すみませんッ。かつてのユーズドゲームは読んでませんでした!
やぶから棒に何ごとって思われるでしょうが、ワゴンにもおもしろいソフトが存在する可能性は多々あるという話というエントリを読んでいましてね、「いやいや、ワゴンどころか中古ソフトにも、ていうか中古ソフトにこそ面白いソフトが眠ってるんだよ!」という、かぶいたコンセプトを持った雑誌があったのを思い出したのです。それが中古ゲーム専門誌「ユーズドゲームズ」(略称・ユーゲー)。何のことはない、自分が連載している雑誌の前身ですね、うはは。でも最初の頃は読んでなかったんですよ。「バカゲー」という言葉の響きが、当時の私にはきつかった。でも、私の思いとは関係なく、ユーズドゲームズは埋もれた名作・良作を続々と発掘し、熱く語っていたのでした。そこで取り上げたゲームは、ゲームショップで値上がりするなど、「ユーゲー価格」という現象を生み出したものです。
で、ユーゲーの昔語りはおいといてですね、埋もれたゲームは多々あれど、じゃあ何を買えばええのん? って思うわけじゃないですか。でも、いいゲームというのはかなり語りつくされ、紹介されまくっている。で、考えたんです。値段だけに着目してゲームを買おう、と。その値段分くらい遊べればいいんじゃね? というアバウトな考えですね。
まずは10円のゲームですよ。10円で買える物の代表格といえば“うまい棒”ですよね。うまい棒を食べる時の時間はどのくらいか。私ならだいたい30秒です。で、もちろん味が楽しめる。やっぱチーズ味がデフォルトですよね。つまり、チーズの味わいが30秒間、楽しめるつうわけですよ。なので、10円ゲームも30秒、何か一つの味わいが楽しめれば十分と考えてしまうんです。
実際、ジャンクゲームなら10円で買えますから、それを10本ほど買ってみてください。パッケージを見るだけでお腹いっぱいになります。ほら、うまい棒そっくりですよね。さらに、メーカーロゴをみてデモなんかを見たら、もう30秒は余裕でいけますよ。10円で元が取れまくりです。
んで、100円ゲー。100円で買えるものって最近ものすごく増えたんです。いわゆる100円ショップのおかげですね。なので何と比べるか非常に迷うんですが、逆に言えば、かなり100円ゲーも多様化してるんじゃないかなと思うわけです。色々な商品に例えて説明できますからね。んで、今回は「乾電池」で例えてみます。乾電池といえば、100円ショップで最も原価の高い商品ですが、電池にも二種類……アルカリ電池とマンガン電池があって、用途もきっちり異なります。やっべ、書いていて自分自身のクビを絞めてるようなまとまらなさを感じてるんですけど、ともあれ長持ちする「アルカリ電池」を考えましょう。(*1)長持ちするという一点から考えて、100円で買えるRPGを探してみましょう。意外とあるんですよ。GBとかに。それがまた案外と楽しめてしまうものなんです。「案外と」、これが重要なポイントなんですよね。何しろ100円ですから、ジュース1本飲まなければ元は取り返せますね。
250円ゲー。週刊少年ジャンプですな。その昔は、「読みたいマンガが三つあれば買う」なんていわれていたようですが、最近はどうなんでしょうね。3つマンガを読む時間は10分くらいでしょう。これならかなりのゲームが10分くらい遊べてしまうでしょうな。さらにそのゲームを気に入ったりすれば、単行本を買うように、別のシリーズを購入してもよいわけです。250円で新しい出会いがあるかもしれない。これはかなり狙い目の価格帯なんじゃないですかね。
500円ゲー。ワンコインです。これは「ユーズドゲームズ」や誌名が代わった「ユーゲー」でもやっていましたね。まず、吉野家で牛丼大盛りがいけます。雑誌もかなり買えてしまう。月500円のケータイサイトにも入れますね。500円あればかなりいろいろなジャンルに手を出せてしまうんです。それはゲームでもおんなじ。こういう時は、自分の「興味がないゲーム」に手を出すのがオススメです。もしくは「あんまり興味がなかったけど、安かったらやろうかなと思っているジャンル」。さっきの250円ゲーの発展バージョンですが、500円で新しい趣味を見つけるんです。500円出せばかなり新しいものと出会えますし、仮に好きなジャンルであれば、雑誌一冊を読みきる時間くらいは余裕で楽しめるでしょう。もしかしたら雑誌を取っておくかのように、そのゲームも手元に残しておきたくなるかもしれない。夢がいっぱいですよ。
1000円ゲー。このくらいになると、私は高くて手出しが出来ません。だって1000円ありゃあ、かなりのことができてしまうんですよ? だから、私はよっぽどのことがない限り、ゲームに1000円以上は払いませんねー。
……って、それじゃあガイドにならないだろッ! というツッコミがモニターの向こうから聞こえてきそうなので考えると、1000円くらいになるとかなり吟味する必要がありますな。
1000円。普通に流通している日本円のお札の最低金額ですよ。その価値をまざまざと知るべく、名前も知らないメーカーのゲームを買ってみましょう。これはかなりのドキドキ感が味わえますけど、遊んでみたら可もなく不可もなく、じゃあ面白くないんです。「これは傑作だ!」というのか「…残念!! ○○斬り!!」のどちらかがオイシイ。前者はお買い得感と意外な出会い感たっぷりで、後者は後者で友人同士のネタ話にぴったり。両極端になりそうなゲームを買うのがオツですね。
*1…案の定、電池特性を間違ってましたw ご指摘感謝!
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