補足解説3。精製法の話を少し。 近年、いちばん多様化が目覚ましいのが精製法ですが、この部分は一度きっちり整理させとく必要を前々から感じてました。いろんな本で精製法について書かれ、割と好き勝手に定義や分類がされていますが、精製法にはれっきとした国際規格(ISO)による定義と分類が存在しています。 ISO 3509:2005 - Coffee and coffee products -- Vocabulary - http://www.iso.org/iso/catalogue_detail.htm?csnumber=34184 「コーヒーとコーヒー製品:用語集」こと、ISO 3509は1984年に最初に制定され、その後1989年、2005年に改訂されています。現在はこの2005年版が最新になり、コーヒー関連の用語が英語とフランス語で定義されています。精製法に関しては、 2.6 wet-pro