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大そうじへの備え
cinefil.tokyo
現在公開中の『戦場のメリークリスマス4K 修復版』坂本龍一さん追悼ロードショーにつきまして、5/31(水)にゲストを迎えたトークイベントを行いました。以下、レポートをお送りいたします。 映画 『戦場のメリークリスマス4K 修復版』トークショー 日時:5月31日(水) 登壇者:ピエール瀧(電気グルーヴ)/吉村栄一(ライター/編集者)このたび、電気グルーヴのピエール瀧さんと、ライターで編集者の吉村栄一さんをゲストに迎えたトークショーを開催。本作を改めて鑑賞して感じた、演技や音楽についての話のほか、坂本龍一さんとの思い出などを語っていただきました。 2021年4月16日~2023年3月31日をもって、弊社アンプラグドの配給上映権が終了を迎えた『戦場のメリークリスマス4K 修復版』だが、2023年3月28日に本作のメインキャストであり、音楽を担当された坂本龍一さんが71歳でこの世を去ったことで、全
今年 1 月に開催されたサンダンス映画祭のオープニング作品として上映され、 熱狂的な賛辞とともにドキュメンタリー部門審査員大賞と観客賞を W 受賞した映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』が 2021 年 8 月 27 日(金)に劇場公開いたします。 © 2021 20th Century Studios. All rights reserved. 1969 年、あのウッドストックと同じ夏、NY で30万人を集めたもう一つの大規模フェスがあった。若きステ ィーヴィー・ワンダーやB.B.キング、当時人気絶頂のスライ&ザ・ファミリー・ストーンなど、全米ヒットチャートを席巻していたブラック・ミュージックのスターが集結した幻の音楽フェス“ハーレム・カルチュラル・フェ スティバル”。しかし、その存在は 50 年間封印されてい
全国で記録的かつ社会現象を巻き起こす大ヒット驀進中の『鬼滅の刃 無限列車編』に続き、公開規模こそ異なるものの、更なるヒットが映画館から飛び出しました。 10月30日(金)に新宿武蔵野館で初日を迎えた「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」が多くの観客を集め、土日の上映回で満席を続出! 公開から3日間の累計で動員1,389人、興収1,934,200円をあげる好スタートをきりました。 劇場へは、数週間前から電話問合わせが殺到していたことから、当初1日4回を予定していた上映数が急遽追加され、1日6回の上映となった他、公開二日目の31日(土)には、本傑作選の配給プロデュースを手掛けた映画評論家・江戸木純が、終日、映写室から影マイクを使って解説を行う“生解説”付上映を実施するなどの試みも好評を博しています。 伝説のスター、ベルモンドが中高年層を劇場に呼び戻した!60年代から80年代にかけて大活躍したフラ
1987年に結成され、今や海外での評価も高まりつつあるロックバンド、人間椅子。 バンド生活三十年、円熟期を迎えた彼らの圧倒的なパフォーマンスを収録したドキュメンタリー映画が9月25日(金)より全国公開することが決定しました。 解禁されたポスターは今まさに目の前でライブが行われているかのような躍動感ある仕上がりになっており、スクリーンで見る彼らの勇姿を否応なく期待させる。 (C) 2020 映画 人間椅子 バンド生活三十年 製作委員会 デビュー三十周年を記念して開催されたツアー「バンド生活三十年 〜人間椅子三十周年記念ワンマンツアー」の千秋楽、東京・中野サンプラザホールライブ(2019年12月13日)。ソールドアウトした 会場は開場前から熱気に包まれた。ライブのMCで和嶋氏が「今日は人間椅子のベストヒットメドレーが展開されます!」と言い放ったセットリストに並ぶ名曲の数々、そして緊張感で空気が
