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【2011年8月8日公開記事】 6月14日、パチスロメーカーの組合「日本電動式遊技機工業協同組合」(略称『日電協』)が東京會舘(東京都千代田区)で総会を開いた。来賓の平沢勝栄(ひらさわ・かつえい)衆議院議員(写真)の発言が波紋を広げている。 平沢氏といえば、警察庁保安課長時代(1987年11月~1991年1月)、「CR機」と呼ばれるプリペイドカード方式のパチンコ台の導入を推進したことで知られる。その後、平沢氏は岡山県警察本部長などを経て、1996年に衆議院議員に初当選。国会議員へ転身後もパチンコ・パチスロ業界と関係が深く、業界団体の会合にはしばしば招かれている。 警察庁はCR機の普及を図るため、これにだけ高い射幸性を認めた。結果、CR機は爆発的に普及したが、パチンコは短時間で何万円も動く賭博そのものとなり、現在に至っている。 平沢議員は「日電協の総会、おめでとうございます。警察のOBの方も
【2012年07月28日公開記事】 ☆写真の警察官の情報を求めています。懸賞金などはお支払いできませんが、情報提供者の秘密は厳守します☆ 『インシデンツ』で連続追及している兵庫県警スキャンダル。告発者で明石市在住の建設業Yさん(41歳)らは、兵庫県警本部の監察官室や捜査第2課にも事情を説明している。 しかし、監察官室や捜査第2課は身内の不正を取り締まるどころか、Yさんらに圧力をかけて口封じをしようとしているのだ。 2012年3月ころからYさんらは捜査第2課の警察官らに尾行されるようになった。「尾行」といっても、警察用語で「強制尾行」といわれるもので、あからさまな尾行を続け、対象者の行動を制限したり、精神的な圧力をかけたりするのが狙いである。 1996年、筆者も警視庁と暴力団との癒着を取材中に同庁公安部公安総務課の警察官らから「強制尾行」を受けた。秘匿すべき取材先に行くことができないな
漆間巌(うるま・いわお)警察庁長官(60歳)が愛知県警察本部長時代(1996年8月20日~1999年1月8日)、「捜査費」(国費)で宴会を開いていたことが、筆者が情報公開法により入手した「3月分捜査費明細書」という文書からわかった。 「捜査費」はその名前のとおり、「捜査」に使う費用。それが漆間本部長(当時)らの飲み食いに使われていたとなれば、国民から強い批判が巻き起こるのは必至だ。 漆間本部長(同)が「本部長激励慰労」なる宴会を開いていたのは、「平成9年(1997年)3月6日」。場所は「名城会館」(名古屋市北区・現在は存在しない)で、金額は「150,000円」。 このような宴会が「捜査費」でまかなわれているのは違法ではないのか。愛知県警総務部会計課は、次のとおり説明する。 「捜査費の激励慰労費は、捜査活動に要する経費のうち、長期にわたる重要事件および困難な重要事件の捜査等に従事する捜査員等
2009年1月から映画『ポチの告白』(高橋玄監督)が順次、全国で公開されている。これは、筆者が原案協力者とスーパーバイザーを務め、実際の事件に基づき、警察とマスコミの腐敗を暴いたもの。3時間15分という大作ながら、高橋監督の巧みな脚本と演出で長さを感じさせない。むしろ3時間15分でも描くことができたのは警察とマスコミの腐敗の一部である。 単行本「報道されない警察とマスコミの腐敗 映画『ポチの告白』が暴いたもの」(インシデンツ)では、筆者が警察やマスコミ、司法の関係者にインタビューし、映画で取り上げられた事件の事実関係や背景事情を解き明かしつつ、警察とマスコミの腐敗の根深さを探る。各インタビューに詳細な脚注や映画からのカットがつけられているので、社会モノをあまり読まない人や映画を見ていない人でも十分に理解できる。 「報道されない警察とマスコミの腐敗 映画『ポチの告白』が暴いたもの」(A5判、
