そつ‐ぎょう〔‐ゲフ〕【卒業】
進学・卒業・就職
贈答慣習
卒業が重なる場合は、入学・進学の方にお祝いの重きを置いて、卒業祝いを省略するのが一般的のようです。
お祝いを贈る時期
お祝い返しの時期
内輪の祝宴に招く人は当日の会食で相当、招かない人へは一週間以内に「内祝」を贈ります。
その都度お返しせずお礼の挨拶だけにとどめて、先方の同様お祝い時に贈答することでお返しに代えることもあります。
尚、成人祝いまでは両親からお返しがされてきたが、大学卒業祝いと就職祝いからは成人後となることから、初給料の内より「本人」からお返しするのが合理的と言えます。
卒業・就職祝いの目安/最多回答額
贈り先 | 最多回答額 | 第2位回答額 | 第3位回答額 |
---|---|---|---|
全体 | 1万円 | 2万円 | 3万円 |
親類 | 1万円 | 2万円 | 3万円 |
兄弟・姉妹 | 1万円 | 2万円 | 5万円 |
友人・知人 | 1万円 | − | − |
隣・近所 | * | * | * |
−は該当するサンプルがないもの
*はサンプル数が少ないためクロス集計していないもの
ご贈答のマナー
贈答様式 | 贈り元 | 献辞(表書き) | 慶弔用品 |
---|---|---|---|
祝い品を贈る | 身内 身内以外 | 御進学お祝 ご卒業御祝 就職お祝い 入社御祝 | 【のし紙】花結び祝 |
祝い金を贈る | 身内 身内以外 | 【のし袋】花結び祝 【金封】赤白花結び/赤白あわび結び | |
祝い返し | 親 本人 | 内祝 御礼 | 【のし紙】花結び祝 |
使用例(のし紙/金封/のし袋の様式)
のし紙/金封/のし袋の様式 | 使い方 |
---|---|
卒業
卒業
卒業
卒業
卒業
卒業
卒業
『卒業』
卒業
卒業
作者徐玉樺
収載図書求婚事務所―Say Yes Enterprise
出版社竹書房
刊行年月2006.5
卒業
卒業
卒業
卒業
卒業
卒業
卒業
卒業
卒業
卒業
卒業
卒業
卒業
作者東範子
収載図書かえり坂
出版社近代文芸社
刊行年月1993.12
卒業
卒業
卒業
卒業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/07 05:56 UTC 版)
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卒業(そつぎょう)は、学校の規定の全課程を修了すること。なかには全課程を修了していなくても卒業を授与する大学も一部ある(⇒ #特別卒業を参照)。保育園・幼稚園については、卒園(そつえん)ということが多い。対義語は入学である。また、卒業した者を卒業生(既卒者)といい、卒業、修了した学校を母校、出身校などという。
概要
学校を卒業することは、上級学校への入学や就職の条件になっていたり、資格を得るために必要な事がある。なお、卒業という語が用いられるのは、学校の主要課程である本科に対してのみである。
また、卒業の他に「修了」という用語があるが、修了は全ての課程において使用される語である。学校を、修了せずに去ることは、「卒業」ではなく、理由に応じて「退学(中途退学)」や「除籍」と呼ばれる。一方、旧制中学校4年修了後に上級学校に進学した場合のように、「卒業」と同等の扱いを受けることもあった。
卒業を記念して行われる行事として、卒業式がある。
卒業は、それまで生活をともにしてきた友人達との別れを意味することが多いため、悲しみとともに語られることが多い。一方で、新たなる生活のための節目としての意味合いもある(卒業に際しての心理などは、「卒業式」も参照のこと)。
学校により、卒業をすると共に学士・修士・博士・専門職学位・短期大学士・準学士・専門士・高度専門士など、法令で規定されている学位または称号が授与される。大学の学部〔学部以外の教育研究上の基本となる組織を含む〕を卒業すると学士の学位、短期大学を卒業すると短期大学士の学位が授与される。大学の大学院を修了すると課程と条件に応じて、修士の学位、博士の学位、専門職学位が授与される。高等専門学校を卒業すると、準学士の称号が付与される。専修学校の専門課程(専門学校)のうち一定の要件を満たす課程を卒業すると専門士または高度専門士の称号が付与される(卒業で与えられる、学位と称号に関しての詳細は「学位」もしくは、それぞれのページを参照のこと)。
