

境界線上のホライゾンⅡ<上> [★★]
2巻の上で912ページとかもう笑うしかないねHAHAHA。読むのに4日かかったわ。
というかあんまり分厚すぎると電車の中とかすごく読みづらいし、寝転がって読むのも辛い。主に物理的な意味で。これ、枕にできるんじゃねえとか思った私はなんか負けた気がした。
あとページ数もそうだけどタダでさえ把握し切れていないキャラ数なのに、ここで新キャラを20人くらい普通に投入とかマジ笑いが止まりません。
まあ、でも面白いから許せちゃうんだけどね。
境界線上のホライゾン2〈上〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)

重奏世界の末世救済の鍵となる9つの大罪兵器の一つを身に宿した少女・ホライゾン。彼女を聖譜連合から奪還した航空都市艦・武蔵の総長トーリ達は、2番目の大罪兵器の譲渡を請うため日本海上空に浮かぶ島・英国へと向かう。
しかし同時に、大内家と融合し西中国地方を支配する三征西班牙(トレス・エスパニア)も、来るべきアルマダ海戦の歴史再現に先駆け、行動を開始していた……。
中世の日本と各国が同居する学園ファンタジー世界“極東”を舞台に繰り広げられる、川上稔ワールド満載の第2話スタート!
VS英国――。学園祭をまたぐ壮大な決戦前――!
新しい舞台、新しいキャラ、そして新しい戦いと目まぐるしい展開のホライゾン2巻。
序盤は三征西班牙との戦いが中心でしたが、2つ目の大罪兵器を手に入れるために英国へと舞台を変えます。三征西班牙も英国もそれぞれのお偉いがたや生徒会なんか出てきて、その数約20名ほどの新キャラが参入したことになりますうっへえー! もう何度キャラクター紹介と本文を往復したかどうか!
そして終盤では武蔵の人間が英国の<トランプ>という13の刺客と相対します。次巻で、その各々の戦いは見られそうです。非常に熱い展開で終わってしまったので楽しみ。そうか、これまだ上巻だった……。
まあお話はこんなもんでして、キャラにいきましょう。イマイチ目立たなかった武蔵のメンバーたちもだんだんその個性を露にしてきた感じです。没個性なキャラっていないんじゃね?
まず、やはり他の皆さんの感想を見る限りでは点蔵の株が急上昇ですね。私も彼は実はなかなかの男だったと思います。つーか、ただの変態忍者じゃなかったんだな! 女性に対しこれまでに紳士なのに、なんで今までフラグがたたなかったんだろうか。まあ“傷有り”との今後の展開が気になりますわな。
個人的にはだんだん「滑りキャラ」が定着しつつあるセージュンにも色々な意味で期待がかかります。というかまだ武蔵のメンバーとちょっと壁があるのにこの扱い。どっちともつかない中途半端な同情さえされてしまう滑りキャラ具合がかわいいよセージュン。ちなみにマジボケキャラは二代さん。「本多」の姓はこんなヤツばっかりか!?
あと全裸が地の文まで定着しているトーリがバカすぎる。というか全裸好きすぎだろこいつw しかも女性陣の皆さん(主にセージュン・ホライゾン・ミトツダイラ・射殺巫女)から正義の鉄槌を股間に受け続けているのに、この復活の早さとやりきったというバカさ加減がたまらないぜこの全裸。でもやるときはやるから憎めないんだよなこの全裸。こいつこそ真の変態か(※褒めてます)。そんな全裸だからホライゾンが無表情に激しいツッコミキャラと化しているのがまたw
そして相変わらず喜美姉さんのクールにエロいところが素晴らしい。もうエロの化身なのに時折いやにいいこと言うからまた好きになっちゃうっていうね!
つーか、全体的に女性陣のオパーイがでかい。
これはいいことだ。この入浴している見開き挿絵みてみなさい。どうみても比率多いでしょ。
目立つのは喜美姉と射殺巫女と直政さんのスリートップですが、鈴もでかめときいて思わずwktkしました。
英国との対峙とその結果は次巻に持ち越し。実は元<トランプ>の一員だったと思われるネシンバラや“傷有り”の正体、全裸とホライゾンの学園祭デートも気になるところですね。そして、何といっても来月の下巻は夢の1000ページ越え。果たして何日で読み終わるだろうかね。
まあ長いけど、これは面白いんだホント。ただ入門口が狭すぎるだけ。1巻はまればもう気にならないと思うから、是非お手にとってみてください……って言っちゃっていいのかな。とにかくオススメはしておく!
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