あんぜんほしょう‐りじかい〔アンゼンホシヤウリジクワイ〕【安全保障理事会】
安全保障理事会(あんぜんほしょうりじかい)
国際社会の平和と安全の維持を目的として、国際連合 (国連) の軍事活動を担当し、各地の紛争に介入して解決策を勧告したり、PKO (平和維持活動) や経済制裁を発動したりする。
安全保障理事会(安保理)は、アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国の5ヶ国が常任理事国となり、さらに国連総会で選出される10ヶ国の非常任理事国が加わって、合わせて15ヶ国で構成される。常任理事国については、メンバーを入れ替えることはないが、非常任理事国は2年の任期で交代する。
新しい加盟国の勧告、加盟国の権利停止や除名、強制措置などの事項は、すべての常任理事国を含む9ヶ国以上の賛成によって議決が行われる。すなわち、常任理事国には拒否権が認められていて、1ヶ国でも反対に回ると議決ができない。
1995年の国連創設50周年を機に安保理の改革論議が本格化し、拒否権の見直しや、常任理事国と非常任理事国の枠を拡大する構想などが出ている。
(2001.05.09更新)
安全保障理事会
国際連合安全保障理事会
(安全保障理事会 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/01 13:17 UTC 版)
国際連合安全保障理事会(こくさいれんごうあんぜんほしょうりじかい、英語: United Nations Security Council、UNSC)は、国際連合の主要機関の1つ。世界の平和と安全の維持に主要な責任を負っており、国際連合の6つの主要機関の中で最も大きな権限を持ち、法的に国連加盟国に拘束力を持つ決議を行うことができる、事実上の最高意思決定機関である。
- 1 国際連合安全保障理事会とは
- 2 国際連合安全保障理事会の概要
安全保障理事会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 10:09 UTC 版)
「ラテンアメリカ・カリブ海グループ」の記事における「安全保障理事会」の解説
ラテンアメリカ・カリブ海グループは、安全保障理事会に非常任2議席を保有している。ラテンアメリカ・カリブ海グループの現在の安保理理事国は以下の通りである。 国任期 メキシコ 2021年1月1日 – 2022年12月31日 セントビンセント・グレナディーン 2020年1月1日 – 2021年12月31日
※この「安全保障理事会」の解説は、「ラテンアメリカ・カリブ海グループ」の解説の一部です。
「安全保障理事会」を含む「ラテンアメリカ・カリブ海グループ」の記事については、「ラテンアメリカ・カリブ海グループ」の概要を参照ください。
「安全保障理事会」の例文・使い方・用例・文例
- イタリア, チュニジア, アルゼンチンの 3 国が国連安全保障理事会のメンバーとして選出された.
- 国際連合で,安全保障理事会の常任理事国
- 国際連合安全保障理事会の非常任の構成国
- 安全保障理事会という,国際機関の会議
- 安全保障理事会という,国際平和と安全の維持を目的とする国際機関
- 米国が国連安全保障理事会の決議なしにイラクを攻撃した場合,首相は特に大変な思いをするだろう。
- 米国,英国,スペインは,イラクに対する武力行使容認を国連安全保障理事会に求める決議案を準備した。
- ブッシュ大統領は,安全保障理事会での議論は問題解決を長引かせるだけだと判断した。
- 小泉首相は日本の国連安全保障理事会常任理事国入りに意欲を示した。
- 会合の中で町(まち)村(むら)信(のぶ)孝(たか)外相は,国連安全保障理事会(安保理)は21世紀の現実を反映するように改革されるべきだと力説した。
- 日本政府はまた,国連安全保障理事会に北朝鮮に対する制裁措置を求める決議案を採択するよう求めた。
- 例えば,「安全保障理事会の常任理事国に拒否権があるのは不平等だ。」と言う方もいます。
- 国王はまた,ブータンは日本の国連安全保障理事会の常任理事国入りを支持すると話した。
- 彼は国連安全保障理事会に全会一致で選ばれ,2017年の初めにパン・ギムン氏の後を継ぐ。
- 安全保障理事会のページへのリンク