伊藤 和磨 著 「痛みと歪みを治す健康ストレッチ」
伊藤 和磨 著 「痛みと歪みを治す健康ストレッチ」のご紹介。
スポーツを日常生活の中に組み込んでいる人にとって、ストレッチというのは必須事項(スポーツとワンセット)ではないでしょうか。
かく言う私も、ストレッチ関連の書籍は何冊か所有していて、今回ご紹介する本もだいぶ前に購入したものです。
ストレッチって、その必要性を何となくは理解しているけれど、日常生活の中でその効果とかを実感出来る場面って、そんなに多くはないように思います。
なので、もう随分前から “習慣” の一つとして取り入れたいと思いながらも、面倒臭さの方が先に立ってしまい、中々定着しないものの一つでした。
そんな私が、今回下のような事情で改めて本書を読み返してみた次第です。
年初からの40日間の内、30日はどちらかのアクティビティーを行っています。
昨年の後半、特にランニングに関しては結構慎重になっていました。太股の付け根を痛めて、その回復過程ということもあったのですが、続けて走るのが怖くて、最低でも中2日空けてみたいな感じで走っていました。
すると段々その間隔が空いてきて、最後の方は週1回走ればOKみたいな感じになってきたんです。
故障したところを労わるためという “言い訳” があるので、冬の寒さも手伝って、どんどん走らなくなっていったんですね。
やっぱりねえ、言い訳があると、どうしてもそっちに逃げるんです。最初はほんの小さな水漏れが、どんどんと勢いを増し、最後はそっちが本流になってしまう。そんな感じでしょうか。
これはマズイと年初に目標設定をして走り出してみると、今度は走り続けることに。(基本)毎日走るって決めて、それを続けていくと、今度はそれが当たり前になっていくんです。
ただ、痛めたところも含めて、連日走り過ぎるのも足への負担を考えると不安があったことも事実です。体も休めずに、こんなに連日こき使って平気なのかなって。
そこでせっせと励んだのがストレッチです。
実際問題として、これまで体は快調に動いてくれています。
最初の頃こそ、連日の運動に体が微妙な反応をした(故障すると、今まで以上に自分の体の調子に敏感になりますね)のも事実ですが、体が慣れて来るとそれも無くなっていきました。
以前の、「走ってから最低2日は間を空けて」の頃より、返って快調なくらいです。
ここにストレッチの効用がどれくらい働いているのかは分かりませんが、自分の感覚としては “かなり大きい” のではないかと思っています。
少なくとも、入念にストレッチをした後は体の動きも軽やかになり、体自身が喜んでいるのを感じることができます。
本書によると、「特に気をかけなければ、歳を取るにつれて、骨格は自然とアンバランスさが増し、何らかの問題が発生する可能性が高くなります」とのこと。
その “何らかの問題” が表面化したのが、腰痛であったり肩凝りであったりするわけです。
ただ、人には元々潜在的に自然治癒力が備わっています。だから「痛み」の解決法をすべて医師や治療科に頼るのではなく、「自分でできる範囲は自分でケアする」ことをテーマとして、痛みにダイレクトに効くストレッチを紹介しましょう、というのが本書の内容です。
肩こりや腰痛などの解消を考えるとき、マッサージや鍼灸といったものが思い浮かぶかと思いますが、ストレッチと他の治療法を区別するときの一番の違いは、マッサージや鍼灸が筋肉を点(局所)でとらえるのに対して、ストレッチは線(=長さ)でとらえることにあるようです。
簡単に言えば、ストレッチとは文字通り筋肉を伸ばす(長くする)ことなんです。そして、筋肉を本来の長さに戻すというのは、ストレッチにしか成しえない技だそうです。
なるほど、これだけでもストレッチってやっぱり必要だよなって思うけど、更にこんな説明が。
ストレッチをして筋肉を本来の長さに戻すことで、筋繊維の間にたまった老廃物や、痛みを誘発する物質も取り除くことができるとのこと。
この知識を知ることで、実際にストレッチをしている時の筋肉の状態(今、老廃物とかが抜け出てるんだ!)をイメージすることが出来ました(これって大切)。
なので、何らかの症状がある人はもちろん、体質改善や体の日常メンテナンスといった観点からも本書の内容が活躍する場面は多いのではないでしょうか。
実際に、ストレッチをやってみようと思った人は、是非とも本書を買って、写真を見ながら取り組んでみることをお勧めします。
人によっては、自分なりのストレッチをしている人もいるかと思いますので、本書に紹介されている「ストレッチの正しいやり方とタイミング・その4カ条」を紹介しておきましょう。
スポーツを日常生活の中に組み込んでいる人にとって、ストレッチというのは必須事項(スポーツとワンセット)ではないでしょうか。
かく言う私も、ストレッチ関連の書籍は何冊か所有していて、今回ご紹介する本もだいぶ前に購入したものです。
ストレッチって、その必要性を何となくは理解しているけれど、日常生活の中でその効果とかを実感出来る場面って、そんなに多くはないように思います。
なので、もう随分前から “習慣” の一つとして取り入れたいと思いながらも、面倒臭さの方が先に立ってしまい、中々定着しないものの一つでした。
そんな私が、今回下のような事情で改めて本書を読み返してみた次第です。
快調に運動できているのはストレッチのお陰?
