今回は、小川洋子さんの小説レビュー記事です。 私にとっては初めての短編連作形式の作品のレビュー。 私、小説の形式の中では短編連作が取り分け好きなんですよ。 それぞれの物語と、その背景にある繋がり、その緩やかな流れがなんだか好きで。 大好きな小川洋子さんの大好きな短編連作なので、とても楽しんで読みました。 小川 洋子『偶然の祝福』(2000年) 『博士の愛した数式』などで知られる小川洋子さんの作品。 小説家である「私」の静かな日々に降る小さな祝福を、小川さんらしい繊細な筆致で描いた短編連作小説。 偶然の祝福 (角川文庫) 作者: 小川洋子 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2004/01/01 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 17回 この商品を含むブログ (130件) を見る 昨日の記事でも紹介した通り、大好きな小川洋子さん。 どの作品にも小川さんにしか描けない小川ワールド