ゲームコレクターにありがちなことは、ゲームニュース系サイトさんや
ニュースサイトに紹介されたりして、なかなか好評でした。集めてた時期が、ちょうどファミコンサイトを運営してる時期と重なるんですよ。なので、「集める」ということでどれだけウケを取れるかという一点に特化してまして、あのようなネタ三昧になっていた次第です。だから、本当はゲームマニアでもゲームコレクターでもないんでしょうね。いうなれば「ゲームをネタにするネタゲーマー」ですかね。
んでは、ちょっとさかのぼって「ゲーム好きバカ学生にありがちなこと」。
---------
・ファミマガにバグ技を送ったところ、十両技で採用されてしまう
・しかし、十両技の賞品としてもらったファミマガ電卓を友人の誕生日プレゼントにあげてしまう
・友人が『リブルラブル』をやっていたので、乱入して対戦プレイをしてしまう(後の対戦格闘ゲームである)
・転入してきたカサノくん(本名)と仲良くなり、毎週土曜日になると彼の家に通うくらいFM-77AV版の『BlackOnix』にハマってしまう
・自宅に帰った後は『BlackOnix』に登場するキャラクターをいかに強くするかをメモに書き、カサノくんと熱く語り合ってしまう
・『BlackOnix』にハマりすぎた挙句、漢字書き取り帳に『BlackOnix』のアドベンチャーブックを書いてしまう
・しかも漢字書き取り帳が10冊分になろうかという超大作になってしまう
・友人が部活にゲーム&ウォッチ版『ドンキーコング』を持ってきたので、「スタート地点でどれだけ点数を稼げるか」という遊びかたで熱くなってしまう
・コングの投げてくるタルが少ないAモードよりも、タルの数が多いBモードのほうが得点を稼げるということに気がついてしまう
・実は普通にゲームをやるよりも、スタート地点で猛連打をしたほうがよっぽど高得点になることに気がついてしまう
・臨海学校にファミコン本体とカセットを持っていってしまう
・そのファミコンを海の家にあったテレビにつないで遊んでしまう
・修学旅行にファミコン本体とカセットを持っていってしまう
・小型液晶テレビのアンテナにケーブルを巻き付けると、ファミコンが遊べることに気がついてしまう(後の携帯ゲームである)
・文化祭に便乗して教室にファミコン本体とカセットを持ち込んでしまう
・そのテレビを机の下に置き、授業中に『ドラクエII』をプレイしてしまう
・進学校に進んだにも関わらず、「ゲーム会社に入るんだから大学になんかいかなくでもいいだろ」と開き直ってしまう
・おかげで、クラスで大学進学しなかった3名のうちの1人になってしまう
・学生寮に入るものの、自己紹介時に「趣味はファミコンです」と宣言したため、ゲーム好きのセンパイ2人に「コイツは使える」と目をつけられてしまう
・PC-98で『三国志』や『信長の野望』を仕込まれてしまい、すっかりSLGゲーマーに洗脳されてしまう
・連日、徹夜で『三国志』の対戦をし続け、ある日も徹夜で対戦していると2人して寝込んでしまい、いつの間にか配下の武将の馬超が焼け死ぬという悲喜劇が発生してしまう
・『ドラクエIV』を徹夜で並ぼうと考え、並んでいる時にヒマだと面白くないからという理由でゲームボーイを2つ買ってしまう
・並んでいる間、何の面識もない前後の相手と『テトリス』で対戦してしまう
・徹夜で並んで帰ってきたのに、「『ドラクエIV』のエンディングまで寝るんじゃない!」などと、『Mother』のキャッチコピーのようなアオリ文句でセンパイから叱咤されてしまう
・がんばって48時間ほど断続的に落ちながらも『ドラクエIV』を遊ぶ続け、ついにクリアしてしまう
・「これ、ゲームのバランス取りしてるからおまえもちょっと手伝え」と言って、カードゲームの『モンスターメーカー』をやらされてしまう
・当然のごとくハマってしまい、『モンスターメーカー』カードゲームのシリーズすべてを買ってしまう
・もちろん『モンスターメーカー』のコミックが連載されている「RPGコミック」も購入してしまう
・さらにカードゲームにハマり続け、気がつくと50種類もカードゲームを購入してしまう
・小型テレビとPCエンジンを教室に持ち込んで授業中に対戦プレイをしたりしてしまう
・しかもよりによって四人同時プレイが可能な『ファイプロ』を四人で遊んでしまう
・あきらかに教師にはバレていたのだが、何も言われないので5人プレイの『ボンバーマン』までも授業中に対戦してしまう
・唯一の就職活動をした光栄でテストが配られた時、「こんなテストじゃ俺の実力は計れねえ」と答案用紙に書き、テスト開始後5分で退出してしまう
・そんなこんなで就職活動を全くしなかったのに、「おまえにぴったりな仕事を紹介してやる」とゲーム制作会社を紹介されてしまう
・「どうせ何の勉強もしてないし、インパクト勝負だ!」というわけで、唐突にスキンヘッドにして面接へ向かってしまう
・「なんか面白い人だね」と言われ、なぜか一発で採用されてしまう。
---------
ゲームバカ学生にありがちなこと ゲームデバッガーにありがちなこと ゲーム開発現場にありがちなこと
ゲームコレクターにありがちなこと ゲームサイト運営者にありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと その2 ファミコンで稼ぐ仕事にありがちなこと
ゲームライターにありがちなこと
・ゲーム制作者会社に入ったものの、もちろん何も出来ないのでデバッグ作業から始めることになってしまう
・パソコンから移植されたリアルタイムSLGのバグ出しを担当していた際、600倍近い勢力差のある軍勢を少数の軍勢で打ち破るバグを発見してしまう
・「でもSFCの処理能力が限界なんだよ。上から右側に向かって計算していくから、左側にいるユニットのほうが先に処理されちゃうんだよ。これは裏技として残しておくしかないね」と言われ、「俺の見つけたバグはムダだったのか……」などと愕然としてしまう
・でも、その説明で“なぜゲームのバグが出るのか”ということを悟ってしまう
・後に大技林を見てもそのバグが出ておらず、「あんなに有効な技なのに……ちっ」などと思ってしまう
・ワイヤーアクション系アクションにおいて、画面外や雲の下にワイヤーの先を刺し、ありえないルートで攻略する技を見つけ、スタッフから「すげー、新しいよ!」という声を受けてしまう
・しかしメーカーにバレてしまい、すべてのバグを直されてしまう
・グラフィックチーフから「ところで、このオープニングタイトルをどう思う?」「あ、かっこいいと思いますよ」「よし、直そう!」と意味不明なやりとりがなされてしまう
・そのゲームは後にプレミア価格がついており、「そういや、画面が暗いところに、グラフィッカーの連中が“バカ”とかって書いてたっけ。直されたからもう残ってないと思うけど、そういうのも知られてないんだろうなあ……」などと感慨にふけってしまう
・ある日、社長から呼び出されて「君、新人だし、給料を1●万にするよ。あと残業代もなしね」とありえない話を提示され、そのまま退職してしまう
・2年ほどバイトですごすが、その間のゲームネタは渋谷のど真ん中にある冨士そばでサイコソルジャーやシルキーリップのBGMを流した程度に停滞してしまう
・バイト情報誌で「RPGのデバッガー募集」を見つけ、「これがラストチャンスだな…、気合出してやっぞ!」と面接に向かい、ウマがあったのか採用されてしまう
・RPGのステータスチェックやフラグチェックなど、2日目から23時まで働き、その月は300時間、翌月は400時間、その次は517時間デバッグしてしまう。
・徹夜徹夜でタイムカードに入力ができず、手書きで30H、17H、20Hなどと書くことになってしまう
・時給は750円だったが、当時としてはありえないほどの給料をもらい、そのお金でネオジオとPCエンジンDUOを購入してしまう。
・「君、働きすぎだから来月から社員ね」「はい!」というやりとりで、ねんがんのしゃいんのたちばをてにいれたぞー!
