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kW(キロワット)とkWh(キロワット・アワー)は単位の話であり、まさに「次元の異なる」概念だが、混同して使われることもある。エネルギーや電気について語る時、両者の違いを理解し、区別して使用する必要がある。 瞬間のパワーかパワーの総量か kWとkWhの関係は、「瞬間のパワー」と「パワーを発揮し続けた時のトータルのエネルギー」の関係といえる。kWは発電時や電気を消費する時の「瞬間のパワーの単位」であり、発電設備や電気製品の容量、自動車エンジンの能力にも使われる。これに対し、kWhは表示の如く、瞬間のパワー(kW)の時間(h)積分(kWh)であり「発電量や電力消費量というエネルギーの単位」。これは発電用の燃料や水力発電の水量と関連する。 『太陽光発電100万キロワット。大型原子力1基相当を開発』 このようなメディアの表現が散見されるが、世の中をミスリードするのではないかと懸念する。発電能力の最
タイトル(和文) 卒FITの住宅用太陽光発電の活用方策に関するユースケース分析-ヒートポンプ給湯機を用いたPV自家消費の有用性- タイトル(英文) Use Case Analysis of Utilization of Residential PV-Generated Electricity after Feed-in Tariff Payment Period- Advantage of PV self-consumption by heat pump water heater and daytime heat storage - 概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております) 背 景 2019年11月よりFIT買取期間が終了する住宅用太陽光発電(PV)が発生する。多くの小売電気事業者は、卒FITのPV余剰買取料金や関連するサービスを発表している。卒FITのPV電力の活用方法次第
本ページは、1990年代から2000年代前半にかけて、放射線ホルミシス効果の検証を目的として実施したプロジェクトの概要を紹介しております。ただし、現在のホルミシス効果に対する当所の見解は「放射線ホルミシス効果に関する当センターの見解」の通りであり、ホルミシス効果を人に対する低線量放射線の影響として一般化し、放射線リスクの評価に取り入れることは難しいと考えております。 低線量放射線研究センターが設立される前の1993年から、東北大学、東京大学、東邦大学、京都大学など14の研究機関の参加を得て、放射線ホルミシス効果を検証するプロジェクトを実施しました。 その後、外部の大学医学部。薬学部などに赴き、当所のこれまでの研究結果を説明し、放射線ホルミシス効果を検証するプロジェクトへの参加を呼びかけた。 1993年には、東北大学、東京大学、東邦大学、京都大学など、14の研究機関の参加を得て、 (1)老化
ii ©CRIEPI 背 景 一般家庭へのスマートメータ設置が進み,A ルート 1) による電力需要データの収集・ 活用が可能となりつつある.この電力需要データを,見守りサービスなど需要家の利便 性向上やデマンドレスポンスなど効果的な節電に役立つサービスへ繋げる技術として, 電力需要データを用いて居住者が在宅しているか否かを推定する在・不在判定が注目さ れている.しかし,Aルートの計測値は 30分間隔で 100Wh単位と低解像度であり,これ をそのまま利用しても高精度の在・不在判定は困難である(図 1) . 目 的 低解像度の A ルート計測値を用いて高い精度で在・不在判定を行う手法を開発し,そ の判定精度を検証する. 主な成果 1. A ルート計測値を用いて高精度の在・不在判定を行う手法の開発 図 2 (1) に示すような Aルート計測値をそのまま入力として在・不在判定 2) を行う手法
電力中央研究所 研究資料 固定価格買取制度(FIT)による 買取総額・賦課金総額の見通し(2017 年版) NO. Y16507 2 0 1 7 年 3 月 電 力 中 央 研 究 所 一 般 財 団 法 人 -1- ©CRIEPI 固定価格買取制度(FIT)による 買取総額・賦課金総額の見通し(2017 年版) 朝野 賢司*1 *1 社会経済研究所 エネルギーシステム分析領域 主任研究員 電⼒中央研究所 研究資料 固定価格買取制度(FIT)による 買取総額・賦課⾦総額の⾒通し(2017年版) 社会経済研究所 主任研究員 朝野 賢司 平成29年3⽉ 研究の背景と⽬的 背景 2015年7⽉に発表された⻑期エネルギー需給⾒通し(以下、エネミックス)では、⾮ 化⽯電源⽐率(対発電電⼒量⽐)を2030年44%とする⼀⽅で、⽕⼒・原⼦⼒等の燃 料費に固定価格買取制度(以下、FIT)の買取総額
