ベントとは？ わかりやすく解説

別表記：ベント

「bent」とは・「bent」の意味

「bent」とは、英語の単語で、曲がった、湾曲した、変形したといった意味がある。また、過去分詞として「bend」の過去形・過去分詞形としても使用される。さらに、比喩的な意味として、固定した考えや意志があることを表すこともある。

「bent」の発音・読み方

「bent」の発音は、英語のアルファベットで表記すると「bént」となる。日本語のカタカナで表すと「ベント」と読むことができる。

「bent」の類語

「bent」と同じような意味を持つ類語には、「curved」、「twisted」、「deformed」などがある。それぞれ、曲がった、ねじれた、変形したといった意味を持つ。

「bend」と「bent」の違い

「bend」と「bent」の違いは、前者が動詞で、「曲げる」「湾曲させる」などの意味を持つのに対して、後者は形容詞や過去分詞で、「曲がった」「湾曲した」などの意味を持つ。また、「bent」は「bend」の過去形・過去分詞形としても使用される。

「bent」を含む用語・関連する用語

「bend」とは

「bend」とは、英語の動詞で、「曲げる」「湾曲させる」などの意味を持つ。また、名詞としても使用され、曲がりや湾曲部分を指すことがある。

「bent over」とは

「bent over」とは、英語の句で、「前かがみになっている」や「曲がっている」といった意味を持つ。運動やストレッチの際に、この表現が使われることがある。

「be bent on」とは

「be bent on」とは、英語の慣用句で、「〜に決心している」「〜に熱心である」といった意味を持つ。例えば、「be bent on success」は、「成功に熱心である」という意味になる。

「hell-bent」とは

「hell-bent」とは、英語の形容詞で、「強く決意している」「無謀なほど熱心な」といった意味を持つ。例えば、「hell-bent on revenge」は、「復讐に強く決意している」という意味になる。

「get bent」とは

「get bent」とは、英語のスラングで、「失せろ」「どっか行け」といった意味を持つ。非常に失礼な表現であるため、注意が必要である。

「bent」の使い方・例文

1. The tree was bent by the strong wind.（強風で木が曲がった）
2. She bent the wire into a circle.（彼女はワイヤーを円に曲げた）
3. The road bent to the left.（道路が左に曲がった）
4. He was bent on finishing the project.（彼はプロジェクトを終わらせることに決心していた）
5. The spoon was bent out of shape.（スプーンが形を崩して曲がっていた）
6. The fence was bent by the impact.（衝撃でフェンスが曲がった）
7. She was bent over her work.（彼女は仕事に前かがみになっていた）
8. The metal rod was bent at a right angle.（金属棒は直角に曲がっていた）
9. He is hell-bent on proving his point.（彼は自分の主張を証明することに強く決意している）
10. The paperclip was bent into a heart shape.（ペーパークリップがハートの形に曲げられた）

別表記：ベント

「vent」とは、穴・抜け口・通気口のことを意味する英語表現である。

「vent」とは・「vent」の意味

「vent」とは、主に穴・抜け口・通気口という意味で用いられる。名詞、動詞として用いられており、名詞としては気体または液体・圧力を逃がすための開口部という意味があり、通気口や排出口のほか、鶏や虫、爬虫類の肛門、マグマの通り道、洋服のスリット、感情のはけ口という意味でも用いられる。動詞としては、感情を発散させる・発散する、穴をあける、放出するなどの意味がある。「vent」は、スラングでは負の感情を発散するという意味で用いられる。また、医療用語では、自力で呼吸できない人に酸素を供給するという意味で使われている。

「vent」の発音・読み方

「vent」の発音は、カタカナ語では「ベント」と表記される。発音記号では「vént」と表記されるため、カタカナでは「 ヴェントゥ」という発音になる。「ヴェ」は前歯で下唇を軽く噛みながら「ヴ」の音を出した後すぐ、唇を左右に開き「ェ」の発音をし、「ン」は舌先を前歯の裏の歯茎につけて鼻から「ン」の音を出すよう心掛けると、ネイティブに近い発音になる。

「vent」の語源・由来

「vent」の語源は、風が吹くという意味の印欧語根の「we-」である。印欧語根の「we-」が、風という意味のラテン語の「ventus」に変化し、通風孔という意味の中期フランス語の「vent」に変化した後、英語の「vent」になった。

「vent」と「bent」の違い

「vent」と「bent」は、カタカナ語ではどちらも「ベント」と表記されるため、混同されやすい英単語であるが意味は大きく異なる。「vent」は通気口や排出口など液体・気体などを排出する開口部という意味であるのに対し、「bent」は曲がった、湾曲したという意味で用いられる。発音に関しても、「vent」は発音記号では「vént」と表記され「ヴェントゥ」と発音するのに対し、「bent」は発音記号では「bént」と表記され「ベェントゥ」という発音になる。

「vent」を含む英熟語・英語表現

「give vent to something」とは

「give vent to something」とは、強い感情・欲望をぶちまけるという意味の英語表現である。力強く、しばしば不公平な方法で否定的な感情を表現することを指す。

「vent one's spleen」とは

「vent one's spleen」とは、八つ当たりする、怒りをぶつけるという意味の英語表現である。

「vent」に関連する用語の解説

「air vent」とは

「air vent」とは、通気口・換気口を意味する。密閉された空間から空気が出入りできるようにする開口部のことを指す。多くの場合、空気を循環させ、温度を調節するために設置されている。

「hydrothermal vents」とは

「hydrothermal vents」とは、熱水噴出孔を意味する。地熱で温められた水が噴出する大地の裂け目のことで、地球の内部から熱や化学物質を放出し、地球規模の海洋化学を調節するための自然の配管システムとして機能している。温泉・噴気孔・間欠泉も「hydrothermal vents」の一種ではあるが、本来は陸上ではなく海底にある噴出孔のことを指す。

「vent」の使い方・例文

・If you have a gas stove in a kitchen, you should have some kind of outside vent.（キッチンにガスコンロがある場合は、何らかの屋外換気口が必要である）
・The residents of the apartment ran outside after smelling gas coming through a vent.（アパートの住人は、通気孔からガスのにおいがした後、外に逃げた）
・Running relieves a lot of tension and it’s a good way to vent frustration.（ランニングは緊張をほぐし、フラストレーションを発散する良い方法である）
・Obviously you're annoyed, but that doesn't give you the right to vent your spleen on me.（明らかにあなたはイライラしていますが、それで私に腹を立てる権利はない）
・The class meeting will be an opportunity for all students to give vent to their feelings.（クラス会は、すべての生徒が自分の気持ちを吐き出す機会になるだろう）
・He vented his frustrations by kicking the stone.（彼は石を蹴って欲求不満を発散した）
・She finally gave vent to her feelings and started yelling at him.（彼女はついに自分の気持ちを吐き出し、彼に怒鳴り始めた）
・Her dress is long and tight with two side vents.（彼女のドレスは長くてタイトで、サイドに2つのスリットが付いている）
・I've never mean to upset anyone, I just needed to vent.（誰かを怒らせるつもりはなく、ただ感情の発散が必要だった）