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婚活詐欺事件の木嶋被告について。 確たる証拠がないなか、裁判員裁判で、よく死刑判決がでたなぁーと思います。誰がどう見ても、疑わしいのは事実なんですが、裁判員は素人なので、「死刑」という思い切った決断をするには心理的なハードルが高かっただろうという意味で。難しかっただろうなぁと。すごく世間の関心を集めた事件ですよね。だからこそ余計に。 なんでここまで人々から注目されたかというと、まあ、木嶋被告がクロなら、女だてらに凶悪な連続殺人をやってのけたということになりますし、なんといっても無視できないのが、彼女の容姿。あの容姿がもっと普通の、どこにでもいそうな感じなら、へえー、こんな普通に見える女の人がこんな犯罪をねぇー、とは思ったかもしれませんが、ここまでのインパクトはなかっただろうと。いやいや、犯行がね、通り魔的に誰かを撲殺したとか、保険金目当てに夫に毒を盛ったとかいう内容なら、あの容姿でもまだ「
久しぶりに、小野不由美の「屍鬼」(上下巻)を読み返してみました。 まあ、だいたいの感想は前に文芸館のなかで書いたのと同じです。が、今回の再読は、もう結末がわかっているので余裕があります。そこで、ただストーリーに引っ張られて面白さを味わったあのときとは、また違う面が見えたような気がしました。 それは、「ムラ」という共同体に対する、かなり批判的な作者の視点ですね。こういう血縁地縁で閉じた共同体の在り様は、悪いことばかりじゃない、けど、自然との共存だの情のある人間関係だの、そんな優雅なもんじゃあ全然ない、もっと泥臭くて、排他的で、頑迷で、時には危険なんだと。それはどこに生きていても、人間の本質って、たぶんそうなんだという作者の諦念みたいなものが感じられました。そこから逃避したい気持ちを静信というキャラが体現してる、というような。 どこにいても、みんな顔見知り、誰が何をしているか、あっという間に口
昔、私が小学校も卒業間近になった頃、中学にあがるのは楽しみだったけど、仲良くしていたクラスメイトは住んでる地域ごとに同じ中学に行く友達と、違う中学に行く友達ができてしまい、それがそのときはとても悲しく、こたつにもぐりこんで愚痴愚痴いっていると、父が、 「今は友達と別の学校になるのが悲しいかもしらんけど、人とか人の関係ってのは変わっていくもんなんや。中学に行けばまたそこで新しい関係ができる。それが大事になっていく、そんなもんや」 と言ったのを憶えています。 そして、まあ、現実はその言葉通りで。 生きている場所、活動の拠点、心のよりどころ、そんなものが変わるたびに、それに付随する人間関係も変わっていく。 ある大切な関係が、人生のある地点・時点で出来て、そしてやむなくそこから離れたとしても、私は忘れないよ、絶対に忘れられるはずがないよ、相手が忘れたとしても私だけは忘れたくないよ、と悲痛に、あるい
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ずっとまえから何年も楽しみに読んでいた、ある人のウェブ日誌。最近、あまり更新されてないなーと思っていたのですが、ある日、唐突に全記事削除されていました。なんでだかわかりません。仕事が忙しくなってやめたのか、それとも記事を整理するための一時的処置なのか・・・後者だといいのですが、何も予告されてないので。 彼の文章は短いものでしたが、仕事がらみのことや私的な事柄など、独特のユーモアと誠実さをもって内省的に書かれていて、とても好みだったのですね。仕事がいろいろ大変なこと、私生活でのあれこれ、いつも心の中で応援していました。コメント欄や掲示板もないし、私はただお気に入りにいれて、毎日のようにアクセスして読んでいた、それだけのことですが。 ブクマなんかしたことないし、したいとも思わなかったし、ここでそのサイトの名前を言いたくもないのですが、今ちょっとした喪失感を味わっています。 ぜひ再開してほしいけ
