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シベリア抑留国賠訴訟の原告団の方にお話をうかがう機会があった。 アジア・太平洋戦争後、元日本兵らがソ連軍に連行され、労働力として酷使された「シベリア抑留」では、約60万人が重労働を強制され、6万人以上が亡くなったといわれる。その抑留体験者らが、京都地裁に提訴し、国を訴えて裁判をたたかっているのだ。その結審が6月17日にあった。判決は10月に出る予定だ。 抑留体験者らが、日本政府を訴えるのはなぜか? その理由は、シベリア抑留は、当時の日本政府や軍部の「棄民」政策の結果だというものだ。「国体護持」、つまり天皇制を守るために、当時の大日本帝国の政府・軍部がソ連と取り引きして、元日本兵らを労働力として供与することを申し出たというのだ。 「棄民」政策をしめす文書の一端は、すでに一九九三年八月の共同通信社の配信記事として報道されている。この記事では、一九四五年八月末、「大本営浅枝参謀」が作成した「
長野に昨日まで取材。製造業の工場が多く、自動車や工作機械、電子基板、製麺工場などなど、いろんな工場が長野県にはあるみたいだ。そこに派遣を中心に、外国人労働者がたくさんいる。 そして、無理を承知でお願いして、外国人労働者のお宅に一件、訪問させてもらった。にこやかに、笑顔で迎えてくれてうれしかった。ひとなつっこくて、冗談もたくさんいっていた。「ブラジルのコーヒーがあるけど、飲む? とっても苦いよ」といわれて、ブラックで飲んでみた。しかし、意外に苦くなかった。そんな僕らを見て、「え~? どうなっているの、この人たち!」と奥さんがすごくびっくりしてた(笑)。奥さんはそのコーヒーに砂糖を入れないととても飲めないらしく、夫もしかり。僕たちが普通に飲むのが意外だったらしく、かなり大げさに(?)驚いてくれた。 そんなひょうきんな(?)ご家庭だったが、妻の派遣の仕事がなくなり、夫の収入だけで生活しているとい
このコメント http://anemonefish.cocolog-nifty.com/osakana/2008/03/1_d95f.html#comment-23359869はてなりんぐ「歴史修正主義に反対します」の皆さんにコメントしています。 はてなキーワードに対して歴史修正主義者から攻撃がされています。是非幣ブログの事情を読んでご協力ください。 http://d.hatena.ne.jp/abesinzou/20080322 また議論に参加ください。 http://norevisionism.g.hatena.ne.jp/bbs/2 この歴史修正主義者である「有名人」はhttp://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%D9%C5%C4%B6%D1? 実はその出版物で数10万人に影響をおよぼしていると思うと非常に悲しくなります。にこたえて、 D_Amonさんがつくって
いまごろ気がついた。米兵の性暴力事件で、週刊新潮が、つぎのようなヒドイことをやっていたらしい。 http://www.yanagiharashigeo.com/kd_diary/index.htm 上記URLより引用すると。 ***************************** 2008/03/04(Tue) 被害少女宅を“直接取材”した「週刊新潮」記者 沖縄で女子中学生が米海兵隊員に強姦された問題で、「週刊新潮」が被害少女の自宅を割り出し、同誌記者が少女の自宅を“直接取材”していたことが、告訴取り下げの要因の一つとしてあげられている。沖縄県紙「琉球新報」は1日付で、「被害者宅に週刊誌記者 県警『報道被害』を指摘」との小見出しを立て、次のように報じている。 「被害者が告訴を取り下げた要因の一つに、報道被害を指摘する捜査関係者もいる。一部週刊誌は事件発生の数日後、取材のため被害者宅
先日起きた、米兵による少女暴行事件に関する、産経の議論。犯行は許されないけど、少女も悪いのだ。米軍基地撤去などという人たちがいるけど、日本を守るためにも米軍基地は必要なのだ! といいたいらしい。下記URL参照(魚拓)。 (1ページ目) http://s03.megalodon.jp/2008-0220-2224-13/sankei.jp.msn.com/politics/policy/080212/plc0802122007008-n1.htm (2ページ目) http://s04.megalodon.jp/2008-0220-2245-55/sankei.jp.msn.com/politics/policy/080212/plc0802122007008-n2.htm この類の議論の矛盾点を述べておきたいと思います。 知らない人についていく少女も悪い。一方で米軍は何のために日本にいるのか
