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インタビュー
blog.livedoor.jp/hnnk0
2023年05月21日00:00 カテゴリむしば 歯痛の文学誌(番外編その8) 吉田直哉『夢うつつの図鑑』(文藝春秋 1986年)の「人にツク虫の話」に、ライアル・ワトソン博士からきいたアマゾンの話がでてくる。 現地で雇った三人とアマゾンをさかのぼっているうち、一番の若者が歯痛に襲われた。親知らずのまわりが腫れて、高熱を発している。そこでワトソン博士、にわか歯医者になってペンチで歯を抜こうとするのだが、どうにも手に負えない。あきらめて町に戻ろうかと考えていると、その若者の兄が言う。 すぐ先の支流を入って、二、三時間行ったところに治療師がいるので、そこに連れて行っていいか。 治療師には、ウイッチ・ドクターとルビがふられている。ウイッチ・ドクターなら、呪術医あるいは呪医。スーパーナチュラルな医者である。 しかしながら、そのウイッチ・ドクターは貧相な顔つき、ぼろぼろのショートパンツに、ルイジアナ
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