サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
Switch 2
home.u08.itscom.net
2005年、アメリカの出版社 BenBella Books より『銀河ヒッチハイク・ガイド』についてのエッセイ集、『宇宙の果てのアンソロジー』(The Anthology at the End of the Universe: Leading Science Fiction Authors on Douglas Adams' Hitchhiker's Guide to the Galaxy.)が出版された。 SF作家・研究者ら19名が、さまざまな視点で『銀河ヒッチハイク・ガイド』を読む。19通りのエッセイの概要は以下の通りだが、まとめたのは素人の私なのでとんでもない誤読をしている可能性は高い。そのため、これはあくまで参考程度にとどめて、全貌をきちんと知りたい方は、必ずオリジナルにあたってくださるようお願いする。なお、『宇宙の果てのアンソロジー』にはこの他に、1983年に雑誌 Heavy M
2005年に、アメリカの出版社 Macmillan より『銀河ヒッチハイク・ガイドの科学』(The Science of the Hitchhiker's Guide to the Galaxy)が出版された。著者は、サイエンス・ライターのマイケル・ハンロン。『銀河ヒッチハイク・ガイド』に登場するさまざまなSF的事象を、1970年代/現在の科学と照らし合わせて解説している。 概要は以下の通りだが、まとめたのは科学にも英語にも素人の私なのでとんでもない誤読をしている可能性は高い。そのため、これはあくまで参考程度にとどめて、全貌をきちんと知りたい方は必ずオリジナルにあたってくださるようお願いする。 1. introduciton 『銀河ヒッチハイク・ガイド』は、あくまでコメディである。ここに出てくるサイエンスは明らかにむちゃくちゃで、でもそれはわざとそうなっている。中にはサイエンスではなくサイ
2009年1月23日、イギリスの新聞、ガーディアンが必読小説1000冊("1000 novels everyone must read: the definitive list")を発表した。これはガーディアンの批評家チームと外部の専門家が独自に選んだリストで、長編小説のみに限定し、長編詩や短編集や回想録などは含まれていない。また、リストは小説の内容ごとに「Comedy」「Crime」「Family and self」「Love」「Science fiction and fantasy」「State of the nation」「War and travel」のカテゴリーに分けられており、「Science fiction and fantasy」の中に『銀河ヒッチハイク・ガイド』も入っている。 〈Comedy〉 Lucky Jim, Kingsley Amis 『ラッキー・ジム』 キングズ
Footlights フットライツ 1883年に設立され既に100年以上の歴史を誇る、ケンブリッジ大学のコメディー・サークル。 もともとは学内での公演が主体だったが、1960年頃から対外的に活動するようになり、ピーター・クックがオックスフォード大学のメンバーとも組んで始めたコント・グループ「ビヨンド・ザ・フリンジ」や、クックの後輩にあたるディヴィッド・フロストが大学卒業後に司会を務めたBBCの番組「ザット・ワズ・ザ・ウィーク・ザット・ワズ」などの成功で一躍その名を知られるようになった。殊に、フロストはBBCのプロデューサーとしても辣腕を奮い、オックスブリッジ出身の後輩たちを次々と自分の番組のライター/パフォーマーとして採用する。その中に、後にモンティ・パイソンを結成することとなるジョン・クリーズやグレアム・チャップマンらの姿もあった。 これらの番組が、当時ティーンエイジャーだった1952年