近年、「インテリジェンス(intelligence)」という言葉がもてはやされている。学校英語で習う意味は「知能」。「インテリ(インテリゲンチャ)(intelligentsiya)」=「知識階級」という言葉もあるぐらいだから、「インテリジェンスがさあ」などと話していると、自分が賢くなった気がするのかもしれない。 もっとも、彼ら彼女らが話題にしているのは、「情報機関」という意味のインテリジェンス。CIA(アメリカ)やKGB(旧ソビエト)、MI6(イギリス)、モサド(イスラエル)が有名である。 2007年4月6日、政府は、いわゆる「日本版NSC(National Security Council)法案」を国会へ提出した。アメリカのNSCは、大統領、副大統領、国務長官、国防長官が中心となり、省庁の縄張りを取り払い、安全保障問題を議論する。日本でも、首相、官房長官、外相、防衛相が中心の同様の会議を
昨日(2007年4月10日)、『池田大作なき後の創価学会』(宝島社・写真)が発売された。 筆者は、〈スクープ! 現役学会員が勇気ある実名告発 公明党の悪政、組織に蔓延する全体主義…… 学会員よ、今こそ“反権力”の原点に返れ!〉と、〈衝撃の新事実! 池田大作なき後の「マスコミ支配」 『聖教新聞』印刷委託先・最新リストとともに検証!〉という2つの記事を執筆している。 前者で、「勇気ある実名告発」をしている「現役学会員」は、山口大輔氏(37歳)。2004年2月16日、「行動する平和憲法のネットワーク」を設立し、賛同する学会員数百人と、与党・公明党が進めたイラク派兵に反対。現在、「平成の治安維持法」と呼ばれる共謀罪法案を廃案へ追い込むため、活動している。 山口氏は、牧口常三郎(まきぐち・つねさぶろう)創価学会初代会長、戸田城聖(とだ・じょうせい)同第2代会長が治安維持法違反で逮捕、勾留され、牧口初
2007年1月11日、増田美智子・『JANJAN』記者(当時)が「鳥越編集長、辞任へ 後任決まらず~迷走続くオーマイニュース」という記事を公開した。すると、2~3時間後、オーマイニュース・インターナショナル株式会社(以下、『オーマイニュース』)から「弊社『オーマイニュース』鳥越編集長辞任を報じる御社サイト内記事に関して」という文書(写真)がファクシミリで送られてきた。以下が、その全文である。日本インターネット新聞株式会社 御中 増田美智子様 御中 2007年1月11日 オーマイニュース・インターナショナル株式会社 弊社「オーマイニュース」鳥越編集長辞任を報じる御社サイト内記事に関して オーマイニュース・インターナショナル株式会社、編集部です。 2007年1月11日に御社サイト「JANJAN」上で以下の記事の掲載を確認しました。 「鳥越編集長、辞任へ 後任決まらず~迷走続くオーマイニュース
増田美智子・元『JANJAN』記者は、『FLASH』(2007年2月27日号)記事で、こう書く。 2月7日、今回の記事を書くため、鳥越氏をあらためて直撃した。いまだに「そんなことは言っていない」と主張する鳥越氏に、先の電話の録音データの存在を明かすと、「入院中で、トイレの中で電話を受け、手術直前だったため、上の空で『ハイハイ』と言っていただけ」とあきれた釈明。さらには、悪びれる様子もなく「こちらの状況を確認しないあなたが悪い。あなたの誘導尋問にうまく騙されたのだ」と、私に責任を転嫁した。それならば、『オーマイニュース』でもそのように発表すべきだったのでは、と尋ねると「(オーマイニュースでの自分のコメントを)覚えていない」と開き直る始末。最後には「あなたのような取材はダメなんだよ。たとえ録音していたとしても、そんなものは証拠になりませんよ」。鳥越氏はそう言ってその場を去った。 実際、どのよう
