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    『熊田一雄の日記』

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    • 「清貧」とは? - 熊田一雄の日記

      6 users

      kkumata.hatenablog.com

      「清貧」とは、カトリックの伝統においては、つらい苦行なのではなく、富を必要に応じて公平に分かち合う「分かち合いの徳」のことです。つまり、この世の富を人類全体で共同使用するために、自分の使用を控えそれを人々に供給することです(『カトリック教会のカテキズム』2833)参照)(日本カトリック司教協議会『今こそ原発の廃止を』編纂委員会『今こそ原発の廃止をー日本のカトリック教会の問いかけ』カトリック中央協議会、2016年、p263)。 *これ、日本では誤解している人が多いと思います。案外、現代日本の若者のカー・シェアリングやシェアリング・ハウスに近い発想かも。

      • 暮らし
      • 2016/11/05 13:42
      • 戦争維持装置としての「禅」 - 熊田一雄の日記

        53 users

        kkumata.hatenablog.com

        (前略)そこで最近、米軍が取り入れつつあるのが「サムライ・トレーニング」と呼ばれる「瞑想、禅の精神修養」だ。特に陸軍では110万人の兵士全員に精神的トレーニングを義務づけ、戦場や期間後の生活において精神の安定を保てるようにするという。(中略)実際に試験的にトレーニングを受けた兵士の7割は「ストレスに対処しやすくなった」など、肯定的に評価しているという(『サンデー毎日』2009年9月27日、p.35)。 日本が第二次世界大戦用に<発明>した「宮本武蔵」的男性性(拙著「男らしさという病?」参照)が、現在、アフガニスタンやイラクの情勢のために、米軍によって<輸入>されつつある、ということでしょう。「米軍のオウム真理教化」が始まったと見ることもできるでしょう。日本の曹洞宗や臨済宗の関係者は、こうした曲解に基づく「禅」という言葉の流用=横領(appropriation)、いわば軍事利用に対して、抗議

        • 学び
        • 2016/09/06 13:06
        • 宗教
        • あとで読む
        • 軍事
        • *資料
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        • ハンディ・ゲームー高橋留美子のラヴ・コメディについてー - 熊田一雄の日記

          5 users

          kkumata.hatenablog.com

          高橋留美子(1957-)は、子ども向けの通俗マンガ家と思われているのか、日本ではサブカル評論家に論じられることが少ない(論考をご存じの方はご教示下さい)マンガ家ですが、私は後世の人はこの人の才能を高く評価するだろう、と予想しています。アメリカのManga Shopで一番売れていたのは、この人の作品でした。 イギリス文学の古典「ジェーン・エア」(1847)について、ヒロインである孤児院出身のジェーン・エアは、恋人のロチェスター伯爵が火災で家屋敷(と元妻)を失い失明する一方で、自分の方は「叔父の遺産」を相続した時に、始めて伯爵のプロポーズを受け入れるが、そこに女性作者シャルロット・ブロンテ(1816-1855)の男女間の権力関係についての近代的な醒めた認識がある、と聞いたことがあります。伯爵とただの孤児のままでは、結婚しても、男女関係が「支配―従属関係」になってしまう危険性があるのです。近代社

          • アニメとゲーム
          • 2016/01/09 18:22
          • あとで読む
          • 「男のなかの男」が「自殺」したとき - 熊田一雄の日記

            19 users

            kkumata.hatenablog.com

            いずれにしても、中川元大臣が亡くなった後のメディア報道にはつくづく失望させられました。中川元大臣の死は、アルコール問題について国民に広く啓発し、治療によって回復しうる病気であることを広く知ってもらうには、絶好の機会だったはずでした。昔から専門家のあいだでは、未治療のアルコール依存症者の平均寿命は五二歳であり、アルコール依存症自体が「緩慢な自殺」とか「慢性自殺」とかいわれてきました(Menninger,1938)。中川元大臣の早すぎる死を説明するには、それだけでも十分であったはずです。 しかし、私が知り得た限りでは、そのような報道はひとつもありませんでした。報道はもっぱら「惜しい政治家をなくした」「彼は男のなかの男であった」という趣旨のものに終始していたのです。私は、「この国には、アルコール依存症という「否認の病」を「否認」する構造がある」と感じないでいられませんでした(松本俊彦『アルコール