・社員になっても働きぶりは変わらず、会社に寝袋と一週間分の着替えを持ち込み、会社そばの銭湯に通って生活してしまう
・週に一度、着替えを取りに行くだけの生活が続き、「こんなんだったら自分の部屋は契約してなくてもいいんじゃね?」などと思ってしまう
・もちろん炊飯器も持ち込み、会社でご飯を炊いて三食を卵と納豆とご飯だけですごしたため、ひと月の食費が6000円以下で済んでしまう
・「バグ出しには100%自信あります! 任せてください」とディレクターに宣言したところ、「200%任せられるかどうかは、あなた次第だけどね」などとクールビューティな切り返しをされてしまう
・バグを出しても出しても「仕様だから直さない」と言われ、「だいたい10%くらいしか直されないんなら、バグレポートを一週間で100枚単位で書けばいいんだろ! そうすりゃ10件ずつでも品質がよくなるわい!」などとブチ切れしてしまう
・でもさすがに、“胸いっぱいでしゃべれません”というセリフを直させようとしたのはムリがあったかな、などと思ってしまう
・でもラスボスの神様に毒攻撃が効くのはさすがにまずいっしょ、ということで直させてしまう
・バグの発生するタイミングを毎回一定のものにするため、入力パターンを記憶しておくことのできるコナミ製コントローラー“必殺”を使い、プログラマーから「こりゃあ便利ですよ」というお墨付きをもらってしまう
・開発終盤にディレクターとプランナーが抜けてしまい、現場にはアシスタントとデバッガーだけが残されてしまう
・「じゃあ、ちょっとキミが敵のバランス調整をしてみない?」と、販売メーカーの人から依頼されてしまう
・「敵から逃げる技もあわなくなる技もあるんだし、この地域の中で一種類だけ強いヤツを入れてみるかー」と強引なバランス調整をしてしまう
・「ダメだよー、こんな厳しいバランス調整をしちゃ」と、あっさり彼にバランス調整をしなおされてしまう
・「ちょっとお遊び要素を入れてみるか」「けっこう色々できるよ」「じゃあさ、ラスボスの攻撃を持つザコ、作ってみねえ?」「いいね、作ろうか」というわけで、世界に一匹だけ、何もない海のど真ん中にそのザコが配置されてしまう
・シナリオを担当している著名人の会社から大量のバイトが送り込まれてきたが、彼らに作業指示を出せる人が当然おらず、デバッガーとアシスタントが作業を割り振ることになってしまう
・「じゃあ、すべての地形で敵と戦闘してみましょう! 地形と戦闘時の背景が違っていたらバグですからね」とお願いしてやらせたところ、20万箇所すべてで戦闘をし、ついに、たった一ヶ所、氷の地形なのに背景が平野という場所が見つかってしまう
・その時、職場にはものすごい高揚感と一体感と充実感が生まれてしまう
・その後、完全に会社から開発の手が離れるが、その後に発売まで1年ほど間が空き、「まあ立ち上げからしてひどいプロジェクトだったしなあ……。プログラム担当会社んとこにディレクターとプランナーとデバッガーが見張りのごとく乗りこんでって作業してたしな……。色々とあったんだろうなあ」などとほのぼのとしてしまう
・さらにその後に攻略本が売り出されるが、スタッフには自分の名前はおろか、自分の会社自体が関わっていないことになっており、「大人の事情にもほどがあるよなあ……」などとゲーム業界の奇々怪界っぷりを目の当たりにしてしまう
・「じゃあ、しばらくバグ出しもないし、プランナーのアシスタントをしてよ」「わっかりました!」ということで、ついにデバッガーから卒業する時がきてしまう
---------
ゲームバカ学生にありがちなこと ゲームデバッガーにありがちなこと ゲーム開発現場にありがちなこと
ゲームコレクターにありがちなこと ゲームサイト運営者にありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと その2 ファミコンで稼ぐ仕事にありがちなこと
ゲームライターにありがちなこと
・いきなりアポなしで押しかけてきて面接を要求し、「ボクはですね、こういうぬるいゲームばっかりを作っていてはゲーム業界に未来はないと思うんですよ。もっと開かれた云々」と熱く語るが、適当にあしらわれ、すごすごと帰っていってしまう
・椅子1つで器用に“横になって”眠る姿を目撃してしまう
・机の下に“うなぎの寝床”と屋ばれる仮眠スペースがある
・仮眠スペースで寝始めたのを確認し、「ほっといたら何時間くらい寝続けるか試してみようぜー」と言って寝かしておいたら、仕事が始まっても寝続け、13時間後にようやく起きだしてきてしまう
・マスターアップ直前、プログラマーが「ちょっとトイレに行ってきます」といってそのまま失踪してしまう
・唐突に無断欠勤が続き、電話をしても全くでないので、「○ちゃん、とりあえず彼んとこに迎えにいってよ」といわれ、住所だけを頼りにして彼の家へ迎えにいくがやはり迷い、仕方がないのでそこらのNPCに聞いて何とかたどり着いたが、よりによって居留守を使われてしまう
・プログラムに詰まったプログラマーがROM焼き当日に出社してこないため、彼を迎えに1時間かけて電車で行ったら、「もう入れ違いで会社に行きましたよ」という連絡が入り、すごすごと会社へとんぼ帰りすることになってしまう
・以前の会社を辞めてから数年が経った頃に東京ゲームショーへ行くと、以前の上司にばったり出会ってしまい「あれ、まだ君ゲーム業界にいたんだ」と非常に失礼なことを言われてしまう
・「○○さん、デモに操作してるところを入れるので、実際にコントローラーで操作してくれる?」ということで、自分の操作したシーンがゲームデモとして採用されてしまう
