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大そうじへの備え
atutake.hatenablog.jp
<親、またはコーチ>なんで、あかんかったかわかるか? <子ども>・・・。 <親・コーチ>ほんまにわからんのか! <子ども>(しぼりだすように)○○○やったからですか。 <親・コーチ>それがわかってて、なんででけへんのや <子ども>・・・。 こうしたコミュニケーションを「ダブル・バインド(二重拘束)」という。子どもにとっては、返事をしなければ怒られ、何か返事をしても怒られる。どう対応しても罰せられるしかない状況に追い込まれる子どもは「この人(親なりコーチなりですね)には、服従するしかない」と観念することになる。 というと「あるある! こういうの、あの糞上司のしゃべり方にそっくりじゃないか」と思われる方もいるかもしれない。実はこのダブル・バインド的コミュニケーションは、一方的な従属関係を作るための極めて有効な戦術なのだ。こうしたコミュニケーションを意図的に使って「あっ、この人には敵わない」と手
A4見開き。真っ白な誌面のセンターに、小さな文字でコピーが一行だけ 「白場を活かせ」「余白を考えろ」「デザインは引き算だから」「センスではなくロジック」「伝えたいことを絞り込めば、デザインはできる」 以前勤めていたデザイン事務所の社長から、いわれ続けていたこと。いいたいこと、伝えたいことがたくさんあるのはわかる。わかるけれども、それを全部、一度に伝えようとするのは伝える側の傲慢でしかない。すべてを本当に伝えたいなら、つまり相手にきちんとわかってもらいたいなら、一度に伝えるメッセージは一つだけに絞れ。 だからたくさん伝えたいなら時間をかけなくてはいけない。それがコミュニケーションの本質だ。相手とわかりあうためには、どうしても時間がかかるのだ。 日経MJ新聞にあった『余白の美学』という記事(日経MJ新聞2月21日)を読んで、昔のレッスンを思い出した。 そのデザイナー社長に、たった一度だけ誉めら
日本全体で30% 日本の発電に占める原子力発電の割合だ。今回の事故で、原発の危険性が明らかになった(というか、今回のような事故は起こらないはずだったのだが)。だから原発をやめるべきだという声が大きくなっている。一方では、原発をやめたら、今の電力をまかなえないではないかという議論もある。 事故により漏れた放射線で、原発近辺には、今後(おそらく未来永劫といっていいぐらい長期間)人が住めなくなったといわれている。方や、今のところ、事故で死んだ人はいないではないかという反論もある。 あるいは仮に、今後、今回の放射能漏れで亡くなる人が出てくるとしても、交通事故の死者も毎年1万人ぐらいはいるのだから、原発と自動車は今の暮らしを維持するための必要悪ではないか、といった論調もネット上のどこかで見かけた。 原発分は、少なくとも東電に関しては、停止している火力発電所を復活させれば、需給バランスの改善は可能とい
一泊4980円 非常にリーズナブルなホテル『スーパーホテル』については、以前のエントリー(→ http://d.hatena.ne.jp/atutake/20081016/1224153739) でもご紹介したことがある。筆者の顧問先がある新居浜のスーパーホテルは、定宿とさせていただいてもいる。リーズナブルな価格を実現するために同ホテルは、とても合理的な考え方をされてもいる。 例えば客室には電話がない。今どき、ほとんどみんなが携帯電話を持っているのだから、わざわざ部屋に電話を付ける必要はないでしょう、という割り切りがその背景にある。また部屋の鍵もない。チェックイン時に渡される領収書に記載された暗証番号が鍵の代わりになる。おそらくリアルな鍵を付けたり、カード型の鍵を使うよりも、この方が長期的なコストパフォーマンスが高いのだろう。 その合理主義の極めつけは、夜間にスタッフがいなくなることだろう
f:id:atutake:20100603172259p:image 資料請求数が2年で2倍に Z会への資料請求数が、2年で倍増した(日経産業新聞2010年5月31日付4面)。もちろん、何もせずに、ではない。そんなことはあり得ないわけで、では何をしたのか。テレビCMをがんがん流し、新聞広告も全国版全15段ぶち抜きで、主要4紙にに出しまくった、わけではない。 まったく違う。もしかしたら、リアルなコスト(=ハードマネーという意味ですね)は、その1万分の1ぐらいしかかけていないのではないか。にもかかわらず、どうして、そんなことができるのか。知恵を使っているからだ。 知恵を使い、ネットが生み出した新しいメディアを、フルに活用しているからだ。Z会といえば、以前にもこのブログで紹介したことがある(→ http://d.hatena.ne.jp/atutake/20090217/1234857795)。
