ちょく‐りゅう〔‐リウ〕【直流】
直流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 02:00 UTC 版)
直流(ちょくりゅう、英: direct current[1]、略記:DC)は、時間とともに流れる方向が変化はしない電流である[1]。「直流電流」とも。
対比されている概念は、交流つまり周期的に方向が変化する電流である。
概要
直流は、狭義には方向だけでなく大きさも変化しない電流のことを指し、流れる方向が一定で、電流の大きさが変化するものは(厳密には)脈流(pulsating current)という。 (広義には、脈流も含めて、方向が変わらなければざっくりと「直流」と呼ぶ。)
なお電流と電圧には深い関係があり、直流電流を引き起こすような時間によって方向が変化しない電圧は、直流電圧という。脈流だと、電圧も脈を打つ。
- 直流の性質
電池や静電気により発生する電気は直流である。直流電流は金属線のような導体を流れるが、半導体や絶縁体をも一定程度流れる。また、大気中や真空中であっても陰極線として流れる。
直流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 17:43 UTC 版)
世界で最初の商用電力事業は、アメリカ合衆国のニューヨーク・マンハッタンで、トーマス・エジソンが設立したエジソン電灯会社 (EELC: Edison Electric Light Company) によって1882年9月4日に始められた。しかしこの時は直流115 - 120ボルトで発電所から需要家までを直接結んで配電しており、電圧を変換する機構は入っておらず、したがって変電所もまだ存在しなかった。低圧で送配電することに伴う大きな損失を改善するために、様々な工夫が試みられた。その中には、高電圧の直流で送電して電動発電機で低圧直流に変換するものや、高圧直流で直列に接続されている蓄電池を充電し並列につなぎ変えて低圧放電させる仕組みなどがあった。 直流での大規模な送電は、1954年にスウェーデンでゴットランド島への2万kW 100 kV送電で実用化された。水銀整流器を用いたもので、その後1961年には英仏連系にも導入された。 日本では北海道・本州間連系設備(上北変換所 - 函館変換所)や紀伊水道直流連系設備(紀北変換所 - 阿南変換所)で直流送電が行われている。
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「直流」の例文・使い方・用例・文例
- その電極は直流電圧で動作する。
- 直流.
- 交流[直流]発電機.
- 直流に変換する
- 直流
- 低抵抗・高インダクタンスのコイルで電子回路で直流電流を通し交流電流を薄めるのに用いられる
- 交流を直流またはその逆に変えるコンバータ
- 直流を交流に変換する電気コンバータ
- 直流超電力を計るための測定器
- 交流を直流に変換する電気装置
- 交流を直流に、また直流を交流に変換する同期機から成る同期変流機
- 交流を直流に変換する装置
- 直流専用の電圧計や電流計として用いる可動コイル形の計器
- 結晶整流器という,特殊な半導体を用いて交流を直流に変える装置
- 交流電流を直流電流に変える電気回路
- 交流電流を直流電流に変える電子管
- 整流子という,直流電動機の回転子
- 直流である電流
- 直流電動機という電動機
- 直流電流という電流
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