『FLASH』(2007年2月27日号)記事冒頭で、増田美智子・元『JANJAN』記者は、こう書く。「あなた、そんなよく嘘つくね」 「記者をやってんだったらね、事実ねじ曲げて書くな。腹立つよ、もう」 「そんなね、嘘っぱちなことをね、もう、インターネット上に書くからね、インターネットは信用されないんだよ」 朝のワイドショー『スーパーモーニング』(テレビ朝日系)などでおなじみのジャーナリスト・鳥越俊太郎氏(66)は、怒りをあらわにして私に罵声を浴びせた。私がインターネットのニュースサイトに執筆した記事について、コメントを求めた際のことだ。 鳥越氏が増田記者へ罵声を浴びせたのは、2007年1月13日。増田記者が鳥越氏に電話取材し、「鳥越編集長、辞任へ 後任決まらず~迷走続くオーマイニュース」という記事を『JANJAN』に掲載した1月11日の2日後である。1月11日以降、何が起こったのかを『FLA
本日(2007年2月13日)発売の『FLASH』(2007年2月27日号)に、「告発! 鳥越俊太郎『嘘と恫喝テープ』を独占公開」という記事が掲載された(写真)。筆者は増田美智子・元『JANJAN』記者。 2007年1月11日、増田記者が鳥越氏に電話取材し、同日、「鳥越編集長、辞任へ 後任決まらず~迷走続くオーマイニュース」という記事が『JANJAN』に掲載された。その経緯を、増田記者は『FLASH』記事で、こう書く。 鳥越氏は市民参加型のニュースサイト『オーマイニュース』の編集長を務める。鳥越氏の就任は、ネットのニュースサイトの編集長に知名度の高いジャーナリストが就任したということもあり、テレビや新聞で大きく取り上げられてきた。だが、思うようにサイトの閲覧者数が伸びず、一部では“期待はずれ”との声も出ていた。その鳥越氏が、今年1月13日に編集長を辞任するという情報をつかみ、私は「鳥越編集長
本ブログは大道芸よろしく「投げ銭」を受けつけております。もちろん基本はタダ見。「これはすごい!」という記事が掲載され、おカネに余裕があるとき、下記金融機関口座まで振り込んでください。ただし、「投げ銭」という性格から注意もあります。 ★事前も事後も連絡は不要です。 ★投げ銭された方と本ブログ関係者との間では、いかなる権利も義務も発生しません。 ★いったん振り込まれた金銭は、いかなる理由でも返却できません。 【三井住友銀行】 日野支店 普通預金 7291178 インシデンツ 【郵便局】 10030 91471281 インシデンツ それでは、ゆっくりお楽しみください。
『FRIDAY』(2000年12月1日号)記事を執筆するにあたり、筆者は鳥越氏へ面談で取材を受けるよう申し入れた。しかし、鳥越氏は「会っても(しかたがない)……」などと拒否した。 そこで、2000年11月12日深夜、筆者と『FRIDAY』取材班は、鳥越氏が生放送出演を終え、テレビ朝日から出てくるところを直撃することにした。 テレビ朝日には、表と裏の出口がある。表の出口には、記者1名とカメラマン1名が、裏の出口には、舩川輝樹(ふなかわ・てるき)氏(当時、『FRIDAY』編集者)と筆者が、張り込んだ。 11月13日午前1時過ぎ、表の出口の記者から「鳥越氏がBMWで裏へまわります」という連絡があった。筆者がカメラを用意し、舩川氏が取材することにした。 鳥越氏が運転するBMWが裏の出口から出てきたので、舩川氏が「すいません」と声をかけ、筆者が撮影した。舩川氏が「どうしても、お話が聞きたかったもので
2000年7月24日、筆者は鳥越俊太郎氏から「去年、『ザ・スクープ』で『盗聴法』と『Nシステム』をやったとき、警察からいろいろやられてさあ」とこぼされた。 筆者が「警察から尾行されて、それをビデオに収めたんでしょ。何で放映しなかったんですか?」ときくと、鳥越氏は「よく知ってるねえ」と驚き、「テレビ朝日上層部が警察と取り引きしたんだよ」と憮然とした表情で言った。 さらに、筆者が「(テレビ朝日)社員の不祥事とですか?」と尋ねると、鳥越氏は「いや、そんなんじゃない」と答えた。 その後、筆者がテレビ朝日の関係者などに取材を始めると、10月29日、鳥越氏から筆者の携帯電話に連絡があった。 「あれ(尾行されたビデオ)はオレがやる(放映する)と言っただろ。それから、オレが雑談で話したことは記事に書けないからな。そういうやり方をしたら、この業界で生きていけないぞ」 テレビや講演で聞く穏和な口調からは想像で
