アクリル曲げヒーターを自作する -- 電極付きベースの製作
以前、アクリル端材10kg入りというのを買ったことがあり、何かと便利に活用させて頂いています。
何かを作ろうとするとき、アクリルって結構便利な素材。平滑だし、強度もまあまああるし、加工もそれほど難しくはないし。透明というのが便利な場面もあったり、なにしろ完成品の美しさがイイ。
これまで、アクリルカッターでカットしたものをアクリル接着剤で接着して立体物を作るというのが主な製作方法でしたが、そこに “曲げ” 加工を取り入れてみようかと。
何しろ10kgのアクリル端材って、20cm×30cmのものが70枚とかいう世界なので、かなり精力的に使っていかないと使い切らない内にこちらの寿命が尽きてしまいそうなんでね。
ということで、今回はアクリル曲げヒーターの自作のお話。
アクリル曲げヒーターを自作している方は少なくないようで先行事例には事欠きません。色んなサイトを参考にさせて頂きながら、自分なりのアクリル曲げヒーターを作ってみようと思います。
そして、電気を通すニクロム線と金属パイプとの間を絶縁するためのシリコンガラスチューブ。高熱に耐える必要があるので、このシリコンガラスチューブは必須パーツ。
ただ、シリコンガラスチューブは近所のホムセン等では見つけることが出来ず、ネットで探してやっと入手できました。下の写真のものはΦ8×1mで400円弱(送料込)でした。
因みにシリコンガラスチューブの耐熱温度は180℃。一方、アクリルを曲げるのに最適な温度は160℃とのことなので、それほど余裕があるわけではありませんね。
金属パイプはステンレス巻きパイプ(中身は鉄パイプ)のΦ13mmを購入。ステンレスパイプの内径はΦ10.5mmで、シリコンガラスチューブの外形はΦ9.5mmなので、イイ感じに収まります。
ニクロム線は、コンロ用の300W(巻き外径Φ5.5mm)。ワット数が大き過ぎるかな?
また、上の写真には金属パイプを保持するための「横受けブラケット」がありますが、これらの部材を固定するためのベースとなる板や、配線用のコード(プラグ付き)も必要です。
手元にあった6mm厚のMDFを使おうと思いますが、これの長手方向の寸法が40cm。ヒーターの長さをどうするかと迷ってたけど、この板を基準にしてステンレスパイプを35cmでカットすることに。
ということで、電源コードをサンドイッチ状態にするために2枚の土台板を切り出し、双方にコードを通すための溝を彫刻刀で彫りました。MDFなので、加工もサクサクと楽に進行。
電源コードの端には丸型端子を付け、これをM4のネジで土台板の内側で固定し、土台から突き出る形のネジに、後ほどニクロム線の両端を接続して電気を流す予定。
木工用ボンドを塗布後、2枚の板を重ね合わせてシャコ万で固定して一晩乾燥。
そして出来上がったベースがこちら。
次回、この両端の電極にニクロム線を接続して、ヒーターを作り上げていきます。
何かを作ろうとするとき、アクリルって結構便利な素材。平滑だし、強度もまあまああるし、加工もそれほど難しくはないし。透明というのが便利な場面もあったり、なにしろ完成品の美しさがイイ。
これまで、アクリルカッターでカットしたものをアクリル接着剤で接着して立体物を作るというのが主な製作方法でしたが、そこに “曲げ” 加工を取り入れてみようかと。
何しろ10kgのアクリル端材って、20cm×30cmのものが70枚とかいう世界なので、かなり精力的に使っていかないと使い切らない内にこちらの寿命が尽きてしまいそうなんでね。
ということで、今回はアクリル曲げヒーターの自作のお話。
アクリル曲げヒーターを自作している方は少なくないようで先行事例には事欠きません。色んなサイトを参考にさせて頂きながら、自分なりのアクリル曲げヒーターを作ってみようと思います。
メイン部材となるのは熱を発するニクロム線と、このニクロム線を内蔵する金属パイプ
先ずは部品集めから。メインの部材となるのは、熱を発するニクロム線と、このニクロム線を内蔵して熱をアクリルへと伝える金属パイプ(ステンレスやアルミパイプ等ですね)。そして、電気を通すニクロム線と金属パイプとの間を絶縁するためのシリコンガラスチューブ。高熱に耐える必要があるので、このシリコンガラスチューブは必須パーツ。
ただ、シリコンガラスチューブは近所のホムセン等では見つけることが出来ず、ネットで探してやっと入手できました。下の写真のものはΦ8×1mで400円弱(送料込)でした。
因みにシリコンガラスチューブの耐熱温度は180℃。一方、アクリルを曲げるのに最適な温度は160℃とのことなので、それほど余裕があるわけではありませんね。
金属パイプはステンレス巻きパイプ(中身は鉄パイプ)のΦ13mmを購入。ステンレスパイプの内径はΦ10.5mmで、シリコンガラスチューブの外形はΦ9.5mmなので、イイ感じに収まります。
ニクロム線は、コンロ用の300W(巻き外径Φ5.5mm)。ワット数が大き過ぎるかな?
また、上の写真には金属パイプを保持するための「横受けブラケット」がありますが、これらの部材を固定するためのベースとなる板や、配線用のコード(プラグ付き)も必要です。
両側に電極を設けた土台の内部に電源コードを通す
さて、部材の加工に入っていきますが、先ずは土台作りから。土台への電源コードの配線をどうしようか(100V電源なので慎重に)と思案した結果、内部を通すことにしました。手元にあった6mm厚のMDFを使おうと思いますが、これの長手方向の寸法が40cm。ヒーターの長さをどうするかと迷ってたけど、この板を基準にしてステンレスパイプを35cmでカットすることに。
ということで、電源コードをサンドイッチ状態にするために2枚の土台板を切り出し、双方にコードを通すための溝を彫刻刀で彫りました。MDFなので、加工もサクサクと楽に進行。
電源コードの端には丸型端子を付け、これをM4のネジで土台板の内側で固定し、土台から突き出る形のネジに、後ほどニクロム線の両端を接続して電気を流す予定。
木工用ボンドを塗布後、2枚の板を重ね合わせてシャコ万で固定して一晩乾燥。
そして出来上がったベースがこちら。
次回、この両端の電極にニクロム線を接続して、ヒーターを作り上げていきます。
- 関連記事
-
- スマホ用の革製ケースを自作してみたらキツくて入らない!
- アクリル曲げヒーターを自作する -- 結構スマートに完成したかな
- アクリル曲げヒーターを自作する -- 電極付きベースの製作
- 100円で出来るA4大まで撮影出来そうな小型撮影ボックス
- トライアック万能調光器キットを組み立ててみた