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3月3日に新刊が出ます。タイトルは『バッドエンドの誘惑』。 人づてに「いやな話だったよ」と言われて、なぜか好奇心が湧いてしまう映画。イヤミス小説の流行と同様の現象です。「なぜ人は厭な映画を観たいと思うのか」をひもとく書籍です。 以下は項目と、取り上げた映画一覧です。 バッドエンドの誘惑~なぜ人は厭な映画を観たいと思うのか~ (映画秘宝セレクション) 作者: 真魚八重子出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2017/03/02メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (5件) を見る *バッドエンドの誘惑 ・タイミングが悪い 『ミスト』『ミスティック・リバー』『永遠のこどもたち』 ・神は人の上に人を作った 『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』『召使』『恋するリベラーチェ』 ・バックステージの闇 『サンセット大通り』『マルホランド・ドライブ』『スター80』 ・侘しさ―― 『ボディ・ス
地方から出てきて、誰がそんな夢が叶うかと思うことにしがみついて、それが運にも恵まれ、意外に自分たちはたぶんうまくやってきた。 でもこの先の幸福は?成功の行き着く先は?いま、綺麗な服を楽しむためにお金を使ったら、老後が生きていられないのはわかってる。でも、今を楽しまなければ、その人生はなんのためにあるのだろう。 たくさん映画を見てきたのに、いまだに主題歌のセンチメンタルさだけで、思い入れを持ってしまう。愚かだと思っても、感受性とはしょうがないものなのだ。 夢を追う者の物語。成功しても、あんな悲しそうな主人公たちは幸せなのだろうか。これは生涯をかけた仕事の映画であり、さらに一生に一度の恋の映画だった。悲しい。わたしたちはもう、恋ではなく、仕事に生きるよう努力すべき年齢になってしまった。 テーマ曲が、頭をグルグル回ってしかたがない。そして、自動的に泣く。
男の魂に火をつけろ! さんの企画に参加します。「ホラー映画ベストテン」です。 http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20121031 以下、順不同です。明日には変わるかもしれないのに、順位はつけられない。 『悪魔の調教師』(アラン・ルドルフ) 『4人の食卓』(イ・スヨン) みんな、この映画を理解できてなさすぎる! 『デモンズ'95』(ミケーレ・ソアヴィ) 『メドゥーサ・タッチ』(ジャック・ゴールド) 『ラビッド』(デヴィッド・クローネンバーグ) 『暗闇にベルが鳴る』(ボブ・クラーク) 『反撥』(ロマン・ポランスキー) 『スパズモ』(ウンベルト・レンツィ) 『サスペリアPART2』(ダリオ・アルジェント) 『蜘蛛の瞳』(黒沢清) 悪魔の調教師 [DVD] 出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2010/05/12メディア: DVD購入: 2人 クリック:
以下、10年前!のタグ打ちで映画サイトをやってた頃の文章です。『前科おんな殺し節』の感想です。HDから引っ張り出してきて転載。明日からシネマヴェーラで上映があるようなので。ガッツリとネタバレしていますので注意。 - 『前科おんな殺し節』 (東映東京) 監督:三堀篤 脚本:松田寛夫 神波史男 撮影:飯村雅彦 美術:北川弘 音楽:八木正生 出演:池玲子 片山由美子 風間千代子 小松方正 葉山良二 地井武男 杉本美樹('73) 東映ピンキーヴァイオレンスに女の復讐劇は多々あるけれど、これはやり方の狡猾さが異色な印象。個人的にはかなり気に入りました。 内容。マキ(池玲子)が、女子刑務所に送られてきた。彼女はヤクの売人だった父を、大場興業によって殺害され、その復讐のため大場(葉山良二)を襲って失敗、逮捕されたのだ。復讐の一念に燃える彼女は最初、同房の女囚たちと馴染まないが、ある日、マキの態度に腹を立