世間は鳥越俊太郎氏を権力へ切り込むジャーナリストと見ている。かつて筆者もそう見ていた。 しかし、ある出来事がキッカケで、それが仮面にすぎないことがわかった。しかも、鳥越氏の実像は「ウソと恫喝」で塗り固められていることも。 その出来事の概要は『FRIDAY』(2000年12月1日号)に執筆した(写真・PDF)。現在へ持ち越されている問題もあるので、とりあえず再録をお読みいただきたい。 鳥越俊太郎キャスターの人気番組 テレビ朝日は「警視庁のスタッフ尾行」ビデオをなぜ封印したのか 『ザ・スクープ』(テレビ朝日)といえば、元毎日新聞記者の鳥越俊太郎氏(60)がキャスターを務める硬派報道番組として知られている。10月の番組改編で『スクープ21』と名前を変え、放送時間が日曜午後7時台のゴールデンタイムへ移った後も、「桶川ストーカー殺人事件」における警察の怠慢捜査、その隠蔽工作を追及するなどの、権力批判
増田美智子氏より寄稿された記事を掲載する。本稿は、増田氏が勤務するインターネット新聞・『JANJAN』で不採用とされたものである。増田氏は本日(2007年1月23日)付で『JANJAN』へ辞表を提出した。 2007年1月11日に『JANJAN』で掲載された私の記事「鳥越編集長、辞任へ 後任決まらず~迷走続くオーマイニュース」に端を発した、鳥越俊太郎・『オーマイニュース』編集長の辞任騒動。この記事で私は、鳥越氏のコメントを下記のように書いた。 《鳥越氏に聞いたところ、“事実上の解任”という噂については「違う」ときっぱり否定した。編集長辞任の理由は「おもに体調による。ガンの手術のあとで、あまり無理しない方がよいと医者から言われており、私の方から(辞任の)申し入れをした。辞めるのは13日だが、実は本日(11日)から検査入院している」と語った》 ところが、『オーマイニュース』には12日付けで、「こ
2007年1月11日、インターネット新聞・『JANJAN』が「鳥越編集長、辞任へ 後任決まらず~迷走続くオーマイニュース」と報道したことに対し、同日、『オーマイニュース』は「一部のインターネットメディア記事について」という告知を掲載し、「一部のインターネットメディアにおいて、当社サイト『オーマイニュース』編集長である鳥越俊太郎が辞任するとの記事が掲載されましたが、これらはまったくの事実無根です」と反論した。 さらに翌日(1月12日)、『オーマイニュース』は告知に鳥越氏のコメントを追記した。一部抜粋してみる。 1月11日に一部メディアで、私が1月13日に編集長を辞任する、またはオーマイニュース代表の呉連鎬が私を解任するなどの報道が行われていますが、これらは事実ではありません。 私は現在、オーマイニュース編集長の職を退く意向を持っていませんし、解任されるという話も聞いていません。 今回の報道が
2007年1月11日にインターネット新聞・『JANJAN』が「鳥越編集長、辞任へ 後任決まらず~迷走続くオーマイニュース」と報道すると、同日中に『オーマイニュース』は「一部のインターネットメディア記事について」という告知を掲載した。その全文は以下である。 2007年1月11日午後、一部のインターネットメディアにおいて、当社サイト「オーマイニュース」編集長である鳥越俊太郎が辞任するとの記事が掲載されましたが、これらはまったくの事実無根です。 当該インターネットメディアには、1月11日当日中に記事のすみやかな削除および同サイトへの謝罪文の掲載を要望しております。 オーマイニュース・インターナショナル株式会社 オーマイニュース編集部『JANJAN』記事中で『オーマイニュース』は「鳥越氏が編集長を辞任するという事実は今のところまったくない」とコメントしている。これは、1月13日に鳥越氏が編集
