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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 12話「蒼穹ニ響ケ」感想

ソラノヲト最終話「蒼穹ニ響ケ」感想


「ご存知ないのですか!? 彼女こそ、幼き頃にイリヤ公女殿下に出会って音楽に目覚め、リオ公女殿下より天主のトランペットを賜った、炎の乙女の末席…そらみカナタちゃんです!」
「歌や音楽で戦いをやめる」のは史実でも映画でもしばしばありますが、アニメだとやはりマクロスでしょうか。

マクロス7やマクロスゼロを見た立場からすると、この結末はかなりの既視感が。一時的とは言え、音楽で戦闘を止めたのは確かだし。


総評

「滅びつつある世界での、戦わない軍隊の日常」という特徴的な設定の中で日々を過ごすカナタたちの様子は、なかなか楽しめました。背景も凝っていて細かい伏線も多数まかれており、そういったものからいろいろ予想したり想像したりといった事も出来、個人的には良作だと思ってます。
この世界まだまだいろいろ面白げなものが埋まってそうなので、もう少し続きを見てみたくはある。

少し残念なのは、カナタが吹くトランペットが人々にどの程度の影響を与えてきたかがさほど強調されないまま、結末につながったところでしょうか。ここらへん、1クールなのでどうしても駆け足気味になった感が。2クールだったら、演奏会とかきっとやっただろうなぁ。

ただ、賛否両論の作風だったのは確か。

よくパクリとか中途半端とか言われてるようだけど、それはどっちかと言うと「作品の特徴として目につきやすい部分」であり、反感を買った主たる原因は放送前~序盤でキャラや設定から感じさせた作風と、実際の内容が違った、という点だと思います。
あと、伏線が細かいため、ちょっと興味が薄れると展開がよくわからず、イベントをただ眺めるだけになりがちな点とか。


とりあえずこうだろうと思う事

最終話にもこれを書くとか…。
思えば、超電磁砲はうまくやってましたね。特殊な道具などは繰り返し使ったり、説明台詞を入れたり。

一度見ただけではよくわからない・何度見直してもわからない要素もかなりあります。エヴァンゲリオンみたいに熱狂的なファンが勝手に解釈してくれる状況ならプラス方向だろうけど、結局はマイナス方向だったんではないかと。

ローマ軍は本当に示威行動だったのか?
アーイシャの台詞からすると、示威ではなく最初から攻撃するつもりだったみたい。

ヘルベチアの上層部が一枚岩じゃないらしい事はホプキンス大佐の行動などでわかりますが、どうやらローマ側も一枚岩じゃなく、あちらにも主戦派がいるっぽい。

カナタの「行きましょう」ってのはどこに行くつもりだったのか
明日ローマ軍が攻撃をしかけてくると知り、停戦信号をローマ側に知らせに行こうとしたわけです。ヘルベチアには、ナオミを通じて伝えました(聞き入れられなかったけど)。ちょうどホプキンス大佐が逃げた事もあわせ、タケミカヅチで脱出する事に。

タケミカヅチは燃料切れがないの? 壁を登ったりして乗員は大丈夫なの?
「メイン転換炉」「自重軽減システム」などの台詞からすると、多分問題ないと思われます。
熱核タービンエンジンのようなものを使っていれば、事実上燃料切れはありません。また、重力制御もある程度出来るのかも。

あれだけ速いタケミカヅチが何で追いつかれたの?
軍団や監視装置の位置(第5話のリオの台詞だとセーズの街の南らしいが、第10話などを見た感じ北西にあるようにも思える)が最後まではっきりしなかったのでよくわからないけど、追いつかれたというより先に現地に行っていた師団と、ほぼ同時に現場に到着した第9師団に、挟み撃ちにされたと思われます。
自分が以前調べた地形などからすると、タケミカヅチはかなり大回りしてローマ軍に向かってます。
  • もともと、近衛第9師団(セーズの街)の方がノーマンズランドにいるローマ軍に近かった
  • 時告げ砦の裏山から逃げたタケミカヅチがダム湖などを迂回し、ローマ軍のいるところまで行く
  • ヘルベチア軍から攻撃を受ける

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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト

はなまる幼稚園 11話 「はなまるな押しかけ女房/はなまるなお話」感想

はなまる幼稚園第11話「はなまるな押しかけ女房/はなまるなお話」感想

前半は原作1巻の杏の看病の話で、後半は多分アニメオリジナル。

…あれ? どうしてこんな話に?
つっちーがフラれた事を今回も引きずってる上に、自分の仕事に疑問持ってる? 山本先生のあれはいつものボケだし、それを引きずるとか…つっちーは、ラブプラスにはまってる時は山本先生よりラブプラスを優先したような漢だぞ?