●著作権など 当コンテンツ(文章、図表、写真、動画など)の著作権は、特に記載のない限り電力中央研究所(以下、当研究所)に帰属します。私的使用のための複製・引用等著作権法により認められる場合を除き、当研究所の許可なく改変・翻案・複製・転載・送信・送信可能化・譲渡・二次的著作物の作成等の行為をすることはできません。引用の際には適宜の方法により出所を明示してください。 ●アクセスログ(または、ログの取得) 当コンテンツでは、利用された方のログを自動的に記録しています。ログには利用された方のコンテンツ内の選択項目、利用日時が含まれますが、個人を特定できる情報を含むものではありません。ログは当コンテンツの保守管理や利用状況に関する分析、研究へのフィードバックのために活用しますが、それ以外の目的で利用することはありません。 ●免責事項 当コンテンツにおける最適なエアコンの選定結果等は、当研究所による研
エアコン選定支援ツール: ASST(Air conditioner Selecting Support Tool)
このたび電力中央研究所 エネルギーイノベーション創発センターで開発した「エアコン選定支援ツール(ASST)」をWEBサイトにて公開いたしました。 開発の経緯 従来の畳数めやすを用いてエアコンを選定すると、現在の住宅の熱負荷値から求めたエアコンよりも過大な冷暖房能力の機器が選ばれ、消費電力量の増大につながることが指摘されています。畳数めやす以外の選定方法も存在しますが、省エネに寄与する適切なエアコンを選定する方法は見当たりません。そこでエアコン選定の判断材料のもとになっている規格等の調査やメーカ等へのヒアリング、Web調査(のべ約3,000人)を行い、抽出された課題に基づき新たなエアコン選定方法の検討を行いました。その結果を踏まえ、独自のシミュレーションデータベースを構築し、生活者の住宅仕様、ライフスタイル、嗜好の重視度合いを考慮して省エネかつ適切なエアコンを自動で選定できる、「エアコン選定
の電力事 日本への教訓 の電力事 日本への教訓 ドイツ ドイツ 15 ドイツでは、 低炭素社会の実現やエ ネルギーセキュリティ確保の必要性を 背景に、 再生可能エネルギー (再エネ) 電源の普及が推し進められてきた。 今 回は、 わが国でも今後、 システム改革 のもと、 再エネの普及を進めていく上 で参考となるよう、 ドイツにおける再 エネの大量導入が電力市場や系統に 与えている影響について紹介する。 ドイツの電気事業体制と 電気料金の概要 ドイツでは、 1996年のEU (欧州連 合) 指令を受けて、 1998年にエネル ギー事業法 (EnWG) を改正し、 小売の 全面自由化を実施した。 小売全面自 由化後、 エネルギー事業者間の統合 ・ 合併を経て、RWE、E.ON、EnBW、 Vattenfallが4大電気事業者として発 電・送電・配電・小売を垂直統合型 で行ってきた。その後、4大
タイトル(和文) 我が国の原子力分野における安全目標の活用-2003年安全目標案の背景とその実際から学ぶ- タイトル(英文) Development and Application of Nuclear Safety Goals in Japan -Lessons learnt from the case of 2003 Draft Safety Goals- 概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております) 我が国の原子力分野では、原子力安全委員会が2003年に安全目標案を示したが、その規制上の位置づけは不明瞭であった。福島原子力事故後、安全目標をめぐる議論が再び高まりつつあり、過去の安全目標案の策定・活用の経緯を検討することは、今後の原子力のリスク管理において安全目標を有効活用していく上で有益と考えられる。本報告では、原子力安全委員会での安全目標案検討に携わった関係者へのヒアリン
電力中央研究所は、低線量放射線影響に関する研究と情報発信を使命とした「低線量放射線研究センター」を2000年10月に設立しました。 去る5月16日(水)、当研究センターの設立を記念して、国際放射線防護委員会(ICRP)委員長のRoger H. Clarke博士、仏国科学アカデミー会員(元フランス国立がんセンター総長)Maurice Tubiana博士、ならびに京都大学名誉教授(国立京都病院名誉院長)菅原 努博士を講演者にお招きして、シンポジウム「低線量放射線防護の科学的根拠を求めて」を開催いたしました。 その概要をご報告いたします。 (財)電力中央研究所は、10年ほど前から大学など、外部の研究機関と共同で低線量放射線の影響研究に取り組み、放射線ホルミシス効果の存在を明らかにし、「放射線はいかに低い線量でも生物に悪い影響を与えるだけと考えられていたこれまでの概念」を見直す国際的な機運の高まり