卒業を条件とする資格としては、医師国家試験、司法試験、教育職員免許状などが有名である。これらのように、国家資格や資格試験においては、既定の学校・学部の卒業や、卒業した後の実務経験を受験の前提条件としたり、卒業した者は試験科目の一部を免除することが行われている(ただし、これらには、卒業以外の条件も設けられることが多い。)。
特別卒業
中途退学した学生でも、各校の規定により卒業を後から認定することがある。
明治大学は2004年9月7日に北野武に[1]、2008年7月に阿木燿子に[2]、特別卒業認定証を授与した。
日本体育大学では「3年以上の在籍で100単位以上を取得済みの退学者についてはその後の社会的な活躍や貢献によって特別卒業認定証を授与する」という規約の適用を教授会が認めれば卒業となり、千葉真一は器械体操部に所属しオリンピック出場を目指すが、怪我により断念し自主退学したものの、2013年3月10日に特別卒業認定証第1号として卒業を授与した[3][4][5][6][7]。2014年3月10日には本田大三郎と松木安太郎が同認定で卒業した[8][9][10]。
明治学院大学は2014年3月、THE ALFEEのメンバーである坂崎幸之助、桜井賢、高見沢俊彦に特別卒業認定証を授与した。
また、在学中に死亡した児童に対し、特別に卒業が認められる場合もある。附属池田小事件では、当事件で死亡した8名の児童に対して、特別に卒業扱いとされた。
一方で、高等学校(以下、高校)からの大学への飛び入学のように、学校教育法の制約から、大学入学後の学修実績で高校の卒業を追認できないために、大学への飛び入学者が高校卒業の学歴を得られない問題がある。
名誉学位
アメリカ合衆国ではハーバード大学を中退したビル・ゲイツに、企業家としての業績を認めて名誉学位を授与した[11]。
常磐大学は2007年に久保田智之(プロ野球選手、元・阪神)を卒業生に準じる「名誉修了生」として扱うことにした。正式な卒業ではないため大卒(学士)の資格は得ていない。
形式卒業
義務教育学校である小中学校の卒業も職員会議の議決を経て、校長が認定することになっているが、ひきこもり等で、小中学校に一日も通っておらずに出席日数未達にもかかわらず、小中学校を卒業させるケースがあり、形式卒業と呼ばれる。
なお、2003年3月に埼玉県川口市の公立小学校では不登校の6年生児童2人について、校長が「責任を持って卒業させられない」として卒業認定を留保し、春休みに校長室などで6日間の補習を受けさせ、テストでまずまずの成績だったことを受けて3月31日に卒業を認めた例があった。この措置を行った校長は「小学校終了の力があるかどうか分からないのに、中学校に丸投げするのは無責任と問題提起したい。できれば一緒に卒業させたかったが、補習に来なければ卒業させない選択肢もあった」と取材に応えており、成績不良児童の留年や卒業保留を示唆していた。
出席日数未達による形式卒業でも、一旦小中学校を卒業した扱いになると学籍を離れるため、所定の学齢を越えて学習への意欲が生じた時、個人の学習能力に相応した学校の授業を受けることが困難という問題が生じる。
モチーフにした作品
映画
- 卒業 (1967年の映画)(1967年、アメリカ)
- 卒業 (2003年の映画)(2003年、東宝)
テレビドラマ
- 卒業-GRADUATION- (テレビドラマ) (1985年、日本テレビ系) - 菊池桃子の同名のシングルがモチーフ。
- セーラー服露天風呂 卒業旅行(1987年、フジテレビ系)
- 卒業 (テレビドラマ)(1990年、TBS系)
- 白線流し(1996年、フジテレビ系)
- いい日旅立ち〜4つの卒業〜(1996年、日本テレビ系)
