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中国様 脅してダメならスカしてな

 自由、民主主義の価値観を共有する日米豪の連携、さらにNATOとの関係も強化する事が明らかになった日本。外務省が発表した外交青書には、初めて中国の不透明な軍拡に言及がなされ、これまで自動的に供与されていた対中ODAの今年度分を決定見送りにするなど、『もう中国の言いなりにはならない』というメッセージを頻発させています。

 そんな日本側の変化を読み取ったのかどうなのか、今月末、中国の胡錦濤主席はこんな談話を発表するそうです。こちらをご覧ください。(asahi.comから以下引用)


「靖国」「戦犯」言及避ける 中国主席の日本向け講話草案

2006年03月26日09時36分

 中国の胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席が31日、日中友好7団体代表との会談で示す「重要講話」の草案の概要が明らかになった。談話では小泉首相の靖国神社参拝やA級戦犯への直接の言及を避け、「中国が歴史問題を重視する理由」を強調する方針だ。中国側は首相の靖国参拝を厳しく批判してきたが、結果的に日本国内の反発にもつながった点を考慮。談話を「日本国民へのメッセージ」と位置づけ、幅広い理解を求める。

 複数の日中関係者が明らかにした。中国政府内でまとめられた談話の草案は、すでに胡主席に提出されており、最終的な決裁を待っている。胡主席自身の政治判断や直前の情勢によって内容が見直される可能性もある。

 草案では、これまで繰り返してきた「A級戦犯をまつった靖国神社への参拝」に対する直接の批判は避けている。

 一方、▽国交を正常化した72年の日中共同声明で、日本側が「戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する」と表明した▽98年の日中共同宣言で両国が「過去を直視し、歴史を正しく認識する」ことで一致した、などの経緯を改めて指摘する。

 さらに「正しい歴史認識」が日中両国の友好関係の「政治基礎」になっていると説明。これを否定する行為は容認できないとして「日本の指導者が過去に表明した反省を実際の行動に移す」ことへの期待を表明する。

 同時に、中国側が「歴史問題」にこだわる理由は「恨み続けるためではなく、歴史を鑑(かがみ)として、未来に目を向けるため」と説明中国側が望むのは非難の応酬ではなく、未来志向によるウインウイン(お互いが勝者になる)関係だとして日本側の理解を求める方針だ。

 背景には、これまで厳しいメッセージばかりが注目され、「対日関係重視」という中国側の方針が日本に十分に伝わってこなかったとの思いがある

 ただ、こうした姿勢が中国国内で「弱腰」と受け取られれば、指導部への批判につながる可能性も否定できない。講話発表後も両国関係に好転の兆しがなければ、胡主席が4月に訪米する際、「日本の歴史認識問題」を米中首脳会談で提起し、日本側を牽制(けんせい)する選択肢も検討されている


 なんだかヘタれたのか?とも思える内容ですが、記事をよく読んでみると靖国、戦犯というキーワードが出てこない『だけ』で、立場自体は何にも変わってません。これで日本国民の感情を考慮したと踏んでるところが凄いですね。

 そもそも、なぜ中国の言う事に日本国民が反発するのか、その辺がまるでわかってないように思います。具体的に靖国や、いわゆる戦犯というキーワードをあげて非難する事にはもちろん、ありとあらゆる内政干渉に怒ってるのだ。要するに『お前がいちいち口出すことじゃないだろ』って事。

 で?中国が歴史問題に拘るのは『恨み続けるためではなく、歴史を鑑(かがみ)として、未来に目を向けるため』って、こんな大嘘を誰が信じるというのでしょうか。恨み続ける事が理由なのではなく、中国人民に恨みを持たせ続けることによって、国内に向けてはガス抜き、外に向かっては対日外交カードに使ってきた、そしてこれからも使いたいというのが本当の理由でしょう。

 それに、未来に目を向けるため、戦後日本は中国に対して事あるごとに謝罪、求められれば援助、そのほか様々な配慮をしてきた。こういった事実の積み重ねを無視し、『~をしたら歴史を正しく理解してない』などと言う。こんな言いがかりはもう通用しない。未来に目をむける必要があるのは日本ではなくて中国だろう。

 中国の言うとおり、日本の要人が靖国神社に参拝しなくなったとしましょう。中国の為政者ならどうするか想像してみます。何か『事件』をでっち上げて、いきなり日本を非難する。当然、日本側は寝耳に水ですから『そんな事実はない』と否定する。こんな反応があれば、『日本は歴史を正しく理解していない』と、再度非難することによって『過去に目をそむける日本』の一丁あがりです。そう、なんだって可能なんです。

