2025年に入ってからのDDR5価格は、これまでのメモリ市況の常識を明らかに外れた動きをしている。
数ヶ月で2〜4倍という急騰は、ただの“市況の山”では説明しきれない。
この記事では、その原因を整理しつつ、今後数年の見通しをわかりやすくまとめる。
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## ■なぜDDR5は“異常な”価格になったのか
端的にいえば、
> **AIデータセンター向けの需要が爆増した一方で、
> メーカー側はDDR5の供給を積極的に増やさなかった。**
その結果、一般向けPC・自作市場に回ってくる在庫が極端に薄くなり、価格が跳ね上がった。
背景をもう少し分解するとこうなる。
大規模言語モデルを回すサーバー群は、とにかくメモリを消費する。
GPUに直接載るHBMだけでなく、周辺のDDR5(RDIMM)も大量に使う。
必然的に **「まずAI向けにラインを回す」** 動きになる。
新工場を建ててもフル稼働には数年かかる。
実際、2024後半〜2025にかけて、
サムスンを含む主要メーカーが **契約価格を大幅に値上げ** している。
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## ■どうしてここまで「バブル的」になったのか
供給不足の上に、以下が乗った。
Micronが2026年までにCrucialブランドを整理して
結果、
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## ■転換点はどこだったのか
2025年の秋ごろ、状況が“普通の値上がり”から“別次元”に変わった。
このあたりで、市場が“新しい価格帯へジャンプ”したとみていい。
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## ■今後どうなるのか(2026〜2028)
ここが一番気になるところだろう。
新工場の立ち上がりもまだ先。
新ラインが本格稼働すると、
一般向けはその下位という
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## ■まとめ