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好きだ好きだと言いながら、どうして著者をいじめるのだろうか? と思ってしまうのが、もうすぐ発売になる『ちびくろさんぼ 3』 http://www.zuiunsya.com/n-book.html この出版のニュースを聞いた時には唖然としてしまったのだけれど、ヘレン・バナマン Helen Bannerman* が描いた10冊の絵本の内、サンボという名の少年が出てくるのは2冊だけで、これは既に岩波版で翻訳・出版され、上記「3」の版元の瑞雲舎から『ちびくろ・さんぼ』『ちびくろ・さんぼ2』として復刻されてもいる。(ただし、岩波版『ちびくろ・さんぼ』はテキストはオリジナルだがイラストはアメリカで別人のものに差し替えられた異版。「2」は、テキストはオリジナルだが、イラストは前作のアメリカでの異版のイラストに似せて日本で作られた模倣版。) オリジナルのテキストとイラストの翻訳は、径書房からのみ出版。 h
諸施設の「ゼロベースでの見直し」を言いつつ図書館は残すという橋下大阪府知事の図書館政策について、以前のエントリーで >>「図書館だけは残す」その理由の由来次第では、なんだか変なことになりそうです。 http://igandou.txt-nifty.com/igandou/2008/02/post_8b24.html と記していたことのその後が見えて来始めました。橋下知事の図書館政策の中味はどうも貧弱です。 20日に国際児童文学館を知事が視察して府立図書館との統合を示唆した記事、例えば 橋下知事、国際児童文学館を視察「図書館と統合を」(朝日 2008年03月20日20時31分) http://www.asahi.com/national/update/0320/OSK200803200049.html が注目されているようですが、むしろ次の記事にあるように「府立女性総合センター(ドーンセンタ
先の練馬区立図書館での貸出履歴保存の一件について、図書館問題研究会から練馬区立図書館へあてた質問の回答書が図書館問題研究会のHPに掲載されていました。 練馬区立図書館貸出し履歴保存問題速報 2008年2月22日掲載 http://www.jca.apc.org/tomonken/ 練馬区立図書館の貸出履歴システムに関する問い合わせについて(回答) http://www.jca.apc.org/tomonken/nerima.html 蔵書の切り取り問題に悩んだ挙げ句の措置だったのであろうと言うことは十分理解できるものの、<実効性はないだろうし、その一方で、貸出履歴の流出の可能性を高めただけ>という業界人の観測を裏付けるような回答になっています。 Q:「汚破損が発覚した[場合?]、これから貴館ではどのような措置を採りますか。具体的にお答えください。」([ ]内は引用者で補っています) A:「
グーグル・アラート → シロクマ日報: 図書館がレコメンデーションする日経由で 練馬区立図書館 「図書・雑誌・CDなどを大切に管理するための図書館の新しい取り組みをお知らせします」(平成20年1月14日掲載) http://www.lib.nerima.tokyo.jp/info/torikumi.html 「セキュリティ強化」「館内事務改善」 と耳障りのよいところから入っていって最後に<延滞や切り取りに対しては厳しく対処しますよ>という宣言をするという定石パターンなのですが、 ここでは、 ●返却済みの貸出情報は、 過去2人分または貸出日から起算して13週間のどちらか短いほうを保管します。貸し出しが続いた場合は、最も古い貸出情報から消去し、 貸し出しがなかった場合は、13週間を経過したら消去します。 ●職務上情報を確認する必要のある職員以外は、その情報にアクセスできません。 ●利用者情報か
今日オンライン版が届いたニューズレター「図書館の自由」第57号(2007年8月)に ●熊取町立熊取図書館における損害賠償請求訴訟について との記事が。 (このニューズレターの目次だけは以下から参照可) http://www.jla.or.jp/jiyu/newsletter.html 事案としては、 熊取町立熊取図書館が除籍処分した図書が適正かどうか調べるために、 情報公開請求で入手した除籍図書リストをもとに「よやくカード」で他館からの取り寄せを依頼した男性が、 制度の利用を拒否され精神的苦痛を受けたとして10万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地方裁判所は 「拒否に正当な理由は認められない」として町に5万円の賠償を命じた(平成17年(ワ) 第10224号損害賠償請求事件 平成19年6月8日判決言渡)。 <上記記事より> というもので、極めてまっとうな判決。 何ともコメントしづ
