『バッドモーテル』は、スクリーマー風の殺人鬼から逃げながら脱出ルートを見つけるゲームです。プレイ人数は2~4人。
http://p.twipple.jp/jwqa9プレイヤーは4人のキャラクターを担当しますが、誰がどのキャラクターなのかは最後までわかりません。そこに推理要素が若干あります。
また、手札から移動カードを出して移動していくのですが、他人と同じカードを出すとバッティングとなり、進めなくなります。
どんどん手札の中味が入れかわっていき、出したいカードがなくなることもあります。
いかに協力しながら出していくか。序盤から中盤はまさに協力ゲームです。
しかし、プレイヤー同士の熱い協力の結果、出口が判明すると、途端に裏切りゲーになります。なにしろ勝利条件が「誰よりも早く脱出すること」ですからね。
全滅すると殺人鬼の勝ちなので、全滅を避けつつ、我先に脱出しようとする様は、ホラー映画の中盤から始まる登場人物同士の裏切りあいにそっくり。
殺人鬼はやさしいのでw、登場人物にとどめをさすことはしません。気絶だけさせるんですね。
気絶状態からは「移動カードのバッティング」で復活することができます。
うまくバッティングを利用して、殺人鬼をやりすごしたり、気絶から回復したり、時には登場人物を殺人鬼に突き飛ばたりしましょうw
やってみての感想ですが、出口が見つかってからの展開がちょっと遅いかも。
→(追記:繰り返しプレイした結果、実はかなり早いことが判明)
出口が一つ見つかるごとに、殺人鬼の移動力を増やすとか、出口が見つかってから殺人鬼が5周するまでに脱出しないと全滅、なんてハウスルールもありかと。
最後に、ホラー映画がモチーフになっているだけあって、横から見ているだけでも楽しめますよ。オススメです。
携帯アプリの横スクロールアクションRPG『ワルキューレの栄光』を今朝クリアした。
本作は2008年発売だそうで、でもまったくのノーチェック。しかし、『ワルキューレの冒険』や『伝説』の新作であるからして、その楽しかった思い出を思い出しつつも、携帯アプリだから正直どうだろう? という相半ばする気持ちでプレイしてみた。
面白いじゃないか! 2段ジャンプ3段ジャンプ、極め付きは4段ジャンプ! 手軽にぽんぽんと操作でき、これで敵を華麗にかわす楽しさよ! 携帯のアクションゲームは正直言って操作しづらいと思っていたし、実際にも操作しづらいものはたくさんあった。けれど、携帯なのに気持ち良い! いや、おそらくは携帯だからこそ気持ちよい操作感を目指したゲームなのだろう。古参ゲーマーもライトゲーマーも大納得の出来だ。
ゲーム性の部分に目を向けると、とても懐かしい感覚がよみがえってきた。
ゲーム&ウォッチの『オクトパス』で、オクトパスの脚をよけつつ、画面右端にある宝箱を熱狂的なボタン連打で取るあの感覚だ。というのも、基本的に携帯のアクションゲームは「片手で操作する」のが前提なのだ。『栄光』もやはり片手で操作する。つまり、ファミコンのように十字ボタンで移動しながらAボタンで攻撃ということはできないから、必然的に「敵のところまで移動し、一時停止してから攻撃。その後に逃げるか攻撃をし続けるかを選ぶ」ということになる。その部分の調整はうまくできていて、「ああああ、もう敵が動いちゃう! でももう少し連打して攻撃だ!」という具合についついよくばって攻撃をしてしまうのだ。そのよくばり連打がとても懐かしく、そしてやっぱり楽しいのだ。ちなみに、携帯のセンターキー押しっぱなしでワルキューレは剣をばりばり振りまくってくれる。けれども、やっぱり連打してしまうのは古参ゲーマーというかファミプロのサガなのかもしれない。
難易度は控えめで、小さいマップごとにステージが区切られているから、非常にテンポよくゲームが進む。効果音には『伝説』のものが使われており、経験者は懐かしさがこみあげるだろう。敵キャラクターもおなじみのキャラが登場し、味方にはサンドラまで登場(しかも操作できる!)というオマケつきだ。うれしいことこの上ない。でももっともうれしいのは、クリア後のエキストラステージ。強い装備とクリアレベルを残したまま、敵のダメージが3倍、5倍、9倍、そして17倍というドラゴンボールもかくやという4種類の難易度から選んで再挑戦できるのだ。4段ジャンプとダッシュ移動はそのままだから、華麗に走りぬけて敵を倒しつつ、17倍の攻撃を3発くらって昇天するワルキューレなどを見ることもできてしまう。このゲームバランスにサービス精神にあふれたオマケモード。これはまさしく黄金期のナムコ作品そのものだ。
ナムコの栄光がここにあるよ! そう高らかに宣言してしまおう。