ザッポスの奇跡 The Zappos Miracles―アマゾンが屈したザッポスの新流通戦略とは 作者: 石塚しのぶ出版社/メーカー: 東京図書出版会発売日: 2009/11/10メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 120回この商品を含むブログ (22件) を見る 年間売上高10億ドル 靴のネット通販を展開している企業ザッポスである。10億ドルといえば、ざっと900億円になる。これがどれぐらいの規模になるかといえば、少し古いデータになるが、「日本のオンライン販売ではアマゾン.co.jpが1500億円で首位、2位は650億円のベルメゾンネットである(出所:ビジネスチャンス2008年5月号「日本のECサイトBEST1000」→ http://diamond.jp/series/socialweb/10001/)」。 仮にその売上だけでいえば、日本ならネット通販第二位となるわけだ。今で
ポストイットを3色 もしかして、これでほぼ完璧なGTDスタイルを作り上げたんじゃないか。などと密かに興奮している。計画吟味→作業集中→記録管理とプロセスのすべてをポストイットとミニノートで管理できてしまう。名付けて『ポストイット・スーパーGTD』。 といっても、まったく革新的なアイデアなどというつもりはまったくない。個人的にとても参考にさせてもらっているサイト「Lifehacking.jp by 堀正岳」さんのサイト(→ http://lifehacking.jp/)で教えてもらったことを自分なりにまとめてみただけの話。 やり方はとっても簡単、用意するのは何色かのポストイットとミニノートとペンだ。ポストイットを何色か使うのは、自分のタスクの種類を一目見てわかるようにするため。筆者の場合は書く仕事、考える仕事、デザインする仕事にわけられるから3色でよい。 ミニノートはメモである。ざっと予定を
禁断の質問技法がある。その名を誤導質問という。 誤導質問というのは、質問の前提に誤った事実を挿入することによって、自分の意図した証言を引き出そうというものです。誤導質問とは、たとえば次のような質問です。 弁護士「この商品がなぜ評判がよいのか、証人は知っていますか」 相手弁護士「異議あり! 誤導質問です。この商品の評判がよいことは証明されていません。それ自体が本件裁判の争点となっているものです」 (谷原誠『人を動かす質問力』、角川oneテーマ21、2009年、114ページ) 実に巧妙に組み立てられた質問だ。うっかりこの質問に対してYesと答えてしまえば、そもそもの争点のはずの評判の良さを認めることになる。そして恐ろしいのは、仮にNoと答えても、同じく評判の良さは認めてしまうこと。つまりYes、Noいずれで答えても、質問した弁護士は意図通りの答えを得ることができるのだ。 その理由は、おわかりだ
名前は聞いたことがあっても、その姿はなかなか見れない そんなフリーペーパーがある。その名を『美少女図鑑』という。毎回だいたい2万部ほど印刷されている。これを東京で配るとなると、いささか量が少ないように思えるが、配布場所は東京じゃない。新潟をはじめとする地方都市がメインなのだ。 にも関わらず配本、すなわち所定のラックに置かれるや否やなくなってしまう。だから幻のフリーペーパーと呼ばれる。裏を返せばそれだけ熱心な読者がついているのだ。そりゃ『美少女図鑑』なんでマニアックな名前がついてるぐらいだから、ちょっとやらしい系のフリーペーパーなんでしょう。だったらマニアが狙っていくのも無理ないじゃん。などと軽々しく考えるなかれ。 このフリペの熱心な読者は女性なのだ。そして『美少女図鑑』に登場するのも女性である。一体、何がどうなっているのか。 そもそも『美少女図鑑』とは、地元の女の子をモデルに、地元のちょっ