・「でも単にデモなだけじゃつまんないね。なんか意味もたせようか」
「じゃあ、……ということにしません? デモをしっかり見てくれていた人へのサービスで」
「いいね」
てなわけで、ゲームのキモとなるシーンをこっそり組み込んでしまう
・さらに、スタッフの顔写真をゲーム内で使うことになり、なぜか自分の写真が複数遣われることになってしまう
・プログラマー:「容量が足りません」
ディレクター:「……じゃあ、グラフィックを削りますよ」
というやりとりで、人の歩きアニメのパターンが4枚から3枚に減らされることになってしまう
・「3枚で歩きパターンって作れるんですか?」
「プロなんだからそれっぽく作れって話だよ」
ということで、アニメスタジオにそういう発注をし、原画を取りにスタジオへ出向くことになってしまう
・もらった原画を見ていると、「……これ、出てくる人物に何の統一感もないですね! 一体、何のゲームに使われるんですか? 全く予想できないです」などという、鉛筆で書かれたアニメーターさんの素朴な疑問を見つけてしまう
・徹夜で作業をして朝の7時に寝たのに、朝の9時に取引先からの電話で無理矢理に起こされ(「彼は朝7時に起きたばっかりなんですよ」「いいので、起こしてください」)、「○○さん、これこれはどうなっているんですか?」といきなり用件を切り出されたため、「あんた、俺のことが嫌いなんでしょう! 嫌いだからこんなに意地の悪いことをして! あなたは朝9時からの仕事で元気いっぱいでしょうけど、、私は朝7時まで働いてきたんですよ。ひどいですよ、イジメですか!」などとぶち切れてしまい、後々、かなり大きな問題になってしまう
・「でも嫌われていたのは確かだろうなあ」と後でしみじみと思ってしまう
・昼休みは確実にファミスタ対決を行っており、もちろん初代ファミスタでホイールズvsライオネルズ対決がメインになってしまう
・一勝負につき500円を賭け、負けたほうはもう一回勝負を挑み、そこで連敗すると1000円かけ、そこでたいてい連勝が止まるため、貸し借りはなしになってしまう
・しかしあるとき、1000円をかけた勝負でも勝ってしまい、さらに2000円をかけた勝負でも勝利。「……じゃあ、4000円賭けてやるか?」「……いいぜ、勝負してやろうじゃん」……なんとその勝負にも勝ってしまい、8000円勝ち越しというありえない事態になってしまう
・その後におごってもらった寿司はほろ苦い味がしてしまう
・自転車通勤をしており、しかも夜0時過ぎにボッコボコのおんぼろ自転車で帰宅しているため、よく職務質問を受けてしまう
・何度も何度も職務質問されるので、職質の回数を数え始めてしまう
・毎回毎回、同じ質問をされることに飽きてきたので、警察官の姿を見かけると、止められる前に自ら止まり、「身分証明書はこれです。自転車の登録番号はここで、住所は免許証にあるとおりの、○○○の×××、□□□号室です。どうぞどうぞ調べてください。なんならバッグの中身も見せましょうか?」などと言って、警察官を驚かせてしまう
・「登録番号を問い合わせて返事が来るまで時間がかかるので、“すみません、これも仕事なんで……”って申し訳なさそうに言うんですよね~。よーく知ってますよ。何しろ、あなたがキリ番の、50回目の職務質問してきたおまわりさんですから」などと聞かれていないのに先回りで答えてしまう
・ちなみに、職務質問を1日4回受けるという記録を作ってしまう
・「すみませんねえ。私達は福井から応援で来てるもので、そこらへんをあんまり聞いてないんですよ」
「仕事なんですからしょうがないですよ。構いませんよ、私も1日4回の記録が作れて満足していますから」
「そ、そんなにですか!」
などと驚かれつつも、結局は自転車の登録番号を問い合わせされてしまう
・最終的には、職務質問104回というおそらくは日本記録を樹立してしまう
・サンプルROMに、まったくゲーム本編と関係ない場所に「見えない道」をこっそり作ってリリースしたところ、わずか1時間後に「急に見えない道が出来ているんですが」というバグレポートがあがってきてしまう
・「よもやバレるとは……」「さすがは○○○○○○○○○○!」という会話で盛り上がった後、「すみません、ゴミが残っていたようです。次回のバージョンで削除しますので……」などと、ミスということにしてお詫びしてしまう
・「○○さん、今日も休みですけど大丈夫ですかね?」
「まだまだ平気だよ。だいたい、プランナーなんて倒れて点滴を打たれて、ようやく一人前だからね」
などというほのぼのとした会話をしてしまう。
・しかもその時、午前3時。
・立ち入り禁止区域で開発が進められてた某立体ゲーム機のソフトを初めて見せてもらえることになったが、その時に見たのが「ゲームオーバー」のデザインだった。
・何の暗示か、そのプロジェクトはそれからまもなくして本当にゲームオーバー(=開発中止)になってしまう
・デバッガー生活からディレクター・プランナー見習いになった男の、過酷なゲーム開発現場をつづった日記の存在が外注のシナリオライターにばれ、「○ちゃん、仕事なんかいいから早く更新してよ」などと妙に期待をされてしまう
・所有しているベースボール800本を壁につるし、「青い壁だ!」なんていう写真を撮ればウケるかなーということで、休日に会社へ行ってカセットのカーテンを作っていたところ、社長が出社してきてしまい、「……つくづく、○ちゃんはそういうの好きだねぇ」と呆れられてしまう
・その後、ベースボールは会社の倉庫に引越しのドサクサで送られたが、自分自身が会社を去ることになり、ベースボール800本やそのまま闇のかなたに葬られてしまう