2001年12月に出版された『SF入門』(早川書房)では、日本SF作家クラブが選出した「オールタイム・オールジャン・ベスト」が発表されている。海外作品と国内作品に分けて行われたアンケート調査の結果、『銀河ヒッチハイク・ガイド』はオールタイム・オールジャン・ベスト一覧の海外篇で、第34位に入った。 1. 『夏への扉』 ロバート・A・ハインライン 2. 『地球の長い午後』 ブライアン・オールディス 3. 『ソラリスの陽のもとに』 スタニスワフ・レム 4. 『火星年代記』 レイ・ブラッドベリ 5. 『幼年期の終り』 アーサー・C・クラーク 6. 『2001年宇宙の旅』 アーサー・C・クラーク 7. 『虎よ、虎よ!』 アルフレッド・ベスター 8. 『スター・ウォーズ』 ジョージ・ルーカス 9. 『宇宙船ビーグル号』 A・E・ヴァン・ヴォクト 10. 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 フィリッ
1996年9月、イギリスの大手書店チェーンのウォーターストーンが、テレビ局のチャンネル4と共同で「20世紀のベスト100」を選ぶアンケート調査を行った。1997年1月に発表された投票結果は以下の通り。25000人以上が投票し、『銀河ヒッチハイク・ガイド』は24位に入っている。 1. The Lord of the Rings, J.R.R. Tolkien 『指輪物語』 J・R・R・トールキン 2. 1984, George Orwell 『1984年』 ジョージ・オーウェル 3. Animal Farm, George Orwell 『動物農場』 ジョージ・オーウェル 4. Ulysses, James Joyce 『ユリシーズ』 ジェイムズ・ジョイス 5. Catch-22, Joseph Heller 『キャッチ22』 ジョーゼフ・ヘラー 6. The Catcher in the
2005年11月9日、イギリスの新聞、ガーディアン紙が運営するブログのテクノロジー・コーナーにて、1932年以降に英語で書かれたベスト・テクノおたく小説(geek novel)が発表された。これは、あらかじめ選出された30作品についてネット・リサーチ会社 Survey Monkey でアンケートを募り、その結果をまとめたものだが、その前に候補に挙がった30作品は以下の通り(タイトルのアルファベット順)。 American Gods, Neil Gaiman 『アメリカン・ゴッズ』 ニール・ゲイマン Brave New World, Aldous Huxley 『素晴らしき新世界』 オールダス・ハクスリー The Colour of Magic, Terry Pratchett 『ディスクワールド騒動記1』 テリー・プラチェット Consider Phlebas, Iain M Banks
1999年夏、出版業界で働きたいと考えているアメリカ・ラドクリフ大学の学生100人(平均年齢25歳、女性が85%、マイノリティが17%)が、「英語で書かれた20世紀のベスト小説100」を選出した。以下がそのリストである。児童文学は何冊か入っている(7位、22位、47位)が、エンターテイメント小説は72位の『銀河ヒッチハイク・ガイド』のみ。 (なお、この一覧とほぼ同時期に、プロの編集者、ランダム・ハウス社の一部門であるモダン・ライブラリーの編集部が選出したベスト100 はこちら。残念ながら『銀河ヒッチハイク・ガイド』は入っていないが、モダン・ライブラリーが一般読者に投票を募ったほうの「ベスト100」では『銀河ヒッチハイク・ガイド』は選出されている。それぞれ、比較参照してみるとおもしろい。) 1. The Great Gatsby, F. Scott Fitzgerald 『華麗なるギャツビー
このホームページは、私が心から尊敬する3人について、ちまちま集めた情報やつれづれ考えた事どもを整理・編集したものです。 星の数より多いウェブサイトの中から今あなたがこの画面にたどり着いたのも何かの縁、 下記3人のうちで少しでもあなたの興味をひいた人物の名前をクリックしてみてください。
以下の文章は、ラジオ・ドラマ、小説、テレビ・ドラマについて述べたものです。 映画のキャラクター及びキャストについては、こちらへ。 Arthur Dent アーサー・デント この家に特別の意味を見いだしている人物はただひとりで、その名をアーサー・デントという――といっても、彼がこの家を住処にしているからにすぎぬ。ノイローゼの気味が出たので、ロンドンから引っ越してきて以来三年、この家に住んでいる。年のころは三十歳ばかり、背が高く、髪は黒く、生れてこのかた寛ぎというものを知らなかった。(『銀河ヒッチハイク・ガイド』、p. 9) 『銀河ヒッチハイク・ガイド』の主人公アーサー・デントは、ごく普通の地球人。ある日突然地球が破壊され、ただ一人の生き残りとして宇宙をさまよう羽目になる。 アーサーには宇宙で生き抜く知識もなければ知恵もない。アダムスいわく、「何が起こっているのかさっぱり把握できないまま、次か