4月の記事ですが、もしかしてこの続報を見てない人もいるのかな?と不意に思ったので。 youtubeで話題になった、この韓国人ドラマーの人の正体と現在がわかった!という朝鮮日報の記事。 http://www.chosunonline.com/article/20080416000050 変わらずお元気な様子。そしてシン・ジュンヒョンのAdd4のドラマーだった!すべての韓国ロックは、シン・ジュンヒョン先生に行き着くという現象。コリアン・サイケのこちらのサイトでも、ドラマーがKwan sun-kwanと書かれてますね。 このドラムが話題の大韓的ドラマー、クォン・スングンさんかと思われます。既にペラッペラな音。ベースが演奏している間はギター(それも二人)が休んでるとしか思えない。(ヒサミチさんのブクマで知りました。) シン・ジュンヒョン先生のかっこいいコリアンサイケ。でも、韓国ロックに首突っ込むと
お久しぶりです。久々の更新がまた告知ですみません。 明日12/14発売のムック本に執筆しています。タイトルは『映画秘宝EX 映画の必修科目02 激辛韓流映画100』。韓流とはいっても「出会いがしらに喧嘩になったアイツは富豪の御曹司?!でも金持ち美女のライバルが現れて…!」という話を、整形美男美女のバストショットの切り替えしだけで見せる恋愛ドラマとは違います。「飛び蹴り!平手打ち!斧!ソン・ガンホ!恨!」的な韓流作品ばかり集めました。100タイトルですが、見事にロマンスから程遠いセレクトになっています。 映画秘宝EX 映画の必修科目02 激辛韓流映画100 (洋泉社MOOK) 作者: アサダアツシ,岡本敦史,尾崎一男,ギンティ小林,多田遠志,長野辰次,馬飼野元宏,真魚八重子,モルモット吉田,鷲巣義明,金子ナンペイ出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2011/12/14メディア: ムック購入:
映画秘宝EX 映画の必修科目01 仰天カルト・ムービー100 作者: 青井邦夫,アサダアツシ,長野辰次,長谷川町蔵,真魚八重子,モルモット吉田,池田敏,石熊勝己,江戸木純,岡本敦史,尾崎一男,須賀隆,金子ナンペイ出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2011/09/08メディア: ムック購入: 11人 クリック: 43回この商品を含むブログ (8件) を見る9月8日に発売です!カルトムービー100本を1本ずつ見開きでご紹介。 必修科目という通り、これは見ておきたいというカルトムービーの代表作を集めています。10代、20代の方はもちろん、最近映画に興味がわいたけど、何から見ればいいかわからない…とか、シネフィルだけどB級映画も見なきゃいけないみたいだから、手っ取り早く押さえておくべき一覧が欲しい…とか、そんな需要にも応える一冊。新作中心で見ている方も、ここに挙げられている映画はいまだに様々なオ
7月30日(土)から最新作『エッセンシャル・キリング』が公開になるイエジー・スコリモフスキ。『TRASH-UP!!』でも前身のTRASH MOUNTAIN VIDEOで『ザ・シャウト』のDVDを発売したり、ゆかりのある監督です。そのスコリモフスキ好きが集まって、監督についてお話するイベントをやります。わたし以外はスコリモフスキ監督と直接会ってお話された経験のある方たちがゲストなので、きっと濃いですよ。 8月13日(土)、新宿の職安通りにあるNAKED LOFTが会場です。皆さん来てね! TRASH-UP!! presents 「イエジー・スコリモフスキを語る夜」 7/30公開の最新作『エッセンシャル・キリング』が話題の巨匠、イエジー・スコリモフスキ監督。 伝説のカルトムービー『早春』に、観た者を例外なく唖然とさせる怪作『ザ・シャウト』など、一筋縄ではいかない映画を撮り続けたり、『マーズ・ア