---------
ゲームバカ学生にありがちなこと ゲームデバッガーにありがちなこと ゲーム開発現場にありがちなこと
ゲームコレクターにありがちなこと ゲームサイト運営者にありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと その2 ファミコンで稼ぐ仕事にありがちなこと
ゲームライターにありがちなこと
・「迷ったら買え」を信条にしてしまっている
・まず300円以下のゲームから買い始めてしまう
・土日の2日間だけで40本以上もゲームを買ってしまう
・おかげで給料日から一週間で残金が10000円を切ってしまう
・「あれ? これ買ったっけ? まあいいや買っとけ」と思うことが二度三度では済まない
・いつの間にか3本4本とゲームがダブってしまい、しかもいつ買ったのか記憶にない
・しかし遊ぼうとするとなぜか見つからないので、そのたびにゲームを買い直してしまう
・セーブデータがわりにバックアップつきカセットを10本以上買ってしまう
・もちろんそれらのカセットの中に別々の遊びかたをしたプレイデータを保存してしまう
・「くにおくんのすとりーとバスケット、石川県の店で見つけましたよ。保護しておきますか?」などと連絡が入ってしまう
・「あ、4000円以下なら連絡なく保護しておいていいよ」と答えてしまう
・前に買った値段よりも安く売られているゲームを見かけるとつい買ってしまう
・遊んでいて面白かったゲームを見かけるともちろん即買してしまい、その後に友人や知人に配りまくってしまう
・ダブらないように「もう持っているゲームリスト」を持ち歩いてしまう
・いつの間にか「まだ持っていないゲームリスト」に切り替えてしまう
・道に迷って入った路地の中に古ぼけたおもちゃ屋を見かけてしまい、「すみません、ショーウインドーのゲーム全部ほしいんですが」「定価だけどいいの?」「構いません!」などと熱く語って店主のおじいさんを驚かせてしまう
・給料日のたびにそのおもちゃ屋に通い、店主のおじいさんから「お兄さん、倉庫の中からこんなの出てきたんだけど買わないかい?」などとセガマークIIIの周辺機器をすすめられてしまう
・でもなぜか買ってしまう
・探しているゲームが見つからないので、ワンハンドレットコレクターズと称して100円のゲームばかりを買いあさってしまう
・1本20円でPCエンジン版『ドッジ弾平』が大量に売られているのをみて、「ああ、そういえば俺これもデバッグしたんだっけ」などと思って、ついつい20本以上まとめ買いしてしまう
・意気揚々と『弾平』のCDケースを持って歩こうとするがレジスターのそばでばらまいてしまい、店員に白い目で見られてしまう
・探しているゲームが見つからないので、ついつい同じゲームを800本も購入してしまう
・秋葉原からすべてのベースボールを買い占めるのだ! などと突然決意して本当に実行してしまう
・なぜかワゴンの中にベースボールのカセットだけが並んでいるのを見かけてしまう
・それをすべてレジに持っていくとなぜか「ミシシッピー殺人事件」が混ざっているが、それもついつい買ってしまう
・初対面の相手に対し、名刺代わりにダブりカセットをプレゼントしてしまう
・「じゃあお礼です」と言われてベースボールのカセットを大量に受け取るハメになってしまう
・なじみの店にいくと「ベースボール保管しておきましたよ」などときさくに声をかけられてしまう
・ダブっていたアイスクライマーをオークションに出品し、「俺のホームページをすべて読んで感想を書いてくれた人に差し上げます」などと宣言してしまう
・ダブっていた40本近くのゲームを20本ずつの詰め合わせにして、「いちばん安い金額を入札した人にプレゼントします! 入札金額がダブった場合にはその次に安かった人にプレゼント!」などという具合に逆オークションを開催してしまう
・結局、7円と13円で落札され、発払いで送ってしまう
・いくら探しても見つからなかったゲームが15本セット15000円の中に1本だけ混ざっており、躊躇することなくそのセットを買ってしまう
・その後に一本700円で売られていたのを見かけて、「これはおいしいネタだぞ」と思ってしまう
・でも当然それも買ってしまう
・「ファミコン集めてるんだって? じゃあ俺の秘蔵品で、開発中止になったファミコン版ラブクエストをあげるよ」「いや悪いから買うよ」「じゃあ昼飯代の500円でいいや」というようなやり取りをしてしまう
・しかし非売品には興味がないので、ファミスタ大会を開いてその優勝商品にファミコン版ラブクエストをチョイスしようとしてしまう
・「そんなのに出すくらいなら、僕のアイアムアティーチャー2本と交換しませんか?」と非売品コレクターに持ちかけられてあっさり了承し、ついにファミコンソフト1252本が揃ってしまう
・30000円もするアイアムアティーチャーを手に入れたんだし、せっかくだから本当にセーターを編んでみようと考えてしまう
・もちろんアイアムアティーチャーの教えだけで編んでいったものの、セーターの前後を合体するのに失敗し、とてもではないが着られない代物になってしまう
・せっかくゲームをそろえたんだし、今度はすべてのゲームをプレイしてレビューしなくちゃ! などと決意してしまう
・ああ、カセットを並べてアイドル八犬伝のエリカを描くと面白いかもしれない! などと思ってしまう
・ファミコンのロボットを7台並べて躍らせて、ロボットが放つジージー音のあまりのうるささにおどろいてしまう
こんなゲームコレクター、みなさんの周りにいませんか?