- 卒うた(2010年、フジテレビ系)
- 桜からの手紙 〜AKB48 それぞれの卒業物語〜(2011年、日本テレビ系)
- さよならぼくたちのようちえん (テレビドラマ)(2011年、日本テレビ系)
- So long ! (テレビドラマ)(2013年、日本テレビ系)
文学
- The Graduate(1963年、著:Charles Webb) - 上記、『卒業 (1967年の映画)』の原作。
音楽
シングルの場合、卒業式を目前に控えた1月から3月にリリースされることがほとんどである。歌詞の内容は主に学校生活を共に過ごした友と別れる悲しみ、また培った友情が永遠であること、卒業していく先輩(男子生徒)を想い慕う後輩(女子生徒)の気持ちなどを卒業していく情景に重ねていくというもので、直接的に学校の卒業を指していないことが多い。
歌の題材となる卒業は主に高校もしくは中学校に関するものだが、1970年代には大学のものも多く歌われた。
楽曲一覧
ゲーム
全て関連作品。詳細については「卒業」を、個別の詳細については各項目をそれぞれ参照。
- 卒業 〜Graduation〜(移植版には「卒業S」「卒業FINAL」など、状況に応じてタイトルがアレンジされている)
- 卒業II 〜Neo Generation〜
- 卒業III 〜Wedding Bell〜
- 卒業クロスワールド
- 卒業Vacation
- 卒業 〜Next Graduation〜
- 卒業 〜2nd Generation〜
- 卒業M
- 卒業番外篇 ねぇ麻雀しよ!
- 卒業R〜Graduation Real
比喩
学校を去る意味から転じて「卒業」を比喩的に使用し、何かから足を洗うこと(例:「煙草を卒業する」)や、学校以外の組織から去ること(例:「アイドルグループのメンバーが個人活動のためグループを卒業する」(全員同時卒業の場合は〝解散”または〝活動完了(終了)”となる)、「町内会の青年部を卒業し壮年(婦人)部に上がる」「カブスカウトからボーイスカウトに、ボーイスカウトからローバースカウトに上がる」等)を表現することもある。国際開発協会[12](IDA)や政府開発援助[13](ODA)では、経済状況の好転などにより援助対象から外れた国を「卒業国」と呼んでいる。
なお、一部では「卒業」を、解雇や降板や配置転換の言い換えとして使用していると思われる例もある。(例:「アイドルが1年もしないうちにグループを卒業して芸能界を去った。」「○○さんは本日を持ちまして当番組を卒業します。」)
近年、芸能人が出演していた番組を降板したり、所属しているグループなどから脱退や、更には芸能界からも引退することを「卒業」と表現することが増えたが、不祥事やトラブルによって降板・脱退する場合も一括して「卒業」と表現するため、この言葉の遣い廻しを嫌う者も少なくない。ニュースカフェの行なった取材結果によると、一般人の約70%が「卒業」という表現を否定的に感じているという[14]。
脚注
- ^ “北野武氏へ明治大学特別卒業認定証ならびに特別功労賞を贈呈”. 明治大学 (2004年9月7日). 2014年6月18日閲覧。
- ^ “阿木燿子氏に特別卒業認定証を授与”. 明治大学 (2008年9月1日). 2014年6月18日閲覧。[ ] - 明治大学広報第600号(2008年10月1日発行)
- ^ “千葉真一 53年ぶりに母校・日体大を“卒業”し「もうひと花」とさらなる意欲”. 映画.com. (2013年3月10日) 2012年3月12日閲覧。
- ^ “千葉真一 日体大から半世紀ぶり卒業証書 体操で五輪目指すも中退”. スポーツニッポン (スポニチ Sponichi Annex). (2013年1月26日) 2013年1月31日閲覧。
- ^ “千葉真一が日体大から特別卒業認定”. 日刊スポーツ (nikkansports.com). (2013年3月10日) 2013年3月12日閲覧。