シャマランが原案を提供、製作を担当し、若手の監督が映画化するプロジェクト“ザ・ナイト・クロニクルズ”の第一弾です。監督は『REC / レック』のハリウッド版リメイク『REC:レック/ザ・クアランティン』を手がけたジョン・エリック・ドゥードル。公開は7月16日からです。 〈物語〉高層ビルで突如窓を突き破って落下する自殺者。そんな不吉な予兆が導くように、そのビルのエレベーターに5人の男女が閉じ込められた。警備員が調べても異常は発見できず、いたずらに時間が過ぎていく中、不意にエレベーター内で原因不明の停電が起こり、そのわずかの間にひとりが死んでしまう。事故なのか、ほかの4人のうちの誰かが殺害したのか・・・。 最初に起こった自殺を調べていた刑事は、事故で妻子を亡くして以来アル中となっていたのを、なんとか克服して職場復帰したばかりだが、急遽エレベーターでの死亡事件の指揮をとることになる。ところがレス
発売がちょっと延びていた『TRASH UP!!』vol.9が、いよいよ6月24日発売です。 季刊 TRASH-UP!! vol.9(雑誌+DVD) 出版社/メーカー: 株式会社トラッシュアップ発売日: 2011/06/24メディア: 雑誌購入: 3人 クリック: 19回この商品を含むブログ (5件) を見る今号から、柳下毅一郎さん訳『リチャード・フライシャー自伝 「泣くときにはそう言って」』が新連載!めちゃくちゃ楽しみです。フライシャーはやはり犯罪系の映画が怖くてすごく好き。ほかのどの映画観ても面白いけど、どういう人なんだろう。 わたしは、前号で書ききれなかった「天知茂の『江戸川乱歩の美女シリーズ』全作解題 後編」と、「幻の封印映画『夕映えに明日は消えた』」の2本の原稿を書いています。両方とも長くて、読むのめんどくさいと思います、すみません。 『夕映えに明日は消えた』に関しては、ほんとに見
6月12日(日)に、大田区産業プラザPio(京急蒲田駅)で開催される「第十二回文学フリマ」にて、『Bootleg vol.3 Noir』発売です!今回のテーマは“悪”。わたしは「Let's FUUUUUUUUUCK! 色悪こそ映画の華」という長文と、『ギニー・ピッグ』シリーズ全作品解説&ホラー系ポルノ映画紹介の「日本の大残酷」を書きました。色悪は自分の好きな俳優さんを並べただけの原稿になってしまいました。日本の大残酷は、いまさら『ギニー・ピッグ』を通して見るのがつらかったです。 当日は朝から売り子をしているので、遊びにきてくださいね。おまけでつくバッジもカッコイイです(限定数)。なんかそろそろ、1回目のように行列ができたりはしないかな…?という気もするので、手すきのときには気軽に話しかけてくださいー。 『Bootleg vol.3 Noir』目次 ・ナマニクさんの大残酷 ナマニク ・永久悪
(※2001年7月に、当時のサイトにアップしたもの。古いテキストです) (東映京都) 監督:加藤泰 脚本:掛札昌裕 鈴木尚也 撮影:古谷伸 照明:中山治雄 美術:井川徳道 原作:長谷川伸 編集:宮本信太郎 音楽:斎藤一郎 出演:中村錦之助 池内淳子 東千代之介 岡崎二朗 阿部九州男 清川虹子 渥美清('66) これは本当に傑作だと思います。観終わると、泣きすぎて目がはれてしまう作品。 内容。沓掛時次郎(中村錦之助)と、弟分の身延の朝吉(渥美清)。時次郎は一宿一飯の恩義によって虫けらのように利用される、やくざの情けなさを身を持って感じているが、元百姓の朝吉は男を売り出すことに夢中だ。その日もわらじを脱いだ一家で出入りが起こった。そして時次郎が止めるのも聞かず出かけた朝吉は一人きりで斬りこみ、絶命してしまうのだった。 一方旅を続ける時次郎は、渡り船で柿をくれた母子とつかの間の道連れとなり、心和