例のセオリーなのかな

原作では読み切り&本連載1話時点で、すでにキャラの関係性は定まってました。

一方、アニメは入園式から始め、みんなが出会うところから順番に。
メインキャラの関係がだいたい決まり掘り下げもある程度進んで安定したら、テコ入れで水着回(第6話)。さらに新キャラでさつきを登場させ、新学期に雛菊

さつき以外は伏線もちまちまと張っていて、先にヤクザの組長が登場→娘の雛菊が登場とか、筋肉好きを強調→運動会とか。今回も、真弓とつっちーは9話で出会ってるし。
そう、はなまる幼稚園のアニメは、物語としてはよく出来てます。
それはつまり、

「序盤はコミカルにして引きつけ、中盤以降にシリアス展開を入れて揺さぶる」

というセオリーをなぞるであろうというわけで、実際その通りに。アニメの脚本に関わる人は、そうせずにはいられないんだろうか。

いやー…漫画もラノベも、編集者や選考委員の好みにあってこそ商業ベースで表舞台に出て来れるわけで、ケータイ小説とか昔なら同人止まりだっただろうし。アニメの脚本も同じなのかも。
「ストーリーとはかくあるべき」と指導者や周囲から叩き込まれ、それに沿った物語を書ける人が生き残ってるなら、やっぱり「終盤はつっちーがちょっと落ち込むような話をいれよう」になるかなぁ。
で、つっちーの願望と現状が食い違ってる筆頭が山本先生との関係だし、あわせて仕事へのモチベーションの低さを組み合わせれば、今回みたいな話になるか。
個人的に、明るい日常系の終盤にキャラがどんよりと落ち込む展開は、多少の利があっても無理に入れる必要性はほとんどなく、むしろ害になると思ってます。


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はなまる幼稚園

2010年春期アニメ視聴予定&話題性予想

2010年春(4月)放送開始アニメの、視聴予定を。

現時点で最後まで見るのがほぼ確定してるのは、けいおん!!とWORKING!!。Angel Beats!は内容次第で。感想もそんな感じ。

なお、半年ほど前にも書いた気がするけど、ちょっと忙しいので、感想はさらに微妙に縮小気味になるかも。
もっとも、今春は自分的に長いレビューを書きにくいアニメが多めなので、ちょうどいいのかも。

自分の書き方のせいもあるけど、けいおん!!やWORKING!!みたいな日常系アニメの感想って意外に難しいです。作画や演出はよくわからないし、世界の謎とか伏線とかパロも少ないので解析もしにくい。
文学評論みたいな、いろんな事と結びつけたり比較したり作品から社会情勢を読み取ろうとしたり…といった文章も書かない(書けない)んで、ストーリーラインを追うだけになってしまう。

まぁそれでいいとは思いますが。


期待度について

自分の好みにあいそうかどうかです。ネット全体の期待度とかじゃないです。
  • ◎……かなり期待
  • ○……割と期待
  • ▲……序盤を見て考える
  • △……自分に合わない・合わなさそう
  • ×……残念ながら…
多分最初から見ないものは、書いてないです。


話題性予想について

ネットの雰囲気や原作・映像パッケージ売上などが、今後どうなるかの予想です。同人や二次創作は重視してません(極端に偏るので)。
原作売上・過去の類似作の話題性・放送局数・キャラデザ・世界観・流行りの作風の変化・その他いろんな数字を元にした予想ですが、2009年夏アニメ2009年秋アニメ2010年冬アニメと見直してみると、結構外してますねぇ…。


かなり期待

WORKING!! (公式サイト
TOKYO MX:4/4(日) 23:00~
読売テレビ:4/5(月) 25:44~(初回26:14~)
札幌テレビ:4/5(月) 25:29~
中京テレビ:4/6(火) 26:44~
AT-X:4/27(火) 8:00~ 20:00~/(金)14:00~ 26:00~

3/4にTOKYO MX、3/5に読売テレビで1話先行放送。3/20,3/21にイベントブース3箇所にて1話&2話先行放送
  • 期待度:◎
  • 話題性予想:やや人気~人気
四コマ漫画原作。1クール

ずっと前からアニメ化を待ってて、この春ようやく実現。放送地域は東名阪だけど、北海道が舞台のせいか札幌テレビでも放送。
これ、四コマ漫画の中でもトップクラスの人気で、まだアニメ化してない四コマ限定だとトップ人気なんだけど、何で遅れたんだろう?