以下のリストは、1999年にプロの編集者、ランダム・ハウス社の一部門であるモダン・ライブラリーの編集部が選出した「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」である。同時に、モダン・ライブラリーが一般読者に募った「ベスト100」もあり、こちらでは『銀河ヒッチハイク・ガイド』は51位に入った。 なお、ほぼ同時期に、出版業界で働きたいと考えているアメリカ・ラドクリフ大学の学生が選出したベスト100はこちら。このリストには、ただ1冊のエンターテイメント小説として『銀河ヒッチハイク・ガイド』が72位にランクインしている。 1. Ulysses, James Joyce 『ユリシーズ』 ジェイムズ・ジョイス 2. The Great Gatsby, F. Scott Fitzgerald 『華麗なるギャツビー』 F・スコット・フィッツジェラルド 3. A Portrait of the Artist
2004年、ドイツのテレビ放送局ZDFが愛読書アンケートを行った。その結果、ドイツ語訳『銀河ヒッチハイク・ガイド』は第39位に選出される。 ZDFによるベスト50は以下の通り(ただし、ドイツ語タイトルの表記が不正確であることと、日本語タイトルのついている作品が全て日本語に翻訳されている訳ではないという二点については、予めお含みおきください)。 1. Der Herr der Ringe, J.R.R. Tolkien 『指輪物語』 J・R・R・トールキン 2. Die Bibel 『聖書』 3. Die Saulen der Erde, Ken Follett 『大聖堂』 ケン・フォレット 4. Das Parfum, Patrick Suskind 『香水―ある人殺しの物語』 パトリック・ジュースキント 5. Der kleine Prinz, Antoine de Saint-Exup
以下のリストは、ランダム・ハウス社の一部門であるモダン・ライブラリーの編集部が一般読者に投票を募った「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」である。『銀河ヒッチハイク・ガイド』は51位。投票は1998年10月20日に締めきられ、計217,520もの票が集まったという。 なお、モダン・ライブラリーの編集部が選出したリストはこちら。残念ながら 『銀河ヒッチハイク・ガイド』は選外である。 また、ほぼ同時期に、出版業界で働きたいと考えているアメリカ・ラドクリフ大学の学生が選出したベスト100はこちらへ。このリストには、ただ1冊のエンターテイメント小説として 『銀河ヒッチハイク・ガイド』が72位にランクインしている。 1. Atlas Shrugged, Ayn Rand 『肩をすくめるアトラス』アイン・ランド 2. The Fountainhead, Ayn Rand 『水源』アイン・ランド
<BODY> このページを表示するには、フレームを表示できるブラウザが必要です。 </BODY>
序 私はSFが嫌いだった。 小説ならたいてい何でも読んだが、SFだけは別だった。読んでもどうせ分からないだろうと敬遠していた向きもあるが、実際ネコ好きなら涙なくして読めないとまで言われるハインラインのかの名作『夏への扉』すら、普段は読み始めた本は滅多なことでは途中で放り出さないのに、ついでに大のネコ好きでもあるのに、半分も進まないうちに見事に挫折した。本屋の文庫本コーナーはくまなく見て回っても、某出版社の水色の背表紙の一画だけは素通りした。 そんな私が新潮文庫の『銀河ヒッチハイク・ガイド』を読んだのは、本なぞ年に一冊も読まない弟がたまたま買ってきて、たまたま居間のテーブルに置きっぱなしにしていたからだった。あの弟に読めるなら、私にだって読めるだろう。そう思って手を出して、それでも最初は何だかよくわからない話だなあ、やっぱりSFって何のこっちゃだな、とか何とか考えつつ、ともあれ活字中毒者の惰
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『home.u08.itscom.net』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く