amazonでイスラエルのアクセサリーが買えることに昨夜気がついて、3時間くらい悶々としながら全商品見てしまったよ。できれば、気がつきたくなかった・・・。わたしは華美なアクセサリーが好きで、イスラエルのヴィンデージビーズや天然石を使ったネックレスやピアスに超弱いのです。給料の大半はそれで飛んでる。イスラエル物は、このamazonで取り扱ってるアヤラ・バーというジュエリーデザイナーより、AMAROというブランドを主に買ってるんですが、それでもこうやって見るとアヤラ・バーも悪くないなあ。毎日のようにアクセサリーのオンラインショップを見て、若いうちに水商売でもやっておけばよかったと本気で思ってます。 アヤラ・バーネックレスデイドリーム Ayala BarDay Dream07-3631 メディア: ウェア&シューズ クリック: 16回この商品を含むブログ (1件) を見る一見派手だけど、肌馴染み
(豪快にネタバレしています) 『レスラー』を見たあと、友人たちと「あの粗い画質は何で撮影してるんだろうねー」と言いつつ確認しないでいたのが、『ブラック・スワン』も同様だったので気になって調べたら、主要な部分はスーパー16。けっこう盲点でした。イクラが食べられるだけの札束がポケットに入ってるのに、人工イクラをわざわざ好んで食べるような贅沢さというか。ナタリー・ポートマンのギャラが高いといっても35mmで撮れないわけじゃないだろうし…。デジタル一眼レフで撮っている部分は、冒頭のダンスに密接して移動撮影するところでしょうか。自分ではデジカメすら触らないので、全然詳しくないのですが。 人の皮膚をツルッと撮るか、肌荒れを見据えて撮るかで伝わるものは異なってくるわけで、この粗い画質も何かを観客へ感覚的に訴えます。おそらくせわしないカット、手持ちカメラのブレる画面も類似した効果を持っていて、その感覚を言
試写でだいぶ前に見ました。 香港映画です。ヒロインはこれまで三池崇史やジョニー・トーの映画に出演し、このあともハリウッド進出作が控えているジョシー・ホー。実人生ではマカオのカジノ王の娘という、いわゆるセレブな生まれと育ちの彼女が、みずからプロデュース・主演したのが本作。監督は早熟の天才ながら、なぜか日本では東京国際映画祭などでしか上映されてこなかったパン・ホーチョン。 お話。チェン(ジョシー・ホー)は幼い頃から都市開発による立ち退きや、貧苦にあえいでくらしてきた女性。亡くなった祖父の「海の見える土地に住みたい」という願いが、チェンにとってもイヤなOL仕事を我慢して働く情熱の糧だった。ようやく見つけた憧れのマンション「ビクトリアNo.1」。しかし手に入れられそうだった不動産価格も、目に見えてつりあがっていく。もはや諦めるしかなさそうだった時、チェンはある考えを実行する――。 これは上述の通り
昨日、シネマヴェーラで観てきました。やはり傑作だった…。最近も劇場でかかっていたので、すでにご覧になってる方も多いかと思いますが、もし未見の方がいるならぜひ。わたしが6年前に書いたテキストがあるので、貼っておきます。でも上映今日までなのです。急いで! 『喜劇 特出しヒモ天国』 <カメオ出演の東映セレブを探せ!> (東映京都) 監督:森崎東 脚本:山本英明 松本功 撮影:古谷伸 美術:吉村晟 編集:神田忠男 音楽:広瀬健次郎 出演:山城新伍 芹明香 殿山泰司 川谷拓三 カルーセル麻紀 川地民夫 藤原釜足 池玲子('75) すごい面白かった…、傑作です。『喜劇 女は男のふるさとヨ』よりもこっちの方がイイ。なんといっても顔ぶれが賑やかだし、松竹と比べて猥雑さや露出度や、ワル度が高いです。 内容。墓場をはさんで寺のお向かいにあるストリップ小屋。今日も巡業で滞在中のストリッパーさんたちが特出しサービ
12月5日(日)に京急蒲田駅下車、大田区産業プラザPIoにて開催される文学フリマで「Bootleg」最新号が発売です。 Vol.2は「愛」がテーマ。校正ですべての原稿を読ませていただきましたが、今号は今までで最高に面白い!執筆陣のテキストの粒がそろってレベル高いです。もちろん誤字の校正は入れても、マトモ亭の『』「」やカタカナの乱脈な使い方には一切手を加えていません! 当日わたしは売り子をしているので、お気軽にお声かけてください。開始直後はバタバタと流れ作業的になってしまうかもしれないけれど、少し間を見計らって落ち着いたところでお声かけてくだされば、全然大丈夫です。 わたしは『B級ホラーアクション界のクリスチャン・ラッセン野郎 レニー・ハーリンを再発見せよ!!』というテキストを書いています。レニー・ハーリンのフィルモグラフィーをほぼ網羅して、作品解説しています。 『Bootleg Vol.2