この度、世界で共同制作などの実績を持つ映画制作者/プロデューサーの今井太郎氏から、これからの日本の映画制作などへの提言(特別寄稿)がシネフィルに寄せられました。 日本政府の映画撮影インセンティブ制度は、従来の邦画制作および国際共同制作の両方に成功をもたらすのか 今井太郎 現在、数多くの映画制作がコロナウイルス感染症により中止となっている。2月、私は、フィリピン・日本共同制作である「Purple Sun」(監督Carlo Enciso Catu)を札幌と佐賀で撮影する予定だったが、来年冬まで延期となった。映画制作者としては確かに困難な時ではあるが、映画制作業界の未来について話そう。 「パープル・サン」(監督Carlo Enciso Catu)ポスタービジュアル 日本のインディペンデント映画プロデューサーとして、私は現在4本の国際共同映画と1本の日本映画の企画開発を進めている。 過去数年、自主
この度、2月28日(金)より公開中のビー・ガン監督最新作『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』につきまして、3月7日(土)よりオープンする「六本木 蔦屋書店」(旧TSUTAYA TOKYO ROPPONG)2階フロアにて実施する公開記念フェアの内容が決定しましたのでリリースを送らせて頂きます。 本フェアは、今年ついに待望の日本公開を果たした中国の若き鬼才ビー・ガン監督の最新作『ロングデイズ ・ジャーニー この夜の涯てへ』の公開を記念して実施されるものです。 注目のフェア内容としては、昨年12月に初来日も果たしたビー・ガン監督が蔦屋書店からの依頼を受けて、同店で購入できるもののリストを中心に特別にセレクトした「2020年に観たい20本のオススメ映画」を発表。 ビー・ガン監督セレクション 「2020年に観たい20本」を発表!1.ガス・ヴァン・サント 『エレファント』 2.ジャック・タチ
2019年アカデミー賞で短編映画賞を受賞した短編をもとに制作された長編映画『SKIN/スキン』が5月9日(土)より新宿シネマカリテほかにて全国順次ロードショー公開となります。 本作は白人至上主義者として生きてきたレイシストが過去と決別し、生まれ変わろうとした衝撃の実話の映画化。 © 2019 SF Film, LLC. All Rights Reserved. その長編製作のためのツールとして作られた短編は見事2019年アカデミー賞の短編作品賞を受賞しました。監督によれば当初は企画の説明をしても誰もが「アメリカに白人至上主義の団体はない、それは過去の話だ」との反応を示していたそうですが、製作途中の2017年にトランプ大統領が誕生したことで状況は一変したとのことです。 白人至上主義者として生きてきた男の、過去との決別。 人は、生まれ変わることができるのか。スキンヘッドに差別主義者を象徴する無
21世紀になり、ますます世界の映画界において存在が増す中国の映画と映画監督。 このたび、中国、香港、台湾、澳門、マレーシア、シンガポール、日本、韓国、アメリカ、イギリスなど各国の映画学者、映画評論家、映画祭プログラマー、映画製作者、俳優計239名に投票による、21世紀に制作された中国(香港、台湾なども含めて)映画のベスト20が発表されました。 このランキングを発表したのは、2015年に中国で設立された「シネフィル・プライズ(Cinephile Prize)」という映画賞を運営する「迷影精神赏組織委員会」という組織。 この賞は、中国で最も有名な十何名の映画評論家によって毎年一本選出され、その年の最も才能がある、中国の若手監督作品が対象となるものです。 第5回の賞は、2020年1月の発表となりますが、その前に今回は特別企画として「2000年~2019年中国映画ベスト20」としてイギリス「Sig
2020年3月28日(土)からヴェルナー・ブーテ監督作品『グリーン・ライ〜エコの嘘〜』が、シアター・イメージフォーラムにて公開されます。 「環境に優しい」商品のヤバい現実 商品ラベルの隠された実態を知るための世界一周ダークツーリズム この映画を観たら気軽にスーパーで買い物できなくなるかもしれない ©e&a film スーパーで見かける「環境に優しい」商品。買うだけでオランウータン、海、そして熱帯雨林まで救えるというが本当だろうか? 確かに「お買い物は投票」というように一人ひとりの消費行動は企業に影響を与える力がある。 でも、本当に正しく消費するだけで世界を救えるのだろうか? ヴェルナー・ブーテ監督 は、グリーンウォッシングの専門家カトリン・ハートマンとスーパーを訪れ、カップスープ、ピザやドレッシングなど多くの既製品に「持続可能な」と表示のあるパーム油が使われていることを知る。「持続可能なパ
