CVID
北朝鮮に核開発を放棄させるための働きかけの基本原則。完全で(complete)、検証可能(verifiable)、かつ不可逆的(irreversible)な核廃棄(denuclearization)。
CVIDは北朝鮮問題に関する周辺諸国の会合で、主に米国と日本の立場として提唱されている。2004年には日・米・中・韓・露・北の6ヵ国で第2回「北朝鮮問題に関する六者会合」が開催されたが、同会合においてはCVIDの重要性について参加者間の認識が深まったと外務省が報告している。
北朝鮮の非核化にかかる働きかけは2018年現在まで決定的な親展に至らないまま続いているが、CVIDの理念は維持されている。2018年3月の河野外務大臣臨時会見記録でも、「過去の教訓を踏まえ,北朝鮮にCVIDを実現させるため,最大限の圧力をかけ続けていくという立場を堅持する必要がある」と日本が韓国に伝えたことが確認できる。
関連サイト:
第2回六者会合(概要と評価) ― 外務省
河野外務大臣臨時会見記録(平成30年3月17日) ― 外務省
complete
「complete」とは、完全な・完了した・すべてを含んでいるということを意味する英語表現である。
「complete」とは・「complete」の意味
「complete」は完全な、完了したといった意味の形容詞である。「All preparations for work have been completed.(仕事のための準備はすべて完了しました。)」「The fall harvest was completed in October.(秋の収穫は10月に終わりました。)」すべてが揃っているという意味でも使用される。「This home is complete with pool and garage.(この家はプールとガレージを完備しています。)」他動詞として使用する場合には、完成させる、全部揃えるといった意味になる。「I have finally completed the collection that I have been collecting for many years.(長年集めていたコレクションをようやく全部そろえることができました。)」「A chair, a table, and a carpet completed the room.(部屋にはイスとテーブル、それにカーペットがあるだけでした。)」すべてを記入するという意味もある。「Please complete this form.(この書類にはすべてに記入してください。)
「complete」の副詞形は「completely」、名詞形は「completion」である。「The download completion rate for this game in Japan is 20%.(日本におけるこのゲームのダウンロード完了率は20%です。)」
ちなみに、よく似た言葉に「competence」があるが、その意味は能力である。「complete」とは何の関係もない。
「complete」の活用変化一覧
「complete」の活用変化一覧は以下の通りである。・現在形「complete(he/she/itの場合はcompletes)」
・現在進行形「am (is/are) completing」
・現在完了形「have completed(he/she/itの場合はhas completed)」
・過去形「completed」
・過去完了形「had completed」
・未来形「will complete」
「complete」の語源・由来
「complete」の語源はラテン語で完全に満たされていることを意味する「completus」である。「complete」と「compleat」の違い
「compleat」は「complete」の古風な言い回しである。意味はどちらも同じ。かつては1653年に出版されたアイザック・ウォルトンの「The Compleat Angler(釣魚大全)」のように書物のタイトルにおいてよく使用された。現在でも、少し古びた感じや伝統的な雰囲気を演出したい場合などに書名で用いられることがよくある。「complete」を含む英熟語・英語表現
「complete」を含む英熟語や英語表現には以下のようなものがある。「complete me」とは
「complete me」は直訳すると私を完成させるという意味である。そのことから転じて、私の心を満たす、私を成長させてくれるといった意味合いで使用される。「Only you can complete me.(私の心を満たしてくれるのはあなただけです。)」
「a complete week」とは
「a complete week」は丸々一週間という意味である。「I got a complete week off.(私は丸々一週間休みを取った。)」
「win a complete triumph」とは
「win a complete triumph」は完全な勝利を収めるという意味である。「My alma mater won a complete triumph.(私の母校が完勝を収めました。)」
「make a complete fool of oneself」とは
「make a complete fool of oneself」はまったくのヘマをやらかす、馬鹿々々しいことをするという意味である。「You made a complete fool of yourself yesterday.(あなたは昨日、とんでもない馬鹿なことをしたのですよ。)」
