サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
今年の「#文学」
d.hatena.ne.jp/anutpanna
ホラーやロックの季刊ファンジン『TRASH-UP!!』の3号が出ます!amazonやタワレコ、HMVなどの通販は6月6日販売開始ですが、タコシェなどの店頭販売は5月31日から先行発売だそうです。ページ数が224ページと恐ろしく増えた分、お値段が前回より200円高くなりました。でもアルジェントだけで膨大なボリュームらしいので、買って損はないかと。今回わたしが楽しみなのは山崎圭司さんによる『4匹の蝿』のシナリオ翻訳。海外盤しか今のところ観られないので、ようやくセリフが日本語で読めるかと思うと嬉しい。『4匹の蝿』の犯人の動機は、一度説明されても「え・・・?もう一回言ってください」という感じに突拍子ないこじつけ感なので、これから観る方は英語が得意じゃない限り、手元に日本語シナリオがあったほうが良いかと思います。 わたしが書いたのは、『サスペリアPART2』『オペラ座/血の喝采』『デス・サイト』『マ
d.hatena.ne.jp
とりあげる映画・音楽・コミックなど、多岐に渡ったどれもがシーン上で妖しいげな魅力を放つ、トラッシュカルチャーマガジン「TRASH-UP!!」。創刊号はなんと4桁刷った初版が一ヶ月で完売!慌てて重刷したけどそれももはや店頭在庫のみの売れ行きで、プレミアもつき始めてるそうですので、関係者としても嬉しかったです。 そしてついに待望の第2号が1月11日に発売です!ページ数は160ページに大増量、それでも値段は据え置き1365円!今までどおり中野タコシェ、新宿ビデオマーケット等で発売が予定されているほか、今号からはなんとAmazon.co.jpでも取り扱いが始まりましたヨー。 スゴーイ!またすぐ完売しちゃうと思うので、なるべく予約はお急ぎください。 《主な内容》 ●座談会「2008年ホラー映画総括!」(山崎圭司×伊東美和×真魚八重子×岡本敦史) ●レトロスペクティヴ『13日の金曜日』キング・オブ・ス
「男の魂に火をつけろ!」さんが開催している、邦画のオールタイムベストテンに参加します。オールタイムといっても、『人妻拷問』以外は明日にはまた変わってると思うので、今の気分の10作。たぶん順位を出す計算にはかかわってこないと思うから、好き放題選びました。岡本喜八なら『独立愚連隊 西へ』を選べば順位に影響してくる気がしますが、どうせなら同じくらい素晴らしいのに、代表作に比べて日のあたらない作品を選びたいと思ってしまいます。 順不同。全部同列です。 『忍者狩り』(山内鉄也) 集団抗争時代劇の1本。ものすごく冷徹に、仕事へ命を懸ける侍と忍者のお話。異様なまでに鋭利な知能と、腕と、死を覚悟した精神を備えた者たちの静謐な戦いには痺れます。 『元祖大四畳半大物語』(曽根中生、松本零士) 曽根中生らしい、奇妙な引きの画が徹底した映画。ある意味、前衛も踏まえたロマンポルノに比べて、この題材でこんな構図ばかり
8/2の先行上映で鑑賞(もう2週間経ってる・・・)。良質の映画なんだろうなーと実感の伴わないまま思いつつ、どうも微妙。苦悩するヒーロー映画であり、「悪は途絶えない・悪がなければ善は成立しない」という伝統的な命題に基づく世界観も別に悪くないのですが、好き嫌いでいえばあまり好きではない(キライとまでは言わない)作品です。 悪役のジョーカーが先頃オーバードーズで急死したヒース・レジャーということもあって、悪く言いづらい雰囲気もありますが・・・。マジで良い悪いじゃなく、ジャック・ニコルソンのファンタジックなジョーカーと、今回のリアル路線で、まだらの白塗りメイクがどんどん剥げてくるサイコパスのジョーカーは意味が違うので、甲乙つけられないです。というか正直どっちもたいして好きじゃないというか、そもそもバットマン映画にあまり興味がないという問題外な状態なので、そんなに期待せず読んでください。 バットマン
深町秋生先生の『東京デッドクルージング』を読了。以下長文の感想。ネタバレはない(もしくは関係ない)と思いますが、神経質な方は読了後にお読みください。 物語。2015年、東京オリンピックを控えた東京は下流国となっていて、近隣の千葉や埼玉などは荒みまくり。そこから這い出て、民兵として教育を受けた日本育ちの若者×家族を殺された脱北者×中国の兵隊による、凄まじい殺戮の抗争劇。 まず、これまで深町さんの本を未読の方は、1作目『果てしなき渇き』を併せて読むことをオススメします。登場人物(名称)がリンクしていて、虚構内で世界がつながっていますし、他にも作家のテーマとして重要な共通点がいくつかあります。 『東京デッドクルージング』は、深町先生の小説の中でも、一番暴力描写が凄まじいです。それもスカッとするようなスプラッター的殺戮ではなくて、暴力が激しくなるほどにノーフューチャー度が増して暗澹たる気分になって
わたしはシャマラニアンなので、『ハプニング』も面白く鑑賞しました。ただ、シャマランの中ではまあまあ程度の出来だとは思います。どんな監督でも、成瀬でもジョン・ウォーターズでも、一定テンションのフィルモグラフィーはありえないし、P.T.A.ですら(これが一番好きという人も周りにいるが)『パンチドランク・ラブ』は30年後にP.T.A.評論が書かれる際、筆頭にあげられる作品ではないことはファンの人にもわかるわけで、『ハプニング』もシャマラン史の中では目立たない作品にはなっていくと思う。 本作のオチが明瞭じゃないというのも、確かに鑑賞前の高まりすぎた期待に応えきれないものだけれど、予想外のサスペンスというのを毎回作るうちの、オチのつけかたに関するおそらく試行錯誤の一環であったと思うし、今回のチャレンジングを(ンー・・・)と顧みたりするなら、作り手も次は違うパターンを狙ってくるでしょう。だから、これは
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『真魚八重子 アヌトパンナ・アニルッダ』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く