生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1 [★]
見た目・言動・思考・生き様、全てにおいてお子様だけど頼れる生徒会長――桜野くりむ
クールで優しいけどその実態は激しいドS。参謀的地位を保つ書記――紅葉知弦
快活ハキハキボーイッシュ。若干百合気味の正統派ツンデレ副会長――椎名深夏
男性が苦手なのにBL好き。儚げ系天然ゲーマー会計――椎名真冬
そして、本物語の主人公――
――俺は美少女ハーレムを作る!
を夢みる副会長。生徒会メンバー全員攻略を狙う黒一点――杉崎鍵
かくして以上のメンバーが生徒会室にて繰り広げることとは――!?
『マテリアルゴースト』でお馴染み、葵せきなさんの新シリーズ始動です。
以下、感想。
生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)
碧陽学園生徒会室。
そこは選ばれし者だけが入室を許される聖域にして楽園。
くり広げられるのは愛と戦いの日々…?
少年よいざ進まん、妄想という名の大海原を!
ゆるくてポップな非日常系学園ストーリー登場!!
テーマは駄弁り! 感覚は四コマ小説!? 読んでて飽きないギャグ・パロディの連発!
とりあえず――会長かわええええええ!(ぁ
ああ、会長というのは一巻の表紙である桜野くりむのことです。
さて、読了致しましたけど、面白かったです。序盤からのひぐらしネタとかハルヒネタとか、富士見書房よく許可下ろしたな……。パロディもふんだんに入っていますのでそっちの方がお好きな方にもオススメです。
それと、このラノベのテーマはゆるーい『駄弁り』。
それは今の流行だったり、パロディだったり、会長の思いつきイベントだったり。
会話文が多いので読みやすいといえば読みやすいです。前作の『マテリアルゴースト』を知らない人でも今シリーズから入る人も多いと思いますね。というか買うとき他の富士見文庫と違って表紙がかなり目立ってましたからね。ゲーマーズで買えば特典もついてくるので私はそっちで買いましたけども、付録の書き下ろし小説もかなりツボだった。
発売して一週間しか経ってませんが、早くも重版が出されるようで結構な人気ぶり。
葵せきなさんはウェブ小説のときから好きだったのでこれは嬉しいですね。
それでは一巻で私が好きな話を少しピックアップ。
○第2話 怪談する生徒会
怖がりなことを意地でも悟られまいとがんばって気張る会長が可愛らしいです。
もちろんそれはバレバレで他四名は怪談話をして会長の反応を楽しみます。みんなの怪談(鍵は若干別方向ですがw)に青ざめたり震えたりする会長がまたツボ。
けど、なんだか最後はちょっと良い話だった。
○第3話 放送する生徒会
会長の思いつきで校内ラジオをやるという企画。張り切っているのは会長だけ。
ラジオが始まれば全てが会話文。というか女性陣がリスナーに厳しいw
<妹はもう帰ってこない>には吹いたw
○第6話 遊ぶ生徒会
……ざわ……ざわ、のカイジネタとベルセルクにジュース吹いたw
もちろん、文庫にはカバーかけてあるので平気でしたけどねっ!(ぁ
トランプに一向に勝てない会長をいかに「わざとらしさ」を悟られずに勝たせるか――四人の戦いが今始まる!? 的なノリです。さすがお子様会長、不機嫌とご機嫌のギャップが分かりやすいw
それにしても会長――フルハウス全部捨ててロイヤルストレートフラッシュを狙うとかw
○えくすとら 創作する生徒会
『残響死滅』に騙された――――――――!? って人は私だけじゃないはず。
謀ったな、絵師の狗神煌さんめ。。私も見事に嵌められたぜ!(ぉ
美冬のBL小説は……ダメだろw 可愛いから許すけど(ぉ
あー、面白かったです。けどこれは読む人を選びますね。
面白い人は面白いんだろうけど、くだらない人にはくだらないんでしょう。
ハーレムハーレムとか、ギャルゲは俺のバイブル! とか言ってる鍵なんですけど、実はちょっとした出来事がある過去があったり。会長のあとがきでも思いましたけど、やっぱり鍵はいいヤツですね。生徒会に入るためだけの理由で学年一位の成績を取るという異例のエロパワーw(ぉ
いずれ『幼馴染み』『義妹』も本編に絡んでくることになるのかな……。
二巻は四月予定らしいですので大いに楽しみ。
これからもこのお笑いテンポでいってほしいなぁ。オススメ!
→『生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3』の感想へ
遅くなってしまい申し訳ないですが、相互リンクありがとうございます。
>生徒会の一存
おお~なかなか面白そうですね~(表紙判断です、すいません
「マテリアルゴースト」はあまり分かりませんが、今度読んでみたいと思います。
それでは~
いえいえ、礼には及びませんよw
生徒会の一存面白いので是非読んでみてください。