「complete flower」とは
植物学や生物学においては雄しべと雌しべの両方を備えた両性花を「complete flower」と呼ぶ。「A complete flower is composed of four organs.(両性花は4つの器官によって構成されています。)」
「complete(完備)」とは
数学においては、その公理系が公理系内で記述可能ないかなる命題も証明、あるいは反証される場合を「complete(完備)」という。「The rational number line Q is not Dedekind complete.(有理数行Qはデデキント完備ではありません。)」
「complete」の使い方・例文
欧米で古くから名言として伝えられている言葉に次のものがある。「Sometimes you have to see people as a crayon. They may not be your favorite color, but you need them to complete the picture.(時々、人はクレヨンだと思いなさい。中にはあなたの好きじゃない色の人もいるかもしれませんが、絵を完成させるには彼らも必要なのです。)」また、世界中でテーマパークを展開しているディズニーランドのキャッチフレーズも非常に多くの人に知られている。「Disneyland will never be completed, it will continue to grow as long as there imagination left in the world.(ディズニーランドが完成することはありません。この世界に想像力が残っている限り、永遠に成長し続けるのです。)」
イタリアのファッションデザイナーであるリカルド・ティッシの次の言葉も有名である。「Black is always elegant. It is complete color in the whole world, made of all the colors in the palette.(黒はいつだって優雅な色です。それはパレットの中にあるすべての色からつくられた、世界中で最も完全な色なのですから。)」2831
コンプリート
「コンプリート」とは、全てそろっている様子・完全なこと・完了したことなどを意味する表現である。
「コンプリート」とは・「コンプリート」の意味
「コンプリート」とは、全てそろっている様子、つまり完全な状態を表わしている言葉である。このことから物事が完了するという意味も含む。また、医療用語としても「コンプリート」は用いられている。例えば心電図上で完全房室ブロックを見極める時、異常波形が2回続けて発生することを「コンプリート」という。房室ブロックは3段階に分かれ、波形が途絶えた一番危険な状態を「complete AV block(CAVB)」と表わす。ちなみに「コンプリート」と意味の似た言葉には「パーフェクト」がある。「コンプリート」が全てそろったという意味の完全であるのに対し、「パーフェクト」はさらにその程度も完璧であり、全く文句なしの状態を指す。「コンプリート」の熟語・言い回し
コンプリートしたとは
例えば集めているコレクションが全てそろった時などに「コンプリートした」という。また任務や作戦などが完了した場合、「コンプリートした」という表現を用いることがある。いずれの意味も「達成・成功した」というポジティブなニュアンスで使われている。
コンプリートしたいとは
「コンプリートしたい」とは、全てそろえたい、成功したいという気持ちを表わした言葉である。全てを達成する意味を持つ「コンプリートしたい」という表現からは、願望の強さを感じ取ることができる。
ミッションコンプリートとは
「ミッションコンプリート」とは、任務の完了を表わす。「ミッション」とは使命や目的、任務などを意味し、ビジネスシーンなどで組織の方向性を定めた指標となる。つまり「ミッションコンプリート」は、組織を運営、成長させていくうえで不可欠な要素と言える。
インコンプリートとは
「インコンプリート」とは、「不完全な」「未達成な」などと表わし、「コンプリート」を否定する意味を持つ用語である。もともとは英語「complete」の語頭に否定を表わす接頭辞「in」をつけた「incomplete」に由来する。
フルコンプリートとは
「フルコンプリート」とは、主にコレクターが使う造語。例えばトレーディングカードを全てそろえる時に、通常カードだけでなくレアや限定カードなども含めて全てそろっている状態を表わすことが多い。ただし、コレクターによっては通常カードだけが全てそろっている場合に「フルコンプリート」ということもある。なお、略して「フルコンプ」ともいう。
アンコンプリートとは
「アンコンプリート」とは、「完全ではない」「完了していない」「不完全な」などを意味する。英語で「uncomplete」と表わし、「インコンプリート」とほぼ同義。ただし、実際は「インコンプリート」を使うことの方が多い。
セミコンプリートとは
「セミコンプリート」とは、主にコレクターが使う造語。トレーディングカードを例に挙げると、レアや限定なども含め、全てそろっている「フルコンプリート」に対し、通常カードのみがそろっている状態を表わすことが多い。ただし、コレクターによってはレアや限定の有無ではなく、単に枚数がわずかに足りない場合を表わすこともあり、範囲が明確ではないため注意が必要だ。
「コンプリート」の使い方・例文
