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CH−K編集部 小池 新 伊藤編集部員が書いた「マスコミ不信」に、批判的な書き込みがあった。このあたりが「編集日記」が対象とする問題の中心だろう。少し違う角度から割り込んでみたい。 秋田県の小1男児殺害事件で逮捕された女性は、凶器とされた着物の腰ひもと軍手を自宅に残していたことについて、弁護士にこう言ったという。「マスコミが取り囲んでいて、(もし捨てたら)ごみを荒らされそうで捨てられなかった」。 そうか…と考える。マスコミの人間はごみあさりをする人種と思われているのか。結果的には犯罪を裏付ける物証が保存されたわけだが…。 たしかに、ああした状態では、各社とも必死で、デスクは「ごみをあされ」と指示するかもしれないし、現場の記者は、言われなくてもそうするかもしれない。僕ももしあそこにいれば、絶対しないとはいえない。 なぜマスコミの人間がごみあさりをしなければならないのか―。問題の根本
CH−K編集部 小池 新 野球の第1回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本が優勝。テレビや新聞は「歴史的勝利」と報道し、視聴率は43.4%を記録するなど、大変な盛り上がりだった。 当初は日本国内でも関心は決して高くなかった。それが、1次リーグでの韓国戦での敗戦、2次リーグの米国戦での「誤審」で上昇。韓国に連敗してあきらめかかったところを、米国がメキシコに敗れて準決勝進出が決まり、一気に盛り上がった。日本チームが感謝しなければいけないのは、一にデビッドソンという米国人審判、次いでメキシコチームではないか。 その中で、特に目立ったのはイチローの言動だ。挑発的ともとれる発言を繰り返し、日本チームを引っ張った。いままでクールで個人主義的とみられていただけに、多くの人間には驚きだった。日本の優勝に彼の存在が大きな役割を果たしたことは間違いないだろう。 ただ、個人的には、彼の言動
CH−K編集部 小池 新 批判されることも覚悟のうえで言えば「ホッとした」というのが正直な気持ちだ。 おととしの6月、堀江貴文ライブドア社長(当時)の「社長日記」の記述に対して、批判的な感想をこの「編集日記」に書いた。その結果、アクセス数が爆発的に増え、更新を数カ月間ストップせざるを得なくなった。さまざまな批判や攻撃、激励もいただいた。 あの書き込みについての気持ちは、再開直後に書いたことから変わっていない。「僕個人の評論だったが、個人攻撃ととれる表現だったことは確か。反論や批判は当然だし、僕自身反省している部分もある」。付け加えるとすれば「サイトの趣旨にも沿っていなかった」ということだろう。 それからの約1年半、心の中でずっと引きずっていたことは否定できない。再開後の僕の日記のテーマを「メディアの在り方」を中心に限定してきたのもその表れだ。 「ホッとした」というのは「もう、その
先日、知り合いの大学3年生が会社に来た。マスコミを志望して就職活動中だという。僕は「正直言って、あまり勧めないよ」と言った。「なぜですか?」と聞かれ「マスコミに絶望しているとかいうことではない」と前置きして、こう答えた。 現在のマスコミは、かつてと比べて記者を育てるシステムの精度がかなり落ちている。たしかに各社とも記者研修制度はあり、それなりの成果を収めてはいる。しかし、さまざまな批判はあるが、以前の業界には記者クラブ制度が確立していた。取材や記事の何たるかを全く知らない新人でも、そこに投げ込めば、同じ会社の先輩だけでなく、同業他社の記者たちがよってたかって教えて(時にはしかったりバカにして)くれる。そこに1、2年いれば、一応記事が書ける程度には「養成」してくれるシステムだった。僕も振り出しは都内の「サツ回り」だったが、共同の先輩よりも、毎日クラブで一緒に時間を過ごす他社の先輩たちに取材の
CH−K編集部 伊藤 圭一 「就活」の季節らしい。紺のスーツが不似合いな若者達が小脇に抱えているのは「日本経済新聞」だ。どの会社の入社面接でも「どんな新聞を読んでますか?」という質問に、多くの人が「日経」と答えるらしい。 ある日の日経の見出し。「日清、明星と資本提携交渉 友好的TOB視野」。「特区、来年度以降も存続」「NT倍率が上昇」−。「日清、明星」はTOBの意味を知っていれば素直に分かる。「特区」は構造改革特区という言葉を知らなければ理解することは難しい。「NT倍率」となると判じ物である。 個人的な感覚では、日本で一番難しい新聞が日経だ。朝刊の44ページを読んで、ちゃんと理解できるのは半分だろうか。もちろん勉強不足のせいもある。だが、就活に立ち向かう若者がこの難関新聞にチャレンジするのはなぜだろう。 就職情報産業のリクルートに勤める人は「日経を読みこなして、仕事に役
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