構想 30 年を掛け、9 回も企画が頓挫し、映画史上最も呪われた企画と謳われる『THE MAN WHO KILLED DON QUIXOTE』。 第 71 回カンヌ国際映画祭のクロージングを飾 り絶賛を受けた本作が、邦題を『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』として、2020 年1月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開することが決定!! ―自らを<ドン・キホーテ>と信じる男と若手監督の、遍歴の旅が始まるースランプに陥った CM 監督トビーが、10 年前に撮影した映画『ドン・キホーテを殺した男』でドン・キホーテ役に抜擢した老人ハビエルと再会したことで、奇怪な旅路に巻き込まれていく。 企画頓挫をするあまり、『ロスト・イン・ラ・マンチャ』(02)としてその過程をドキュメンタリー映画として上映するほどにもなった異色の本作。ジョニー・デップやユアン・マクレガーなど錚々たる俳優たち
21世紀においての最高の映画を英"The Guardian"紙が世界の映画製作者に答えてもらうという企画。 今回は、リチャード・リンクレイター、是枝裕和、バリー・ジェンキンス、マイク・リーなどの世界の著名な監督からの回答が載せられていました。 あなたの好きな監督が、どのような映画を選んだのかは、下記より。 (選ばれた作品の予告と合わせ掲載しました。) バリー・ジェンキンス 『ムーンライト』『ビール・ストリートの恋人たち』「最も純粋な映画。」 カルロス・レイガダス監督 『静かな光』 (2007)
日本映画史に残る傑作『八甲田山』がシネマ・コンサートになって、来春1月14日(月・祝) に東京・NHKホールにて開催される。 1977年に公開されたこの映画は、明治35年(1902)に真冬の八甲田山中で199名の犠牲者を出した遭難事件を描いた新田次郎の名著「八甲田山死の彷徨」が原作。 3年間をかけた撮影には事件当時とほぼ同じ気象条件の元、雪の八甲田山で行われた。あまりの寒さに逃げ出した俳優もいたという過酷な現場で踏ん張り、カメラを廻し続けたのが木村大作だ。映画では「撮影 木村大作」と1枚タイトルでクレジットされている。 撮影で1枚タイトル・クレジットされたのは日本映画界で木村が最初。 八甲田山は木村のカメラがなければ完成しなかったとも言われ、脚本製作の橋本忍と監督の森谷司郎の二人が木村のカメラに対して最大限の敬意を払ったのだ。 当時、傑作『八甲田山』の撮影を務めた木村大作監督 <撮影監督を
太田信吾監督の長編劇映画デビュー作『解放区』が今年劇場公開される事が決定した事は3月にお知らせした通りでございますが、この度、公開初日と劇場が発表できる運びとなりましたのでご案内させていただきます。 この映画の何が「問題」とされたのか!? 完成から5年 いま封印から解き放たれる映画『解放区』ついに公開決定!10 月 18 日 (金) よりテアトル新宿にて上映! そして、阪本順治監督からも強力なコメントが到着しました! ≪2014年大阪市より異例の内容修正指示から2019年劇場公開までの経緯≫ 2014年、大阪での映像制作者の支援と映像文化の発信を目的とするプロジェクト<シネアスト・オーガニゼーション大阪(通称:CO2)>で、大阪市からの助成金を得られる企画募集において、対象監督として選定され、大阪アジアン映画祭での上映を目指して制作が開始されたのが映画『解放区』です。しかし、映画完成後、大
“血”という言葉を入れたのは、 少女の可愛らしさより、思春期の少女が持つ暴力性と 過酷な人生の側面を伝えたかったから アマンダ・シェーネル監督インタビュー─監督のお父さんはサーミ人で、お母さんはスウェーデン人だそうですね。 そうです。言語について言えば、スウェーデン人になりたかった祖父母がサーミ語を話すことをやめてしまったので、家ではサーミ語を話すことはありません。学校の母国語の授業で、サーミ語を読むことはしましたが。でも、父方の家族のほとんどは今もトナカイ猟師なので、私も親戚がトナカイを屠畜するところなどを見て育ちました。 ─この映画は事実をもとにしている部分もあるのですね。 単なる作り話ではなく、私の一族の年長者たちから発想を得た部分が大きいのです。存命している老齢の親類の中には、自分もサーミ人なのにサーミを嫌う者がいます。つまり、アイデンティティを変えた者と、留まった者との対立が、私