何度か書いてるけど、原作はキャラの関係性の描き方が抜群にうまいです。それでいて殺伐とする事なく、ファミレスを中心とした明るい日常萌え作品になっている。他作品で例えると、キレが良かった頃のスクールランブルを4コマにしてさらに明るくした感じ。

個人的に萌えハーレムは食傷気味だけど、これはハーレムじゃないし、主なキャラ(種島ぽぷら、小鳥遊宗太、伊波まひる、轟八千代、白藤杏子、佐藤潤、相馬博臣、山田葵…etc)がそれぞれ主役に近い。

まあ、女装ネタをあんまり繰り返した時はどうかとは思ったけど。後、恋愛要素の比重が大きいので、それがアニメで受け入れられるかどうか。

先行放送の1話はキャラと世界観紹介としてはうまくまとまってたけど、絵が思ったより簡素な印象。高密にすればいいという作風じゃないですが。

後、話によるとすでに全話完成してるようで、DVD1巻が4月中に発売。


けいおん!!(けいおん2期) (公式サイト
TBS:4/6(火) 25:25~
MBS:4/10(土) 26:28~
CBC:4/15(木) 26:30~
MRT:4/17(土) 26:09~
ATV:4/18(日) 24:50~
RKK:4/18(日) 25:50~
NBC:4/19(月) 24:50~
MRO:4/19(月) 25:25~
BSS:4/19(月) 25:25~
RSK:4/19(月) 25:50~
IBC岩手放送:4/20(火) 24:45~
TUY:4/20(火) 24:50~
SBS:4/20(火) 25:20~
MBC:4/21(水) 25:10~
KUTV:4/21(水) 26:31~
TYS:4/22(木) 25:17~
ITV:4/22(木) 25:20~
OBS:4/22(木) 25:20~
TUT:4/22(木) 25:35~
UTY:4/22(木) 25:55~
RBC:4/23(金) 26:35~
RCC:4/23(金) 26:55~
TUF:4/24(土) 26:43~
RKB毎日放送:4/24(土) 26:45~
HBC、TBC、BSN、SBCでも放送

(1期再放送)TBSチャンネル:4/16(金) 22:30-
  • 期待度:◎
  • 話題性予想:大人気
四コマ漫画原作。1クール

TBS全28局で放送するため、日本のほとんどの地域で見れます。多くの地方ですごく遅れますが…生徒会の一存みたいに、最速放送の翌日12時にネット配信すればいいのに。

新作という燃料がない場合萌えアニメの寿命は短くて、3年はまずもたないと思ってます。1期の1年後に2期というのは、ちょうどいいぐらいかと。
涼宮ハルヒは、角川も京アニも見誤っていたのかも。京アニのスタッフ数が少なかったのもあるでしょうが…
1期ではあれでもカットされた要素がちょこちょこあったし(テスト勉強みたいな繰り返し気味なネタとか)、そこらへんを拾いつつ卒業までやれば…って、3年生になって新歓からスタート? 2年生終盤のエピソードは飛ばされるんだろうか。

なお、海外のアニマックスで1期放送が始まってます。


割と期待

Angel Beats (公式サイト
CBC:4/2(金) 26:00~(初回26:20~)
TBS:4/2(金) 26:25~(初回26:30~)
MBS:4/3(土) 25:58~
TUT:4/4(日) 25:45~
RKB:4/7(水) 26:55~
BS11:4/17(土) 23:30~
  • 期待度:○
  • 話題性予想:やや人気~大人気
アニメオリジナル。全13話

放送前のネット全体の期待度は、けいおん1期放送前より大きいかも。2話3話以降はともかく「1話から空気」はまずないです。

この作品を知った頃は、solaみたいな静かなスタートかと思ったけど、鍵作品を思い起こさせるスタッフや作風、そして作り手自身の「これはすごい」という盛り上げ方が半端じゃなく、鍵ファン中心に注目を集めてます。
  • 原作や過去作のファン・キャラデ・設定・放送局・スタッフ・声優、などで集めた見込み客の数
  • 序盤が、見込み客の好みにあった展開か?
で人気の大枠が決まるので、大人気になるかも。
  • 主人公が記憶を失った状態でスタートするため、視聴者の視点に近い
  • 前半はアニメとしての面白さ、後半はKEY/麻枝准らしさを追求
  • 疑問点は後々ほぼ解消
との事。

ただ、自分は鍵作品の洗礼を受けてなくて(※正確にはちょっと違うけど)、ファンがピンとくるポイントが今ひとつわからない。

キャラデザは多分徹底的に練った結果だろうから、何となく鍵ファン専用に近くなりそうな予感。


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視聴予定

とある科学の超電磁砲 最終話「Dear My Friends」感想

とある科学の超電磁砲レールガン第24話(最終話)「Dear My Friends」感想

ついに最終回。

美琴「ほんと、退屈しないわね この街は」
来週はもうないのか…。

終わってみれば、アニメ超電磁砲は「暴走能力の法則解析用誘爆実験で昏睡したチャイルドエラーを救う」という大きな流れで、まとまってた。
  1. 1クール目
    1. キャラや設定紹介
    2. レベルアッパー
  2. 2クール目  
       
