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ao26.hatenablog.com
23日 朝、練習。 昼は丸亀にある「ヨーロピアン珈琲 長崎屋」で焼きカレーを食べる。食後の飲み物と一緒に、小川洋子『余白の愛』を読む。家を出るときになんとなく書棚からひっぱり出した本だが、なんとなく今の気分に合った内容でしずかに浸った。店内では『月の光』が流れていた。 耳を病んでいる女性が、患者同士の会に出て知り合った速記者の指に惹かれて……という物語。 遠のいたり激しくなったりすることはありません。ずっと同じ姿を保っています。いったいどこまで続いてゆくのでしょうか。わたしはそれが消えないことを心配しているのではなく、消えたあともう二度と自分の耳へは帰ってこないのではないかと、そのことを恐れているのです。 (小川洋子『余白の愛』より引用) 余白の愛 (中公文庫 お 51-3) 作者:小川 洋子 中央公論新社 Amazon 手に入れたいものが近くなるほど、それを失うことがこわくなる。痛いほど
21日 旦那さんの家族と合流。甥姪と交流。子どもがいる生活は楽しそう。 解散したあと、たまたま眼の前に何となくいい雰囲気の店があって、立ち寄るとそこのギャラリーで友人が展示をしていた。すごく久しぶりの再会で、びっくりしすぎて言葉がでなかった。 「なんでここにいるの?」 「え、いい感じの本屋さんがあると思って入ったら…」 「書店………そっか、本屋……」 本に呼ばれることはあったけど、書店に呼ばれた経験はなかなか無い。でも会えて良かった。 私がかつて書いた小説のタイトルが絵の題名になっていて、ああ、あの話を読んだんだなと思った。良かった。読んでほしかったから。絵はかっこ良かった。 生活が変わったり感覚が変わったりで、最近はお店やギャラリーから足が遠のきがちだったけど、また少しずつ気持ちがそういうスペースに向き始めているのは感じる。 「また動き出したくなるときがやってくるよ」とその友人は言ってい
中学生のときに不思議な夢を見たことがあり、その内容を忘れたくなくてノートに書いた。 そのあたりがはじまりで、時おり、特別なこと、忘れたくないことを記録につけるようになった。 高校2年生のとき、好きな人ができたり友人との関係、部活動の悩みなどで毎日心が忙しかった。だからやっぱり、忘れたくない出来事や言葉は日記として残すことにした。日記帳は100円均一で買ってきたノートだったりして、表紙は何でも良かったのだが、サイズは決まってA5にしていた。その小さな紙面に好きな写真や歌詞を書き留めて、同じように日々のことも綴った。 言葉と出来事を合わせて書くようになったのはこの頃からだと思う。出来事と、それにともなう、心に残るフレーズ。 高校卒業間近、はじめて自分だけの携帯電話を持った。それまでは家族と電話を共有していて、そのころは学校から帰った夜の少しのあいだだけ、好きなサイトやブログを読むのが楽しみだっ
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