(1305) 宅建士試験独学合格のヒケツ.合理的な勉強方法.
(1305) 宅建士試験独学合格のヒケツ.合理的な勉強方法.
「(1302) 11月26日は宅地建物取引士の合格発表の日でした」で「宅地建物取引士」試験に合格したことをお話しました。
その後も、スマホには宅建士関連の記事やお知らせが自動配信されています。
つい見ちゃうのですが、通信教育の宣伝とか、試験予備校の宣伝とかが多いです。
「僅差で不合格になって悔しい」というような動画もありました。
合格率が17%くらいということなので、悔しい思いをした人がけっこういるのだろうと思います。
上の図は、試験が終わった当日に捨てた教材です。積み上げると30センチくらいになっています。
二度とこの試験は受けるつもりがありませんので、試験場から自宅に戻ったその日のうちに、不要になった資料を廃棄しました。
この項では、ヒケツというわけでもないですが(笑)、私の勉強方法がどのようなものだったかお話しておこうと思います。
別の項でお話しましたが、私は現在が74歳で、年が明けると75歳になります。
「歳のために記憶力が低下して、、」みたいなことをいう年配者がいますが、記憶力の低下はあんまり年齢に関係ないだろうと思っています。
実際には、もちろん身体能力も知的能力も落ちるのでしょうが、年齢を言い訳にするのはあんまりかっこよくないと思います。もちろん個人差は大きいですけどね。
さて、「勉強法」のことですが、(A)合格のために試験予備校に通学するのはかなり有効なようです。費用はかかるかもしれませんが、最少の努力で合格できるんじゃないかと思います。
(B)インターネット通信教育も合格率が高いようです。でも、インターネット講座は10種類くらいありますので、どれが自分に合っているかを選ぶのに迷うと思います。
(C)私のような独学者は(A)や(B)に比べると、合格率が低そうです。
しかし、私の場合は、(A)のような受験予備校に通う時間がとれないことと、通学するのが面倒だということで、この方法は選択しませんでした。また、是が非でも合格したいというほどのせっぱ詰まった状況でもありませんでした。
(B)通信教育も選択しませんでした。というのは、どの通信講座を選ぶのが良いのか判断できなかったからです。
自分で選択した教材や勉強方法が悪ければすべて自己責任です。
お金を払って、その講座がハズレの講座だったら、悔しい思いをするからです。
「合格しなければまた来年チャレンジ」とは考えませんでしたので、通信講座も選択しませんでした。
(C)あとはモチベーションが続く限り受験勉強を続けるという独学しかありません。
独学の場合は、自分の弱点を自分で見つけて、その点を補強するということを続けますから、無駄な努力を重ねるという可能性もあると思います。
そのため、なるべく効率よく勉強するように注意しながら学習を進めました。
[具体的な勉強方法]
(1)まずは「宅地建物取引士」の試験がどのようなものなのか、概要をつかむ必要がありましたので、やさしく概要をつかめる本を入手しました。
この本だったかどうか忘れましたが、ブックオフで100円か200円で入門書を買いました。
自分が家とかマンションを買ったり売ったりしたときのことを思い出しながら、「ああ、こんなことをしたんだなぁ」と、ひととおり目を通しました。
(2)次にしたことは、「テキスト」と「一問一答問題集」を買うことでした。
捨ててしまったので記憶がはっきりしませんが、この写真の右側の本だったと思います。
その本はテキストとしてはハズレでした。建築基準法の「用途制限」の表が、非常に記憶しにくいよ表でした。
上図の左側のような一問一答問題集を読むことは、必要な知識を身につけるにはもっとも効率がよい方法です。
見開きの左ページに問題があって、右ページに答えと解答が書いてある問題集を選びました。
そして問題を解くのではなく、「解説を読んでから、問題文を読む」という方法で、問題集としてよりも学習テキストのように利用しました。
しかし、問題集には説明図などは掲載されていません。そのため、該当箇所をテキストにあたりながら、確認しながら問題集の方を読み進めました。
(3)最初に買ったテキストがハズレだったので、ほかにもテキストを買いました。水野健のテキストとトリセツのテキストです。
上図の左側の本は、表紙に恐れ多くも「神」テキストなどと書いてあります。こういうタイトルは大嫌いですが、内容は悪くありません。
トリセツのテキスト(右側)は、語呂合わせがうるさいくらいに載っています。その中には使えるものがけっこうありました。
(4)8月くらいになってから、過去12年分の実際の問題を2時間の時間制限で解くことを始めました。
模擬試験のように毎回2時間の制限の中で、問題を解く練習をして、溶けけなかった問題は基本テキストに戻って学習を続けました。
毎年の問題で40点を越える年度もありましたし、30点台前半しかとれない年度もありましたが、実際の試験問題集をやることで力がついたような気がします。
(5)試験の直前期には、予想問題集を買いました。
はじめに右側の宅建学院の予想問題集を買ったのですが、ヒネくれた問題が多くて「こんな問題集をやっても合格するはずがない」と思いました。よく考えてから、左側の良問問題集を買い足しました。こちらは真面目に解きました。
この『良問厳選模試』は良い問題集です。
受験の直前までこの本の問題を解いていました。
この本のような良質の問題を解くことが、合格につながる道なのだろうと思います。
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