 『歴史を正しく理解していない』というのは、日本が本当に理解していないのではなく、中国が『そう言ってるだけ』だし、靖国神社に参拝すれば『日中両国の友好関係の政治基礎』に反するというのは、ただの決め付けに過ぎない。日本国民は徐々にこのような構図に気付き始めたのだ。こんな中途半端な談話を出したって、もう騙されやしない。本当に『Win-Win』の関係を構築したいなら、まず最初に反日をやめろ。


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コメント

愚策のツケを払い始めていますね。

 これ以上靖国にふれるのは愚策、でも、ふれないで日本との交渉で有利に使えるカードはない。だから明白な言葉は使わずに。愚策と解っていてまざ使わざるを得ないのか? 既に愚策であると解っていないのか? 
 胡錦涛の側近というか、中共の外交担当者達の苦労が偲ばれます。後、鉄砲出せば万事解決と思っている軍人に振り回されているであろう現指導部の苦悩が。
 ま、こっちがそれに配慮する理由はもうありません。
 このまま追い込んでいきましょう。
 暴発させずにじわじわと締め上げていきプライドと政権のどちらを取るかを選ばざるを得なくなる時まで。

歴史は歴史家に任せよ・・・

歴史は歴史家に任せよ、神のものは神に返し、シーザーのものはシーザーに。政治家は未来志向で懸案を解決せよ。ましてや、講和条約、平和条約を締結した以上、それ以前の歴史事象をとやかく蒸し返すのは近代国家の条件を満たしていない。前近代国家と言うべきだ。いや、国家でもないのではないか?ヤクザが縄張りをつくって民百姓から搾取しているだけじゃないの?

そう言う中国共産党、自分は余りに醜く、決して自分の顔を鏡で見ようとはしません。
中国共産党がやってきたことは何なのか?独裁、それを維持するための情報の統制、言論の封殺、人権弾圧。そして何でも賄賂しだいの最低のモラルの社会、汚染した国土。賄賂太りした共産党幹部、農地を収奪された極貧の農民。
中国共産党の言うことに、真実は何一つありません。中国共産党体制の崩壊を最も待望しているのは中国の人民に他なりません。今それを必死に抑えてはいるものの、先はあまり長くないでしょう。

中共にWINWINなんてボキャがあったこと自体が驚きです。あとはその意味を正しく理解できるかどうかだけですね。ダメだろうけど。
日本は20世紀の歴史を直視・反省して同じ過ちを繰り返さない方向で行動を始めただけですから、特殊アジアの言う”歴史を直視して過去を反省の上行動で示す”という要求通りにやってみたら中国にとって都合が悪かったらしくあがきはじめたように感じます。
日本の稚拙な外交に適切なアドバイスありがとさん、中共!”という気分です。

(胡)錦ちゃんの、どこまでやるの! ・・・ドッチラケ~

↑ う~ん、わかんねえだろうな、わかんねえだろうなあ~。つまり、欽ちゃんと錦ちゃんをかけて、んでもって、昔人気だった番組の・・・。ええい!、説明やめた!。
それにしても、談話の草案を前もって発表するなんざ、余りに不自然。「ワラシ、今度こんなこと言うアルネ」ってなもんです。日本のネットの動向にも、目を光らせてると言われる中共ですが、テレビや新聞が決して伝えない秘匿されてきた悪行の数々、そして、中国に対して怒りを募らせる日本人の生の感情を察知して、さすがにマズイと思ったんでしょうか。ネットを見るまでも無く、一般の国民の間にもシナー君への反発が高まってきてますからね。一方的な非難から、自分たちの感情もちったぁ理解してくれよ、と呼びかけの形式に方針転換したようです。でも少々遅きに失しました。
んでもオラたつぁ、もう騙されねえだ!。皆の衆、こうなったら一揆しかねえだよ!!。←中国の苦肉の策にも、現在の日本を表現すればこんな雰囲気でしょうか。焼け石に水です。
政権基盤が脆弱で、しょっちゅう軍部からの突き上げにあってると噂の、胡錦濤政権ですが、最近の対日政策は、強硬姿勢と対話路線とを猫の目のように変化させています。これまで有効だった反日カードが突如無効になったことに、戸惑っているのかも知れません。ある意味、資本主義諸国よりも、貧富の格差が増大してしまった共産党政権。木っ端役人に至るまで不正汚職の体質が染み込み、最早、自浄能力もなく人民の不満は募るばかり。いつまでも、困ったときの反日頼みは通用しませんよ、胡錦濤さん。アンタが共産中国のラストエンペラーになるかも知れませんねえ~。
   バカウケ~!!。 
わかんねえだろうなあ・・・。

>「日本の歴史認識問題」を米中首脳会談で提起し、日本側を牽制(けんせい)する選択肢も検討されている。

日中・日韓の歴史研究にアメリカの研究者を入れる事を反対したのは、どちら様でしたでしょうか?
やっぱり、アメリカにも歴史研究に参加を依頼されたほうが良いようですねー。
ちなみに、日米ともに、歴史は歴史学者にまかせ、歴史を政治に利用しようとは考えていないように思えますがね。(歴史を鑑にとは考えてるでしょうがね・・・)

