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blog.livedoor.jp/flyingdonuts2000
色々と言いたいことはあるし、このブログで一部言ってはいるのですが、どうも世の中が良い方向に向かわないのでむなしい限りです。爺さんの小言と変わらなくなってきました。少し前に早々と日本に見切りをつけた、ようなことを書きましたが、いよいよそうして良かった、と思えるような状況になってきました。 ・日本経済の地盤沈下 ・若者の内向き志向 ・時計の針を戻すかのような政治、リーダーシップの欠如 ・新興市場の低迷 まあ、書き出せばキリがないのですが、改めて考えさせられたことがありましたので書いて見ます。 実はまたStanfordで講演をしました。今度は「日本とアメリカのケーキ文化の違い」についてですのでお題目は柔らかかったのですが、単位を認定される授業で、教授も出席していたのでそれなりに真剣にやりました。 そこで、日本人の原風景として、次の二枚の写真を見せました。 (済みません、無断掲載です。著作権のある
資本市場が凍結するとベンチャーキャピタルに投資家のお金が流れ込まなくなり、従って買い手が少なくなるのでベンチャーのバリュエーション(もっと分かりやすく言うと株価)が安くなります。大雑把な言い方をすると、未上場であるベンチャー企業の株価も上場企業の株価と相関関係にありますのでマクロ経済の動きはベンチャー経営者は常に追っておく必要があります。特に今回のような経済危機では資本は安全性を求めて逃避(Capital Flightと言います。お金がスーと飛んで逃げていくイメージです)しますので、最もリスクの高いベンチャーの株式への資金の流れが一番先に枯渇します。1回の増資で資金繰りが黒転するまで行けるベンチャーはまれですので殆どのベンチャーにとってこれは一番起こって欲しくないことです。例え業績が右肩上がりでも資金ニーズがある限り、倒産の可能性が大きくなります。今回色々調べた限りでは米国でこのような状況
上司の良し悪しより部下の良し悪しの方が話していて楽しいですね。本当に過去に色んなタイプがいました。大企業であれば、同じような人材のプールから同じ入社試験を受けて入ってきますのでそれ程人材の質に違いはないのですが、ベンチャーをやっていると本当に色んな人がいるな、と実感します。ベンチャーの場合はスピードが命ですので勢い専門性を持った即戦力になる人材を求めることになります。そのため、既に他の会社で色がついている人、専門性を持った職人気質の人が多くなります。年齢層も多岐に渡ります。上司の方が若いなんてことは珍しい話ではありません。そんな経験を9年も積むと、良い部下、悪い部下もなんとなく見えてきます。 悪い部下は次の通りです。上から順に悪いと思ってください。不正を働く、など、特殊な例は除いてあります。 1.指示に従わない 2.社内の風紀を乱す。上司や会社の悪口を言う。よく不満を漏らす。 3.長く続か
上司が居たのは1988年から2000年までの間です。その間、留学もありましたが10年くらいは誰かの下で働いていました。よく考えると、自分で社長をやったところでその上には取締役会があり、さらにその上には株主が居ますので要は投資家にならなければ常に誰かの監視にさらされたり、指示を受けたりすることになります。社長がいい、なんていうのはヒラ社員の幻想で会社で給与や報酬を貰う限りはどこまで行っても誰かの下で働いていることになります。 三井物産というのは稀にみる素晴らしい会社で私も良い上司に恵まれ、嫌だなと思ったことは殆どないのですが、周囲でグチをこぼしていた同僚の意見などを参考にし、自分なりの「良い上司、悪い上司」分析を書いて見ます。 最悪な上司は次の二つです。 ・部下のしたことに対し、責任を取らない。逃げる。 ・方針がはっきりしない。定まらない。ブレる。 さて、ここで部下のしたことに対し、「責任を
世の中皆目が三角になってきたせいか、ブログも堅い話が続いてしまいました。そこで息抜きも兼ねて、ちょっとソフトな話題で書いて見ます。 「時間の使い方」です。 大会社の社長をやっていても、ホームレスをやっていても、平等なのは一日24時間である、ということです。因みにこのような書き方をしているからと言って、大会社の社長になりたい訳でも、ホームレスを軽蔑している訳でもありません。世間的な両極端を挙げただけで個人的にはどちらにもなりたくないし、でも、どちらも人生の過ごし方として魅力もあるな、と正直思っています。 先日、ハワイ大学で講演した際、学生から質問がありました。非常に学生らしいな、と思ったのですが、「1日の時間の使い方を教えて下さい」というものでした。ベンチャー経営者の日常を形から学ぼうと言うものです。 私の答えは「仕事以外やってません。一日19時間働きます」というものでした。一瞬、教室がどよ
世の中大変なことになっています。まさかリーマンブラザーズが倒産するとは思いませんでした。例え1ヶ月前でも誰もそんな話信じなかったでしょう。丁度、リーマンが倒産した日、店員が、 「今日はお客さんが来ない。どうしたんだろう?雨も降ってないのに。」 と呟いていました。風が吹けば桶屋が儲かると言われますが、リーマンが潰れるとケーキ屋は儲からないようです。 そこで!この問題に関し、日米二人の政治家に文句を言いたいと思います。一人目はバラクオバマ。言わずと知れた民主党の時期大統領候補です。財務長官のポールソンが公的資金の投入を見送り、リーマン倒産が決定的になった日、彼は次のような発言をしていました。 「潰れていい。投資銀行家は景気が良いときは数億円の年棒を貰う。景気が悪くなったからと言って納税者の金で投資家を救うことは許されない。」 納税者と投資家が全く別の人であればそうでしょうね。彼ほどの人が米国の
日本を発展させたいと願います。日本の発展に何が必要かを考えて見ましょう。 一般に発展というと、経済的発展を意味します。心の豊かさとか、安全とか、安心とか、色々ご意見はあるかと思いますが、これは政治の領域に入りますし、ごくごく一般的な言い方をすれば、経済が発展し、国民の所得や税収が増えれば治安も良くなり、福祉も充実しますので、ここは議論を簡単にするために、経済的発展だけを考えて見ましょう。 これもまた一般的な話ですが、経済的発展の指標としてはGDPが目安になると思います。豊かさの指標としては国民一人あたりのGDPの方が重要ですが、日本のように人口が増えない国ではGDPもほぼ同じ指標として使えるでしょう。GDPは国内で生産される付加価値の総額です。問題はその年度年度で区切りますので、ある瞬間の国勢しか示されません。将来にわたってその国の生み出す付加価値を現在の価値で表そうとすると、付加価値の成
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