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大そうじへの備え
cedge.exblog.jp
90年代から日本でも活躍していた米国の某社が、今般60億㌦規模のディストレスト投資のファンドを新たに立ち上げるようです。昨今のLBOブームのお陰で、この60億㌦という金額もIRR25%程度というターゲットリターンも、もはや特筆に価するものではありませんが、注目すべきはこのタイミングですね。 ディストレスト投資のオポチュニティというのは、ある程度景気サイクルにも連動した周期性があるため(ディストレスト・サイクルなどと呼んだりします)、短期から中期の運用成績の見通しについては、ファンドマネージャーの間で比較的コンセンサスが生まれやすい分野であると言えます。米国及び欧州に関して言えば、最近では2000年前後のハイテクバブル機にめちゃくちゃな資金調達をしていた企業のバランスシートの劣化が目立ち始めた2002年くらいからディストレスト系ファンドによる“仕込み”が活発になり、金融緩和の効果が浸透した2
大手のファンドの多くがどこも安定志向で面白みに欠けるか既に新規投資の受付を停止(“一見さんお断り”)しているし、パンチの効いたユニークなファンドに投資するなら早い段階から『えいやっ』で投資しなければいけない。投資対象の選択肢が増え過ぎて以前よりも随分手間がかかるのに、その癖ヘッジファンドから上がってくる最終的なリターンはもはやビックリするほど高くはない。まだまだ政治家にもメディアにも嫌われてるし、果たして投資家としてはそれでもヘッジファンドへの投資をわざわざ続けたり増やしたりするメリットはあるのでしょうか? ヘッジファンドとは縁を切れない時代に そもそも、ヘッジファンドとは何者でしょう。90年代にはヘッジファンド=異端児=少数派でした。どこからともなく現れた怪しげな連中がなんだか怪しげなことをしながらマーケットを荒らしているというイメージでしょうか。ただ、これは昨夏にも書きましたが、ヘッジ
前回のエントリーの続きで、今回は投資家サイド、マネージャーサイド双方からの大量の新規参入によって、ヘッジファンド市場の景色がどう変わってきたのかについて考察してみたいと思います。 ヘッジファンドの世界はまだまだ発展途上なので、あらゆる側面から見て課題は尽きないのですが、ヘッジファンドに投資する側の視点から言うと、やはりここ数年における一番の関心は、何といってもそのパフォーマンスではないでしょうか。一言で言えば、2004年くらいから、ヘッジファンド投資の妙味が大きく低下してきたと言われています。 流入する資金のペースの影響 ヘッジファンド投資に携わる人たちの間では、『ヘッジファンドに投下される資本の急増によってマーケットがすっかり"crowded"となり、裁定機会が激減したために、リターンの実績値・期待値ともに逓減している』というのがほぼ定説で、もはやかつてのような年率20%超のリターンはs
このブログへのアクセス数が急増しております。きっとharry_gさんのウォールストリート日記で改めてご紹介頂いたお陰ではないかと思います。毎度のことながら大変恐縮です。私はヘッジファンドへの投資を専業とするファンド・オブ・ファンズ運用会社に勤務していますので、ヘッジファンドのことをよく見聞きする立場にありますが、しかしインサイダーではありません。ただのメジャーリーグ通がメジャーリーガーとは全く違う生き物であるように、私に出来ることは外から見た様子を描写することくらいです。しかし、それほど深くなくとも広く業界全体を見渡すのが仕事ですから、今後も業界のトレンドなどについては少しはそれらしいことがお伝え出来るといいなと思っています。 さて、年初からのヘッジファンドのパフォーマンスを見ると、日本株ロング・ショートは昨年の反動もあってやや苦戦中ですが、残りの戦略は概ね快調なようです。弊社の投資対象ユ
最近は公私ともにいろいろと立て込んでいてすっかり更新が滞っていましたが、ようやくいくつかの案件が片付きつつあるので、今日は久々に投稿です。 さて、皆さん、昔はどこで服を買っていましたか?そして、最近はどこで服を買っていますか?20年くらい前なら、買い物に行くと言えばデパートやスーパーで済ませていた人も多かったのではないでしょうか。私の周辺でも、『服をどこで買ったか?』と聞かれれば、どこの製品なのかというよりも、それをダイエーで買ったのか東急百貨店で買ったのかそごうで買ったのかという質問として捉えていたような気がします。それに比べて、今では専門店を利用する人が格段に増えた気がします。アパレル大手の直営店舗も随分と増えましたよね。 その昔、私達や私達の親の世代が買っていたのは、デパートやスーパーのバイヤーがどこかの問屋から仕入れて来た製品でした。まだ高級ブランドに対する需要などはそれほど大きく
私が日本に戻ってきたということで、大学の後輩たちが飲み会を開いてくれました。平日の夜だというのに、なかには東京以外からわざわざ無理して駆けつけてくれた奴もいて、なんだか嬉しかったです。 30歳を過ぎて、コールをかけてジョッキを一気飲みするのもどうかと思いましたが、たまに昔のメンバーで集まると、まるであの頃から今まではただ時計が止まっていただけなんだと錯覚するくらいに、昔と同じ話に笑い、同じボケと突込みが繰り返され、同じ人間が同じようにいじられ、そして同じように飲むんです。それがまた嬉しくて悪ノリしていくわけですが・・・。 More
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