            • 暮らし
            • 2015/05/10 07:10
            • 酒
            • 全共闘世代と「男どうし」について - 熊田一雄の日記

              7 users

              kkumata.hatenablog.com

              杉田二郎 男どうし 作詞:北山修 作曲:杉田二郎 君にはかわいい 恋人ができたという 我が家の嫁さんには 子供が しらけた時代だね うすっぺらな言葉だけど 友情はこわれないと むきになって叫びたい この頃だ ふるさとに帰ったら 二人だけで会おうよ 手紙だけでは 言えない話をしようよ だって男どうしじゃないか 昔のように話し明かそうよ ばかがつくほどに 正直すぎる君だから さみしさに酔いしれる時もある 昔ならいつでも ゆかいな仲間たちが すぐにやって来ただろう 泣いて笑った幼な友達だ ふるさとに帰ったら 俺にまかせておくれ 秋のまつりの頃だし みんながそろうだろう だって男どうしじゃないか 昔のように話し明かそうよ ふるさとに帰ったら 顔だけは出すんだよ 無理を承知で あの娘もひっぱり出すつもりさ だって男どうしじゃないか 昔のように話し明かそうよ だって男どうしじゃないか 昔のように話し明

              • 学び
              • 2014/02/08 14:06
              • 男性の<性>の謎をめぐって - 熊田一雄の日記

                48 users

                kkumata.hatenablog.com

                私は、1年に2本、修士論文レベルの文章を活字化することにしています。次は、来年の4月に論文を提出します。そろそろ、内容を考えなくてはいけません。フェミニストの問題提起に答えて、「一部の男性はなぜ愛する妻子に暴力をふるうのか」という<謎>に挑戦してみようと思います。精神科医の中井久夫さんが展開している「<恥>と<酒>」「<恥>と<暴力>」の悪循環(「恥のサークル」)に関する議論がヒントになると思います。 (前略)嗜癖の最大の欠点は、同じ結果を得るためにますます多量の嗜癖行為が必要なことである。この点では暴力も似ていて、家庭内暴力であろうと、教師の暴力であろうと、嗜癖的悪循環に陥る傾向から逃れることは難しい。始めは、思いあまって行った暴力行為が、あらゆる些細なフラストレーションの解消に使用される。と同時にますます大規模な行為が、かつては些細な行為のもたらしたと同じ効果をかろうじてもたらすのであ

                • 学び
                • 2013/06/11 01:47
                • DV
                • 性暴力
                • 社会
                • 悪に強きは善にも強い - 熊田一雄の日記

                  3 users

                  kkumata.hatenablog.com

                  こうした点に関連して次のような興味深い報告がある。筑波大学精神保健研究室の行ったアンケート調査によると、関東一都六県の精神科医療施設に来院した患者について、信仰によって「症状が改善したもの」と「悪化したもの」をわけると、そのいずれもが新宗教(特に新・新宗教)がもっとも多く、しかも症状を「悪化させる」宗派名と「改善させる」宗派名とを挙げさせると、それはいずれもピタリと重なったという。つまり「悪に強きは善にも強い」といった法則がこのような点についてもあてはあるのである。これは宗教がもつ二面性、すなわち、特に新宗教を中心とした信仰のあり方が、やむ面といやす面を同時にもつこと、そしておそらく、これら二方向のどちらかへ心を流動化させる力を有することを示していると思われる(大宮司信『宗教と臨床精神医学ー心の「やまい」と心の「いやし」ー』世界書院、1995年;pp.201-202)。