面白い。いや、笑ってる場合じゃないんだけど。 僕が今日手に入れたのは、「国保新聞」2007年12月1日号だ。厚生労働省の土佐和男氏(国保課長補佐)がやったという、講演の「要旨」なるものが掲載されている。「~収納率向上をめざして~」と題されたこの記事には、次のような箇所があって、思わず目を疑った。 ****************************** 滞納者にはタイヤロック 車社会の地方で効果 (前略) 滞納者が車を持っていれば公売にかけなくても済む可能性がある。ここ鹿児島で車は生活の足になっていると思うが、その車を使えないようにタイヤロックをつけてしまうという手法だ。滞納分を払わなければ、タイヤロックを解除しない。 普通、車を差押えた場合は倉庫に保管して、さらに売るために車をきちんと整備しないといけない。しかしそれをしなくても済むのがタイヤロックの利点である。必需品なので慌ててお金
こまったなあ。 きのう、高齢の女性の方から電話がかかってきて、あまりにも自分の意見だけいい、しかも他人の人権をどう考えているのか疑うような発言が積み重なったので、ちょっと怒ってしまいました。高齢なので仕方ないと思いますが…。 最初は後期高齢者医療制度のこと。つぎに「いざというときに私のようなものでも介護保険制度は利用できるのか」という話になり、やがて社会保障制度全般の話になりました。 彼女は大要、つぎのようにいっていました。 ①散々飲み食いしてきて、好き放題やって、高齢になってから病気になって医療を受けたり、福祉のお世話になったり、生活保護を受けるなんておかしい。医療や介護、生活保護などを受ける人には、その人がどういう人生を送ってきたのかきちんとみるべきだ。中には必要もないサービスを受けている人もいる。そういう人のせいで社会保障は、国の財政はたいへんになっているのだ。 ②市営住宅でも「偽
少し前ですが、僕は下記URLで、藤岡信勝氏の生活保護行政への認識があまりに貧困なので、批判しました(「平気でウソをつく人々」、『「自虐史観」の病理』文春文庫2000。以下、藤岡論文と称す)。 http://anemonefish.cocolog-nifty.com/osakana/2007/09/post_d8b4.html 藤岡論文がとりあげている「母さんが死んだ」(水島宏明、ひとなる書房1990)は、札幌市の母親餓死事件(1987年1月)を扱っています。藤岡論文では、子どもを残して衰弱し、餓死した女性が勤めていた喫茶店の経営者=黒田政子さん(仮名)をウソつき呼ばわりしています。どのようにウソつきよばわりしているかは、上記URLを参照していただくとして、藤岡氏は、つぎのようなこともいっています。 ---水島氏の著書は、続いて、黒田が岡田さんに「居酒屋を持たせてくれる」と約束していたこと
僕が先日びっくりしたネタがある。日本に広がる貧困の元で、次のような事例が学校で起きているというのだ。ネタ元は教諭、校医らだが、詳しく書くとライバル誌(紙)が食いつくかもしれないので、ふせておく(笑)。 ①生徒が指を骨折。しかし病院にいかない。後日「治ったよ」と。見ると、指の骨が歪んでくっついていた。 ②熱があるのに、病院に行かない。「病院に行かないと」というと、「親に怒られる」と。教師が家に電話すると、「余計なこというな」と本当に怒られた。 ③体育の服がすり切れ、透けて見える状態になっても買い換えない。「買い換えろ」と教諭がいっても買い換えてこない。仕方ないので、布を持ってきて補修して対応。 ④修学旅行に行けない生徒。1学年のうち、1割程度が修学旅行に行けない。 ⑤給食がない学校。弁当の時間になると、いなくなる。弁当を持って来られないから。 ⑥夏休みを過ぎると体重が減る生徒。明らかにその生