シナが何を喚いても日本政府は一切無視し、他の国々との交流を深め、あまつさえEUとの連携まで視野に入って来た。そして日本が、シナの切捨てに向かって動き始めたのを察知したというところですか。今までの居丈高な態度とはうって変わった態度ですな。切り捨てられては困ると見えて、何とかつながりを保っておきたい。が、正規の政府ルートは、会談拒否をした手前使えない。そこで民間交流や、日中友好団体を使って日本政府に圧力をかけようと必死になっている姿がよく見えます。実に姑息ですなあ。靖国問題を出せば逆に機能する。かといって外交では優位の立場を占めたい。その為には歴史問題で日本を屈服させるしかない。つまり道義的優位性に立つということです。靖国参拝については非難をしないが、歴史問題を切り札にするというのは、靖国を問題にするのと同じことで表現を変えただけに過ぎない。真の歴史を直視した場合、窮地に立つのはどちらか。日本もそろそろ真の歴史をシナに教える必要がありそうですな。辛亥革命を日本が援助したいきさつから始めて、大陸へ進出しなければならなかった理由、上海事変、満州事変、盧溝橋事件等の真相、南京大虐殺の欺瞞性をあきらかにすればよい。日本が歴史認識を拒むならアメリカに訴えるともいっているようですが、アメリカが、アメリカを交えた三者で歴史の検証をしたらどうかと提案した時は拒否しておいて、今更アメリカにも云々など笑止千万。アメリカが、シナが捏造した歴史など真剣に取り合うわけがない。それこそやぶへびだと思うが。

本当は

本当は訪中団が、
有り難いお話に靖国は入れないでくださいと
お願いしたという事です。

>日本もそろそろ真の歴史をシナに教える必要がありそうですな。辛亥革命を日本が援助したいきさつから始めて、大陸へ進出しなければならなかった理由、上海事変、満州事変、盧溝橋事件等の真相、南京大虐殺の欺瞞性をあきらかにすればよい。

全くその通りで、支那の発表の後に小泉首相の支那向け講話を発表すればいい。
いつもの首相や外相や官房長官の意味不明の短い反論コメントでないきっちっとした体系を備えた講話を日本政府として示せば、今ならもの凄いインパクトがあるのだがなあ。
それでもって支那が崩壊でもすりゃあ一石二鳥ですよ、まったく。色付きの文字色付きの文字
小泉さん、有終の美を是非飾ってよね。

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そもそも

「正しい歴史認識」を中共なぞから教えて頂く謂れは御座いません。

コメントありがとうございます

皆様こんばんは。

>暇人さん

このまま追い込んでいきましょう。-

賛成です。この手の粘着は無視するに限ります。

>MONDさん

いわゆる匪賊ですね。あれが国際社会に認められた大国であるなんて、冗談もいい加減にしてくれという感じです。

>靖さん

少なくともやつらに日本を悪し様に罵る資格はありませんね。てめえのやってる事を考えてみろという話です。

>日本大好きさん

過去を反省の上行動で示す”という要求通りにやってみたら中国にとって都合が悪かったらしくあがきはじめたように感じます。-

ホント、勝手なやつらですよ・・

>怒る小市民さん

最近の対日政策は、強硬姿勢と対話路線とを猫の目のように変化させています-

ふふ・・今まで中国の手にあったカードがブーメラン効果を発揮している証拠ですね。もう一押しで『触れるとマズイ』になる予感がします。

>とんさん

日中・日韓の歴史研究にアメリカの研究者を入れる事を反対したのは、どちら様でしたでしょうか?-

これでカードになるとおもってるんでしょう。で、おそらく米国側の歴史学者ってのは、なぜか中国系のなぜか中共の主張垂れ流しの方が就任なさるんじゃないでしょうか。どこまでも猿芝居国家ですから。

>bulldogさん

日本もそろそろ真の歴史をシナに教える必要がありそうですな-

今までやられてた事をこちらからやるわけですね。困るだろうなあ(笑)。

>佐衛門さん

本当は訪中団が、有り難いお話に靖国は入れないでくださいとお願いしたという事です。-

訪中団がいる席で『靖国がどうのこうの』と言えば、帰ってこれませんからね(笑)。

>DEAKさん

小泉首相の支那向け講話を発表すればいい。-

これやれば、もの凄いことになりますね。いや、もちろん中国がですけど(笑)。

>煬帝さん

ホントですね。誰が教えてくれって頼んだんだ?

日中共同宣言で「歴史を正しく認識する」ことで一致」したわけですよね。中国が歴史を正しく認識する気がないわけですから、日中共同宣言そのものが無効ではないでしょうか。

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