2007年1月11日、インターネット新聞・『JANJAN』が「鳥越編集長、辞任へ 後任決まらず~迷走続くオーマイニュース」と題する記事で、鳥越俊太郎氏が1月13日付で『オーマイニュース』編集長を辞任することを報道した。 記事中、『オーマイニュース』は「鳥越氏が編集長を辞任するという事実は今のところまったくない。会社としてはそれ以上は答えられない。どこからそうした情報を得たのかわからないが、なぜそういうことになっているのか困惑している」とコメントしている。 後任編集長選びが難航しており、それが決まらないうちに、鳥越氏が編集長を辞任することだけを取材で認めたくなかったのかもしれない。時間ギリギリまで東奔西走し、1月13日に編集長交代人事を発表すれば、帳尻は合う。実際、そういう動きが見られた。 1月9日夜、『オーマイニュース』最高経営責任者の呉連鎬(オ・ヨンホ)氏(写真)から筆者の携帯へ電話があ
鳥越俊太郎と盗聴法、共謀罪、『オーマイニュース』(1) 『JANJAN』が鳥越俊太郎・『オーマイニュース』編集長辞任を前打ち 2007年1月11日付で、インターネット新聞・『JANJAN』が「鳥越編集長、辞任へ 後任決まらず~迷走続くオーマイニュース」と題する記事を掲載した。 韓国で市民参加型インターネットメディアを展開するオーマイニュース。2006年8月の日本版創刊に当たって、初代編集長に『サンデー毎日』編集長やテレビ朝日『ザ・スクープ』の司会者を務めたジャーナリストの鳥越俊太郎氏を起用していた。その鳥越氏が1月13日で編集長を辞任することがわかった。 こう始まる記事は、後任編集長選びが難航していることも伝える。 後任の編集長候補としては、『週刊現代』元編集長の元木昌彦氏や『選択』次長の久田将義氏らの名前が噂されているが、現段階ではまだ決まっていないようだ。 鳥越氏が1月13日付で編集長
2006年11月14日、筆者が編著する『全国警察力ランキング』(宝島社・写真)が発売された。これは全国47都道府県警察本部を10項目でランキングし、総合順位もつけている。それぞれの項目のベスト5とワースト5は以下のとおり。 【検挙率(2005年)】(刑法犯検挙件数÷刑法犯認知件数) ベスト5 1 福井県警 52.7% 2 山口県警 49.9% 3 山形県警 49.0% 4 秋田県警 48.4% 5 島根県警 48.1% ワースト5 1 大阪府警 16.5% 2 埼玉県警 19.8% 3 愛知県警 21.3% 4 兵庫県警 23.7% 5 和歌山県警 24.8% 【犯罪率(2005年)】(人口10万人あたりの刑法犯認知件数) ベスト5 1 秋田県警 744.1件 2 岩手県警 813.2件 3 鹿児島県警 848.7件 4 山形県警 854.0件 5 長崎県警
2006年8月27日、女子大生らが東京・渋谷駅周辺で「共謀罪反対」を訴えるビラを配布した。 女子大生らは、2006年7月17日も同様な活動を行っているが、そのとき、警視庁警察官数名が道路交通法違反として妨害する出来事も発生している〔既報〈共謀罪TV(ティーブイ)またしても警視庁が共謀罪反対運動を弾圧〉参照〕。 はたして、今回も警察官らが臨場し、妨害しはじめた。前回同様、報道機関記者が持つカメラを押さえつけることも忘れない。自分たちが不法行為をはたらいていると認識しているため、取材、撮影、報道されるのが怖いのであろう。 女子大生らや記者らが強く抗議すると、警察官らはしぶしぶ引きあげた。しかし、次回も引きあげるかどうかはわからない。 ビラ配り自体は、通行人男性が飛び入りで参加するほど、注目度、関心度、共感度が高かった。ビラは、1時間強で約300枚がはけた。 いつから、日本は、自由にビラも配布で
