスタンスだけど)エンジニアが海外に仕事場を移して、そこでさらに活躍されることには賛成だ。ただ人様にそれをオススメする場合にはちゃんと整理した情報を載せる必要がある。たしかに日本に比べれば稼げる可能性が高いし、ワークライフバランスも良さげ。そんなメリットばっかり書いて「海外転職なんて楽勝!カンタン!」とか書くと変な勘違いをしてしまう人が居そうで、余計な心配が頭をよぎる。仮に不本意な結果に終わってしまっても、そのテキトー記事書いた人は責任取る訳ないので、実行に移す際には情報の裏を取るなりして十分に気を付けて欲しい。 もちろん本ブログで書いてることについても裏をとっていただいて結構だ。 私はシンガポール国内はもちろん
個人開発ウェブアプリのマネタイズ戦略として「開発者の戦闘能力に合わせてマネタイズモデルを選ぶべし」と考えている。この理論にいろいろとご意見をいただきたいのでブログに書いた。 3つのマネタイズモデル大雑把に現代のウェブアプリのマネタイズモデルを大別すると以下の3つになる。 広告(アドセンス)アフィリエイトユーザー直接課金これ以外には例えばアプリを譲渡するとかあるかもしれないが、ここでは考えない。譲渡したって引き続きそのアプリを譲り受けた人がなにかの方法でマネタイズして運営するから。「永続的に自律可能なウェブサービスの課金モデル」として考えてみる。 詐欺みたいなのも論外。正当な方法でサービス提供してお客様からの支持と共にお金をいただく方法に限る。 とにかく細かいこと言い出したらキリがないから、これ以外はいいとする。 月額の収益目標が千円でも1万円でも100万円でもなんでもいいんだけど、それぞれ
英語圏のエンジニア職の採用プロセスはほぼどこでも共通。なのでこのプロセスを知れば、海外企業へ転職の応募をしようとする人にとって参考になるはず。もっと言うと採用プロセスがどんなもので、そこに関わる人がどう考え、どう関わっているのか、を知ればよりカンタンに攻略できるだろう。 シンガポールでもベルリンでも何度も転職を繰り返して、応募する方、採用する方と何回も関わってきて言えることは採用プロセスそのものは企業によって大差なくどれも同じ。そしてわりと攻略できる、ということ。 採用プロセスを全て公開するのでぜひ参考にしてください。(日系企業は除きます。全メンバーが英語を話す外国の会社とお考えください) 履歴書(CV)のスクリーニング[企業がやってること]エンジニアチームが人事の人にどんな人材が必要なのかをざっくりと伝える。いろいろ話すんだけど、人事というのはエンジニアリングのプロではないので、結果的に
公開してまだ3週間ほどだし、収益としても10万円でしかないし、大きな事は言えないがここで個人開発サイトとその収益性について考えたことを記しておく。 世の中には**億ドルのバリエーションを獲得したスゲー起業家の話か、個人開発サイトを立ち上げたものの収益なんてゼロに近くサーバー代とトントンの話かの両極端しか無いように感じる。 パッと立ち上げてだいたい1ヶ月で iPhoneX が買えるぐらいのサイト規模というのは、どんなレベルのエンジニアでも手が届く範囲内にあるのが実感だ。「人生賭けて起業!」とかそんな熱い話ではない。普段の仕事が終わったら、ちょこちょこコードかいて個人的にアプリを公開して収益を得る、ぐらいの話でしかない。「1億総クリエイター時代」なんて言われる昨今では、どんなエンジニアもこんな感じのやり方が世の流れに合っている気がする。 サイト内容今回、開設したのはざっくり言うとこんなサイトだ
『年収は「住むところ」で決まる 』(著:エンリコ モレッティ)を読んだ。これは特に海外転職において「住むところ」選びをする際に、ぜひとも参考にすべき1冊だった。 タイトルにある「年収」について本書ではそこまで言及されていない。単にキャッチーなタイトルを付けただけで、本書の内容を端的に言い表しているのは副題の方。その副題が「雇用とイノベーションの都市経済学」。多くの資料とデータを使って都市経済の移り変わりを説明している。それらは「誰もが知っているけど、その理由がいまいちうまく説明できないこと」だ。 例えば「シリコンバレーは IT 産業のメッカのひとつであり、数多くの IT 企業がそこに集積していること」これは誰もが知っている事実ではあるが、なぜ特定の地域に同種の業態の会社や人材が集まっているのか、を論理的に説明するのは難しい。 IT 産業といえば最もリモートワークに適して産業であり、ソフトウ
内容はオブジェクト指向とその設計デザインに関すること。一応 in Ruby となっているが Ruby の本ではなくソフトウェア設計思考の本。Ruby に関する記述はカンタンな例題だけで、本のエッセンスを読み取ることに関しては他の言語のエンジニアであっても問題無い。 この本を読む前と後では同じコードを見てもその見え方がまったく変わってしまった。 オブジェクト指向デザインなんぞ無くてもコードは書けてしまう幸か不幸か Ruby は洗練された言語で基本的な書き方さえ把握すれば、設計デザインのことを考えなくても動くソフトが完成してしまう。だいたいどんな人が書いたコードでもプログラムというものはだいたい動いている。今は動いている。触らなければほぼ問題ない。 で、往々にして「ちょっと変更して」「この機能追加してね」となる。 その時の反応が「え?変更?やめて!」「変更したら動かなくなるかも。。」と少しでも
