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皆様こんばんは。 アルファ碁の自己対局棋譜、凄まじいですね。 早速当ブログでもご紹介してみましょう。 ちなみに、こんなタイトルですが今のところシリーズ化の予定はありません(笑)。 人智を超えた内容は、読み解くには労力がかかり過ぎます。 まずはMaster対棋士のシリーズを完結させることにしましょう。 1図(実戦) ここまで何の変哲も無いミニ中国流布石で、油断していましたが・・・。 2図(実戦) 出ましたね(笑)。 まあ、この手自体はギリギリ人間でも発想できるレベルです。 黒2でAと伸びられたらどうするのかという疑問はありますが・・・。 3図(参考図) この後はこんな進行が思い浮かびます。 これなら白も打てるように感じますが・・・。 4図(実戦) ・・・言葉が出ません・・・。 やりたい放題という感じですね。 黒AかBかどちらに受けるかを見てから、右下の打ち方をCかDか決めるということでしょう
囲碁棋士白石勇一です。 ブログ移転しました→https://note.com/shiraishi_igo 皆様こんばんは。 本日、柯潔九段とAlphaGoの三番勝負、最終第3局が行われました。 結果は残念ながら柯潔九段の負けに終わり、AlphaGoに一矢報いることはできませんでした。 それでは振り返って行きましょう。 1図(実戦黒13) 柯潔九段の希望により、AlphaGoの黒番です。 何と、黒△とカドに行きました! 序盤早々、信じられない手が飛び出しましたね。 こういう手は白を固めるだけで、メリットが無さそうに思えます。 同じカド(肩ツキ)でも、黒Aなら分かるのですが・・・。 2図(変化図1) 黒1は十分考えられる手で、もし白2、4と押してくれれば、黒5まで一歩先に伸びることができます。 この進行を期待できるかはともかく、こうなれば黒が嬉しいですね。 3図(変化図2) しかし、実戦の黒1
囲碁棋士白石勇一です。 ブログ移転しました→https://note.com/shiraishi_igo 皆様こんばんは。 本日は柯潔九段とAlphaGoの三番勝負、2局目が行われました。 結果は155手でAlphaGoの黒番中押し勝ちとなりました。 それでは、今回も私の印象に残った場面をご紹介しましょう。 1図(実戦白20) 左下隅で、何とMasterが三々打ち! 60番碁では1局も見られませんでしたが、心境の変化でしょうか?(笑) そして、白△のノゾキは軽いジャブのような手です。 黒Aとつないでくれれば僅かに得ということです。 2図(実戦黒21~25) そこで、黒としては素直につながず、1と反発することも考えてみたいところです。 ただ、Masterはその後が違いました。 白2に黒Aの伸びではなく、黒5の飛び! 見るからに穴だらけで、人間の感性では思い付き難い手です。 黒は危なそうですが
囲碁棋士白石勇一です。 ブログ移転しました→https://note.com/shiraishi_igo 皆様こんばんは。 本日は有楽町囲碁センターで指導碁を行いました。 お越し頂いた方々、ありがとうございました。 賀歳杯決勝は、中国の柯潔九段の優勝となりました。 井山裕太九段にとっては大きなチャンスでしたが、残念でした。 それでは振り返っていきましょう。 なお、この対局は幽玄の間にて、一力遼七段の解説付きで中継されました。 1図(実戦白6~白10) 井山九段の黒番です。 白1のカカリに対して、いきなり黒2のコスミツケとは意欲的です。 白1、3、5の形は所謂二立三析と呼ばれる好形で、黒が良くないとされています。 2図(実戦黒11~黒15) しかし、直後の黒1のカケが予定の行動です。 白の形は良くても、左辺に石が偏り過ぎではないかと言っているのですね。 ちなみに前図黒1のコスミツケは、Mas
囲碁棋士白石勇一です。 ブログ移転しました→https://note.com/shiraishi_igo 皆様こんばんは。 皆様は、良い年末年始を過ごされましたか? 個人的には、暗澹たる気持ちで過ごしていました。 主な原因は、AI囲碁ソフト「MASTER」です。 「アルファ碁」の後継ソフトであると、開発者からの発表がありました。 昨年3月の「アルファ碁」の登場で、人類がAIに勝てなくなる事は確定しました。 そこから徐々に離されていくかと思っていたのですが、実際にはAIは信じられないスピードで成長していました。 年末年始に、大勢の世界チャンピオンクラスがネット上で挑戦しましたが、大半の対局が完敗でした。 強さという意味では、人間の限界を突き付けられた格好です。 AIに学んで人間のレベルが上がるという説もありますが、果たしてどこまで期待できるでしょうか? 例えば、400年近く前の本因坊道策の時
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