正直、難題で、何がどうなっているのかわからない。でも、はっきりといいたいことがある。 被害女性の夫(被害にあったお子さんのお父さん)が繰り返しテレビに出るが、正直、いやだ。テレビに出るたびに、強烈な憎しみの感情、お前は死んで当然だという報復の気持ちがにじみ出ていて、ものすごくいやな気分になる。 もし僕がいやな感情になったのだとしても、彼の主張が正しいのであれば、我慢したい。でも、いまはまだ判断できないので、とりあえずがまんしているところだ。もう少しどう考えたらいいのかはっきりしていけば、僕の気持ちももう少し落ち着くかもしれない。とにかくいまは、なんとなく、でもかなり強烈な違和感だけが僕の腹の中に積もっていくのだ。 何でいやな気分になるのか? 次のような疑問点があるからである。 ①死刑は、犯罪の防止、または被害者や被害者家族の権利を守り回復させるという点で、ふさわしい刑罰なのか? ②犯罪者
藤岡信勝氏といえば、「新しい歴史教科書をつくる会」の現会長です。藤岡氏といえば、彼の持つ歴史認識が有名ですが、単に歴史認識にとどまらず、現代の日本についてもこんな点で歪んだ認識を持っているのかと驚いたものがあります。それは『「自虐史観」の病理』で示された、生活保護行政への認識です(「平気でウソをつく人々」、『「自虐史観」の病理』文春文庫2000)。 もともと『現代教育科学』(1996年8月号)に載せた論文を再掲したもののようですが、どんなことを藤岡氏がいっていたか、少しだけ紹介します。 この論文(以下、藤岡論文と呼ぶ)は、「母さんが死んだ」(水島宏明、ひとなる書房1990)という本に描かれた、札幌市の母親餓死事件(1987年1月)をあつかったものです。生活保護を申請したものの、福祉事務所に断られ、数カ月後に餓死したとされている事件です。 その事件について、もう少し説明すると、亡くなった女
『日本人なら知っておきたい「慰安婦問題」のからくり』(阿部晃、夏目書房2005)って本。やっぱりこの本を読んで、とても不思議に思う点がある。 この本は、慰安婦とは戦地に売春に来ていた売春婦だと言い張る。そして、つぎのようにいう。 ---だから慰安婦の境遇だって、売春婦の境遇が一般的にいってそうであるように、周旋業者によって「よい仕事がある」と引っ張っていかれて売春の世界に足を踏み入れることになり、多額の負債を背負わされていたとか、雇い主によっていやもおうもなく客をとらされていたといった具合に「人身の自由」が侵害されていて、さらにカラダを売らなければならなかったというそのこと自体、女性としての尊厳が踏みにじられていたわけで、しかしそれは、”売春業に従事していたがゆえに”という事情によるものであって、別に、日本軍の慰安所で働くようになったことが原因で、「人身の自由」が侵害されたり、尊厳が踏みに
先日、大学時代の先輩にさそわれて、とあるメーリングリストに参加。すると、下記のような論文が流れてきたので、転載します。 論文執筆者のテッサ・モーリス・スズキ(Tessa Morris-Suzuki)氏はオーストラリア国立大学教授で、日本でも岩波講座「アジア・太平洋戦争」などにかかわっています。現在の国際情勢を見る一助になればと思います。 青字による強調は当ブログ管理者のanemonefish=おさかなによるものです。 なお、文字化けしているのはおさかなの元にメールが流れてきた時点で文字化けしているので、おさかなのせいではありません・・・でも、一箇所だけなので、論文の趣旨はきちんとわかると思います。 ========================= 迷走する安倍の二枚舌、真意はどこに? 3月のはじめ、米国下院で日本の戦時中の従軍慰安婦問題に関する決議案の審議がは じまり、安倍首相は「狭義の
シンポジウム「戦争と医の倫理」ならびに「戦争と医学」展に行ってきたことは先日述べた。シンポジウムの発言内容は、もう少し後で紹介することになりそうだが、とりあえず、「戦争と医学」展のパンフレット(展示内容とまったく同じものが載っている。一部500円だった)も持っていることだし、そのなかから興味(?)を持ったものを紹介する。 いちばん僕がびっくりしたのは、下記の資料である。 ---吉村寿人の弁明 私が属していた部隊に戦犯事項があったことが最近、森村誠一氏「悪魔の飽食」に記載され、それがベストセラーになった為に国内の批判を浴びるようになった。しかし私の属した部隊は細菌戦の事を研究していたのであるが、最初に記したように私は生理学者であった為に部隊本来の仕事とは別の研究をやっていたのである。 従って、此らの新聞やマスコミは世間の耳目を引く為に私に無関係の事をいかにも私が責任者であった様に書くのは全く
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