よ・る【因る/▽拠る/▽由る/▽依る】
読み方:よる
1 (因る・由る)それを原因とする。起因する。「濃霧に—・る欠航」「成功は市民の協力に—・る」
2 (依る)物事の性質や内容などに関係する。応じる。従う。「時と場合に—・る」「人に—・って感想が違う」「成功は努力いかんに—・る」
3 (依る)動作の主体をだれと指し示す。「市民楽団に—・る演奏」
4 (依る)それと限る。「だれに—・らず文句を言う」「何事に—・らず好き嫌いが多い」
5 (依る)手段とする。「機械に—・る生産」「挙手に—・る採決」
6 (依る)頼る。依存する。「信仰に—・って生きる」「年金に—・って生計を立てる」
7 (拠る)根拠とする。「実験に—・る結論」「天気予報に—・ると大雨らしい」
8 (拠る)よりどころとする。のっとる。「法律の定めるところに—・る」
9 (拠る)根拠地とする。たてこもる。「城塞に—・って戦う」
[可能] よれる
依る
「依る」の例文・使い方・用例・文例
- その時の善人とは、信仰に依る義人ではなく、行為による善人です。
- それは彼に依るものですか。
- 国内市場の縮小はインフレに依るものです。
- 成功は忍耐に依る
- 売れ行きは品に依る
- 勝敗は必ずしも数の多少に依るものにあらず
- それは時と場合に依る
- 彼の生命の有無は一に裁判官の判決に依る
- この争論を決するはこの一点に依る
- 財源に依る(財源に依て資を得る)
- 英国の発展はその強大なる海軍に依る
- 潮の差引きは月の引力に依る
- 公益の為に必要なる処分は法律の認むる処に依る(憲法)
- 人間の行動には多くの計りしれない要因に依る
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