---------
ゲームバカ学生にありがちなこと ゲームデバッガーにありがちなこと ゲーム開発現場にありがちなこと
ゲームコレクターにありがちなこと ゲームサイト運営者にありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと その2 ファミコンで稼ぐ仕事にありがちなこと
ゲームライターにありがちなこと
・連れて行かれたコミケで、PCエンジンとメガドライブをすべて集めた人たちの本はあったが、「あれ、ファミコンはないじゃん。じゃあ俺が集めるか」というノリで始めてしまう
・ちょうどネットを始めた時期だったので、コレクターの情報を集めるべくうろうろしていたところ、たまたまコレクターの集うサイトを見つけてしまう
・そのサイトに感銘を受け、管理者の許可をもらって「東京支部」というサイトをいきなり作ってしまう
・サイトを作ってすぐ、大阪本部でオフ会が開かれることを知り、「あさってですか? もちろん東京支部の支部長ですから参加しますよ」とあっさり参加してしまう
・色々なサイトを見て回る中で、“レビュー”と称しながら1行や2行の感想しかなかったり、ただの罵詈雑言でしかなかったりしたので、持っているゲームを1つ1つ最後まで解いて、「そのゲームの企画コンセプトは成功したのか?」という観点のコンテンツを書き始めてしまう
・「しかし無許可でゲームの画像を使ってはいかんよな」ということで、とことんテキストオンリーのコンテンツにしてしまう
・WEBならではのコンテンツを用意したいと考えている中で、“ファミコンとかの古いゲームってつまらない”という感想を見かけたり、「ゲーム雑誌は新しいゲームの紹介や攻略はするけれど、それだけで終わりなんだよな。なんで遊びかたの紹介をしてくれないんだろう」と思ったりして、“ファミコンでどこまで面白く遊べるか”というコンセプトのコンテンツを始めてしまう
・「しかし、遊びかたの紹介だけじゃダメだよな、ちゃんと自分でもやらなきゃ」ということで、実戦編というコンテンツも作成してしまう
・「掲示板も用意しなくちゃいかんよな」ということで、ファミコン全1252タイトルのスレッドを用意したオールタイトル掲示板を作成してしまう
・よそのサイトからも、「ファミコンのタイトルはここの掲示板を参照」などとリンクされてしまう
・ついでに、タイトルの少ないバーチャルボーイとPC─FXのオールタイトル掲示板も作成してしまう
・「チャットも作らなければいかんよな」ということで、『アイドル八犬伝』主人公、西園寺エリカの人口無能が常駐するチャットを作成してしまう
・チャットで毎回のように独白形式でゲームの感想を書く人がいたので、“独白部長”という命名をしてしまい、彼もその名前を受け入れてしまう
・「ゲーム考察」「ゲームの遊びかた」というところで変わったコンテンツができたし、次は集めるというところで面白くしなきゃという頃に、「燃えプロ」だけを2000本近く集めている人を知ってしまう
・「んじゃあ、こっちはベースボールを集めよう。ただ集めるだけじゃ二番煎じなので、参加者を募り、最も早くベースボール30本を集めた人がすべてのベースボールを総取りしよう」というノリで始めたところ、参加者が誰もベースボールを購入してくれず、自分ひとりが30本集めるというオチになってしまう
・「これはこれでおいしいな」ということで、燃えプロの人に許可を取り、ベースボール(通称、青)を集めることを宣言してしまう
・ゲームコレクターの知人が台風の被害にあってしまい、パッケージや説明書が水浸しになってしまったので、自分の持っていた箱や説明書を100点ほどあげてしまう
・後にオフ会で彼と出会い、感動の抱擁をしてしまう
(このあたりについては「
ゲームコレクターにありがちなこと」参照)
・「リンクも充実させなきゃいかんよな」ということで、ネット上にあるファミコンサイト全てにリンクしはじめてしまう
・新たなサイトを見つけるたびにそのリンクページを確認し、「おお、ここは知らないサイトばかりが集まっておるわい。金鉱金鉱っと」などとニヤニヤしてしまう
・さらにタイトル別に、「攻略」「紹介」「CG]「小説」など、細かくたどれるようなリンク集も作り始めてしまう
・「日記も書かなきゃいかんよな」ということで、たまたま見かけた「ReadMe!」というテキストサイトのランキングに登録してしまう
・「ReadMe!」に登録されたテキストサイトを読んでレビューする人から高い評価を受けたのだが、このブログになってからもその人が読んでいてくれたことを知り、8年ほど前のネタを再活用したネタをブログに書いてしまう
・色々な部屋の写真を撮っているカメラマンから、「ファミコンを全て集めた人の部屋を撮りたい」という依頼を受け、さっくりと承知してしまう
・ファミコンだらけの部屋が大手の週刊コンピュータ系雑誌に掲載されてしまい、さらにその後、その部屋の写真ばかりを集めた写真集に、その写真が収められてしまう
・大手週刊ゲーム雑誌から「周辺機器の特集をするので、貸し出しをお願いしたい」というメールをもらってしまう
・1つ返事でオーケーしつつ、「でもそちらの編集部にはないんですか?」と聞いたところ、「ええと、バイトの人とかが持っていっちゃったりしまして、もう編集部に残っていないんですよ」という返事をもらってしまう
・会社へ取材に来ていたゲーム雑誌編集長に「コイツ変わったやつなんですよ」と紹介され、さらに自分のサイトが気に入られてしまい、コンテンツの内容をそのままゲーム雑誌へ連載をすることになってしまう
・「ウチの濃い層向けの連載だから」という一言を信じ、8年間、その路線を堅持してしまう
・「こりゃ、普通のゲーム雑誌じゃ遊びかたの紹介をしないわけだわ。1ページあたりに時間がかかりすぎだもん」とつくづく思いつつ、サイトとネタがかぶってきたため、サイトを閉鎖してしまう
---------
ゲームバカ学生にありがちなこと ゲームデバッガーにありがちなこと ゲーム開発現場にありがちなこと
ゲームコレクターにありがちなこと ゲームサイト運営者にありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと その2 ファミコンで稼ぐ仕事にありがちなこと
ゲームライターにありがちなこと
・「こんなのでセーターを編むやつがいるわけないじゃん」という声に反発して、「よろしい、ならば本当に『アイアムアティーチャー』だけでセーターを編んでやろうじゃないか!」と思い立ち、実際にセーターを編んでしまう
・『スパロボ』でバーナード・ワイズマンがザク好きキャラに改変されているのを知り、「よろしい、ならばザクだけで『ガチャポン戦士2カプセル戦記』をクリアする“プロジェクト・バーニィ”をやってやろう!」と思い立ち、実行してしまう
・ファミコン版『三国志』の感想で「おんなじ顔の武将がわらわら出てきて、似たようなことを繰り返すのがつまらん」という声に反発して、「よろしい、ならば『三国志』に登場する同じ顔の武将だけで統一してやろうじゃないか!」と思い立ち、挑戦していまう