元ネタはこちら。 Tell, Don't Ask キャッチフレーズから非常に分かりやすい。 Tell, Don't Ask 言え!、聞くな 理想的なオブジェクト指向設計においてはオブジェクトに対してただやって欲しいことを「言う」だけ。 こちらでどうればいいのか聞いたり、判断したりしないこと。 サンプルで見るとそれは明快。 悪い例 <% if current_user.admin? %> <%= current_user.admin_welcome_message %> <% else %> <%= current_user.user_welcome_message %> <% end %>
映画の辛口レビューと感想を機械学習を使って、はてなブログから集めてウェブサイトにした。名前はホット チリ レビューズ。 現在は約3万件のレビュー記事と約6千本の映画が収録されている。最終的には他のブログプラットフォームにも対応して、機械学習の精度を高めて、記事を集めまくって、世界一の映画ブログ総合サイトにするつもり。 映画の感想と辛口レビューをブログから集計 ホット チリ レビューズ 映画のレビューわりと映画のレビュー好きである。単なる映画好きとはちょっと異なる。あくまで「映画のレビュー」好き。 映画のレビューはそれだけで十分に楽しめるコンテンツになっている。必ずしも「レビューを読むこと」と「映画を観ること」がリンクしている訳では無い。ただウェブサイトを巡回してひたすら映画レビューを読んでいるだけで楽しくて、きっと同様の感覚を持つ人も居ると思う。 同じひとつの映画を軸として、いろんなブロ
ベルリンの IT スタートアップでソフトウェアエンジニアしてるひと 10 年ほど前に日本を離れて、海外移住歴が最近 10 年を超えた 仕事は各国の IT スタートアップを転々として転職回数は8回 どこの会社に行っても日本人は私ただひとりでチームはいつも多国籍メンバーで楽しくやってる 仕事関係の電話とか Zoom の1発目のひとことは常に日本人的に礼儀正しく「Yo! Sup guys!」 シンガポールで数年ぐらい暮らしてた。いいところだった 今、ドイツのベルリンで働いてる。いいところで気に入ってる 楽しければ世界のどこの都市に暮らしてもいい。ただしド田舎はイヤ。ゴミゴミした大都会はイヤ コード書くのが好き。なんか作るのが好き。 ジャバ・ザ・ハットリのツイッターアカウント
個人開発者にとっては100万ドルの価値?!インディーハッカーズのインタビューはITビジネスのネタの宝庫 個人開発をやってたりスタートアップでアプリを作っている方にとって、インディーハッカーズのインタビューは常に要チェックと言える。それは IT ビジネスモデルのネタの宝庫で、これを随時チェックしているとアプリの儲けネタは無尽蔵に出てくる。現在ネタがある人にとってはそのブラッシュアップになるし、ネタが無い人はここを参考にすれば10や20のネタはスグに出てくるだろう。 インディーハッカーズのインタビュー欄は個人開発やスタートアップの創業者がどのようなビジネスモデルでどのようにその事業を開始したのか、がインタビュー形式で語られている記事。全ての記事には月次の収益金額やアクセス数などが記載されている。するとどんな分野のアプリでどんな課金方法だったら月次の収益が**ドルぐらいはいくんだな、みたいなのが
「動的計画法(Dynamic Programming、以下 DP)をどんな人にも分かるように丁寧に解説する」というこれまで何人もの優秀な方々が挑戦した内容にあえてまた参戦することにした。 「動的計画法」とか「Dynamic Programming」でググると山のように解説ページがヒットする。お決まりのセリフは「とてもカンタン」「誰にでも分かる!」しかし実情は難しいし、どの解説を読んでも「カンタンじゃねーよ」と思ってしまう。その理由について以下の仮説をたてた。 解説を書いている人は DP をカンタンに理解できるほど頭がいい頭が良すぎて「読んでも分からない人の気持ち」が分からない解説を読んで「オレならもっとカンタンに説明できるゼ!」という人が現れるそんな人もやっぱり頭がいいので1に戻る以下、無限ループの繰り返しで、世の中に DP の解説が溢れるこれは DP の解説があり過ぎるからもう要らないの
かつてどこかで言ってしまってたかもしれないが、もう「ウェブサービスで1発当てる」なんて恥ずかしい発言はしない。 まずちゃんとウェブサービスをスケールさせている人達の中に「1発当てた」なんて人は絶対に居ない。それは不断の努力と度重なる失敗に続く失敗の中で改善を繰り返して到達したのは明らかだ。それを端から眺めて「俺も1発当たらないかなー」なんて、そうして本気でウェブサービスに取り組んでいる方達に対してあまりにも失礼だ。 だいたいそういう発言が出てくる発想そのものがダメだし、そんなこと言ってるヤツが本当に当てたところを見たこともない。 株式会社ピケの ren さんの投稿を読むとウェブサービスをスケールさせるための覚悟が読み取れる。 約 4 万 RT されたグルメアプリ「Dish」を 2 ヶ月でリリースするまで 8 年間で 20 以上の Web サービスを作ってきて、ほとんど失敗した理由 もう「1