こちらでは「コンプリート」の使い方について例文で紹介していく。「コンプリート」への理解を深めることで、シーンに合わせて使い分けていきたい。・集めていたトレーディングカードを昨日コンプリートした。
・この漫画が面白いのでコンプリートしたいが、コミック全巻そろえると場所を取りそうだ。
・明日までにミッションコンプリートできたら、プロジェクトの成功に間に合う。
・先月の売上目標はインコンプリートだった。
・非売品のカードさえ手に入れば、このシリーズはフルコンプリートだ。
・アンコンプリートとインコンプリートは同じ意味を持つが、インコンプリートを使う方が一般的である。
・限定カードが手に入らないので、私のコレクションは未だにセミコンプリートのままだ。
・今回の結果は単にコンプリートではなく、パーフェクトだ。
コンプリート
「コンプリート(英: complete)」とは、完璧であるさまや、完全にそろっている様子を表現する言葉。語源はラテン語のcompletus。現代の日本語で使われた場合には、すべて揃った、完璧な、できあがった、完成した、などの意味で使われる。
現在では、カードや玩具、切手など、種類が数多く存在する商品を全て揃える行為を指すことが多い。コレクターが、対象とする収集物をすべて集め終えたときに「コンプリートする」という表現を用いることがある。コンプという通俗的な略称としても多用される。一連の取集物を集め終えて完結させたり、完全に終了させた、といった意味に使われる(「3年かかって、ようやくコンプリートしたコレクション」「名作映画のコンプリートエディション」など)。
類似する言葉に、パーフェクトがある。コンプリートが、必要な要素がすべて揃っているという意味であるのに対して、パーフェクトは、完全無欠で完璧に優れているという意味で使われる。コンプリートの対義語には、インコンプリート(英: incomplete、不完全な)、イージー(英: easy)などがある。
「ミッション・コンプリート」は、英語のmission completedに由来している。任務完了、職務を遂行する、何かを成し遂げる、やっつける、といった意味で使われる。
コンプリート【complete】
Complete
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/19 09:52 UTC 版)
『Complete』は韓国の男性アイドルグループ・BTOBによる初の正規アルバムである。2015年6月29日にリリースされた。
- 1 Completeとは
- 2 Completeの概要
コンプリート
(complete から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/07 14:29 UTC 版)
コンプリート(英語: complete)は、「完全な」「完成した」「完結した」状態であること(形容詞としての用法)、また、そのような状態にすること(他動詞としての用法)を表す。略語:コンプ
日本では主に、何らかのもの(コレクション)を全て揃えることを言う。
蒐集
コレクターが「コレクションが完成した」「全ての収集物を集め終えた」という意味で使用することが多い。
例えば、トレーディングカードや食玩などを対象とする場合、スペシャル・カードや限定品などを含めて全ての対象物を集め終わることをフルコンプ(full completeの略)、それらを含まない通常タイプのみを集め終わった状態をノーマルコンプ(normal completeの略)と呼んだりする。
なお、「full complete」「normal complete」ともに和製英語である。英語としては文法的に間違っている(形容詞で形容詞を修飾している)だけでなく、特に前者は意味が重複している。
DVDなどの映像メディアの場合、日本では何らかの形で「完全版」となっているBoxセットを「コンプリートBOX」として販売したりするが、完全なはずの「コンプリートBOX」が第1集、第2集などと分かれていることがある。英語では「The Complete Series」(あるテレビ番組の第1話から最終話までを1セットに収録したもの)、「The Complete ○○○ Season」(ファーストシーズン、セカンドシーズンなど、テレビ番組をシーズン毎にまとめたもの)、「The Complete Movie Collection」「The Complete Saga」(いずれも同一シリーズの映画作品を全て収録したもの)などという表現があるが、「The Complete Box」とは言わず、また「Complete」と名の付くものが複数セットに分かれることはない。
ゲーム
コンピュータゲームでは、ある条件であるいはランダムに達成されるものを、全種類達成することをコンプリートと言う。
コンプリートの対象となるものには、以下のようなものがある。
- アイテム
- キャラクターがアイテムを所持するゲームで、全種類のアイテムを所持する。通常、同時に全てを所持することを目指す。
- イベントCG
- イベントで1枚絵が現れるアドベンチャーゲームなどで、全てのCGを出す。通常、1回のプレイでは不可能で、何回もプレイして通算でのコンプリートを目指す。
- シナリオ
- マルチシナリオのアドベンチャーゲームなどで、全シナリオを通過する。
- エンディング
- マルチエンディングのゲームで、全種類のエンディングを迎える。
関連項目
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