・『ファイアーエムブレム』の感想で「端役キャラの顔が手抜きで使う気にならない」という声に反発して、「よろしい、ならば『ファイアーエムブレム』の双子キャラだけで勝ち抜いてやろうじゃないか!」と思い立ち、挑戦していまう
・『三国志II』に仮想モードと史実モードがあるところから、「よろしい、ならば曹操以外の君主全員でゲームを始め、配下武将を全解雇。曹操に解雇した武将を登用させて、異常に戦力アップさせてから戦う超仮想モードで勝負だ!」と思い立ち、実行してしまう
・曹操が異様なスピードで無人の土地を侵略し、綺羅星のごとく有名武将をそろえていくのを見て、心の底から震え上がりつつも、「これだ! この絶望感と徒手空拳こそが俺のやりたかったことなのだ!」と心動かされてしまう
・ゲームカタログである「ゲーム年鑑」において、『キングオブキングス』の説明文が「ナイトとソーサラーで勝ち抜くのだ!」となっているのを見て、「よろしい、ならば本当にナイトとソーサラーだけで勝利してやろうじゃないか!」と思い立ち、実行してしまう
・実際にナイトとソーサラーで勝ち抜けることがわかり、「なんだ、本当にそうだったんだ。人が悪いなぁゲーム年鑑も、実際にやったんだったらやったんだよって書いておけばいいのにぃ」などとよくわからない納得の仕方をしてしまう
・ゲーセンで『ビートマニア』を1人で2人プレイができることを知り、「よろしい、ならばこちらは『バルーンファイト』を1人で2人プレイだ!」と思い立ち、実行してしまう
・ゲーセンで『ビートマニア』が盛り上がっているのを知り、「いやいやちょっと待て! 音ゲーの元祖はコナミのピアノキーボードつき『ドレミッコ』だろ! しかも「ドレミを知らなくてもピアノが弾ける」ってパッケージに書いてあるんだぞ」と発奮し、実際に『ドレミッコ』で「ハッピーバースディトゥーユー」を弾いてしまう
・しかし「スケーターワルツ」後半の難易度の急上昇と「グラディウス」のあまりの過酷な鍵盤捌きを目の当たりにしてしまい、「いや、でも真の音ゲーマーならばこれくらいできるはず!」と今もリベンジの機会を狙ってしまう
・ファミコンロッキーが『バイナリィランド』を眼帯で目を隠しつつ練習しているシーンに心を動かされ、「よろしい、ならばこちらは画面半分を隠して『デビルワールド』に挑戦だ!」と思い立ち、実行してしまう
・画面半分が隠されていても、『デビルワールド』はスクロールするのを待っていれば大丈夫だ。しかし、固定画面の『パックマン』ではそうは行くまい。できるか、俺! などと1人で熱く立ち向かってしまう
・パワーエサを食べて画面隠しゾーン(=暗黒地帯)に突入した際、音だけで自分の位置を知るという異常なまでの面白さに大興奮してしまい、「次は画面すべてを隠して、あらゆるゲームを『リアルサウンド ~風のリグレット~』にする“リグレットプレイ”に挑戦しよう! と思い立ってしまう
・ユーゲーで「魔法大作戦」の人気が高いことを知り、「よろしい、ならばこちらは『ファイアーエムブレム』で魔法禁止大作戦だ! ついでに最強の魔法といえばセーブ&ロードなので、それも禁止だ!」と思い立ち、実行してしまう
・「ファミコンCPUの思考ルーチンはおバカでつまらん」という声に反発して、「よろしい、ならば『三国志』でCOMが操る馬騰に天下を統一させてやろう!」と思い立ち、実行してしまう
・「ファミコンCPUの思考ルーチンはおバカでつまらん」という声に反発して、「よろしい、ならば『ロイヤルブラッド』でCOMが操るメルティナに天下を統一させてやろう!」と思い立ち、実行してしまう
・ついでに女性武将ばかりをメルティナの元に送り込み、“メルティナランサー”を名乗らせてやろう! とメルティランサーをやったことがないのに熱く決意してしまう
・「『三国志』の軍師はウソばっかで信用できねー」という声に反発して、「よろしい、ならば8bitを闇雲に信用してやろう! 『ガチャポン戦士2カプセル戦記』で最も弱いマ・クベにマップ上のユニットを操作させ、自分は戦闘担当として貧弱な思考ルーチンを支えてやろうじゃないか!」と思い立ち、実行してしまう
・「『蒼き狼と白き牝鹿 ジンギスカン』の委任モードはバカすぎて使えねー」という声に反発して、「よろしい、ならば『蒼き狼と白き牝鹿 ジンギスカン』の委任モードだけで世界統一をしてやろうじゃないか! 伊忍道ならぬ委任道で勝負!」と思い立ち、実行してしまう
・「『キングオブキングス』の思考ルーチンはバカすぎる」のを痛感し、「よろしい、ならばCPUに操作させて無理矢理に勝利させてやろうじゃないか!」と思い立ち、実行してしまう
・「パワーグローブ? ああ、あの全然使えないやつがどうかした?」という声が多数上がっていたため、「そんなことはない! パワーグローブには10種類以上の操作方法があって、きちんと対応させた遊びかたをすればスゲー面白いんだぞ!」と発奮し、ゲームとパワーグローブの熱い組み合わせを探しだして暑苦しく語ってしまう
・『ドラゴンクエストIV』で最も使えない命令と言われ、PSのリメイク版でも採用されなかった「いろいろやろうぜ」に対し、「よろしい、ならば「いろいろやろうぜ」だけでクリアしてやろう!」と思い立ち、実行してしまう
・キアリク連発とぎんのタロットでの仲間を攻撃するミネア、ドラゴラムを唱えたのに次のターンで通常攻撃するマーニャという、モンバーバラ姉妹の2大コンボに時の涙を見てしまう
・ファミコンロッキーの何でも50連打で切り抜ける熱さに感銘を受け、「よろしい、ならば本当に連打だけであらゆるゲームに挑戦してやろうじゃないか!」と思い立ち、実行してしまう
・『ボンバーマン』ではいきなり爆弾を置いて自爆し、『ペーパーボーイ』では新聞をすべて投げ捨て、『ドラえもん』ではマンホールを上下するだけで移動できない姿に時の涙を見てしまう
・しかし『パワーサッカー』でABボタンを連打するとボールがまるで体に吸い付いているかのように走れるのを発見し、「やっぱりファミコンロッキーはウソじゃなかったんだ!」と全米が感動の涙を流してしまう
・プロゴルファー猿が1Wウッドだけで戦い続ける姿に感銘を受け、「よろしい、ならば1Wだけであらゆるゴルフゲームを挑戦してやろうじゃないか!」と奮い立ち、実行してしまう
・任天堂の『ゴルフ』で1番ホール120オーバーという大叩きをし、その他のゴルフゲームでも打ちのめされてしまう
・『ゴルフ倶楽部 バーディラッシュ』が1Wだけでも回れてしまうことを発見し、「そうか、プロゴルファー猿はこの世界観での戦いだったんだ!」という歴史的大発見を目の当たりにしてしまう
---------
ゲームバカ学生にありがちなこと ゲームデバッガーにありがちなこと ゲーム開発現場にありがちなこと
ゲームコレクターにありがちなこと ゲームサイト運営者にありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと その2 ファミコンで稼ぐ仕事にありがちなこと