                  • 世の中
                  • 2012/12/15 15:33
                  • なでしこ報道で露呈した女性観 - 熊田一雄の日記

                    4 users

                    kkumata.hatenablog.com

                    『日経ビジネスオンライン』2011年7月28日号 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110726/221679/ より転載 なでしこ報道で露呈した“ニッポン”の未熟な女性観 男性社会の自覚なき“刃”が女性を働きにくくする 「結婚したいですか?」 「彼氏はいますか?」 「将来、子供は欲しいですか?」 会社で聞いたら、即問題視されそうな質問を、戸惑うことなく口にするテレビ番組のリポーターやキャスターたち。 「金メダル取って、もてるようになりましたか?」という質問を、柔道家の塚田真希さんやレスリングの吉田沙保里選手にしたVTRを流し、スタジオで笑う人々。 いったい何なのだろうか。不愉快な気分になった。そう、女子サッカーのワールドカップで初優勝を果たし日本中に勇気と元気をくれた、なでしこジャパンのメンバーが帰国後、テレビ出演した時のこと

                    • エンタメ
                    • 2011/07/28 10:21
                    • ジェンダー
                    • 椎名林檎と「女ぎらい」からの解放 - 熊田一雄の日記

                      6 users

                      kkumata.hatenablog.com

                      http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1647703&media_id=54&m=1&ref=news%3Aright%3Anoteworthy より転載 椎名林檎、女性の生き方を語る「思い切り我が侭に生きて」 音楽家の椎名林檎が、ファッション誌『Lips』(6月23日発売号/マガジンハウス)で“女性の生き方”について語っている。「本来、女性は誰もが変幻自在な存在だと思うんです。自分次第で何者にもなれるはずなのに、社会だったり男性の目線だったり、余計なことに捕らわれて不自由になりがち。それはもったいないと思う」と持論を展開する椎名は、先のことは分からない大変な時代だからこそ「思い切り我が侭に生きて欲しいなと思います」と提言する。 「女性って20代までは大変ですよね」と語る椎名は、「意中の男性とかクライアントとか対象あっての存在という感じがするでしょう。『そ

                      • エンタメ
                      • 2011/06/25 02:51
                      • ジェンダー
                      • 性
                      • 女性
                      • 高橋留美子論 - 熊田一雄の日記

                        3 users

                        kkumata.hatenablog.com

                        ここでは、現代日本を代表する漫画家のひとりである高橋留美子(1957-)のラヴ・コメディ漫画を論じることにしたい。現代日本で50歳以下の人、特に若い世代の人間で、高橋留美子のラヴ・コメディ漫画に全く触れたことのない人は珍しいだろう。 イギリス文学の古典「ジェーン・エア」(1847)について、ヒロインのジェーン・エアは、恋人のロチェスター伯爵が火災で家屋敷(と元妻)を失い失明する一方で、自分の方は「叔父の遺産」を相続した時に、始めて伯爵のプロポーズを受け入れるが、そこに女性作者シャルロット・ブロンテ(1816-1855)の男女間の権力関係についての近代的な醒めた認識がある、と聞いたことがある。近代社会では、男性に何らかのハンディを科さなければ、男女間の「対等な対」を説得的に描くことができなかったのだろう。 1980年代に入る頃から、高橋留美子は、ラヴ・コメディ漫画において男性主人公には巧妙に

                        • アニメとゲーム
                        • 2011/03/24 22:10
                        • 批評
                        • gender
                        • ホームレスと精神疾患 - 熊田一雄の日記