今年、ランニングと自転車トレーニングの達成目標を順調に消化している事は、そのモチベーションの内容も含めて先日も紹介しました。年初からの40日間の内、30日はどちらかのアクティビティーを行っています。
昨年の後半、特にランニングに関しては結構慎重になっていました。太股の付け根を痛めて、その回復過程ということもあったのですが、続けて走るのが怖くて、最低でも中2日空けてみたいな感じで走っていました。
すると段々その間隔が空いてきて、最後の方は週1回走ればOKみたいな感じになってきたんです。
故障したところを労わるためという “言い訳” があるので、冬の寒さも手伝って、どんどん走らなくなっていったんですね。
やっぱりねえ、言い訳があると、どうしてもそっちに逃げるんです。最初はほんの小さな水漏れが、どんどんと勢いを増し、最後はそっちが本流になってしまう。そんな感じでしょうか。
これはマズイと年初に目標設定をして走り出してみると、今度は走り続けることに。(基本)毎日走るって決めて、それを続けていくと、今度はそれが当たり前になっていくんです。
ただ、痛めたところも含めて、連日走り過ぎるのも足への負担を考えると不安があったことも事実です。体も休めずに、こんなに連日こき使って平気なのかなって。
そこでせっせと励んだのがストレッチです。
実際問題として、これまで体は快調に動いてくれています。
最初の頃こそ、連日の運動に体が微妙な反応をした(故障すると、今まで以上に自分の体の調子に敏感になりますね)のも事実ですが、体が慣れて来るとそれも無くなっていきました。
以前の、「走ってから最低2日は間を空けて」の頃より、返って快調なくらいです。
ここにストレッチの効用がどれくらい働いているのかは分かりませんが、自分の感覚としては “かなり大きい” のではないかと思っています。
少なくとも、入念にストレッチをした後は体の動きも軽やかになり、体自身が喜んでいるのを感じることができます。
筋繊維の間にたまった老廃物や、痛みを誘発する物質も取り除く
本書は題名の通り、スポーツの前後に行うストレッチとは微妙に異なり、腰痛や肩凝りといった痛みを取り除くためのストレッチという位置づけとなっています。本書によると、「特に気をかけなければ、歳を取るにつれて、骨格は自然とアンバランスさが増し、何らかの問題が発生する可能性が高くなります」とのこと。
その “何らかの問題” が表面化したのが、腰痛であったり肩凝りであったりするわけです。
ただ、人には元々潜在的に自然治癒力が備わっています。だから「痛み」の解決法をすべて医師や治療科に頼るのではなく、「自分でできる範囲は自分でケアする」ことをテーマとして、痛みにダイレクトに効くストレッチを紹介しましょう、というのが本書の内容です。
肩こりや腰痛などの解消を考えるとき、マッサージや鍼灸といったものが思い浮かぶかと思いますが、ストレッチと他の治療法を区別するときの一番の違いは、マッサージや鍼灸が筋肉を点(局所)でとらえるのに対して、ストレッチは線(=長さ)でとらえることにあるようです。
簡単に言えば、ストレッチとは文字通り筋肉を伸ばす(長くする)ことなんです。そして、筋肉を本来の長さに戻すというのは、ストレッチにしか成しえない技だそうです。
なるほど、これだけでもストレッチってやっぱり必要だよなって思うけど、更にこんな説明が。
ストレッチをして筋肉を本来の長さに戻すことで、筋繊維の間にたまった老廃物や、痛みを誘発する物質も取り除くことができるとのこと。
この知識を知ることで、実際にストレッチをしている時の筋肉の状態(今、老廃物とかが抜け出てるんだ!)をイメージすることが出来ました(これって大切)。
ストレッチの正しいやり方とタイミング
本書では、首や肩といった各部位の説明と共に、「首のこりにきくストレッチ」とか、「肩こりにきくストレッチ」、あるいは「背中の痛みに効くストレッチ」、さらには「四十肩・五十肩予防のためのストレッチ」など、対応部位や症状別に詳細で豊富なストレッチが、分かりやすい写真と共に紹介されています。なので、何らかの症状がある人はもちろん、体質改善や体の日常メンテナンスといった観点からも本書の内容が活躍する場面は多いのではないでしょうか。
実際に、ストレッチをやってみようと思った人は、是非とも本書を買って、写真を見ながら取り組んでみることをお勧めします。
人によっては、自分なりのストレッチをしている人もいるかと思いますので、本書に紹介されている「ストレッチの正しいやり方とタイミング・その4カ条」を紹介しておきましょう。
- 5分以上のウォーキングをするか、お風呂に入って10分以上経った後、ストレッチを行うとより効果的。これらが不可能な場合は、決して急激に伸ばさず、ゆっくりと時間をかけて伸ばすことが大切。
- ストレッチで筋肉を伸ばす時間は、最低各種目20秒以上は時間をかけ、反動はつけない。呼吸はゆっくり「ため息をつく」ように。
- 筋肉のこりが痛みを伴うほどに悪化している場合は、伸ばせるところまでゆっくり伸ばし、決して無理をしないこと。
- 基本的にストレッチは、「末端から中枢(中心)に向けて」行う。ふくらはぎ→太腿→尻→腰→肩→首の順番で筋肉を伸ばしていくことが理想的。
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