2006年6月10日、東京・秋葉原駅周辺でのビラ配りを終えた「アンチ共謀罪ガールズ」(以下、「ガールズ」)は、「共謀罪反対」を訴えるデモにも参加した。 すると、どこからともなく右翼車両数台が現れ、拡声器でがなりながら、デモ隊へ突入せんばかりの妨害を加えた。 このような行為は「道路交通法違反」であることはもちろん、実際に人間が死傷する危険も伴う。しかし、警視庁警察官らは右翼を検挙するどころか、終始、笑顔で対応。「ガールズ」のビラ配りに「道路交通法違反」と言いがかりをつけた〔既報〈共謀罪TV(ティーブイ)ビラ配りが道路交通法違反?〉参照〕のとは対照的だった。 結局、約10分間、右翼車両は存分に妨害活動を続け、警察官らが見送るなか、悠々と走り去っていった。 一連の経緯からすれば、警視庁が右翼に要請し、デモを妨害させたと強く疑われる出来事である。 撮影は岩本太郎氏(フリーランスライター)と清水直子
2006年6月10日13時から、東京・秋葉原駅周辺で、「アンチ共謀罪ガールズ」(既報〈『共謀罪TV(ティーブイ)』女が変身するとき・・〉参照・以下、「ガールズ」)が、「共謀罪反対」を訴えるビラを配布していたところ、13時45分ごろ、警視庁万世橋署員らがパトカーで乗りつけ、ビラ配りを中止するよう求めた(写真)。 「ガールズ」の応援に来ていた山本志都弁護士が、「中止させる法律的な根拠は何か。ビラ配りは憲法21条(表現の自由)で保障されている」と問いただしても、警察官らはロクに答えられず。何度も無線で指示を仰ぎ、結局、14時30分ごろ、引きあげた。 今国会で共謀罪法案が成立する見込みがなくなり、警察庁や警視庁の腹立ちは相当なものがある。今後も、市民運動に対し、報復的な妨害が続くことは間違いない。 さすがに「オタクの聖地」と呼ばれる秋葉原だけあり、メイド姿の「ガールズ」は好評。15時までにビラ約4
2006年5月19日、与党(自民党・公明党)が衆議院法務委員会で共謀罪法案を強行採決する姿勢を見せていたため、国会前に市民数百名が集まり、抗議活動を行っていた。 従前、国会前では、様々な主義主張の個人や団体が、演説したり、ビラを配ったりしている。これらは日本国憲法第21条(集会・結社・表現の自由)で保障された行為であり、実際、警察官が干渉することもない。 ところが、同日午後、共謀罪法案の強行採決が見送られると、警察官が異例な干渉を行いはじめた。石橋行受上人らが経を唱えながら、抗議活動していたことに対し、現場から退去を求めたのである。 石橋上人らはひたすら経を唱え、抗議し続けたものの、市民と警察官が激しく口論し、約20分間、現場は騒然とした。最終的に、上司から無線で指示を受けたとみられる警察官は撤収した。 このような干渉が現場の警察官の判断で行われるはずもなく、警察庁および警視庁が指示してい
今、発売中の『週刊現代』(週現)4月1日号に、「新聞が警察に屈した日」と題する記事が掲載されている。原田宏二元北海道警釧路方面本部長の寄稿によるものだ。 内容は、まさに、既報〈身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ(23)道警追及Ⅸ〉、そのものだ。私はそこで、裏ガネ問題や泳がせ捜査失敗で、道警を叩き続けてきた北海道新聞(道新)が、自らの不祥事隠蔽の失敗を道警につけ込まれ、屈服させられたことを報じ、また、そのことをマスメディアが何も論じないと糾弾した。 今、なぜ週現が動いたのか。それは、道新が道警に脅かされたことを証する道新の内部文書を、週現が手に入れたからだ。それを原田氏に見せ、寄稿してもらったようだ。 ただ、紙幅の問題もあって、この記事だけでは内容がよくつかめない。生意気だが、すべてがわかる形にしたいと考え、本稿を執筆することとした。 記事によれば、道新の内部文書は、「広告横領事件関連取材メモ」な
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