                          3 users

                          kkumata.hatenablog.com

                          mixiニュース(←「毎日新聞」9月2日号)からの転載です。 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=949116&media_id=2 路上生活者の6割以上がうつ病や統合失調症など何らかの精神疾患を抱えていることが、東京の池袋駅周辺で精神科医らが実施した実態調査で分かった。国内でのこうした調査は初めて。自殺願望を伴うケースも目立ち、調査に当たった医師は「精神疾患があると自力で路上生活から抜け出すのは困難。状態に応じた支援や治療が必要だ」としている。【市川明代】 国立病院機構久里浜アルコール症センター(神奈川県横須賀市)の森川すいめい医師らが昨年末〜今年1月上旬、池袋駅周辺で路上生活者の支援に取り組むNPO法人「TENOHASI(てのはし)」(清野賢司事務局長)の協力を得て実施。駅1キロ圏内に寝泊まりする路上生活者約100人に協力を求め、応じた80人を診察し

                          • 暮らし
                          • 2011/01/18 22:39
                          • 小説『1Q84』における悪の表象について - 熊田一雄の日記

                            5 users

                            kkumata.hatenablog.com

                            『愛知学院大学文学部紀要』40号原稿(2011年3月刊行) <題名>「小説『1Q84』における悪の表象について」 <著者>熊田一雄(宗教文化学科准教授) <Title>About the Representation of the Evil in the Novel “1Q84” <Author>Kazuo KUMATA(Associate Professor of Department of Religious Culture) <要旨> 本稿の目的は、社会現象にまでなった村上春樹の大ベストセラー『1Q84』(1-3、2009-2010年)における悪の表象を分析することにある。この小説では、「リトル・ピープル」という邪神たちが、オウム真理教をモデルにしたとおぼしき「さきがけ」というカルト教団を操っている、と設定されている。この「リトル・ピープル」という邪神たちの造形には、ユングの分析心理

                            • 学び
                            • 2010/08/30 17:20
                            • 草食男子叩き - 熊田一雄の日記

                              3 users

                              kkumata.hatenablog.com

                              自称「フェミニズムの理解者」(実は保守オヤジ)のマスコミ精神科医・斎藤環さんが、「草食男子叩き」を始めました。石原慎太郎さんを絶賛している人だけに、「やっぱりね」と思います。 この本(熊田註;村山由佳『ダブル・ファンタジー』文藝春秋、2009年)を読もうとする男性はまだいい。問題は手に取ろうとも思わない「草食系男子」です。20代前後の男性に保守化が進んでいるのを痛感します。ネット上で、相手が処女じゃないと嫌だという「処女厨」(厨とは幼稚な言動をする人への蔑称)が大量発生している(『サンデー毎日』2010年9月5日号、p.147)。 私は、「20代前後の男性に保守化が進んでいる」という実証的根拠を知りません。

                              • 世の中
                              • 2010/08/26 01:54
                              • グノーシス/実存主義/ラブクラフト - 熊田一雄の日記

                                3 users

                                kkumata.hatenablog.com

                                こうしてわれわれの探求はふたたび人間と自然(フュシス)の二元性へとわれわれを導く。これこそがニヒリズム的状況の形而上学的背景である。しかしグノーシスの二元論と実存主義の二元論のあいだには基本的な差異があることも看過してはならない。グノーシス的人間は、敵意ある、反神的な、したがって反人間的な自然のなかに投げ込まれるが、現代人は無関心な自然のなかに投げ込まれている。後者の場合にのみ、絶対的な真空、真に底無しの深淵がある。グノーシス派は、敵意あるもの、ダイモーン的なものを依然として擬人的に考えている。それは、その異邦性においてさえ親密なものであり、この対比自体が実存に方向づけをあたえるーたしかにそれは否定的な方向づけだが、その背後には否定的超越があってこれを裁可しているし、しかもこの否定性は世界の肯定性のなかに質的対立項をもっている。しかし、現代科学の無関心な自然にはこの敵対的な性質すらも認めら

                                • 学び
                                • 2010/08/13 22:03
                                • 哲学
                                • SF
                                • 宗教
                                • オウム真理教/フェミニズム/村上春樹『1Q84』 - 熊田一雄の日記