世界第二位の経済大国は中国 すでに購買力平価でみれば、中国が日本を抜いているという話は以前からあった。が、今回は違う。GDPレベルでも中国が世界第二位になるという。少し考えてみれば当たり前の話なのだ。何しろ毎年平均して8%もの経済成長を遂げている国なのだから。 72の法則(というのが正式名称なのかどうか知らないが)がある。現在の金利をベースとしたときに、元本が倍になるまで何年かかるかを簡単に割り出すための法則である。やり方はとても簡単、72を現在の金利で割ればいい。今ではあり得ない話だが、筆者が子どもの頃の郵便貯金などはだいたい6%ぐらいの金利がついていた。 ということは72÷6=12。仮に子どもが生まれたときに、ポンと気前よく100万円貯金して寝かせておけば、その子が小学校を出るときには倍になっているというわけだ。最近の金利がどれぐらいかはまったく知らないけれど、仮に0.1%だとしたら倍
とあるセミナーで、元テレビプロデューサーから聞いたお話。 テレビ業界で30年働いてきた。そしてリタイヤして、離れたところから振り返ってみたとき、自分を含むテレビ業界が決定的に犯した二つの原罪に気がついた。 一つは視覚(+聴覚)への過剰依存状態を作ってしまったこと。テレビとは圧倒的に視聴覚メディアである。おもしろい番組を作ろうと努力することが、結果的には視聴者に重大な影響を与える結果につながった。 毎日、テレビからあふれ出してくる膨大な番組を見続けているうちに人は、五感のバランスを狂わせてしまったのではないか。そのために視覚と聴覚以外の感覚が鈍っている恐れがある。だから、例えば視覚を制限すると、他の感覚が鋭敏になることを実感できる。 最近、流行っている真っ暗な中でのイベントなどに参加してみると、視覚以外の感覚が研ぎ澄まされる。そして、ここが大切なのだろうが、五感の力を再び取り戻すことができれ
もう4年ほど前の話。東京のイケイケベンチャー企業7社をピックアップして各社社長の日替わり対談ブログを書く、という仕事に8ヶ月ぐらい関わったことがある。ベンチャーブームがまだ華やかに続いていたころで、ホリエモンの絶頂期でもあった。 7社のうち当時すでに上場していたのが3社、取材期間中に上場を果たしところが1社、上場を目指していたのが2社で「うちは絶対に上場などしない」と言っていたのところが1社あった。それから4年経って、どうなったか。その結果が冒頭の数字である。 倒産1社、倒産こそ免れているものの上場廃止が1社。一方で飛び抜けて成長しているのが1社というわけだ。売上の伸び具合、事業内容の斬新さ、話題性などあらゆる面で断トツの好成績を挙げているのが「絶対に上場などしない」と強調していた社長さんのところ。 ときに各社長さんに対しては、毎月取材テーマをきっちり決めて話を伺った。よくあるパターンだけ
顧客を動かす!インタビュー式営業術 作者: 竹林篤実出版社/メーカー: ソシム発売日: 2008/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 80回この商品を含むブログ (12件) を見る 念願かなって、本が出ました。 営業、特にBtoBは売り込みではなく聴き込みだとという考え方にもとづいて、自分のこれまでの取材経験(小池百合子、竹中平蔵から大前研一、野口悠紀雄、桂三枝に真弓監督まで500人ぐらい)を活かして営業で使えるインタビュー術を書いています。 自分で言うのもなんだけれど(一応、編集の人、校正してくれた人も言ってくれたんだけれど)、コミュニケーションスキルについても参考になる本だと思っています。よかったら、買ってやってください。
前年同月比既存点売上高9%マイナス(日経産業新聞2008年12月8日付9面)。 スターバックスの業績が落ち続けている。といってもアメリカの話で、日本スタバの業績は売上高で前年同期比7.4%アップである。ただし営業利益は▼27.2%とガタガタだ(→ http://www.starbucks.co.jp/content/20081114_01.php)。ともかく今のスタバには少なくとも以前のような魅力を感じられない。そんなことありませんか? 記事によれば、アメリカでの不振の要因として価格の高さが挙げられていた。そりゃ当然だと思う。スタバのコーヒーはもとから値段が高かったのだ。ただしちょっと高い代わり支払う価格に見合うだけの価値を得られることが差別化ポイントだったのだから。 そのちょい高め価格にバランスする価値をひと言で表わすなら『街中でほっとくつろげるひと時』だろう。そもそもコーヒーショップは
