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今年の「かわいい」
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色々乗り切った昨晩、BS-TBSの音楽ドキュメンタリー番組『SONG TO SOUL』を見ていると、特集はイギリスのバンド・バグルスの『ラジオ・スターの悲劇』。聴く度に魂がキュンキュンしてしまう名曲であるが、常々『ビデオがラジオ・スターを殺してしまった』の部分に得体の知れぬ悲哀と難解さを感じていた(『新しいビデオ文化が古いラジオ文化を衰退させた』ことを歌っているなどの説はあったが)。だが番組中メンバーのインタビューで、この曲はJ・G・バラードの短篇SF『音響清掃』をベースに作られていると、驚くべきことを語っているではないか!知らなかった!そしてSF小説を元に楽曲を作るとは、なんてロマンチック!と即座に大いに盛り上がり、原作を読むことを決意する。調べると創元推理文庫SF「時の声」に収録されているようだ。と言うわけで本日午前、早々と神保町入りし、いつものようにパトロールしながら「時の声」を探す
古本屋ツーリストにとって、大好きな古本屋さんがたくさん載っている『古書店ガイド』は、必携の枕頭の書なのであるが、実は私は、地図にお店の場所をプロットした紙一枚の『古書店地図』のことは、さらに好きだったりする。たいていは掲載店で無料で配られていることが多く、作成しているのは組合支部・連盟・店舗・街などで、変わったところでは都市研究をする大学のゼミが作った物もある。見かけたらとにかく手に入れるようにし、デッドストックの古い物でもそれほど高くなければ、お金を出して買い求めたりもしている。もちろん基本はツアーに役立てるために集めているわけだが、いつしかその数は大量になり、コレクションとしても楽しみ始めている自分が、当然のように出現していたのである…。ちなみにガイド本も地図も、名称は『古書店◯◯◯』となっていることが多く、悲しいことに『古本屋』が使われるのは稀なことである。なので以降『古書店地図』で
神保町で、今日は古本を買わずに打ち合わせをし、プラプラ歩いて秋葉原に向かう。日向は春の暖かさだが、ビルの影に入ると冷たい風がサッと吹き付け、体温をさらって行く。途中、いつかは入らねばならぬ古典籍の「臥遊堂」を、ビルの二階に見上げると、『テナント募集』の札が出され、入口は鎖で閉ざされてしまっている…閉店か移転か…調べてみなくては(ネットで調べてみると神保町交差点近くに転居したことが判明…や、やはり行かねばならぬのか…)。 ビルの間を歩き続け、万世橋を渡って秋葉原に入る。頼れる情報屋「やまがら文庫」によると、四月にこの電気の街に、新しく古本屋さんが誕生したらしいのである。『電気街口』改札から南側に出て、そのまま真っ直ぐ南に下ると通りにぶつかり、その対岸である山手線高架下に、ネオン看板がギラギラ鮮やかな『ニュー秋葉原センター』がはまり込んでいる。電子部品や電子機器、電化製品を扱うお店が、狭い通路
午後二時に関町に流れ着いたので、目の前に停まった関東バスに飛び乗り、三鷹に向かう。最初はたくさんのお客さんで混み合う「りんてん舎」に飛び込むが、残念ながら今日は良い出会いはナシ。また来よう。続いて「水中書店」(2014/01/18参照)に赴くと、店頭がちょっと変わった変化を起こしていた。ムック&雑誌の店頭木箱と単行本棚二本は200~500円に。そして文庫本棚は二百均となっており、何と百均が消滅してしまったのである。値段が上がった分、棚の質も上昇するのだろうが、これはまた思い切ったことを……そんなことを感じつつ、早速その木箱の中からコロナブックス「澁澤龍彦事典」を選び出し、400円で購入する。そしてそのまま吉祥寺まで歩き、「一日」(2017/08/11参照)で双葉社「アンデス-16人の証言 彼らは人肉で生きのびた/エンリケ・H・ロペス」を330円で購入。続いて「バサラブックス」(2015/0
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