                                  4 users

                                  kkumata.hatenablog.com

                                  1995年のオウム真理教による無差別テロ事件に際して、女性のバックラッシュ・ライターである与那原恵さんが「フェミニズムは無力だった」と、あたかもフェミニズムに救われなかった高学歴女性がオウム真理教に多数入信したかのような言説を流布させました。事実の裏付けはなかったのですが、寡聞にして、フェミニズム側からの本格的な反論は読んだ記憶がありません。 大ベストセラー『1Q84(1-3)』では、「フェミニスト的偽装」(ササキバラ・ゴウ)に長けた作家の村上春樹さんが、いつもの通り女性の登場人物たちを「聖母か娼婦か」(田中美津)という古典近代的な女性差別の図式によって分断し、さらに『ノルウェイの森』以来の「魔性のレズビアン」(渡辺みえこ)という第3の差別的カテゴリーも設定しています。そして、オウム真理教をモデルにしたとおぼしきカルト教団をテーマに選んでいます。私は、村上春樹さんのような(あるいはマスメデ

                                  • 世の中
                                  • 2010/07/03 14:12
                                  • gender
                                  • 宗教
                                  • ジャンヌ・ダルクと任侠 - 熊田一雄の日記

                                    5 users

                                    kkumata.hatenablog.com

                                    1.新渡戸稲造とジャンヌ・ダルク 「武士道」(1900年)で知られる新渡戸稲造(1862-1933)が生涯ジャンヌ・ダルクを崇拝していたことは案外知られていないと思います。 祖父のジャンヌ・ダルクに対する崇敬の思いは、明治十一年、札幌にいた十六歳頃に始まり、当時のノートによれば、彼はキリスト、ジャンヌ・ダルク、仏陀、モハメッドを精神の糧にしていた。ジャンヌの神と国王への献身は、祖父の心奥にあった武士の忠誠心と呼応して相通じるものがあったに違いない、と後年祖母はしみじみと語っている。しかも祖父自身若いときから、神秘的な体験をしていたそうである(加藤武子「新渡戸稲造とジャンヌ・ダルク」YANASE LIFE編集室(編)『とっておきのものとっておきの話』第3巻、芸神出版社、1997年)。 要するに、新渡戸は実は西欧の騎士道的な「女性の男性性」に自己同一化していたのです。新渡戸自身、自分が「神経質

                                    • 学び
                                    • 2010/05/15 21:31
                                    • 批評
                                    • 文学
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                                    • <自己完成のための殺人>の発見と変容ー『宮本武蔵』をめぐってー - 熊田一雄の日記

                                      3 users

                                      kkumata.hatenablog.com

                                      『愛知学院大学人間文化研究所紀要』25号原稿(2010年9月刊行) <題名><自己完成のための殺人>の発見と変容−『宮本武蔵』をめぐってー <著者>熊田一雄(宗教文化学科准教授) <Title>The Discovery and Transformation of <Murder for Self-completion>:About“Miyamoto Musashi” <Author>Kazuo KUMATA(Associate Professor of Department of Religious Culture) <要旨> 本稿の目的は、近代日本の大衆文学のキャノンである吉川英治の小説『宮本武蔵』(1935-1939)を文化社会学的に考察することにある。まず、『吉川武蔵』に見られる「自己完成のための殺人」という「不毛な人格美学」に対する佐藤忠男による批判を紹介し、吉川武蔵の説く「大衆

                                      • アニメとゲーム
                                      • 2010/04/14 00:36
                                      • オンナの技術あるいはセクシュアリティの大冒険 - 熊田一雄の日記