ゲームライターにありがちなこと
ゲームマニアにありがちなことの続き
・誌面において、魔法だけでいろいろなゲームをクリアしていく魔法大作戦が人気なので、対抗して『キングオブキングス』と『女神転生』とで魔物のみで戦う魔物大作戦に挑戦してしまう
・さらに『半熟英雄』でタマゴだけを使って戦う魔物大作戦にも挑戦してしまう
・逆境に立ち向かおう! というコンセプトで、『キン肉マンマッスルタッグマッチ』でミート君の投げる命の玉をCOMにとらせ、その状態で勝つというプレイに挑戦してしまう
・一回休載したというペナルティで、罰ゲームと称して『燃えろプロ野球』のペナントリーグ制覇に挑戦することになってしまう
・くわえて、プレイ中に眠くなると前代未聞のシューティング『太陽の勇者ファイバード』を貫徹状態のまま、眠ったらやり直しというルールでノリノリな挑戦をさせられてしまう
・さらに、全999面ある愛鳥週間こと『バードウィーク』にも嬉々として挑戦させられてしまう
・ホリ電気の各種変り種コントローラーとファミリーチャンプで、『スーパーマリオブラザーズ』と『2010ストリートファイター』に挑戦し、ファミリーチャンプのあまりの操作性の悪さに中指が尋常でないほどにはれ上がってしまう
・また、普通にプレイすれば30分で終わる『2010ストリートファイター』が、特殊コントローラーではその3倍もかかってしまう
・ちょっと変わった遊びかたということで、『ロードランナー』と『つっぱり大相撲』をそれぞれAボタンのみ、Bボタンのみで挑戦してしまう
・『ウィザードリィ』のキャラクター名にメールアドレスやサイトのURLなどを載せ、中古屋に売り払い、さらにそれを買った人から連絡を待つという新しい遊びかたを提案してしまう
・ファミコンのわき道を探そうということで、『ドラゴンクエスト』で町の人すべてを1つの建物の中に4時間かけて押し込むという荒技に挑戦してしまう
・さらに、『三国志中原の覇者』で、馬騰、袁紹、劉璋の場所を強引に入れ替える「新・三国志」を実現してしまう
・『テトリス』を使い、ブロックで文字を書き、さらに、ブロックを組み合わせ、「空白」で文字を書くプレイにも挑戦してしまう
・『ディグダグ』において、地面をすべて掘り返す「ディグダグ地面全掘り」に挑戦してしまう
・Gモード(『ギャラクシアン』のG)と称して、ゼビウスやツインビーにおいて、弾を一発だけ撃って切り抜けるプレイに挑んでしまう
・『ワルキューレの冒険』で、ファイヤーボールを一発撃ってすぐ宿屋に入り、そのまま外に出るとまるでオプションのように火の玉が残るバグを利用し、ファイヤーボールを追うションとして装備したままゾウナを倒すという荒技に挑戦してしまう
・ゲームをテキストエディター代わりに使おう! というコンセプトで、『悪魔くん』、『バイオミラクルぼくってウパ』、『ドリームマスター』、『ブービーキッズ』、『早打ちスーパー囲碁』、『ソロモンの鍵』、『Wits』、『魔界島』、『落っことしパズル とんじゃん!?』、
『ランパート』で雑誌名を強引に書いてしまう
・一人用ゲームを2人で遊ぶということで、『本将棋 内藤九段将棋秘伝』、『ナイトライダー』、『チャレンジャー』、『スーパーマリオブラザーズ』で対戦プレイをし、大盛り上がりの展開になってしまう
・二人用ゲームを1人で遊ぶということで、『ファミリーブロック』、『アルカノイドII。『ツインビー3 ポコポコ大魔王』、『ツインビー』を孤独のグルメのごとく黙々と挑んでしまう
---------
ゲームバカ学生にありがちなこと ゲームデバッガーにありがちなこと ゲーム開発現場にありがちなこと
ゲームコレクターにありがちなこと ゲームサイト運営者にありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと その2 ファミコンで稼ぐ仕事にありがちなこと
ゲームライターにありがちなこと
・『アイアムアティーチャー手あみのきそ』を記事に書くことになり、実際にセーターを編み上げなければ記事にならないし素材もそろわないので、正月返上で編み続けてしまう
・セーターを編んだのはいいものの、「支部長、セーターの写真はそちらで撮影してもらっていいですか?」「いいですよ」とあっさりと答えたのはいいものの、実際にデジカメで写真を撮っておくったところ、「ちょっと暗いので、もう少し明るくしてもらっていいですか?」と言われ、泣く泣く撮影用のライトを購入したものの、毛糸代とライト代をあわせると原稿料を超えてしまい、発狂してしまう
・名刺に「ファミプロ」と印刷したのはいいが、「ファミプロって何ですか?」と聞かれたときに毎回毎回「ファミコンロッキーっていう漫画にファミコンで年収一億円稼ぐファミプロっていう職業がありまして、それに憧れてファミプロになったんですよ。というわけで、ファミコンをマニアックに遊んで記事を書く仕事なんですよ~」と説明するのがだんだんと面倒になってきたので、「ファミプロ・ゲームライター」と並べて印刷するようにしてしまう
・毎回毎回、打ち合わせでやりたいアイデアをボツにされるので一計を案じ、「やりたいネタを最初に言わず、時間切れぎりぎりまで2番目、3番目のアイデアで時間をつぶし、最後の最後にイチオシのネタを出すことで、自分のアイデアを通すようにしてしまう
・しかしそれをブログに書いてしまい、編集部も見ていることからネタバレし、そのテクニックが使えなくなってしまい、「新たなテクニック発掘が望まれる……」などと自分自身にナレーションをつけてしまう
・「ところで支部長、“ガロ”に支部長っていう人がいるんですね。で、支部長も支部長じゃないですか。何か区別できるような名前にしませんか?」「いいですよ」と安請け合いし、「この間24時間ボーリング場で男2人で遊んだ『恋のパラパラ大作戦』が面白かったんだよなー。よし、略して恋パラをくっつけて恋パラ支部長にしてしまおう!」とその場のノリで決断してしまう
・「今回の夏祭りで無料の特別編を配布するんですけどページが埋まらないんですよ。なんか書いてくれません?」「えー、時間ないっすよ」「じゃあ、あの“ドラゴンクエスト”ネタを貸してもらうってことで」「原稿料は出るんですか?」「……無料の特別編なのでトマトラーメン一杯で」「ぎゃふん!」というようなやりとりをしてしまう
・「今回ここの記事が埋まらないんで、電話インタビューという形で記事をあげてもいいですか?」「いいっすよ。でもプロフィールは私が書いたんですから、その分の原稿料はもらいますよ?」「じゃあベビースター3袋で」「ファイナルぎゃふーん!」というようなやりとりをしてしまう
・でもベビースター3袋の件を今の今まで忘れてしまう
・「今後ネットで動画を配信するんですよ。んで、例の
『ディグダグ』全堀り動画をあげたいんですけどいいですか?」「構わないっすよ」というような安請け合いをしてしまい、「支部長、また動画のネタないですか?」「じゃあ