視聴回数8700万 YouTubeでの再生回数である。昨年3月、YouTubeにチャンネル「You Choose '08」が開設され、これが大統領選挙での一種のポータルサイトとして機能した(日経産業新聞2008年11月4日付け4面)。 オバマ氏、ヒラリーさん、マケイン氏たちは選挙演説をするたびにビデオを撮り、せっせとYouTubeにアップする。それを全米の人が見る。おそらく今回の大統領選挙は、史上初めてネット動画が本格的に活用されるケースとなった。そしてネット活用の巧拙が結果をある程度左右したのではないだろうか。 オバマ氏は潤沢な選挙資金を持っていたが、その多くはネットを見た人たちからの小口献金だったという。チリも積もれば山となるのだ。 そのオバマ氏の演説をYouTubeで何回か見た。大統領選挙の演説を見るのは今回が初めてではなく、前回もかなり熱心に見ていた。このときはCNNが配信する動画
3000問vs300問 息子が中学受験のための勉強をがんばっている。お父さんとしては、何とか応援してやりたい。できることは何かと考えた末、彼のいちばん苦手な算数に付き合うことにした。 最初は机を隣に並べて、同じ問題集をせぇ〜ので一緒にやる。「さっすが、お父さん!」と改めて尊敬されたいところではあるが、これがそうは簡単にいかない。以前のエントリーでも書いたように(→ http://d.hatena.ne.jp/atutake/20080609)、小学校6年生では方程式は禁じ手である(実際にはそうではないことが、後にわかったのだが)。 というか、方程式を使えば確かに解けるのだが、計算がやたらややこしくなったりして時間がかかる上、計算まちがいすることもしばしば。なかなか難儀するのである。では、一体どうやって解けば良いのだと解説をみれば、何ともエレガントな解法があることがわかる。 という状態の4月
ブログ週2回。メルマガも週2回 更新が滞り気味だ。ちょっとまとまった仕事を抱えているために身動き取れなくなっている。おまけに私用でも法事があったりでバタバタ。そんなときに限ってインタビューが週に3日連続で入ったりする。仕事をいただけるのは、ものすごくありがたい。なので、そのことに不平・不満などみじんもない。 ここで考えるべきはおひとりさまの仕事の進め方だ。 お一人さまこそ、超シングルタスクでやらなあかんとつくづく思うようになった。振り返ってみれば、昔はそんなこと当たり前だったのに、パソコン&インターネットを仕事で使うようになって、ついついマルチタスク幻想に冒されていたようだ。 古い話になるが、昔はMacもシングルタスクだった。メモリーを増設してもせいぜい32メガしかなかった頃の話である。シングルタスクとはすなわち、一つのアプリケーションしか使えないということだ。今なら信じられないかも知れな
今日11時35分で1551枚 『メモリ(MemoLi)』に寄せられた全国のメモである。メモリとは、まぐまぐの創始者・大川弘一さんが始めた、奇想天外というか画期的というか、ケータイ2.0というかGPS2.0というか、なんというかともかくとんでもないサービスである。 → http://memoli.jp/pc/ 一応アドレスを書いてはみたものの、PCでこのサイトにアクセスしても何のことだかよくわからないだろう。ぜひ、このサイトに貼ってあるバーコードをケータイでスキャンして、登録されてみよ。これがいかにすごいサービスであるかが、きっとおわかりいただけるはずだ。 早い話が、メモリとは、今、自分がいる場所で感じたことをメモとして残せるサービスである。それの何がどうすごいのか。 思い出とは、基本的に場所が必ず絡んでいる。初めて女の子に「好きだ」なんて言ってしまった場所、合格発表を見に行って自分の名前が
I, the, Jury. オレが掟だ! といったのはマイク・ハマーbyミッキー・スピレーンである。ハードボイルドである、カッコいいのである。などといっても「それ、だれ?」といわれることの方が圧倒的に多いわけだが、なぜかいま「俺流マナー」の押しつけが結構あるという。 たとえば。 国際線の飛行機で座席を倒したら「非常識な人だね」といわれたとか、エレベーターを降りるときに「閉まる」ボタンを押さなかったがために「閉めていけよ。マナーだろ」と叱責されたりする(日本経済新聞2008年8月4日付夕刊)。飛行機の座席については私自身も以前、イスを少し倒すや否や「わたくしは、足が長いのでイスを倒さないでいただける!」ときつくいわれたことがある。 同じ料金払ってるんですから(実際には、こちらは格安チケットだから、後ろさんの方が高いお金を払っていたのかもしれないけれど)、そりゃおかしいんじゃないの、と思ったこ
