(1299) 桐谷さんの株主優待をHP200LXのSolverとDataBaseで.
(1299) 桐谷さんの株主優待をHP200LXのSolverとDataBaseで.
「(1294) (雑談)私の好きな投資本.前項の続き」で、桐谷さんの「株主優待のススメ」のことをお話しました。
現代投資理論に基づいた資産運用が王道ですが、桐谷さんのような「株主優待」めあての株投資というのも楽しいと思います。
それで『桐谷さんの株入門』の本を買ってきました。
この本によると、「株主優待」というのは日本だけの慣習のようです。
なるほど、そのために米国株投資なんかの本に載っていないのですね。
この本をひととおり読んだので、桐谷さんのシステムを200LXの上で運用できないかと検討しました。
ひとつは(A)銘柄選びのための「利回り」の計算です。
もうひとつは、(B)「買い検討中の銘柄リスト」と、(C)損益や利回りを確認する「株管理ノート」です。
(A)は計算ですからSolverを使います。(B)と(C)はデータ管理ですので、DataBaseを使います。これらが200LXで管理できれば、紙のノートよりも効率的に管理することができるはずです。
では、システムをHP200LXの上でどのように実現するかについてお話します。
(A)銘柄選びのための「利回り」の計算です。
桐谷さんの本では、「株価」と「1株配当」と「株主優待額」から「配当+優待利回り」を計算しています(赤四角)。
200LXのsolverでの計算には、下のような計算式を登録しました。
じっさいに赤四角の数字を入力すると、下のようにが計算されます。
Solverでは逆方向の計算ができるのが便利です。この場合だと「配当+優待利回り」を4.5%と希望したときに、「配当利回り」は何%であるべきかなどの逆方向の計算が簡単にできます。
(B)「買い検討中の銘柄リスト」についてです。
桐谷さんの本では、上図の青四角のように書いています。
200LX上で、これを模したDataBaseを作りました。
「権利確定の月」をどのように表示するのが良いのかに迷いましたが、上図の「権利確定」の枠内のように作りました。
また、「優待内容」と「気になる点」は、画面の下の方に移動させました。
(C)損益や利回りを確認する「株管理ノート」は、桐谷さんのシステムだとメインページと、下に続く多数のサブページがあります。
上の図の青四角で囲った「ザイ・ダイニング」が登録されているページは、
のように作りました。
「権利確定」と「到着時期」をどのようn表示させるかに悩みましたが、けっきょく上図のようにしました。
下のサブページは、
のようにしました。
200LXのDataBaseでは、メインページに複数のサブページを付属させるということができないので、多数のサブページにはすべてメインページが付属するせざるをえません。
多数のサブページは番号をつけて管理するということになると思います。
このことについては、じっさいにシステムを運用しながら考えていきたいと思っています。
今回の桐谷さんの本には推奨株などは掲載されていません。
推奨株は「マネー誌ZAI」を見るようにということなのでしょう。
「マネー誌ZAI」の最新号を本屋さんで立ち読みしてこようと思います。
[訂正] 上のSolver式では逆方向の計算ができません。
そのため、2枚の図を下記のものに差し替えます。
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