    1. キャラや設定紹介
    2.  
    3. ポルターガイスト
    4.  
各クール前半が下準備で、後半が大きな事件になってる。
で、登場人物の考え方も変わっていった。
  • 佐天さんはレベルアッパーに手を出したものの過ちに気づき、心が少し強くなった
  • 美琴は、他人の気持ちをちょっと理解出来るようになり、みんなと一緒にいる事を大切に思うようになった
といいつつ、御坂美琴は今後も単独行動がしばしばあるわけですが。まぁ、今回はレベルアッパーから始まった一連の事件の結末だし、「テレスティーナには勝てるかな」みたいな意識はあったのかも
黒子と初春はあんまり変わってない印象。考えてみると内面の描写の多さは、佐天さん>美琴>>初春>黒子ぐらいだった気が。

超電磁砲で一番変わったのは、佐天さんですね。序盤は明るいようで微妙に卑屈さが見られたのが、多少なりとも自信を持って何かを語るようになった。


学園都市は実験動物の飼育場。でも…

テレスティーナの言う事はもっともというか本当の事で、佐天さんはともかく、美琴はいずれ学園都市の暗部に次々と触れ、考えを変えていく事になろうとは思います。

ただ、そうであってもみんなここで学生生活を送り、友だちと日々過ごしているわけで。
学園都市の裏の姿云々とは別に、
  • 学園都市は、自分たちが自分たちでいられる最高の場所
  • 一人じゃ出来ない事も、みんなと一緒なら出来る
というのが、美琴のパーソナルリアリティという事らしい。


ラストは8月9日

木山「春生」で8月9日生まれな理由は不明だけど、今回、このアニメでおそらく唯一、日付が正確に出た。

第17話の鉄装綴里の話は、
  • 夏休み全体を扱ってる
  • または、アニメ超電磁砲はアニメ禁書とはパラレルワールド。超電磁砲では、姫神秋沙の一件が起こった時期が違ってる


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とある科学の超電磁砲

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 11話「来訪者・燃ユル雪原」感想

ソラノヲト第11話「来訪者・燃ユル雪原」感想 その1

話に聞いていた通り、急展開。残り1話にしていろんな要素が出てきた。
展開自体は戦闘が始まりそうだけど、全体的には「衰退する世界で戦争の傷跡を抱えつつも生き続ける人々」に重きを置いて描いてる感じ。


残念だけど

ただやっぱり、戦後の暗い雰囲気を描くような作品は、よほどのブランドか別の強力な引きがない限り、今も今後も受けなさそう。
他人が命のやり取りをするのを安全な場所から眺めるのは楽しくても、戦いで傷ついた人々が未来に不安を感じつつ生きるのが、眺めて楽しいかというと…軍隊は戦闘と深く結びついてるのもあるし。


ノエルの罪滅ぼし

天才少女ノエルは細菌兵器を製造する施設を復活させ、ホプキンス大佐が実戦に投入したらしい。第4話で「機械は裏切らない」みたいに言ってるし、いろいろあったんでしょうかね。

ミシオの母親もこの細菌兵器で亡くなってる(第6話)。
ノエルはビネンラントで細菌兵器の実戦投入あるいは人体実験を目撃したようで、敵兵から「ヘルベチアの魔女」「見えない悪魔」と呼ばれてる。
ビネンラントはヘルベチア東部の地域で、ヘルベチア国内ではないらしい
この一件が強烈なトラウマになって逃げ出したか何かで、辺境の部隊でひっそり暮らす事になったと。
第7話でノエルが異様に落ち込んでいて灯篭を作らず灯篭流しをしなかったのは、ノエルのせいで死んだ人間があまりに多すぎたからと思われます。
何でノエルが軍に留まってるのかだけど、
  • 身寄りがほとんどなく、軍を離れると生活できなくなるのかも
  • 軍を辞めて目が全然届かないところにいかれても困ると考える人たちがいる
キョー・ジュサンのとりなしで、前線から遠く離れた西部国境の砦で静養しつつ、タケミカヅチの修理をぼちぼちと…というのはありそう。


フィリシアの賭け

捕虜をかくまうのは無理があるしカナタが反対するまでは引き渡すつもりだったようだけど、本部に報告したら捕虜が死にそうだし和平交渉にも若干影響がありそうなわけで…クレハも正論を押し通す気はなさそう。

ノエルやカナタを傷つけるよりは、リオが和平をとりつける可能性にかけたんでしょう。命令したのは、最悪の場合自分一人で罪をかぶるつもりらしい。

ノエルは自分のせいで大量のローマ兵と民間人を死なせてトラウマになってるわけで、親切にするのはわかります。
で、カナタは…もともと楽器を習いたくて軍に入ったって言ってるし、
  • 講和会議中
  • リオがみんなを守るために中央に戻った
という状況だし。軍人らしくないとは思いますが。


