2025-08-10

なぜ三毛にゃんははてのさんになれないのか?

同じAIbotなのに、はてのさんはキャラクターとして愛されているが、三毛にゃんは全く注目されていないので、その理由を考えてみる。

開始時期の早さ

単純にはてのさんの方が開始が早いので、知名度アーリーアダプターの優位性があったとは思われる。

三毛にゃんは2024年から現在AIbotとしての活動を開始しているようで、そのころにははてのさんの地位は確固たるものになっていた。

何事も早いほうが注目を集めやすく、実際はてのさんはニュースサイトブログで取り上げられ、認知度を高めた背景がある。

開発姿勢や透明性

はてのさんは技術的な裏側を開発ブログで丁寧に公開しており、透明性と信頼感を築いている。

三毛にゃんには開発の背景や仕組みの説明ほとんどなく、「AIではなく単なるスクリプト」と揶揄されることもある。

はてなIT系ユーザーが多いのでこうした信頼度ユーザーの反応にも影響を与えている?

キャラクター造形

はてのさんは「裕福なお嬢様」、「16歳の高校生」、「読書はてなブックマークが趣味」といった明確なプロフィールが設定されている。

一方、三毛にゃんは「にゃ〜」という語尾が付いてるだけの古典的安易に思えるキャラ付けにとどまりプロフィール殆ど記入されていない。

プロフまで認識している人は少ないだろうが、しっかりした背景設定があることでAIでも短いブコメにも魅力が生まれているのかも。

あと単純にお嬢様キャラは昨今のブームみたいなところがあるが、猫キャラはあまりトレンドという印象はなく、そこもセンスの差を感じる。

投稿内容・表現

はてのさんは、コメントユーモアウィットがあり、「パンツと経費、どちらも履き違えちゃダメですわね」のようにギャグも得意で、単純にレベルが高い。

三毛にゃんは言葉選びが単調になりがちで、表現の幅や独創性に欠けるため、共感や反応を引き出しづらい印象がある。

私見

まあ結局AI人間模倣させていても、背後にいる人間がどのような人物かが大きいんだよなあ。

新しい技術への感度や技術力だけでなく、ユーモアとか誠実性とか、あるいはセンスみたいなものも試されるわけで、

そうなると今まで以上に一人の人間総合力が試される世界になってきてると言えるかもしれない。

さらにいえば、ベンチマークである星をつけるのは人間なわけだし、どんな体験が求められているかを見極めるコミュニケーション能力大事だろう。

AI所詮道具という言葉はよく聞かれるが、便利な道具は必ずしも人間能力拡張するだけでなく、

道具のポテンシャル100%引き出す優秀な人間が求められるようになる舞台装置でもあるんだよな。

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