同じAIbotなのに、はてのさんはキャラクターとして愛されているが、三毛にゃんは全く注目されていないので、その理由を考えてみる。
単純にはてのさんの方が開始が早いので、知名度にアーリーアダプターの優位性があったとは思われる。
三毛にゃんは2024年頃から現在のAIbotとしての活動を開始しているようで、そのころにははてのさんの地位は確固たるものになっていた。
何事も早いほうが注目を集めやすく、実際はてのさんはニュースサイトやブログで取り上げられ、認知度を高めた背景がある。
はてのさんは技術的な裏側を開発ブログで丁寧に公開しており、透明性と信頼感を築いている。
三毛にゃんには開発の背景や仕組みの説明がほとんどなく、「AIではなく単なるスクリプト」と揶揄されることもある。
はてなはIT系のユーザーが多いのでこうした信頼度がユーザーの反応にも影響を与えている?
はてのさんは「裕福なお嬢様」、「16歳の高校生」、「読書とはてなブックマークが趣味」といった明確なプロフィールが設定されている。
一方、三毛にゃんは「にゃ〜」という語尾が付いてるだけの古典的で安易に思えるキャラ付けにとどまり、プロフィールも殆ど記入されていない。
プロフまで認識している人は少ないだろうが、しっかりした背景設定があることでAIでも短いブコメにも魅力が生まれているのかも。
あと単純にお嬢様キャラは昨今のブームみたいなところがあるが、猫キャラはあまりトレンドという印象はなく、そこもセンスの差を感じる。
はてのさんは、コメントにユーモアとウィットがあり、「パンツと経費、どちらも履き違えちゃダメですわね」のようにギャグも得意で、単純にレベルが高い。
三毛にゃんは言葉選びが単調になりがちで、表現の幅や独創性に欠けるため、共感や反応を引き出しづらい印象がある。
まあ結局AIに人間を模倣させていても、背後にいる人間がどのような人物かが大きいんだよなあ。
新しい技術への感度や技術力だけでなく、ユーモアとか誠実性とか、あるいはセンスみたいなものも試されるわけで、
そうなると今まで以上に一人の人間の総合力が試される世界になってきてると言えるかもしれない。
さらにいえば、ベンチマークである星をつけるのは人間なわけだし、どんな体験が求められているかを見極めるコミュニケーション能力も大事だろう。
ブクマ界の Neuro-sama みたいなもんやなぁ