かぐら【神‐楽】
読み方:かぐら
1 神をまつるために奏する舞楽。宮中の神事芸能で、先行の琴歌神宴(きんかしんえん)などに、石清水八幡(いわしみずはちまん)などの民間の神遊びを取り込み、平安時代に内侍所御神楽(ないしどころみかぐら)として完成。楽人は左右の本方(もとかた)・末方(すえかた)の座に分かれ、歌い奏し、主要部分では舞を伴う。御神楽(みかぐら)。
2 諸社、民間の神事芸能で、神を迎え、その御魂を人々の体内にいわいこめる一連の儀礼中に行われる歌舞。採物(とりもの)神楽(出雲(いずも)神楽・巫女(みこ)神楽)・湯立(ゆだて)神楽(伊勢神楽)・獅子(しし)神楽など、多くの系統がある。《季 冬》
3 能の舞事の一。女神・巫女などが幣束を持って優美に舞う。また、その囃子(はやし)。笛を主に、大鼓・小鼓・太鼓が特有の神楽の譜で演奏される。
かぐら 【神楽】
神楽
神楽
- 役人ニ打タレタルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・山口県〕
- 刑事其他取調官吏ニ殴打セラルルヲ云フ。〔第四類 言語動作〕
- 刑事其他取調官吏に殴打せらるる事を云ふ。又強盗の事を云ふ。強盗の事を別に踊込と云ふ。それより「神楽踊り」に意を通わせ「お神楽」と云ひしものなるべし。「とんとん七月」(盆踊りより)「たたき、おさえ」等とも云ふ。
- ①刑事等の取調官に殴打されることをいう。②また強盗のことをいう。強盗のことを別に踊込みということより「御神楽踊り」に意を通わせたもの。
分類 山口県
神楽
神楽
神楽
神楽
神楽
神楽
姓 | 読み方 |
---|---|
神楽 | かぐら |
神楽 | からき |
神楽 | じんらく |
神楽
神楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 00:47 UTC 版)
伊勢太神楽系の獅子神楽を主流とし、ほぼすべての地区に伝わる。由来は定かではないが、加悦の天満神社には1761年(宝暦11年)の「大かぐら覚え書帳」の記録が残り、江戸時代の流行をいまに伝えるものとみられる。 舞の種類は、「剣の舞」、「鈴の舞」、「乱獅子の舞(怒りの舞)」の神事を中心とする四方舞が基本である。太鼓、締め太鼓、笛の囃子で獅子を舞わせる。2人がかりで操る獅子のみで舞う地区もあれば、四辻の八幡神社、幾地の深田神社、岩屋の阿知江𡶌部神社のように、天狗付きの舞が継承されている地区もある。 加悦谷祭では、祠を納めた荷長持を担う数名から十数名の一団が神事を担う祭司に従い、氏神とする神社で奉納される芸能の先触れを担う。あるいは地区内の家々を巡って、「カマド清め」を行う。近年は「竈」がなくなったので、「門(玄関)」を清めるの意で「オカドキヨメ」と呼ぶ地域もある。「カマド清め」の舞は、加悦奥区では剣を用いるが、後野区では鈴と御幣を用いるなど、地区により異なる。 また、柴神社など、与謝区の氏子に継承される神楽は、「練込(ねりこみ)」、「しょうがかり」、「花の舞」、「幣の舞」、「乱の舞」、「剣の舞」で構成される。獅子が華やかに舞い見応えのある獅子舞で、加悦谷地域では珍しいものとなっている。(後述)
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