『ギャラクシアン』居合い撃ちでいきますか。でも記事と連動がいいなあ」「ネット連動だとあんまりよくないんですよ」と言われ、例によってトマトラーメン一杯で原稿料が支払われてしまう
・ライターさんとのやりとりで「あの動画とかってお金もらってるんですか?」「いいえ、トマトラーメン一杯ですよ」「またまた、冗談を」「いや、マジっすよ。ただのサービスなんです。うはは」と答え、絶句されてしまう
・自分が企画、監修する“
Wiiで「遊べない」ファミコン特集”をすることになり、マニアックなタイトルをピックアップして編集部に送ったところ、案の定、半分以上のタイトルが差し替えられてしまう
・「このゲームを誰も記事を書いてくれないんですよ」「んー、じゃあいいですよ、書きましょう」「ありがとうございます! この記事は1/3ページですんで」と言われて始めたが、面白いのでついつい最後まで遊んでしまう
・「まあ最後まで遊んでから書くのがポリシーだしなぁ……。ただ、時給換算すると横島君の時給を下回るな……あまりの安さに全米が泣いたッ」などと痛感してしまう
・「だがそれがいい。全米が泣いた、それを俺のキャッチフレーズにしてやろうじゃないか!」ということで、記事の紹介文に「全米が泣いた」と入るのがデフォルトになってしまう
・もちろんただのキャッチフレーズではなく、『ドラゴンズレア』で50時間ほどプレイしてみたり、
『魔界村』でレッドアリーマーを1面ボスまで連れて行くプレイに27時間ほどかけたりしてしまう
・編集部主催の飲み会やイベントなどの後にライター同士が集まると、なぜかその後に必ず企画会議が始まってしまう
・「今度、秋葉原でゲームイベントが行われるんですよ。ゲストで出てくれません?」「いっすよー」「ギャラはココイチのカレーで」「構いませんよw」などというやりとりをしてイベントに出たら、それがヤフーの記事になってしまう
・「11月3日はゲームレジェンドに編集部が初参加なんですね」「もちろん支部長は出てくれるんですよね?」「いっすよ、目印代わりにw」というようなやりとりをしてしまう
・「単行本が出るまでッ! 俺はッ! ブログの更新をやめないッ!!」などと決意をしてしまう
---------
ゲームバカ学生にありがちなこと ゲームデバッガーにありがちなこと ゲーム開発現場にありがちなこと
ゲームコレクターにありがちなこと ゲームサイト運営者にありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと その2 ファミコンで稼ぐ仕事にありがちなこと
ゲームライターにありがちなこと
・セロテープで十字キーを一方向に固定し、その状態で『スーパーマリオブラザーズ』『ゼビウス』『バルーンファイト』に挑戦してしまう
・外付けコントローラーの十字キーをセロテープでとめ、それを挿した状態で『ドアドア』に挑戦してしまう
・「○○がいっぱい」というテーマで、『ウィザードリィ』で魔法使い×6人プレイに挑戦してしまう
・『三国志 中原の覇者』で腕輪を255個集めてしまう
・『キャプテン翼』で、1試合目でどれだけ点を取らせるかという試合を行ってしまう(0vs6)
・『プロ野球ファミリースタジアム』で、初回だけで何点取れるかを試してしまう(記録:8点)
・『オセロ』を使い、CPUに全てのマスを取らせるプレイを試してしまう
・『ソロモンの鍵』で、画面中を石で埋めつくす「ソロモン全埋め」を行ってしまう
・ロボットを7台あつめた上で、テレビの前で7台同時に躍らせてしまう
・『大航海時代』を地中海の中だけでクリアしてしまう
・『テラクレスタ』で『ロマンシングサガ2』の計15陣形を実際に作り、どれだけ有効か確かめてしまう
・コントローラー逆さ持ちで『テトリス』『F1レース』『アストロロボササ』に挑戦してしまう
・
ファミプロの掟を誌面で公開してしまう
・『
チェルノプレイ』と称して、『ファイアーエムブレム』で右側からのみ敵に攻撃するというプレイを行ってしまう
・『
チェルノプレイ』と称して、『魔界村』で十字キー左を押さずにレッドアリーマー(有馬さん)を倒してしまう
・『魔界村』で、27時間かけて有馬さんを倒さずに1面ボスまで連れて行ってしまう
・『ファイナルファンタジー』で、“白魔法使い4人”プレイで挫折してしまう
・『ファイナルファンタジー』で、赤は通常の4倍早い“赤魔法使い1人プレイ”で挫折してしまう
・『ファイナルファンタジー』で、白3人黒1人のメンバーでクリアしてしまう
・おまけで、『ファイナルファンタジー』の住人すべてを公園に閉じ込めてしまう
・「リアルに朝までファミコン!」と称してライターと漫画家4人がカラオケボックスに集まり、寝ないで『朝までファミコン』のクリアに挑戦してしまう
・動画配信にあわせて、19歳のゲーオタ娘(デコ好き)に、ゲームをプレゼンしてそれを無理矢理に買わせるという企画を思いつきで言ったところ、それが実際の企画になってしまう
・『ボコスカウォーズ』開発者インタビューで、勝率の上がる方法が20年ぶりに判明してしまう
・『バイナリィランド』を使い、愚地独歩のごとく両眼で別々の画面を見る“散眼”を行ってしまう
・1面をとことん楽しもうというテーマで、『ツインビー』のベルをお手玉しながらボスまで到達してしまう
・1面をとことん楽しもうというテーマで、左キーを押さないで『魔界村』の1面ボスまで到達してしまう
・倒さないをテーマに、『ギャラガ』で30分間、逃げ続けてしまう
・倒さないをテーマに、『スパルタンX』で“敵を攻撃せずに”1面ボスまで到達してしまう
・倒さないをテーマに、『ロードファイター』で敵車を攻撃しないプレイを実施してしまう
・倒さないをテーマに、『スターソルジャー』で敵を攻撃しないプレイを実施してしまう
・『本将棋内藤九段秘伝』を使い、「相手の飛車角を取らない」、「取ったコマを貼らない“将棋vs”チェス」に挑戦してしまう
・ワンインチパンチと称して、『キングコング2怒りの逆襲』、『忍者くん阿修羅の章』、『魔界村』で、当てにくい攻撃を相手との距離0で無理矢理に当てつつクリアしてしまう
・「いつかはトッププロになって年収一億円を稼ぐ!」というセリフを呪文のように繰り返し唱えてしまう
----
これまでは「ねぇよw」というネタばかりですが、ようやく、本来の意味での「ありがちなこと」になったと思います。これにて、ありがちシリーズはおてちん!
---------
上から順番に読んでいくと、ファミプロのゲームまみれな人生が追えます。
ゲームバカ学生にありがちなこと ゲームデバッガーにありがちなこと ゲーム開発現場にありがちなこと
ゲームコレクターにありがちなこと ゲームサイト運営者にありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと ゲームマニアにありがちなこと その2 ファミコンで稼ぐ仕事にありがちなこと ゲームライターにありがちなこと