                                        3 users

                                        kkumata.hatenablog.com

                                        「日本のオトコはなぜアエギ声を出さないのか」 http://www.cafeglobe.com/lifestyle/sexuality/001206.html より転載 第9回 オンナだけのAV鑑賞会(前編) 日本の男はなぜアエギ声を出さないのか ことの発端は、友人A子が発した一言。「私、ガイセンなんだけどさー」。凱旋? 外線? いや、外国人専門で「外専」なんだそうな。「今のカレはイギリス人なんだけどね、日本のAVは全然コーフンできないって言うのよ。男も女も、楽しそうじゃないからって」。 へー、そうなんだ。なにが違うんだろ。セックスの技術? それとも性表現の手法? この際、そのヘンの謎を解明しようじゃないの! というわけで、女性だけのAV鑑賞会が企画されたのです。 参加者は3名。編集者A子、外専というだけあってこれまでつきあった外国人は米、英、豪、ベルギーと経験豊富な31歳。ライターB子は

                                        • 世の中
                                        • 2010/02/13 10:17
                                        • ジェンダー
                                        • 社会
                                        • SSRIまたはグローバリズムの阿片 - 熊田一雄の日記

                                          5 users

                                          kkumata.hatenablog.com

                                          *「愛知学院大学人間文化研究所所報」35号より転載 安倍晋三元首相は、2007年9月に、「体調不良」を理由に突如政権を投げ出しました。病名は公表されなかったけれども、潰瘍性大腸炎(過敏性腸症候群の一種)でしょう。安部氏に、「緊張すると下痢をする」持病があることは、首相就任前から知られていました。首相辞任直前には、外遊先までコックを同行させて、和食を食べていました。最後は、下痢が止まらなくなって国会の審議時間に耐えられなくなったのだと推測しています。病名を公表しなかったのは、公表したら総選挙に負けて政治生命を失う、つまり現代日本の「すべり台社会」を転落して、最高権力者から一気に「ただの失業者」になってしまうからでしょう。安部氏がネオリベラリズム政策を推進しようとしていた当事者であったことは皮肉です。 過敏性腸症候群は、現代日本ではすでに「10人に1人」と言われるくらい、ありふれた病気です。T

                                          • 世の中
                                          • 2009/06/12 23:48
                                          • 社会
                                          • 高橋留美子とハンディ・ゲーム   - 熊田一雄の日記

                                            3 users

                                            kkumata.hatenablog.com

                                            高橋留美子(1957-)は、子ども向けの通俗マンガ家と思われているのか、日本ではサブカル評論家に論じられることが少ない(論考をご存じの方はご教示下さい)マンガ家ですが、私は後世の人はこの人の才能を高く評価するだろう、と予想しています。アメリカのManga Shopで一番売れていたのは、この人の作品でした。 英文学の古典「ジェーン・エア」(1847)について、ジェーン・エアは、ロチェスター伯爵が火災で家屋敷(と元妻)を失い失明する一方で、自分の方は「叔父の遺産」を相続した時に、始めて伯爵のプロポーズを受け入れるが、そこに女性作者シャルロット・ブロンテ(1816-1855)の男女間の権力関係についての近代的な醒めた認識がある、と聞いたことがあります。近代社会では、男性に何らかのハンディをつけなければ、男女間の「対等な対」を説得的に描くことができなかったのでしょう。 1980年代に入る頃から、高

                                            • アニメとゲーム
                                            • 2008/12/08 02:20
                                            • gender
                                            • あとで読む
                                            • 覇権的男性性からオルタナティヴな男性性へ - 熊田一雄の日記

                                              5 users

                                              kkumata.hatenablog.com

                                              「現代のエスプリ」2007年1月別冊号「セルフ・アイデンティティ―拡散する男性像」より再録 <題名>「覇権的男性性からオルタナティヴな男性性へ」 <著者>熊田一雄(愛知学院大学文学部宗教学科助教授) A.覇権的男性性とは 覇権的男性性とは、社会学者コンネルが主となって提出した概念で、「ある時代のある社会においてメインとされる男らしさのイメージ」、「男の中の男」のイメージのことである(一)。コンネルは、男性性を複数形において捉え、複数の男性性が時には協働、時には葛藤しながら、総体として男性中心主義を形成するとした。男性中心主義とは、「男性が男性であるというだけで優遇される」社会の仕組みのことである。覇権的男性性の概念は、カテゴリーとしての男女間の権力関係だけでなく、男性集団内部の権力関係を直視しようとする画期的な概念である。ただし、コンネルの理論構成にはまだ曖昧な点が残されており、その後、フ

