他の者たち
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815便の生存者、ルソー、かつてのダーマ・イニシアティブと敵対する謎の勢力。上記3者からすると先住民の位置づけとなる。彼らの正体は、太古の昔からジェイコブに呼び寄せられたり遭難したりして島にやって来て、漸進的に形成されてきたジェイコブの従者集団である。815便後部座席の生存者たちも拉致されて仲間に加わっている。その使命はジェイコブの指示に基づいて「島を守る」こと。
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他の者たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 10:26 UTC 版)
ベンジャミン・ライナス (S2〜S6) 演 - マイケル・エマーソン、日本語吹替 - 牛山茂 「他の者たち」のリーダー。通常はファーストネームを略した「ベン」という愛称で呼ばれる。巧みな演技と狡猾な作り話で人々を操る策略家。ダーマの待遇とうだつの上がらぬ自分の環境に日々不平不満ばかりで、しかも自分につらくあたる父親を、疎ましく思いながら少年時代を過ごした。シーズン5前半までは冷酷なだけと思われていたが、10年ほど前は良い人間だったことが判明する。ルソーに捕まりスワンにつれてこられた際は気球で島に不時着したヘンリー・ゲイルと名乗っていた。 ベンは自らが島で生まれ育った人間だと述べるが、事実ではない。彼はまだ少年の頃、父に連れられダーマの一員として島に移り住んできた。ベンは父に、そしてダーマの共同体生活になじむことができず、ある日「他の者たち」であるリチャードと出会ってダーマを裏切る決意を固める。そして成人後、島内のダーマのメンバーを毒ガスで皆殺しにした。やがてベンは「他の者たち」加入時の恩人でもある先代リーダー=チャールズ・ウィドモアをルール違反を理由に島から追い出し、自らが新たな「他の者たち」のリーダーになった。 ジュリエットに好意を抱いている。仲間にさえ多くの秘密を隠しており、後にそのことがばれて信用を失い、失脚。その座をロックに譲る。ルソーから奪ったアレックスを自分の娘として育てていたが、ウィドモアの傭兵部隊に彼女を殺され、復讐に燃える。そして、ジャックたちを連れ戻して、島に戻った。島外にはサイモン精肉店や弁護士の協力者がいる。 少年時代に、タイムスリップしたサイードに撃たれ瀕死の重傷を負う。治療を引き受ける外科医がおらず、やむをえず「他の者たち」に引き渡され、彼らの治療法に頼ることになる。リチャードは予め「治療は引換に記憶をなくす」「純真さも失われる」とことわったうえで、治療を引き受け、ベンをテンプルの奥に連れて行き、治療は実行された。後にサイードも使う「癒しの泉」を使ったであろうことが示唆されるが、なぜ「純真さ」が無くなるのかについては不明である。 シーズン6では、ジェイコブを殺した事でイラーナの怒りを買い殺されかけるも、なんとか事なきを得る。その後、かつてのリチャードのようにジェイコブの後継者を支える立場となる。 フラッシュサイドウェイズでは歴史の教師になっていて、教え子のアレックスに親身に勉強を教えたり、学校をよりよくするために校長の座につこうと画策したりと、悪とは無縁のいい人になっている。また、ロックを轢いたデズモンドが学校に現れた際は怒るも、逆に殴られてしまう。 ジュリエット・バーク (S3〜S6) 演 - エリザベス・ミッチェル、日本語吹替 - 幸田夏穂 マイアミで不妊治療医をしていたが、3年前に「他の者たち」に半ば騙される形でリクルートされ、島にやって来た。当初は拉致したジャックを誘惑するような立ち位置の判りにくいキャラクターだった。ソーヤー達を殺そうとしたダニーを射殺したため、「他の者たち」から裏切り者と見做され、ジャック達と合流し行動を共にし、次第にジャックと惹かれ合うようになる。ところが、島の時間移動の結果、島に残ったソーヤーと親密さが進行しそこでの幸せな関係が既成事実化していってしまう。このため、ジャック達が島に帰還してきた当時は、気まずい状態にあった。 ソーヤーが今もケイトに引かれていることに気付き、それなら最初からソーヤーと会わない世界が良いと考える。そのため、島に帰還したジャックらと共に、墜落事故をリセットするため、核弾頭を爆発させようとして、スワン建設予定地へ。そこで、磁力異常に吸い寄せられたチェーンに絡まってしまい穴に引き込まれそうになる。ソーヤーが手を掴んだが、このままでは二人とも落ちてしまうと悟り、自ら手を放して落下した。穴の底で不発だった水爆を石で叩いて起爆。その後に、発見、息がある状態で見つかったがソーヤーの腕の中で息を引き取った。