■しきい値無し直線仮説(Linear Non-Threshold : LNT仮説)とは? 放射線の被ばく線量と影響の間には、しきい値がなく直線的な関係が成り立つという考え方を「しきい値無し直線仮説」と呼びます。 ■確定的影響と確率的影響 放射線の人体への影響は、「確定的影響」と「確率的影響」の2つに分けけることができます。 このうち、確定的影響には主に高線量被ばく時に見られる障害で、脱毛を含む皮膚の障害や、骨髄障害あるいは白内障などが含まれ、それ以下では障害が起こらない線量、すなわちしきい値のあることが知られています。 一方、発がんを中心とする確率的影響ついては、1個の細胞に生じたDNAの傷が原因となってがんが起こりうるという非常に単純化された考えに基づいて、影響の発生確率は被ばく線量に比例するとされています。しかし、実際には、広島・長崎の原爆被爆者を対象とした膨大なデータをもってしても、
2024年10月1日 技術諮問委員会の委員リストを更新しました。(2024年10月1日現在) 2024年8月14日 第20回技術諮問委員会の報告書、返信レター、議事概要を掲載しました。 2024年7月5日 技術会議ならびに原子力経営責任者会議の委員名簿を更新しました。(2024年7月1日現在) 2024年7月1日 技術諮問委員会の委員リストを更新しました。(2024年7月1日現在) 2024年6月20日 中国電力 中川社長との対話を実施しました。
・現在、当センターでは、放射線ホルミシスの研究は行っておりません。 ・これまでに得られた知見からは、ホルミシス効果を低線量放射線の影響として一般化し、放射線リスクの評価に取り入れることは難しいと考えています。 ・当所の成果を引用して放射線ホルミシス効果を謳った商品の販売を行っている例がありますが、当所とは一切関係ありませんのでご注意下さい。 当センターでは、1990年代から2000年代前半にかけて、放射線ホルミシス効果の検証を目的とした研究を実施し、ある条件下での動物実験では、低線量の放射線によって様々なホルミシス様の効果が誘起されることを明らかにしました。しかし、現在は、主に以下の2つの理由からホルミシス効果を低線量放射線の影響として一般化し、放射線リスクの評価に取り入れることは難しいと考えています。 第一に、ホルミシス効果の検証実験の多くは、健康状態にない動物(生まれつき病気になりやす
タイトル(和文) 日本における再生可能エネルギー普及制度による追加費用及び買取総額の推計 タイトル(英文) Total and additional costs estimation for renewable electricity support policies in Japan 概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております) 我が国では、RPS、太陽光発電の余剰電力購入制度(以下PV-FIT)、そして固定価格買取制度(以下FIT)という3つの再生可能エネルギー普及制度が並存し、それぞれの費用が発生している。普及制度に要する費用は最終的に電気料金に加算されるため、費用対効果の観点が重要である。しかし、その基礎的情報となる買取総額と算定根拠は明示されていない。そこで、日本におけるRPS、PV-FIT、FITについて、費用負担の整理と追加費用の試算を行った。買取総額と、そこから実
エアコンの間欠運転と連続運転の節電効果比較*1 (財)電力中央研究所 システム技術研究所 背 景 この夏、家庭にも大幅な節電が求められるなか*2 、エアコンの節電に一層関心が高まってい る。エアコンの節電方法のうち、設定温度の変更や、室外機の設置環境を改善し周囲温度を 下げる方法については、検証結果が公表されている*3 。一方、照明やテレビの節電と同様に、 エアコンを「こまめに消す」ことが果たして節電につながるか、明らかになっていない。 目 的 あるエアコンについて、共通の室内設定温度のもとで、こまめに消す状況を模して間欠運 転したときと、連続運転したときの消費電力を比較し、節電効果に及ぼす影響を検証する。 手 法 同一の断熱性能を有する住宅試験棟 2 棟において、2 階個室(南面窓、床面積約 15 ㎡)を 各々同一機種のエアコンで冷房し、消費電力と室温を計測した(図 1、表 1) 。 設
タイトル(和文) ポーター仮説のレビューとわが国産業における実証分析 タイトル(英文) A Review of Porter Hypothesis and Empirical Study on Japanese Industries 概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております) 企業の環境問題への取り組みに関する重要性が高まっている。一方、その取り組みが経済価値の創出に貢献しなければ実施する根拠は脆弱なものとなるが、環境への取り組みと経済価値の関係について、これまでの研究では整合的な結論は得られていない。そこで本稿では、企業の環境への取り組みと経済効率の関係に関するポーター仮説について文献と実証分析から検証し、電気事業の環境経営について考察する。 概要 (英文) Environmental management has become one of the most importa