                                              • 世の中
                                              • 2008/11/23 23:18
                                              • ジェンダー
                                              • 明治日本の宗教者とエートスとしての<侠> - 熊田一雄の日記

                                                3 users

                                                kkumata.hatenablog.com

                                                愛知学院大学文学部紀要38号原稿(2009年3月刊行) <題名>明治日本の宗教者とエートスとしての<侠> <著者>熊田一雄(宗教文化学科准教授) <要旨> この論文の目的は、近代日本における宗教と男性性(マスキュリニティーズ)という問題意識に基づき、明治日本の宗教者と<侠>という「エートス」の関連を分析することにある。「武士道」で知られる新渡戸稲造(1862-1933)、近代的な霊界のイメージを確立した大本の聖師・出口王仁三郎(1871-1948)、創価学会(当時は創価教育学会)の創始者・牧口常三郎(1871-1944)の思想を大衆文化との関連という角度から再検討して、この3人が江戸後期から明治にかけて講談や歌舞伎の題材として一般大衆に大変人気のあった「侠客もの」と共鳴していたことを論証する。そして、経済のグローバリズムと新自由主義的潮流の中で、「エートスとしての<侠>」=「侠気」は再評価

                                                • 暮らし
                                                • 2008/11/22 22:02
                                                • 熊田一雄の日記

                                                  8 users

                                                  kkumata.hatenablog.com

                                                  太宰の「人間失格」の中に女の義侠心に触れた箇所があります。「自分の経験によると、少なくとも都会の男女の場合、男よりも女のほうが、その、義侠心というべきものをたっぷりと持っていました。男はたいてい、おっかなびっくりで、おていさいばかり飾り、そうして、ケチでした」 https://note.com/sototakei/n/nd27030020275 より転載 本記事は「茶道人口減少の原因について」の第三章です。 ではいよいよ本題に入りたいと思う。 ここでは私が流派内外で得てきた個人的経験や知識に基づいて書く。3つの原因とは、「免状の価値の凋落」、「流派運営の茶道離れ」、「教授者の茶の湯離れ」である。 toyokeizai.net 川嶋:日本語の「触れる」という言葉には、直接触れるというだけでなく、心に触れるという意味もあります。心をこめた手で触られれば、相手は共感されている、支えられている、励

                                                  • 学び
                                                  • 2008/11/04 14:09
                                                  • 宗教
                                                  • 公共図書館におけるBL本撤去事件に思う - 熊田一雄の日記

                                                    6 users

                                                    kkumata.hatenablog.com

                                                    堺市の全市の図書館の書架から計5499冊の図書が、いっせいに書庫(閉架)に移されました。発端は、7月末に「市民」が「BL本が大量に図書館にある」と図書館に苦情を申し出たことです。これを受けて、8月に堺市が全市の図書館から関連本?を開架から閉架に移動したものです。ここにいたる経過の中で、ウラではさまざまな圧力があったようです。 この事件については、本来なら、最大の被害者である、BL本を私費で購入するだけの金銭ないし家庭環境の余裕のない、いわゆる「腐女子」および「貴腐人」が、「当事者主権」で抗議の声を挙げるべきでしょう。日本には、小遣いでBL本を購入することすら親に許されていない女子がまだまだいます。しかし、この事件に関しては、「当事者」がうまく自分を表現できないようです。それだけ、日本社会における男性中心主義が根強く、「腐女子」や「貴腐人」は「言葉を奪われている」ということでしょう。拙著「男

                                                    • 世の中
                                                    • 2008/09/22 02:14
                                                    • BL
                                                    • 図書館
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