主戦派と講話派がいるらしい

大公(+リオ)が講和をすすめる一方、ホプキンス大佐は積極的に戦いたがってるようで、妙に手際がいい。
  • トレーズで斥候を捕まえて尋問途中で死亡させ、大部隊を率いて時告げ砦に
  • いきなり砦を接収して、ローマ兵を隠していないか調べ始めた
  • ローマの大軍来襲の報を聞いても、驚きも緊張もせず笑った
まぁ、和平が成立したら軍功を挙げられる機会がないわけですし。

そう考えると、おそらく和平推進派だったイリア公女が「子供を助けようとしておぼれた」なんて事で亡くなったのも、微妙に怪しい気が。


正統ローマ帝国の言語はドイツ語

ドイツ語の聞き取りはほとんど出来ないし、アニメ誌を見た感じ「わざと字幕を出さず、カナタたちに近い視点でアーイシャを見てもらう」演出らしい。

でも少し惜しいのでいろいろ探したところ、2chにドイツ語がわかる人がいました。という事で、写させてもらいました(※つづりや訳を一部修正)。ありがとうございます。

なお、アーイシャの声は宮原永海さん。英語・日本語・ドイツ語のトライリンガルだそうで。


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はなまる幼稚園 10話 「はなまるな応援団/はなまるな告白」感想

はなまる幼稚園第10話「はなまるな応援団/はなまるな告白」感想

運動会と、つっちーの告白のお話。どっちも、ちょっとばかしひねりがはいってます。

こういう短編漫画や四コマ漫画はそのままアニメ化するとブツ切れ状態になるし20分ちょっとに収めるのも難しいので、いろいろ工夫してますね。
伏線を張る→回収という流れになるようエピソードを並べ替えたり、テンポを整えるために付け足したり、流れを整えるために複数エピソードを1つにまとめたり。


メディアの違いを理解せよ?

家族愛優先らしい
運動会の話は、もともと草野先生と小梅のお話で、ゴールで待っているのも手作りメダルを渡したのも草野先生。
で、アニメでは、小梅の兄(智之)が幼稚園に来る話と運動会の話を組み合わせ、草野先生の代わりに智之がゴールで待ちメダルを渡す事に。つっちーの「家族にかかなわないなぁ」で、わざわざ念押ししてる。

…まぁ、この改変はわからなくもないです。草野先生と小梅はもともとからみが少ないし、「小梅の兄が、あの状況で見てるだけ」というのはちょっと考えづらい。草野先生の影が薄くなったのは否めませんが。そもそも草野先生、アニメ化で出番を削られたり、川代先生に台詞を取られたりする事が多いような…。

小ネタを撒いてそのオチを最後に入れるのもいいらしい
運動会も告白も、本筋とは直接関わらない細かいネタを撒いて、本筋のオチとは別に小ネタのオチを入れてますね。
  • 応援団……眼鏡くん(利明)がビリに→一人で特訓
  • 告白……草野先生や川代先生と一緒に酒を飲む→ゴミ捨て場
確かにそうした方が、物語がしまっていい感じになる気はする。


はなまるな応援団

アニメでちょろちょろと目立ってた眼鏡くん(利明)が、ついに話にからんできた。正直、地味どころか園児の中では存在感がある方だと思う。

小梅の兄はシスコン
小梅の兄(智之)は、アニメでは実は第1話から出てます。

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とある科学の超電磁砲 23話「いま、あなたの目には何が見えてますか?」感想

とある科学の超電磁砲レールガン第23話「いま、あなたの目には何が見えてますか?」感想

佐天さん、成長したなぁ。
序盤は「見た目は可愛いけど、思考などはいたって普通な無能力者」だったけど、今は「幻想殺しイマジンブレイカーを持ってない上条さん」に少し近づいた気がする。
能力は『力』の一つでしかないんですよね…。

これだけ佐天さんを押して禁書本編や超電磁砲の妹編はどうするんだろう…と思うけど、今回のアニメ化も原作と離れた部分が多々あるわけで、まぁなんとかするんでしょう。

しかし、テレスティーナの正体といい、予想とか考察とかと完全に合致するような事はやっぱりないなぁ。12話でちょこっと出てきて以来、色づかいやインテリアの趣味がおかしい事以外は一度も馬脚を表してなかったんで、ただのクールな悪党かと思ってた。


テレスティーナ・木原・ライフラインさん

学園都市の科学者をあっさり信用するとか…。
といっても、登場人物から見れば、教師以外の大人は似たようなものか。

黒幕っぽいとは思ってたけど、「木原幻生の研究資料をほしがってるんだろうな」ぐらいで、「誰かの命令で動いてるのかも」程度に思ってた。最後はアレイスターが出てくるかな、ぐらいに。

木原一族だったとは。

簡単に言うと、禁書目録に木原数多(きはらあまた)という科学者が出てくるんです。エキセントリックな性格と、一方通行を倒すためだけに練り上げた珍妙な総合格闘術(?)が、いろいろとアレな。
木原の血縁は、こういうのばっかりなんだろうか。