最後に伝えたいことがあると言ったが伝えられず、ソーヤーに頼まれたマイルズが死者の声として「上手くいった」と聞き取った。 フラッシュバックで、ほかの者たちのグッドウィンと不倫していたことが明かされる。 フラッシュサイドウェイズでは、やはり産婦人科医をしている。 リチャード・アルパート (S3〜S6) 演 - ネスター・カーボネル、日本語吹替 - てらそままさき 不老不死という人智を超越した身体を持つが、人格的には穏和で、高ぶったところもなく、「他の者たち」の歴代リーダーの顧問を務めてきた男。 彼は19世紀前半に生まれた。カナリア諸島の人間であるため、妻からはスペイン語のリカルド、イラーナからはその命名の原語であるラテン語のリカルドゥスの発音で呼ばれる。 カナリア諸島テネリフェ島で妻イサベラと新大陸へ行くことを夢見て英語を勉強していた。ところが1867年に瀕死の病に妻が倒れ、治療薬を欲して激するあまり医者を殺してしまう。妻は死に、彼自身も絞首刑を宣告されるが、英語ができたため通訳奴隷として東インド会社のマグナス・ハンソ船長に身柄を買い取られる。そして「ブラックロック号」に奴隷として乗せられ、島にやって来ることになった。 船が座礁した際、反乱を危惧した船長によって次々と他の奴隷が殺される中、黒煙のモンスターの乱入により唯一死を免れる。その後、黒服の男にそそのかされジェイコブを殺そうとしたが阻止され、ジェイコブの下で働くことになる。その見返りに永遠に生きられるようになる。ジェイコブの死後に不老不死が解けた際は生きている事を実感し喜んでいた。 1954年にタイムスリップしたロックにコンパスを渡された。その後、リーダーを決めるために赤ん坊のロックに会いにきた。少年時代のロックにグローブ、律法の書、砂、コンパス、ミステリー・テイルズ、ナイフを見せた。 道厳(どうげん) (S6) 演 - 真田広之 テンプルのマスターを務める日本人であり、テンプルに移った「他の者たち」のリーダー的存在。本当は英語を話すことも聞くことも自由に出来るのだが、組織のしきたりにより、聞くときは通訳を挟み、話す時は直接喋る、という煩雑な形式をとっている。物静かだが東洋武術の達人。島に来る前は大阪で銀行員だったが、ジェイコブから「事故死した息子に会える」と言われ、島に来た。医学に詳しい。 ロジャーに撃たれて瀕死のサイードが担ぎ込まれた時に泉に連れて行って助けようとしたが失敗。その後にサイードが復活すると、テストに掛け、彼の中に邪悪が育ち始めているのを知り殺そうとする。しかし、黒服の男と取引して伝言を届けに来たサイードに泉に沈められて溺死。テンプルを守っていたのは彼だった(レノン談)らしく、モンスターの侵入を許しテンプルは壊滅してしまった。 フラッシュサイドウェイズでは、息子のピアノの発表会で、同じく息子の実技試験を聞きに来たジャックと会う。 ジェイコブ (S5,6) 演 - マーク・ペルグリノ、日本語吹替 - 山路和弘 「他のものたち」の真のリーダー。黒服の男(モンスター、黒い霧)とは二卵性双生児として生まれた兄弟の関係で、自らは兄。「他のものたち」からは島の力の象徴として崇められている。S3で存在が明らかになったが姿を見せなかった。 「ブラックロック号」が訪れるはるか以前、ユーラシア大陸の西〜北アフリカでラテン語が公用されていた時代、即ち紀元前2000年頃から帝政ローマ時代に誕生した。船の難破により島に流れ着いた彼の母クラウディアもまたラテン語を話す民族の生まれであり、彼女は漂着の翌日にジェイコブと弟を出産した。しかし、クラウディアは出産後すぐ、先代の「光の洞穴」の守護者である女性に殺され、ジェイコブと弟は彼女によって育てられることになる。 43歳の年、ジェイコブは弟を死なせ、また母から島とその心臓部である「光の洞窟」の守護者の使命を受け継ぐ。以後、彼の姿は全く加齢しなくなった。 「他の者たち」のリーダーとは「キャビン」(小屋)で面会する慣例があったが、そこは彼の住居ではなかった。真の住居はタウエレトの像の台座の中であり、リチャードを通してずっとベンに指示を送っていた。リチャード以外の「他の者たち」には姿を見せようとせず、所在地も明らかにしようとはしない。103話で、ロックに成り済ました黒服の男に唆されたベンの手により、刺殺されてしまう。死後は2008年に帰還したハーリーに接触し、島で起きようとしている出来事に備えてアドバイスを与えるようになる。 アレクサンドラ・“アレックス”・ルソー (S2〜S6) 演 - タニア・レイモンド、日本語吹替 - 甲斐田裕子 ベンの娘ということになっているが、実は「他の者たち」にさらわれたルソーの娘。「他の者たち」の行いに対してかなり懐疑的で、ベンに対しても反抗することが多い。イーサンに誘拐され医療基地に監禁されていたクレアを逃がした。S.3でルソーと再会を果たす。