- ^ “千葉真一、57年がかりで日体大を卒業”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2013年3月11日). オリジナルの2013年3月12日時点におけるアーカイブ。 2013年3月12日閲覧。
- ^ “千葉真一 半世紀がかりで日体大卒業 (Page 2)”. デイリースポーツ (DAILY SPORTS ONLINE). (2013年3月11日) 2013年3月12日閲覧。
- ^ “ミラン本田の大叔父、大三郎氏が60年越しの卒業証書に感無量”. サンケイスポーツ (SANSPO.COM). (2014年3月10日) 2014年3月11日閲覧。
- ^ “本田圭佑の大叔父が日体大“卒業””. デイリースポーツ (DAILY SPORTS ONLINE). (2014年3月10日) 2014年3月11日閲覧。
- ^ “本田圭佑の大叔父が日体大“卒業”2”. デイリースポーツ (DAILY SPORTS ONLINE). (2014年3月10日) 2014年3月11日閲覧。
- ^ “ゲイツ氏32年かけ「卒業」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2007年6月8日). オリジナルの2007年9月14日時点におけるアーカイブ。 2013年10月17日閲覧。
- ^ IDAに関する基礎知識
- ^ 外務省 Q18 開発途上国から脱却した国はないのですか
- ^ グループを抜けることを「卒業」と表現…視聴者はどう感じているのか? ニュースカフェ2013年5月17日
関連項目
卒業 (1967)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 17:18 UTC 版)
「サンフランシスコ」の記事における「卒業 (1967)」の解説
ダスティン・ホフマン主演。UCバークレー、ベイブリッジ、サンフランシスコ動物園などが舞台として登場。
※この「卒業 (1967)」の解説は、「サンフランシスコ」の解説の一部です。
「卒業 (1967)」を含む「サンフランシスコ」の記事については、「サンフランシスコ」の概要を参照ください。
卒業
出典:『Wiktionary』 (2021/11/22 09:06 UTC 版)
名詞
- 学校など教育機関において、規定の課程の履修を完了し、その旨を当該教育機関が証明できるようになること。
- (語義1より転じて)より高い段階に進むために、ある物事から脱け出すこと。
- (放送業界の隠語)降板や退団の婉曲的表現。
活用
発音(?)
そ↗つぎょー
翻訳
- 語義1
- ドイツ語: 名詞 Abschluss 男性 / 動詞 absolvieren
- 英語: 名詞 graduation,completion of a course(初等教育等の場合) /動詞 graduate,complete a course,finish school
- 中国語: 名詞 畢業
- 語義2
関連語
- 語義1
- 語義2
「卒業」の例文・使い方・用例・文例
- 卒業のときが近づいてきた
- 君がこの学校を卒業して仕事を手に入れればもっといい暮らしができるよ
- 卒業式を行う
- 私たちの卒業を記念して
- 優等で卒業する
- 私は大学を卒業してしばらくの間することがなかった
- 卒業式
- 彼は昨年学校を卒業した
- 大学卒業後すぐに,家族がやっている会社で働き始めなければならない
- 卒業式のあとに引き続きパーティーがあります
- 卒業したら自立しなくてはいけないよ
- 私は短大を卒業したばかりだ
- この学校を卒業してからの将来の計画は何ですか
- 卒業祝い
- 大学を卒業した後,彼は作曲の道に進んだ
- 彼らは昨年高校を卒業した
- 彼はエール大学の経済学部を卒業した
- わが大学は昨年500名の卒業生を出した
- 社会学部卒業生
- ハーバード大学卒業生
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