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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 10話「旅立チ・初雪ノ頃」感想

ソラノヲト第10話「旅立チ・初雪ノ頃」感想

前回、リオのところに来た書類が卒業証書みたいだと思ったら、やっぱりそうだったのか…リオの卒業式。

カナタと話し、ジャコットの思いを聞くことで、リオが自分の運命を受け入れて旅立つ事に。


ここまでにまかれてきた伏線の収束

「何でリオが砦を去ったのかわからない」「婆さんの話をなんのためにやったのかわからない」「唐突すぎる」「物語がバラバラ」といった意見が少なからずあるみたいです。
確かに、断定的に描いておらずはっきりしない要素が多く、「事実はこうかもしれないしちょっと違うかも」「こういう解釈も出来るし違う解釈も出来る」という箇所は多々あります。

リオが出て行きそうな伏線はここまでにいろいろ撒かれており、カナタとのセーズ散策やジャコット婆さんの話は、リオが自分をある程度納得させた形で砦を出て行くためのきっかけとなっています。

まぁ、ジャコット婆さんが久しぶりに登場したと思ったら彼女の背景を一気に紹介した上にすぐ退場したわけで、「現実ではしばしば、唐突に人が死ぬ。だけど、物語でそれをやると逆に『リアリティ』がなくなる」というのはあります。
とは言え、「何でリオがいきなり出て行ったの?といった感想がある事を思えば、ジャコットの登場をもう少し増やして彼女が亡くなる伏線を撒いたとしても、大差なかった気が。サブキャラの伏線に時間を割いたら、その分第1121小隊の描写が削られる可能性もありますし…。

バスカってる?
バスカッシュと似た状態なのかも。
2009年アニメひとこと感想 その2でも少し触れてますが、「興味が薄れるとまともに見なくなり、ますます興味が薄れてわけがわからなくなる」という。
雰囲気が暗い日常系は、異世界だろうが現代日本だろうが、あまり需要がないのかも。

後、バスカッシュのストーリーラインに比べれば日本の一般常識に相当近くてわかりやすいとは思うけど、ちょっとした台詞や映像がヒントになってるのもあるわけで…キャラデザや女の子たくさんなどの保険がもうちょっと少なかったら、危なかったかも。


とりあえずこうだろうと思う事

リオは何者?
アキラ・アルカディア大公がよそで作った子供で、公位継承権3位。イリア公女はリオの義理の姉。
具体的なつながりが確定したのは、今回。また、幼い頃にイリア公女と一緒にいた事、憧れて尊敬する人の話をする際の映像、司祭の態度、灯篭流しの時に『姉』に話しかける様子など、「リオは身分が高そう」「イリア公女が憧れの人」という伏線は多数張られてる。

リオは何で父親を嫌ってるの?
「母親はめったに来ない父を待ち続け、不幸の末に亡くなった」と思っているから。父親かららしき手紙を読まない・電話を切るなど、父親を嫌う描写はここまでにいろいろある。

リオは何で時告げ砦を離れたの?
正統ローマ帝国に輿入れする予定だったイリア公女が亡くなり、休戦交渉も進んでおらず、イリアの代役としてリオが呼ばれたと思われます。父親が、国を救うためにリオを必要としている事は、第8話で語られてる。今までは父親から手紙などが来てたけど、命令に変わったっぽい。
第2話で、クレハがすでに通信手のリオがいるのにさらに通信手のカナタが補充された事に怒ってるけど、この頃すでにリオを呼び戻すつもりだったのかも
また、
  • カナタとの会話で、迷ったり行き止まりだったりするのは必ずしも無意味ではないと思えた
  • ジャコットとの会話で、「幸せだった時の記憶と希望があれば、人は幸福なのかもしれない」と思い、父親に対する感情が少し変わった
というのもあるかと。

なお、イリア公女が亡くなったのは2年前で、作中映像よりA.P.269。

「行き止まり」と、それに対するカナタの返答の意味は?
リオの「セーズに来て道に迷い、たどり着いた先は行き止まりだった」という体験は、リオがセーズに来てからセーズを去るまでを象徴してます。
  1. リオはいろいろ思い悩んでいた
  2. セーズの第1121小隊に来てカナタと出会い、迷いを抜けゴールにたどり着いたと思った
  3. でもその生活には先がなく、結局第1121小隊を離れる事となった
というのが、カナタと話をするまでのリオの考え。

しかし、カナタの「迷うのは好きです」「いいじゃないですか、迷っても行き止まりでも」「だから私は、先輩と出会えたんです!」という言葉は、
「迷ったり、その末にたどり着いた場所が行き止まりだったり」というのは決して無意味な事ではなく、誰かと出会えたりする
という考え方を示してます。
ここらへん、第1話でもカナタが言ってましたね。カナタがイリア公女と出会ったのも迷子になってた時だし。