貨物船傭兵班キーミーに射殺される。 フラッシュサイドウェイズでは、ベンの教え子として歴史クラブに所属している。イェール大学進学のため、卒業生である校長に推薦状を依頼するが、これが校長とベンの権力闘争に波紋を投げかけた。 イーサン・ロム (S1〜S3,S5,6) 演 - ウィリアム・メイポーザー、日本語吹替 - 森田順平 ジャックたちが最初に出会った「他の者たち」。前方座席の生存者のリストを作る為にキャンプにまぎれていた。外科医でクレアの検査をした。チャーリーによって射殺される。実はダーマのホレスとエイミーの子供であり、島で妊娠した女性は必ず出産前に死に、子供も助からない、という通説を覆して誕生した。少年時代にはベンに連れられて任務の見習いをしていた。1992年に行われた毒ガスによるダーマ村皆殺しをどのようにして生き延び「他の者たち」の仲間になったかは不明。子供に対しては優しかったベンが助けたのかもしれない。名前がアナグラムになっており、解読するとothermanとなる。 フラッシュサイドウェイズでは、クレアが陣痛で運び込まれた病院で診察する産科医として登場。 トム・フレンドリー 演 - M・C・ゲイニー、日本語吹替 - 島香裕 ベンの部下。当初、大きな顎髭をたくわえ薄汚れた山賊のような姿で登場したが、それは自分たちの実態を偽るための変装であった。島を出ようとするマイケルたちを襲撃してウォルトをさらった。また、島の中心部で境界線を明示し、侵入してくるなと宣言したのもトムだった。生存者との連絡係。マイケルを連れ戻すために一度島を出ている。拉致したケイトのシャワーシーンに関心を持たず、どうやらゲイ。ジャックがほかの者たちの間で生活するようになると、一緒にフットボールをする場面も見られた。ビーチ襲撃にライアンの部下として参加。最後は、ソーヤーによって射殺される。島を出てマイケルがKAHANA号に乗るように操る。(ゲスト:S1〜4) ライアン・プライス 演 - ブライアン・グッドマン、日本語吹替 - ベンの部下。ダニー・ピケットの後任の保安責任者。ビーチへの襲撃時のリーダーを務めるが、捕虜を射殺しない手緩さでトムに抗議される。最後は、ハーリーのヴァンに撥ねられて死亡した模様。 ベアトリス・“ビー”・クルー 演 - エイプリル・グレイス、日本語吹替 - 塩田朋子 ウォルトの監視、マイケルへの尋問を行った。フレイムに隠れていたが発見され情報を守るためミハエルに自分を射殺するよう指示する。(ゲスト:S2,3) グッドウィン・スタンホープ 演 - ブレット・カレン 後部座席の生存者リストを作る為に生存者にまぎれる。妻のハーパーがいながらジュリエットとは恋人関係に。正体をアナ=ルシアに見抜かれ殺害される。(ゲスト:S2〜4) ダニー・ピケット 演 - ミシェエール・ボウウェン、日本語吹替 - 後藤哲夫 妻のコリーンがサンに射殺されたため、ソーヤーを目の敵にして虐待した。逃走したソーヤーを追って射殺しようとした時に、ジュリエットに射殺される。(ゲスト:S2,3) ミハイル・バクーニン (S3,S6) 演 - アンドリュー・ディヴォフ 、日本語吹替 - 金尾哲夫 ステーション「フレイム」で暮らしていた眼帯の男で旧ソビエト軍の軍医。ロックによって音波フェンスのマイクロ波に被曝させられ死亡したようにみえたが、片耳の聴覚を失ったものの復活。また、海底基地ルッキンググラスでも一旦銃で撃たれ死んだかにみえたがすぐに回復した。これらを彼は「ここ(島)の力」のおかげだと語っている。ルッキンググラスの窓を外から手榴弾で爆破して浸水を発生させる。爆破の描写の後彼がどうなったかは描かれておらず、生死不明である。 フラッシュサイドウェイズでは、キーミーの仲間として登場。金を引き出す為、サンに同行するが最期は死んだフリをしていたジンに気付けず、射殺される。 エロイーズ・ホーキング 演 - フィオヌラ・フラナガン デズモンドが過去に戻った時に出会った骨董屋の女主人。初対面のデズモンドに島のことを話す謎の老婆。その正体はチャールズ・ウィドモアとの間にダニエル・ファラデーをもうけた母であり、「他の者たち」の元幹部で、ウィドモアの先代のリーダー。チャールズ・ウィドモアとは言い争う場面が目立ったが、周囲の声では、それは二人の「愛は難しい」からだとのこと。 ランプポスト基地でアジラ航空316便が島に向かうことをジャックに教える。70年代に時間移動をしたファラデーを誤って撃ってしまう。(ゲスト:S3,5,6) チャールズ・ウィドモア 「他のものたち」の元メンバー。元リーダー。ルールを破ったことで追放される。(詳しくはシーズン4ルール)詳細はウィドモア産業関係者を参照。
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