今月27日に岩波書店より発売になる『日本映画は生きている 監督と俳優の美学』(監修:黒沢清, 吉見俊哉, 四方田犬彦, 李鳳宇)で一章執筆しています。「映像作家としての勝新太郎論」というものです。今までの人生で一番長い評論書きました。 『座頭市』を中心に書いたのですが、『座頭市』だけで映画26本と、テレビドラマ版100本あるから、資料を観るだけですごく時間がかかった…。プラス『顔役』『警視-K』13本がメインの論文です。他にも『唖侍・鬼一法眼』や『御用牙』『痛快!河内山宗俊』も交えてるので、ほんとに時間かかったなあ…。 俳優・勝新太郎は映画斜陽期でもヒット作を飛ばした人でありつつ、監督・勝新太郎は映画に遅れてきた世代です。また、破天荒な振る舞いが多かったので、監督・勝新太郎も現場で無茶をいい、ドラマの予算やスケジュールを無視した行動を中心に語られますが、今回はそういった目線で勝新太郎という
東京国際映画祭で『イップ・マン 序章』『イップ・マン』を観ました。原題は『葉問』『葉問2』、日本では2作目に当たる『イップ・マン』しか公開しないという噂。 この2作は詠春拳の師匠で、ブルース・リーにも教えを施した葉問(イップ・マン)の伝記映画。葉問をドニー・イェンが演じます。 『イップ・マン 序章』は感銘を受けましたよ。 お話は戦前から始まります。裕福な葉問(イップ・マン)は佛山という武術が盛んな土地で暮らし、人々から信頼される徳の篤い人物。詠春拳の遣い手としても優れていますが、謙虚なので武館を開くことはしません。それでもみんなが何かと相談にくるので、妻は葉問が自分の子どもより武術を大事にしていると癇癪を起こすため、なるべく自宅に武道家が訪れるのを避けたりと、恐妻家状態。 しかし日中戦争が起こり、葉問の立派な邸宅は日本軍本部に占拠されます。葉家族は一気に困窮へ陥り、一文無しでその日の米に事
Twitterでわたしがしょっちゅうキツいと呟いている『Law & Order SVU』。いままでCSでしか観られなかったこのドラマがDVDで発売になります。それも値段が安い! Law & Order 性犯罪特捜班 シーズン1 DVD-SET 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル発売日: 2010/10/22メディア: DVD購入: 5人 クリック: 91回この商品を含むブログ (11件) を見るLaw & Order 性犯罪特捜班 シーズン2 DVD-SET 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル発売日: 2010/10/22メディア: DVD購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (2件) を見るLaw & Order 性犯罪特捜班 シーズン3 DVD-SET 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル発売日: 2010/10/22メディア: DVD クリ
古澤健監督の新作『making of LOVE』が8月29日からポレポレ東中野にてレイトショー公開です。事前に拝見しましたが、大変面白かった!散りばめた断片が、みるみる回収されていく脚本がお見事。甘酸っぱい青春期のセックス話が、急カーブを描いてフジテレビの深夜モキュメンタリー番組『放送禁止』のような、恐怖に包まれていく展開がすばらしい。でも、ずっと笑って観ていられるという不思議な成分でできている作品。 なおかつ、映画を作る内幕モノでもあります。じつはわたしが一番胸を打たれたのはその場面。拝金主義とも思えるプロデューサーと対峙して、「ほかに金を稼ぐ手段があるのに、映画のプロデューサーをやってるってことは、あんたもいい映画作りたいからなんだろ」というセリフが、すべての監督たちの魂の叫びだと思いました。 ラストも、ワンカットの中で笑いと愛のときめきが同時に起こっているカオスが素晴らしい。カオスは