アカデミー賞®受賞監督クリント・イーストウッド監督・主演最新作。 『アメリカン・スナイパー』、『ハドソン川の奇跡』に続く、全米興収1億ドル突破の大ヒット作『運び屋』。 俳優クリント・イーストウッドが自身の監督作としては『グラン・トリノ』(09)以来、10年ぶりの主演作としてスクリーンに帰ってきた。 「今のハリウッドには自分が演じられる作品がない」と宣言し、一時は俳優引退もほのめかしたこともある名優の心を動かしたのは、前代未聞の“アウトロー”の実話だった。 巨大な麻薬組織で、一度に最大300キロ、13億!巨額のドラッグを運ぶ“伝説の運び屋”の正体は、90歳の老人だった。 ©2018 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC 名優
4月4日、グルジア(ジョージア)生まれのゲオルギー・ダネリヤ監督がモスクワで死去。89歳だった。 映画作品としては1964年に発表された『モスクワを歩く』で名を馳せ、75年の作品『アフォーニャ(AFONYA)』では観客動員6,220万人を記録しソ連・ロシア映画界の巨匠となる。 『不思議惑星キン・ザ・ザ』より © Mosfilm Cinema Concern, 1986 そして、1986年に世界で、そして日本でも大ヒットとなった『不思議惑星キン・ザ・ザ』はその個性的な作風で一世風靡しカルト映画の金字塔的な作品となった。 そのほか代表作にサン・セバスチャン国際映画祭で大賞となった『秋のマラソン』(1979年)や『ミミノ』(1977年)など--。 R.I.P
株式会社洋泉社より毎月 21 日に発売されている映画雑誌「映画秘宝」。 2019 年5月号(3月 20 日発売)では 平成 30 年間の映画を豪華評論家・監督陣が徹底総括! 激動の時代「平成」に輝きを放った傑作映画を大発表! 2019 年5月号の表紙に君臨するのは『マ ッドマックス 怒りのデス・ロード』の冷酷非 道な独裁者イモータン・ジョー! 『映画秘宝』編集部が独断と偏見で選ぶ、1989 年〜2019 年までの問答無用の平成映画ベスト10、栄光の第1位に輝いたのは、2015 年に公開され、国内外で映画史に 残る熱狂を巻き起こした 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』! 続くランキング には『バットマン リターンズ』、 『ファイト・クラブ』、『パシフィック・リム』、 『愛のむきだし』 など平成を彩ったマスターピースがランクイン! 町山智浩、柳下 毅一郎、 高橋ヨシキ、滝本誠、ギンティ小林
“どん底の人間の気持ちを考えたことはあるんかい?” あらゆる意味での“超問題作”2019 年遂に劇場一般公開解禁決定! 超問題作、太田信吾監督長編劇映画デビュー作『解放区』が2019年に劇場公開される事が決定しました。 戦後初の検閲と言っても過言ではない 行政からの内容修正指示を受けた幻の映画『解放区』。2014年、大阪での映像制作者の支援と映像文化の発信を目的とするプロジェクト<シネアスト・オーガニゼーション大阪(通称CO2)>で、大阪市からの助成金60万円を得られる助成企画の募集において、助成対象監督となり、大阪アジアン映画祭の上映を目指して制作が開始された太田信吾監督の『解放区』という作品をご存知でしょうか? 『解放区』は映画完成後、大阪市より内容修正指示を受ける事となり、監督がそれを拒否したことにより大阪アジアン映画祭での上映が中止となりました。 最終的には助成金の返還を行い、 監
シュルレアリストの映画監督として歴史に残るルイス・ブニュエル監督が、サルバドール・ダリとの共同監督で撮った『アンダルシアの犬』、そして彼自身のデビュー作『黄金時代』に続いて発表したスペインで撮った短編ドキュメンタリー「糧なき土地」の製作秘話をアニメ化した『Bunuel in the Labyrinth of the Turtles』の海外予告。 『黄金時代』が右翼の爆弾をスクリーンに投げつけられるなどの事件により公開中止となり、無一文のようになったブニュエルの不遇時代のエピソードをアニメ化。 失意の中で、彼の親友である彫刻家のRamónAcínとの約束が奇跡を起こすというお話しです。 彼が勝てば、彼はブニュエルの次の映画のための費用を支払うことにする、という約束で宝くじを購入したところ、何と当たってしまい、映画製作の道が開かれたという実話に基づき、監督のサルバドール・シモ(Salvador