宗教やニューエイジ系でよく言われることだけれど、「人はその魂のレベルに見合った仲間と出会う」。死後の世界はそうなっている、とかね。簡単には、「類友」ってやつだと思うんですが。 誰かを憎い憎い、許せない、と思っていると、ネガティヴな感情で心がいっぱい。はっと気づくと、憎い相手がしているのと同じように、どんな手段を使ってでも蹴落としてやろうとか復讐してやろうとか考えていて、そんなとき鏡に自分を映すとまるで地獄の亡者みたいな形相になってる。これが、生きながら堕ちるということ。 一番いいのは関わらないことだ、スルーすることだとわかっていても、どうしても許せないという感情が勝った瞬間には、思わず心のなかで相手をこっぴどく罵ったりしている。心の中で、というけれど、それはもう言葉にしたのと同等の威力があるんですよ、いや、相手に対してじゃなく、自分自身にね。心で発せられた、どす黒い呪いの言葉は、自分をとて
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まぁた天馬は喜々として単独インタビューなんか受けちゃって。私はニヤケた犬顔の写真が小さく載った非モテダイジェストを思わず握り締めた。 「いい?私たち、負けたんだからね!ったく天馬ったら、・・・kanose監督にも呆れられて、恥ずかしくないのかしら」 「まりねこさんはクロアチア戦でいい仕事したんだし、もっと胸をはっていいと思いますよ。僕なんか守護神とか言われるほどのことしてないですから」 「Kammy+くん、そういう問題だけでもないのよ。天馬はMasaoほども空気読めないヤツなんだってば。忘れたの?ほら、Leiermannが・・・」 「ああ、フーリガンから暴行を受けて・・・」 「けっきょく、入院しちゃったじゃない。そんなことがあったっていうのに・・・」 立ち話するKammy+と私を後ろから追い越していく誰かがささやいた。 「それが娑婆なのじゃないかね。淘汰だよ」 「あ。シロクマさん」 私は飄
シロクマさんとこはよく見に行っているのに「はてなユーザー」しかコメントもTBも受け付けてくれないのでいささか困りもの。ちょっとコメント書きたいと思っても、私は「はてなユーザー」じゃないし、かといってコメントつけるためだけに「はてなユーザー」になるのも変だし。結局、自分のブログに引用して書くことになって、陰で何か言ってるみたいになるのもなぁとか気が引けてしまう。うん、でも書くんだけどね。 で、シロクマさんの28日付のエントリですが、「ブログやウェブサイトに駄文や愚痴を書き散らす目的や意味」についてね。三つのサンプルがあげられてるけど、 1,愚痴を吐きあい、「繋がる」快楽 2,自己満足する快楽 3,数年後の自分が眺めやって感慨に耽る快楽 どれをとっても、私の場合、なんだか違うように思う。しいて言えば2なのかもしれないけれど、「自分で書いたテキストを、ダイレクトに眺めやることで自己満足」できると
いろんなブログとか見てると、エントリとかコメント欄で、日常茶飯事のように罵倒語が飛び交っていますが、これってちょっと考えたら異常。だって、真っ昼間、しらふの状態で顔見合わせて喋ってたら、いくら相手と意見が噛合わなくて腹が立っても、「きさま、回線切って首吊れや!!」とか「てめえ、調子こいてんじゃねーよ、このクソ馬鹿が!!」とか他人様に向かって叫ばないでしょ、普通?子供の兄弟げんかじゃないんだから。んー、言う人は言うのかもしれないけど、私の周りにはとりあえずいないので、もう世界が違う人たちってことでよろしく。 みんながみんな書いてるときに酔ってるわけじゃなし、精神状態が病的とかじゃなくて、たぶん、ネット上で交わされた言葉に腹が立って相手を威嚇・攻撃するために聞くに堪えないような言葉で罵倒してるだけでしょ。それってネットだからであって、道端でこんなふうに罵り合ってたら、近所の人にポリスに通報され
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