Ruby のリファクタリングでオブジェクト指向設計に沿った美しいコードになるまでの方法を書いた。 元ネタはこちらの Ben Orenstein 氏のリファクタリングで、そこに私なりの解説とコードを加えた。かなり追加したので Orenstein 氏の原型とはだいぶ違う箇所もあるがオブジェクト指向設計とリファクタリングに対する考え方は同じなはず。 Refactoring from good to great 全3回に渡ってリファクタリングする。 「イケてない」から「マシ」にするためのリファクタリング「マシ」から「いいね」にするためのリファクタリング「いいね」から「スゲーいいね」にするためのリファクタリング今回は 1.の「イケてない」から「マシ」にするためのリファクタリング。 イケてないコード以下にあるのがなんかイケてないコード。一応動くし、テストもパスしている。でもそのコード品質は平均よりちょ
英語圏のエンジニア職に転職しようとする際に避けては通れないのが技術面談。何度かこのブログでも紹介しているが、もし海外のエンジニア職への挑戦をお考えの方が居ればこれは十分に対策をとっておいた方がいい。 きっと思っているよりも実際にやるとその難しさを実感するパターンがこの技術面談。たまに YouTube なんかにも面談の様子のビデオが上がっているが、なんか嘘くさいし、そんなビデオを横から見ても一体ナニをどうすればいいのか対策の立てようがない。 技術面談で出される問題は大きく分けて2種類。 基本知識を問う問題 アルゴリズムを問う問題 基本知識に関しては自分の守備範囲の専門用語を英語で言えれば Ok.例えばオブジェクト指向や継承を英語にすること。ただそれだけ。ここはカンタン。 問題は次のアルゴリズムの問題。これは単にアルゴリズム論の本を読めばいい、というほど単純ではない。英語で聞かれて、英語で応え
フィボナッチ工数見積は「完成させます!(徹夜で)」という無理ゲーによる弊害を最小化するプロジェクトマネージメント手法 今まで数々のプロジェクトマネージャーとそのプロジェクトマネージメント手法に翻弄されてきたが、現在の勤め先であるベルリンの IT スタートアップで取り入れている手法が歴代の中でも一番マシ。まず工数見積がとても洗練されている。エンジニアが無理やりに「今週中に完成させます!」と言わされて、結局はその約束が守りきれずに翻弄される、というような弊害が最小化できているな、という話。 プロジェクトマネージメントチームのメンバー達はその見積方法を「フィボナッチ」と表現している。 だいたい工数見積なんてものが正確にできる人に出会ったことが無い。複雑な IT プロジェクトの全体像を把握して「これをうちのチームで完了するためには**日を要する」なんてピタッと当てたためしがない。絶対にズレる。 エ
半年ほど前にソフトウェアエンジニア向けの求人募集ページに簡単なプログラミング系のパズルを出して、それが解けた人だけ応募できる仕組みにしよう、という話になった。 その時期は求人を拡大募集していたのだが、あまりにハズレな人が多かった。私もいくつか面談をしたのだが「CV(履歴書)には高いスキルって書いてるけど、言ってることがなんでこんなに変なの?」と感じてしまう応募者が多かった。これは私だけの意見でなく、他のエンジニア達からも不満が続出した。つまり履歴書のスクリーニングが効いてないということだ。日本よりも海外の方が履歴書を誇張する率が高い気がする。そこで考えたのが求人募集ページにエンジニア向けのパズルを出す、という発想。 言ってはみたもののどんなパズルにしようかと考えると案外難しい。 パズルの条件は以下の3つ。 簡単なパズルにすること。あくまでダメなエンジニアだけを門前払いするのが目的だから、変
人種差別問題を海外での実生活を元に考え直すことで「なぜその問題に対処しなければならないのか?」について極めて合理的な理由が見つかりますよ、という話。 まず最初に人種差別に対す考え方としてそれは許されないことでこの世から根絶するべき。 海外移住に関することをブログで発信していることから度々、質問をお受けするのが「ヨーロッパで人種差別的な待遇に合いましたか?」という内容。最初にハッキリ言っておくと私個人としてはそんな目に会ったことは無い。「ヨーロッパでこんな差別に会いました!」みたいな内容を期待されていたら、それはこの記事の主旨と違うと言っておく。 IT 業界で人種差別が無いのは経済合理性人物画から感じる違和感は普遍的結局カモられる差別主義者 1)IT 業界で人種差別が無いのは経済合理性人種差別はやめましょう、多様性を確保しましょう、とアナウンスすればするほど「またポリコレ。いっつもうるせーな
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