また、第7話でフィリシアが「世界に意味はなく、自分で勝手に見つければいい」みたいに言ったのとも関わってる。行き止まりと考えるかゴールと考えるかはその人の考え方次第だし、意味は自分で見つけていけばいい。

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はなまる幼稚園 9話 「はなまるな差し入れ/はなまるな夢/はなまるな夜」感想

はなまる幼稚園第9話「はなまるな差し入れ/はなまるな夢/はなまるな夜」感想

Aパートはぱんだねこの作者と真弓のお話。Bパートはみんなの将来の夢。

どういうエピソードを選んでアニメ化するかはそれぞれで、雛菊がらみのエピソードを集中的にする方向性もあっただろうけど、世界観的に結構関わりがある花丸先生(ぱんだねこ)を押してきた。
そういや、ぱんだねこ体操のBGMはしょっちゅう使われてきたけど、ぱんだねこ自体は予告以外にはそんなに出てきてない気が。

土田さつき
しかし、ギャルゲーもかなりやりこんでるらしきつっちーが、これだけ懐いてくれてる妹に対してずいぶん冷たいというか…やっぱり胸のせいなのか。


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WORKING!! 1話(先行放送)感想

WORKING!!第1話「ワグナリアへようこそ♪小鳥遊、働く。」感想

ずいぶん前からアニメ化確実だった人気漫画ですが、ようやくこの春から放送。
というわけで先行放送された1話を見てみました。4月にまた1話から放送するはずだけど、全く同じ内容なのかどうかは不明。エピソードを微妙に削ってOP/EDを入れるのも、微妙に付け足すのも、どっちもありそう。

相当数のキャラが出たけどうまくまとめられていて、個性的な各キャラをきちんと紹介しつつWORKING!!っぽい空気がよく出てた印象。
種島ぽぷら
種島ぽぷら
背景やキャラ絵があまり高密じゃない気はしたけど、作風的にこだわりどころではないという事かなぁ? DVDのみだし。
その代わり、別のちょっとしたこだわりとかあります。
松本麻耶
松本麻耶
キャラとかメモとかが、さり気なく出てきてる。


キャラの関係性描写が特長

アニメ1話はまだキャラと世界観の紹介だけど、数多くのキャラの関係性をすごくていねいに描く作品です。
  • どのキャラがどのキャラと近しいか
  • 仕事面で近いのか、懐いてるのか、好きなのか
  • 何をどこまで知っているのか
  • 誰に対して何を秘密にしているのか
  • 話が進むにつれ、関係性がどう変化するか
が、しっかり描かれる。もちろん、どの作品でもそういうのは描かれるけど、WORKING!!はコメディをしつつも組み立てが抜群にいい。
たぶん、キャラの言動が距離感に応じてきちんと描き分けられてる事や、恋愛要素や過去の恥ずかしい話といった現実でもよくあるネタを上手く使って秘密の共有をコントロールしてる事が、笑いの中にも奥深さを感じさせるんだろうと思います。

もっともその分「このキャラ、まだこの事知らなかったんだ」みたいに混乱する事が多くなりますが。


女のファンが多い?

自分は普通に男性向け萌え作品だと思ってたけど、実際は女性ファンの割合がかなり高いみたい。考えてみると、
  • 小鳥遊ハーレムじゃない。小鳥遊に恋愛線が集中する事はない
  • 男性キャラ3人はみんな長身。「眼鏡で可愛い物好きで家事が得意」「無愛想だが真面目で純粋」「腹黒な情報屋」
  • 男が理不尽に殴られる
  • 女装ネタは、男の娘(男だけど体格や精神は女に近い)ではなく、女装が似合う男
  • 恋愛要素が、関係性の構築や変化に大きく影響を与える
確かにそうかな。


声優ってもっとたくさんいるはずでは

この作品に限った事じゃないけど、少数の声優に極端に偏って役が決まりますね。特に男性声優。主力の3人が、デュラララ!!とかぶってる。
  • 微妙に変態っぽい(小鳥遊宗太)……福山潤
  • 一見乱暴そうだが実は真面目で純粋(佐藤潤)……小野大輔
  • 腹黒でサドな情報屋(相馬博臣)……神谷浩史
まぁ、声優つながりで作品を見る人も少なからずいるし、同じイメージのキャラを担当すると他作品のイメージをうまく借りられるのはあるんですが。


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WORKING!!

