狼と香辛料第2話「狼と遠い過去」感想
理知的な展開と、「あぁ、これって異世界だよな」と感じさせる独特の言い回しや世界観の連続と、萌えキャラホロの存在が際立ってます。これ、ホロが普通の人間の女の子だったらずっと地味になってただろうなぁ。可愛くて、大人っぽかったり子供っぽかったり真剣になったり冗談を言ったりする神様…という魅力的なキャラが前面に出ると、映える。
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あれこれ書いてみたけど、結局のところ簡単な感想で。しかし、夜中の2時終了のアニメで、午前中までにキャプ画像+長文感想サイトが多数とか…自分、キャプったり文章を書いたりするのが遅いのかな。
教会で雨宿りするホロとロレンス。
今回は、
- ホロの魅力をさらに紹介
- 教会やこの世界の解説。特に貨幣・流通について
- 怪しい儲け話
- 狼と人のかかわり
などなど。そういや、ファンタジー物って剣や魔法に異様にこだわった作品はよく見かけるけど、商売にこだわった作品はあんまり見かけない。商人は作品の添え物程度の扱いで。まぁ、商売に強い興味持ってる人が作り手に回る事は少ないし(それも、ラノベのファンタジー物だし)、読み手も理解しづらいだろうから当然か…。
ゼーレンの嘘のくだりはすごくいい。あれは、経済の細かい理論をあれこれひねくる前段階の、金儲けの基本なんですよね。
- うさんくさい儲け話を持ちかけられた場合、そいつの裏の動きを見ていれば真の儲け話が見えてくる
- 金儲けしたがってる人間の手助けをするのが、手堅い儲け方
みたいな。現代社会でも、ちょっと見回せばすぐに見えてくるし。それと、時間の考え方もいい。商売では時間はもっとも重要な価値の一つだけど、農民は時間をそういう風にはとらえてない…。
しかしこのアニメ、原作はまだ読んでないけど、自分で商売やってるとか実家が商店やってるとかでないと、ホロやロレンスやゼーレンが言ってる事・所作が、実感しにくいんじゃないかなぁ? 為替の話とか、アニメ初見だと「?」な人が結構いそうに思える。原作では細かく説明してあるんだろうか。いや、ケモノ萌え・異世界に浸る作品としてみても十二分にいい出来だから問題ないか。
予告がほとんどないに等しい。今後もなさそうですね。
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