スパイク・リー監督最新作『ブラック・クランズマン』が3月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開となります! 1979年に黒人刑事が過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査するという大胆不敵な事件を克明に綴った同名ノンフィクション小説を鬼才スパイク・リー監督が映画化!!第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した『万引き家族』の次点となるグランプリを受賞し話題が沸騰。 全米では辛口批評サイト「ロッテントマト」で95%フレッシュを獲得し、各メディアが大絶賛! また、第76回ゴールデングローブ賞には、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞と4部門にノミネート、さらに第91回アカデミー賞®ノミネーション発表では、作品賞、監督賞、助演男優賞、作曲賞、編集賞、脚色賞と6部門にノミネートされる快挙を果たしました! 主演のロン・ストールワースを演じるのは
終戦直後の小さな希望と、現代に生きる劇団員たちの夢がクロスオーヴァー! 現代を生きる全ての人に贈る物語。どん底でも笑える強い人間の物語。 『セブンガールズ』夢を持つことも、希望を持つことも、恋をすることさえ贅沢だった終戦直後の物語。 今日食べるもののためだけに生きる女たちを描いているこの物語は、極限状態に近いどん底にありながら、星を見上げ続けた夢の物語だ。女たちは、米兵に体を売る娼婦となることで生き抜き、風が吹けばきしむバラック小屋で手に手を取り合って共同生活を送っていた。 プライドを捨てたような彼女たちを人は指さし「パンパンガール」と蔑む。 それでも、彼女たちは笑顔を見せ、歌い、踊る。心の底に小さな希望の灯を持ちながら。 (C)セブンガールズ映画化実行委員会/劇団前方公演墳 2018年9月に公開された『セブンガールズ』がSNSなどで話題になり、現在も全国で拡大上映が続いています。 今作は
第二次世界大戦後のドイツで美術館を飛び出し「社会を彫刻する」ことを掲げ世界中を攪乱した芸術家ヨー ゼフ・ボイスの人生を追ったドキュメンタリー映画『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』が、2019 年 3 月 2 日 (土)より公開することが決定いたしました! (c) 2017 zero one film, Terz Film これに合わせて、兼ねてより本作の主人公ヨーゼフ・ボイスに影響を受けている事を公言している音楽家の坂本龍一氏より、本作の魅力を真摯に語る推薦コメントが到着いたしました。 よけいな説明が少なく、しかも洗練されたサウンドデザインが施されていて、 よいドキュメンタリーは、それ自身がアートだと思う。 今まで知らなかった、ボイスの繊細さ、傷つきやすさと真剣さ、夢想家と理性の人という両面を知ることができた。そして「傷」というのがボイスの芸術を解く鍵ではないかということも。 資本主義が終焉を
1919年1月8日に設立された米国映画撮影監督協会(ASC)はその100周年を記念し、20世紀の映画撮影の業績をたたえ、メンバーの投票により100本の映画のリストを発表しました。 「100本の映画リストはすべての映画撮影技師が見るべきだけでなく、学生のための教育的なツールとなり、映画撮影の重要性を理解し、真価を認めるものとして発表されたものである。」 と、協会は発表しています。 以下は、そのベスト10。 並びにリストに上がった計100本の映画をご紹介します。 (20世紀に発表された作品のみです) 1.『アラビアのロレンス』(1962) 撮影フレディ・ヤング(デヴィッド・リーン監督)
いま最も世界に影響力があるとされている現代美術家、アイ・ウェイウェイの監督最新作『ヒューマン・フロー 大地漂流』が、2019年1月12日(土)より公開となります。