トラック野郎風雲録 作者: 鈴木則文出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2010/05/24メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 86回この商品を含むブログ (14件) を見る新文芸坐での則文監督特集のとき、サインと丁寧な朱が押してあるものを購入しました。写真がとても綺麗で、特にポスターをあしらった表紙!ぜひカバーも一度外して表裏を眺めてください。トラック野郎のポスター集めようかなあ・・・。内容も、思い出話はもちろん、シネマヴェーラ渋谷での特集上映の感慨など、今のわたしたちにとってのオンタイムな話題も多いです。則文監督特集のとき、トークショーに足を運んだ方や、自作をご覧になるため足を運ばれた監督と一緒の回で観た方(多いはず!)も、時間の共有をつくづく嬉しく感じる一冊。絶対値段以上の価値ありです。映画『トラック野郎』大全集 (別冊映画秘宝) 作者: 鈴木則文,宮崎靖男,小川晋,杉作
現在劇場公開中の日本映画です。監督は『女囚さそり』シリーズで知られる伊藤俊也。伊藤監督と共同脚本を担当したのは、『特捜最前線』で記念碑的な名作はすべてこの人の脚本だった、長坂秀佳。 …いやもう泣いた。途中からアホみたいに泣きどおして観ていました。 物語。 隅田川で、ラーメン屋店主の他殺体が浮かんだ。定年を控えた滝口刑事(奥田瑛二)はこの事件を担当する名乗りをあげる。一緒に組むことになった若手刑事の片桐(渡辺大)は、金策に悩んでいたラーメン店主の死という、一見あまり派手ではないこの事件に、じつは大変なヤマが隠れていることを滝口から聞かされる。――三億円事件。あの未解決のまま迷宮入りした大事件は、じつは犯人の目星がついている状態だったにも関わらず、ある事情から封印されたものだった。しかし、今になって封印を解こうとする滝口たちに、警察幹部からの圧力がかかり始める。そうするうちにも、三億円事件関係
今何かと話題な派遣社員の身分バリバリなわたしですが、今の職場では秋から春にかけて繁忙期です。で、先日発売になった『市川崑大全』なども重なって、本当に秋は忙しかった。原稿書くのは当然ものすごく嬉しい作業なので、自分の無能さに悶絶したり日々絶え間なくあがきながらも、でも直感を的確に指す言葉や文章を見つけたりした瞬間は、何よりも歓喜と結びつくから苦ではないのです。しかし目先のお金を稼ぐ仕事もしなければいけないから、最近は心の余裕がなかった。 で、今週原稿仕事が終わって、急にヒマになったから仕事帰りに、普段行かない職場近くの本屋へ寄ったのですが、どこに何が置いてあるのか見当がつかなくて、ちょっとショッキングでした。学生時代なら、初めて入る本屋でも目ざとくお目当ての本の棚は見つけてた気がしたのに…。長らくamazonでしか本を買ってなかったので、新書や文庫が、どの出版社がどの装丁という流し見で自然と
ジャック・ケッチャム原作の映画『隣の家の少女』が、3/13よりシアターN渋谷で公開です。最初はレイトショーだけの予定だったのが、問い合わせが多いようなので、急遽2週目からモーニングショーも追加になりました。 わたしはプレスシート(たぶんパンフレットと同意語)に寄稿しています。深町先生(id:FUKAMACHI)も執筆されてます。まだプレスの実物観ていないので、深町先生の原稿が楽しみ。 問題作として有名な原作小説を読まれてる方も多いと思いますが、交通事故で両親を亡くした少女が、貰われた家の女主人に監禁され、その女性の実子や隣近所の少年少女から虐待を受けるというお話です。わたしは「なぜこういった小説があえて映像化されたり、後味が悪いと知りながら観てしまうのか」ということを、「女子高生コンクリート詰め殺人」などの類似した監禁虐待事件も含めて書いてみました。 複数の人間による虐待は、被害者はもちろ