オンライン版には掲載されていないようですが、日経新聞夕刊に学校図書館関連の記事が。 ●本探し、学校司書にお任せ――小中で採用広がる、図書室に常駐(夕&Eye) 日本経済新聞 2007/02/09(夕刊) 学校図書館法で定められている司書教諭ではなく学校司書(学校図書館担当職員)の配置が広がっているという記事です。どれくらい増えているのかというと、「学校司書を置く小学校は53%で前年に比べ14ポイント増加、中学校も54%で20ポイント増」(全国学校図書館協議会の2006年調査)とのこと。たしかにかなりの増え方ですが、ではなぜ司書教諭ではなく学校司書が増えたのか? 記事によると、学校図書館法で12学級以上の学校に配置が義務づけられている「司書教諭」は、宛職(授業や担任業務との兼務が条件)で、司書教諭本人やその人を支える周囲の教員の負担が大きいが故に「結果的に授業を持たず、専任の立場で図書室に常
どうも最近、このテーマでの検索によるヒットが多いんですが、 今年に入って更新をさぼっている間にもその後の新聞記事がが出ていました。他のブログでも触れていないようなので (なにやら義務感のようなところが出てきたのも困るのですが)とにかく紹介しておきます。 ● 改善内容書面を提出 篠山市偽装請負 神戸新聞 2007/01/11 http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000212226.shtml タイトル通りの記事ですが、図書館については「市立中央図書館では同社の社員を二人増やし、カウンター内業務はすべて社員が行い、 現場責任者を一人置いた。」とあるのを見て唖然と。これから逆算すると、この「改善」前の状態は、 1.カウンター業務委託を行ったが、 委託側の職員もカウンター業務に携わっていた 2.委託先の現場責任者を置かず、業務の指示は委託側が直接委託先のスタ
東京の知人(非業界人)から教えられたお話し。東京都のHP掲載の 「石原知事定例記者会見録 平成18(2006)年10月20日(金)15:30~16:16」に都立図書館に関するコメントがあったようです。関係部分のみ引用してみます。 【記者】都立図書館の司書について伺いたいんですが、今、136人いるんですけども、 2007年問題で団塊世代の司書が大量退職して、この5年で半分の68人ぐらい定年になるんですけども、 一方で20代の司書というのが1人もいないんですけども、ちょっとこういう現状になっていまして、 せっかく作家である石原さんが知事をやっているので、 こういった文化行政の衰弱というのはあまり好ましくないんじゃないかなと思うんです。 2002年度から新しい司書を採用していないんですけども、そういう意味で、若い世代の司書を育てるという意味でも、 早急な採用の再開とか…。 【知事】図書館の司書っ
3月20日の毎日新聞朝刊に、 「闘論:国会図書館改革」が掲載されていました。国立国会図書館の独立法人化を提言して既に話題になっている自民党の行政改革推進本部の国会事務局改革案をめぐる論争です。 論者は、元厚生官僚で現参議院議員で自民党国会改革小委員会副主査の坂本由紀子さんと、国立国会図書館政治議会課長、細川内閣の首相秘書官を経て現在駿河台大副学長の成田憲彦さん。 一読して「ああ、なるほど」と遅まきながら気が付きました。 先の自民党行革本部案の概要が報道されたときに、図書館系ブログが一様にとまどっていたのは「副業」という言葉の異様さでした。図書館業界人の間では、国立国会図書館が「国立中央図書館+国会付属図書館」であることは自明の理ですから(国立国会図書館法にもそういう内容が書いてあるので)「副業」と言われても何のことかさっぱりわからなかったのだと思います。 上記の論争を読んでわかったというの
日本文藝家協会等5団体による「図書館の今後についての共同声明」( 平成17年11月8日)については、概ね作家に対する不評が図書館系ブログで語られていました。ここに至る一連の状況については、Library & Copyrightさんの 「文芸5団体の公貸権関連声明(長くてすみません)」(11月9日付)が詳しいので勉強させて貰ったところです。 ブログでの一連の発言を読んでいて、老生は自分がおかしいのかなと戸惑ってしまったのですが、老生は「ああ、やっと出たか。」という感興しか持たなかったのです。少なくとも「図書館問題」「複本問題」という問題意識の建て方をしてきた立場の人たちなのだからそれが自然なので今更という気持ちであり、またこういうものが出るという話は随分以前から聞かされていたような記憶があります。 もっとも公貸権そのものについても、老生はあまり危機感が持てないでいます。少なくとも、作家さん達
※2005/7/19に言葉足らずの部分に追加修正。 「検閲官としての図書館員」と言えばどこやらで聞いたフレーズですが、ボストウィックさんのお話しはひとまず置くとして、「法律に書いてあるのだから自分で判断(検閲)しなさいね」と国立国会図書館が法務省から言われているのがこの↓事例。 「児童ポルノ」閲覧制限 国会図書館、摘発対象指摘受け(2005年07月17日12時57分) ここでは、児童ポルノ禁止法にかかわって朝日新聞からの指摘を受けた国会図書館が法務省に「有罪、あるいは起訴された事件の写真集などの情報」を「求めたが、『リストアップしていない』と断られた。逆に、児童ポルノにあたる構成要件は法で明示していることから、『図書館で判断できるはず。もし児童ポルノを提供しているとわかれば、摘発対象にもなりうる』と、自主的な対応を迫られた。」とあり、それで同図書館が慌てている様子を報道しています。 先週あ
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