07年の市場規模:6820億円 5年前に比べれば9%の落ち込みだという。ファミレスの市場規模である(日経MJ新聞2008年8月1日付15面)。つい最近、最大手のすかいらーくでお家騒動が起こった。横川社長に対して筆頭株主の野村グループなど投資会社2社が退陣を求めたのだ。 すかいらーくは06年にMBOを行ない、経営を立て直した上で再上場を目指していたのだが、一向に業績が反転しない。反転するどころか落ち込む傾向さえある。よって株主としては経営者失格の烙印を押したというところなのだろう。 しかし、もう少し引いた視点で見るとどうなのだろうか。マクロ視点である。あるいは魚の目視点である。もちろん優秀な社員が集まっている投資会社に逆らうつもりなど毛頭ないけれど、すかいらーくの経営者をすげ替えれば、それで業績は回復するのだろうか。それは難しいと思う。 なぜなら、まず何よりも表面的な現象としてファミレス業界
886,864件。これは平成18年度の日本の交通事故数である。 → http://www.npa.go.jp/toukei/koutuu1/01home/accident2.htm そして388件vs694件。これは人口10万人当たり事故率で比べた日本とイタリアの比較だ。さすがにラテンの血が騒ぐイタリア、情熱的なイタリアンは事故も多いのだな、などと納得されては大間違いである。人口10万人当たり事故率が高いのは日本の方なのだ(→ http://cemt.org/IRTAD/IRTADPublic/we2.html) ちなみに日本のデータは2006年ベース、イタリアのデータは2004年ベースなので、正確な比較ではないことをお断りしておく。このIRTAD(International Traffic Safety Data and Analysis Group)のデータによれば、人口10万人あたり
合格最低ライン偏差値64以上 息子が通っている塾では、灘中学校に合格するためにこれぐらいの偏差値を求められる。この塾ではざっと上位10%ぐらいに入っていないと、灘への合格は覚束ないというわけだ。かなりなハイレベルである。残念ながら現時点での息子の学力では難しいと言わざるを得ない。 が、彼は父親同様、なかなかあきらめの悪いところがあり「実際に灘校をみて、よっしゃー、ここ行きたいと思ったら、思いっきり頑張る気になるかもしれへんやんか」とかいう。そこで連休に開催される同校の文化祭をのぞいてきた。学校自体はごく普通の建物である。シルクロード博のおかげで移転し、広大な土地に新校舎を建てた私の母校よりずっとみすぼらしく、昨夏取材に訪れた奈良学園登美ケ丘校舎の快適さなどとは比べ物にならない。 よくいえば伝統が感じられるということになるのだろうが、少なくとも中学生が学ぶ旧校舎はかなり年期を感じさせる建物で
片道37000円vsホテル付き往復27000円 目的地は札幌である。北海道まで取材に行くことになり、そうそうANAのマイレージ会員だったよなとサイトにアクセしてみてビックリした。たしかに明後日か明々後日のことなので、割引運賃はないだろうなとは思っていたが、それにしても片道37000円はないでしょう。往復したら一体いくらになるのか、おまけに日帰りはきついから一泊したりした日には10万仕事になってしまう。 こりゃきつい。どうしようかと思って、そういえばホテルと飛行機のセット予約みたいなサービスがあったなと「楽天トラベル」をのぞいてみる。ありました! そこではさすがに一週間先ぐらいの予定しか入らない。でも、モノは試しとばかりにいちばん早い日程で検索してみると、これが27000円である。 もちろん片道運賃じゃない。きちんとした(というのも妙な言い方だけれど)往復運賃である。しかもホテルだって、まと
総加入者がまもなく400万人を突破 GREEである。SNSといえば日本ではmixiがダントツだが、実はサービス開始はGREEの方が早い。招待された人だけが参加できるサービスとして、そのスタート時にはそれなりに人気を集めていた。なんかそういうカッコいいサービスが始まったらしいことは知っていたけれども、誰も誘ってくれないから入れなかった。 どちらかといえばハイブロウ(といういい方は微妙だけれど)な人たちが、当初のGREEには集まっていた、そんな話をどこかで聞いた記憶がある。それからしばらくしてmixiが登場する。mixiも紹介者がいなければ入ることができないのは同じ。今では簡単に入ることができるのかもしれないが、流行り出した頃にはmixiのトップページにアクセスしては「紹介がなければログインできません」といったメッセージを表示され、そのたびに「けっ、むかつく」と悪態をついていたことを思い出す。