渡辺文樹監督作品。形になっている作品としては最新作になります。内容がヤバいので一般劇場ではかからず、監督が映写をしながら全国の公民館を回っており、昨日まで都内の代々木八幡区民会館ホールで旧作と併せて上映されていました。本作の内容は、日航ジャンボ機墜落事故の原因は当時の首相であった中曽根とアメリカの関係にあり、日航機は日本の自衛隊機によって撃ち落されたとする説を追求をするもの。ドキュメンタリーではなく劇映画です。 上映の数分前から場内灯は消され、まだギリギリにやってきた客が入場をしている最中に、後ろから監督の前口上が始まります。カウンターカルチャーとしての効果を語り、その中で「えー、コレは笑いながら観るような映画じゃないんでね」と凄みのあるクギを刺していて、なおかつ監督は上映中もずっと場内にいるから、観客は笑えてしまうようなシーンでも声を出さないように我慢して肩を震わせていました。ちなみに、
お待たせしました、『TRASH-UP!!』vol.5がいよいよ発売になります! 早ければ2月12日(金)、あとは15日くらいまでに店頭に出るようです。amazonでも扱ってるので遠方の方は通販でどうぞ。わたしは長文だと『羽仁進の映画世界』と、セミ・ドキュメント小説『十代 八重子の場合』などを書きました。後者はひっどい小説で人目にさらしたくないので、見開きで収めてもらいました。あと、捜査官が統合失調症で混乱していく、実話ペースのサスペンス映画『アルファベット・キラー』の紹介や、香港ニューウェーヴで1本だけ地味にカイ・チーホンについて書いたりしています。 特集のメインはザ・レジデンツ!パク・チャヌク・インタビュー!ピーター・アイヴァース!相変わらず時代を超えた豊富な内容となっております。 あ、追記。店頭っていうのはタワレコやHMVやタコシェやビデオマーケット等々、TRASH UP!!を扱ってい
伊藤聡さんの初単著の新書『生きる技術は名作に学べ』を拝読しました。大変面白かった!友人の本だから褒めるんじゃなくて、本当に楽しく読めました。こんなステキな本をお友達が書いたんだなーって、感慨に耽ってしまいましたよ。以下、普段は伊藤聡さんのことをソウさんと呼んでいるので、そう書きますね。 著者の伊藤聡さんは超人気ブログ「空中キャンプ」id:zoot32の方です。この本は『異邦人』や『魔の山』『赤と黒』等、多感な十代を過ぎたひとたちにとっては、いまさら手に取るのが億劫になりがちな名作文学10作品を改めて読み解き、今のわたしたちがどう読めばいいのか導いてくれるもの。 若者にとっての恋愛や、自意識や、自分の居場所を見つけるための悩みは、19世紀でも21世紀でも本質的に変わりません。職場に馴染めず能率が悪いキャラになるか、ガハハと笑ってたいしたことをせず成り上がるキャラになるか、その立ち位置がいかに
森ガールvalon vol.1 (タツミムック)posted with amazlet at 09.11.30 辰巳出版 売り上げランキング: 759 Amazon.co.jp で詳細を見る 本日発売の『森ガールvalon』vol.1に書いています。twitterで男性陣が本気で森ガールを理解してないのを見るとちょっとビックリ。「森ガールを見たことがない」とか…。普通の人のように電車に乗って都心に出かけている方なら、絶対見ているはず。 森ガールってなに?という方は、この本のグラビアや街で見かけた森ガールフォトのコーナーを見れば、(ああ、確かにこんな格好の子たくさんいるなー)ってわかると思います。 わたしはチェコ映画について見開きと、カルチャーページの映画欄を担当しています。
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