電中研レビュー第53号 低線量放射線生体影響の評価 編集担当 原子力技術研究所 低線量放射線研究センター 重点課題責任者 副センター長 酒井 一夫 全文(PDFファイル:約5.8MB) 表 紙(PDFファイル:約371KB) 目 次(PDFファイル:約13KB) 巻頭言 ──── 京都大学原子炉実験所教授 渡邉 正巳 (PDFファイル:約53KB) 電中研「低線量放射線の生物影響研究」のあゆみ(PDFファイル:約16KB) はじめに ━━━━━━━━━━━━━ 低線量放射線研究センター長 石田 健二(PDFファイル:約40KB) 第1章 電中研の取り組み(PDFファイル:約1.77MB) 1-1 ●低線量率放射線照射のために 1-1-1 ●低線量率放射線長期照射施設 1-1-2 ●照射室内の線量評価 1-2 ●連携研究体制の強化 1-3 ●低線量放射線研究センターの設置 第2章 低線量放
世界各地の大地から受ける年間自然放射線量(円柱は放射線量の大きさを示す) 世界各国の大地からの年間平均自然放射線量(ミリシーベルト) (国連科学委員会報告書(UNSCEAR 2000)から作成) 低線量放射線の影響解明に挑む ─高自然放射線地域における疫学調査結果から─ ■ 自然界にもある放射線 ■ 健康リスクは本当に高いのか ■ 放射線の影響を正しく理解するために ● ひとこと 原子力技術研究所 放射線安全研究センター 主任研究員 岩崎 利泰 451 自然界にもある放射線 図 1 中国における調査実施地域 ■ HBRA 調査の有用性 放射線に関する疫学調査には、これまでに広 島・長崎の 12 万人に及ぶ原爆被ばく者を対象 とした寿命調査があります。しかしながらこの 対象者の場合は、一度に受けた線量が多いこと や、原爆投下の身体的・精神的な大きなストレ スが健康への交絡因子(=疾病に影響を
産業計画会議レコメンデーション(勧告)の一覧です。全文PDFは、よりご覧ください。 閲覧・利用にあたっては、当所の著作権などの利用規約をご覧ください。なお、勧告書本冊の閲覧、複写サービスは行っておりませんので、あらかじめご了承ください。 また、ファイルサイズが大きい資料は、閲覧環境によって、 ダウンロードに時間がかかる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
船上での海洋調査実験風景 海洋生物ポンプでCO2を固定 ―― 地球温暖化抑止策への取り組み ―― ■ ■ ■ ● 生物ポンプによる炭素循環 鉄分の供給で海を活性化 生態系モデルの開発 ひとこと 我孫子研究所応用生物部 主任研究員 西岡 純 生物ポンプによる炭素循環 地球全表面の約70パーセントを占める海洋は、産業革命以降、人類が化石燃料を使用するこ とで大気中に放出された二酸化炭素(CO2)の約30∼40パーセントを吸収してきたと言われて います。海洋が今後どれだけのCO2を吸収するかを明らかにすることは、地球温暖化の原因とな る大気中のCO2濃度の将来を予測する重要な研究です。近年、温暖化対策の一つとして、海洋の 生物活動を利用することにより大気中のCO2を海洋に閉じ込めることができないか、可能性をさ ぐる研究が行われるようになってきました。 電力中央研究所では、海洋の生物活動が炭
組織改編(2021/7/1付)に伴い、研究系部署の再編・統合を行いました。このwebサイトでは組織改編以前(2021年6月30日まで)の情報をご覧いただけます。 2020年7月8日 論文情報(放射線防護)を更新しました。 ・日本原子力学会和文論文誌に"放射性廃棄物処分における核種移行評価パラメータの定量化手法:専門家意見聴取の活用事例調査"が掲載されました。 2020年1月31日 最近の活動を更新しました。 ・ICRPシンポジウム2019にて成果発表を行いました。 ・日本保健物理学会第52回研究発表会にて成果発表を行いました。 2020年1月27日 論文情報(生物影響)を更新しました。 ・Scientific Reportsに“An Efficient Intestinal Organoid System of Direct Sorting to Evaluate Stem Cell Co
検索条件を指定して、「検索開始」ボタンを押して下さい。 報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。 ※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。 ※「研究分野」によるキーワード検索は、当所が定める最新の研究分野に基づいて発行された報告書のみが表示されます。 過年度の報告書がヒットされない場合は「研究分野」を選択しない状態で、「報告書件名」や「フリーワード」など他の条件による検索をお試し下さい。
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