一流のホテルマンは足元を見る、という 髪型や洋服、ひげや爪の手入れ具合など誰が見てもわかりやすいところには、たいていの人がそれなりに気を遣っている。もちろん、その時点でアウトな人もいるわけだが、それは論外ということなのだろう。そうした目につきやすい部分では見えないことを推し量るためにホテルマンは足元に注目する。そんな話をどこかで読んだ記憶がある。 昨日、とあるターミナル駅で朝、通勤や通学を急ぐ人たちを眺めていて、ふとみんながどんな靴を履いているのだろうかと注意してみると、はっきりとした違いがあることに気がついた。特に男性についての話である。 靴先トンガリ派と丸っこい派である。 基本的にこの両者をわける属性は年齢であるようだ。すなわち推定年齢35歳以下ぐらいの人たちは18歳未満の人たちをのぞいて靴先が長くトンがっている靴をはいていることが多い。一方でそれ以上の年齢層の男性で先のとんがった靴を
この10年で3倍 中国からの冷凍食品輸入である。この冷凍食品がどこまでの範囲を示すのかは知らない。が、これがもし餃子をはじめとする完成品輸入に限られた数字だとすると、ことは深刻だ。話をわかりやすくするために、餃子に絞って考えてみる。 今回、問題となっているのは中国でパッケージングまでされた餃子である。では、中国産のたとえばニラやキャベツにニンニク、あるいはその他具材を使い、国内で製造された餃子はどうなるのか。これは当然、冷凍食品輸入分には含まれていない。そうして食品は中国産とも表記されない。最終加工地が国内ならば日本産となるわけだ。 となれば、もしかしたらわが愛する王将の餃子にも、中国産の具材が使われている可能性がある。もしそうなら、中国からの輸入量はもっと増えることになるだろう。そうした食材の中に、毒物が混入している(故意に混入されたとの指摘もあるようだが)かもしれないというわけだ。これ
総数1300万件 昨年11月時点での日本のブログ数らしい(日本経済新聞2008年1月27日付1面)。単純計算でいくと、だいたい10人に1人の割合でブログを書いていることになる。しかも、少なくとも去年の11月時点では前年同月比約5割増、増え続けていることになる。 読者も増えているそうだ。 サイバーエージェントの「アメーバブログ」は、07年11月の閲覧数が前年同月比約三倍の22億回に達した (前掲紙) 以前「日本人はなぜブログが好きなのか」というエントリーで(→ http://d.hatena.ne.jp/atutake/20070715/1184473857)、日本人はそもそも日記が好きなのではないかと考えた。日本のブログはたぶん日記的なものが多いと思ったからだ。そして振り返れば日本には昔からたくさんの日記文学があったことをその一例とした。 ただ、もう少し考えてみると単に日記を書くことが好き
新幹線ならエクスプレス予約である これでたいていの場合、プチ幸せを確保できる。理由はいくつかある。まず一番には自分の座りたい席を席番(縦列の中のどこか)に加えて、横方向についてもAからEまでの好きな席を選ぶことができる。しかも予約時に、どの席に予約が入っているかまでチェックすることができる。当然、間違っても両隣に人がいる三人がけ席の真ん中に座らされることなどない。狙い目は(あまり真似されると困るんだけれど)東京へ向かうなら偶数号車の最前列もしくは奇数号車の最後列である。 この席だとトイレに立つ人が横を通ることはまずない。だってトイレはまったく反対方向にありますからね。最後尾、または最前列を選ぶのにはもう一つ理由がある。ここだと「のぞみ」の場合、コンセントがある確率が高いからだ。最近、iBookのバッテリーが弱ってきているので、京都・東京間がギリギリ持つかどうかといった案配になっている。これ
イエローゾーン98、うちレッドゾーン入りが15 私立大学の現状である。日本には私立の大学・短大があわせて665法人ある。そのうち経営困難状態(=イエローゾーン)にあるのが98、いつ潰れてもおかしくない状態(=レッドゾーン)に陥っているところがそのうちの15と判定されたようだ(日本経済新聞2008年1月14日朝刊19面)。 「経営困難状態」と判定されたのは、資金収支計算書から作成した「教育研究活動のキャッシュ・フロー」が「二年連続赤字」に該当する法人と、これには該当しなくとも「外部負債が運用資産を超過する額」を十年で返済できない法人である (前掲紙) 少子化で大学がえらいことになっているとは、以前からあちらこちらでささやかれていたこと。実際、すでに2003年から大学の破綻が現実化している。たとえば2003年には立志館大学が募集停止、2004年東北文化学園大学が民事再生法を申請、2005年に萩
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