ニューヨークでの第17回トライベッカ映画祭でワールドプレミアされ、話題を集めていたロバート・メイプルソープの人生を描いた映画『MAPPLETHORPE』の正式海外予告が公開されました。 1970年代と80年代ニューヨークを中心に活躍したロバート・メイプルソープは、20世紀の最も重要なアーティストの一人です。 彼とまだ無名だった「パンクの女王」にして詩人のパティ・スミスは、ニューヨークで出会い一緒に暮らし、互いに刺激し合うと同時に、当時のボヘミアンの集うチェルシー・ホテルを根城に様々なアーティスト、表現者たちとの交流が生まれ、その中からメイプルソープの芸術が開花していきます。 映画では、その成功からその後エイズによる42歳での彼の早すぎる死までを辿り、彼の芸術の原点となるセクシュアリティを探り、アイディンティを得るための彼の闘争、そして自己破壊的な衝動のアーティストの肖像を描きます。 海外ビ
この度、英国のBBCが世界のトップ映画批評家209人にアンケートし、英語以外のいわゆる外国語映画としてのトップ100を発表しました。 この選抜にあたっての世界の映画批評家は、43の異なる国から選ばれています。 また、今回は、男性の人と同じくらい多くの女性批評家に連絡を取り、応えた人々の94人(45パーセント)は女性によるものです。 その結果100本の映画は、67人の監督。そして、24カ国、19の言語の作品が選ばれました。 評価された映画の最多言語は、フランス語の27本、続いて中国語が12本、イタリア語と日本語が11本でした。 全体の中で、4分の1にあたる25本が日本を含む東アジアの作品で、日本(11)、中国(6)、台湾(4)、香港(3)または韓国(1)で作られています。 21世紀でも、最も偉大な映画として評価されたのは黒澤明監督の『七人の侍』。 しかしここで面白いのは、日本から選抜された蓮
第71回カンヌ国際映画祭のコンペディション部門の招待作評点を集計する、スクリーン デイリーで歴代最高評価(3.8点/4点満点中)を獲得し、圧倒的な作品評価によって国際批評家連盟賞を受賞した『バーニング』が、邦題を『バーニング劇場版』としてついに2019年2月よりTOHOシネマズ シャンテほかでの全国公開が決定した。 ©2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved 巨匠イ・チャンドン監督の8年ぶりの新作は、日本が世界に誇る小説家、村上春樹の「納屋を焼く」を原作とし、設定はそのままに物語を大胆にアレンジし映画オリジナルのストーリーを構築。 原作の中にある小さな謎を拡大し、さらに繋げることでより映画らしいエンタテインメント作品として見事に作り上げた。 本作は小説家を目指しアルバイトを転々として生きる主人公ジョンスが、幼馴染のヘミから正体不明の男
「芸術家たちは送信と創造を混同するだろう。彼らは『新しき表現方法』を謳歌してきゃーきゃー叫びつづけ、創造者としての自分が無になってしまう…… 哲学者たちは、送信がさらに送信を拡大すること以外には何の役にも立たないことは、ちょうど麻薬のようなものだということに気がつかないで、目的と方法論争をさかんに繰りひろげる。(略)送信者は個人などというものではない……人間ウィルスだ。」(ウィリアム・バロウズ『裸のランチ 完全版より/鮎川信夫訳/河出書房新社刊 *太字はバロウズ) 「人間は自分と言う自動車を自分自身が運転していると思っているでしょう、バカな!(略)なぜそれが分からないかというと、カミは食欲とか性欲とか快感を与えて人を動かしますからネ。自分の死後、自分の顔をしたやつじゃないものが『俺だ!』と顔を出すかもしれん(笑)」(水木しげる先生の人生観/『コーネリアスの惑星見学』/『月刊カドカワ』97年
今、世界でアジアの監督に熱い視線が向けられています! ジャ・ジャンクー、イ・チャンドン、チャン・イーモウ、ホン・サンスなどの巨匠監督たちが、続々と新作を発表し、世界で話題を集めている中で、彼らに続く世代のアジアの監督たちの作品が、すでに世界の映画祭で注目されていることをご存知でしょうか? 今回シネフィルでは、今までご紹介してきたアジアの新鋭監督を中心に、最も気になる監督作品を集めてみました。 『Long Day's Journey Into Night』 ビー・ガン監督長編デビュー作『凱里ブルース』で金馬奨最優秀新人監督賞を史上最年少の26歳で受賞し、国際批評家連盟賞受賞と合わせW受賞、フランスのナント三大大陸映画祭では、84年のホウ・シャオシェン監督以来の中国系監督としてのグランプリ、ロカルノ国際映画祭では、フィルムメーカーズ・オブ・ザ・プレゼント コンペティション部門監督賞スペシャル・
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