とある科学の超電磁砲 22話「レベル6」感想

とある科学の超電磁砲レールガン第22話「レベル6(神ならぬ身にして天上の意思に辿り着くもの)」感想

特殊設定の解説で物語を進めすぎな感はあるけど、1クール目の幻想御手レベルアッパーや禁書目録とリンクする展開。
  1. レベルアッパー
  2. 美琴が邪魔
  3. ポルターガイスト
  4. 美琴が邪魔
「もしかして、美琴は何もしない方がよかったんじゃ?」というのは…結果論か。

ただ、ポルターガイストが起こるまでは美琴自身が昏睡してるチャイルドエラーを助ける気はなかった(半ば忘れてた)わけで。そこらへんが美琴が上条さんに比べて主役っぽくないところかな…。

とは言え、レベルアッパー事件を受けてカエル顔の医者…冥土帰しヘヴンキャンセラーが事情に気づいて動いたし、最後はうまくまとまりそう。


原作のミッシングリンクを埋めるエピソード

「過去に何かがあったから、こういうキャラやこういう物が出てきてこういう事をやってるんだろうけど、何があったんだろう?」というのが、多少なりともわかるようになってます。
もともと原作候補のエピソードだったらしいし、原作は派手なイベント優先だったんですかね。


テレスティーナさん

木山先生で痛い目にあったのに、美琴や黒子はテレスティーナを信用しすぎ。手際が良すぎるし、美琴が侵入した施設は「『先進』教育局」だし。
テレスティーナは能力体結晶の研究成果を手に入れたがってるように見えるし、学園都市の暗部にも関わってそう。いわゆる悪人なのか、単に命令されてるだけなのかはわからないですが。


レベル6への道のり

禁書目録では一方通行さんがレベル6を目指したわけですが、今回の能力のように、別の方法での模索もいろいろありそう。
体晶
能力(体晶?)
計画を進めていた木原幻生についても、分かる人には「あの人の血縁?」と分かるようになってる。
まぁ、細かいことは続編になりそう。


「熱膨張って知ってますか?」

初春の能力があっさり判明。考察とは全然違ってた。パソコンは単に得意ってだけで、髪飾りはただの髪飾りなのか…。
初春の能力
手で触っているものの温度を一定に保つ能力
隠すほどの能力じゃないんでは…地味だし逆に言いづらいのかな。
それに、ばれたら便利に使われそう。たい焼きでもアイスでもジュースでも、元の温度のまま持ち運び出来るわけで。

ただ、地味に使える能力ではあります。食べ物の持ち運びもそうだし、ノートPCの熱暴走とかも防げそう。最後らへんで活躍するとしたら、「温度変化にすごく弱い何かを運ぶ」みたいな事をやるのかな。

盛夏祭で初春が「御髪の髪飾りの方が素敵」と言われて「何の事ですか?」と返したのは、髪飾りに能力の秘密があるとかじゃなくて、「おぐし(御髪)」の意味が理解出来なかったから?


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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 9話「台風一過・虚像ト実像」感想

ソラノヲト第9話「台風一過・虚像ト実像」感想

  • リオと父親(アキラ・アルカディア)の確執
  • クレハとクラウス
という二つの話が進行。クレハがすごく可愛かった。

クレハ「やっぱりあなたは、私の憧れの人です」
51歳と14歳。37歳差か…。



クラウスは砂漠の狼じゃなかった

第5話でクラウスの話が出た時から少し違和感があって、普段の仕事、今回のタイトル、予告映像から、
  • 話に尾ひれがついてた
  • 士気を上げるためなどの理由で、無理やり英雄に祭り上げられてた
あたりだと思ったんですが、同名で背格好が似てるだけの別人とは…。
曹長がタメ口きいてるし、もしかすると「少佐」ですらないとか? それは階級章ですぐばれるか。

まあ、軍服の着くずしや給料遅配からしてかなり適当な軍のようだし、戦死者も多そうだから「特に功績はなくても、長年務めてたらそれなりに階級は上がる」みたいなインフレもありそう。


虚像と実像

このアニメ、おじさんキャラがいい事いいますね。

クラウス「憧れって眼鏡が、いつもピンぼけなのさ いつかあんたがその眼鏡で見られる時、つらさがわかるよ」
カナタもいつの日か、内面的にはほとんど変わってないのに後輩に憧れの目で見られるようになるのかな。

ちなみに、ラストシーンでクレハが抱えてるミラクルクラウスの写真、胸のタトゥーに「×」を書き足してある。

クレハは、
  • 「砂漠の狼、英雄クラウス」という虚像ではなく、「英雄を演じるクラウス」という実像に気づいた
  • かつ、その実像を受け入れた
  • さらに、「英雄クラウスに憧れる、今までのクレハ」を演じ続ける事にした
という事らしい。

今回の一件は、リオにとっても思うところがあったみたい。
  • リオの、イリア公女への憧れ
  • カナタたちの、リオへの憧れ
「年長組は、年少組の手本・憧れの対象でなければならない」という事で、クラウスやフィリシアは虚像を押し通し、憧れの対象であり続けた。リオもそうしよう、と決意したのかも。

クレハの父親やイリア公女も、虚像と実像があったのかな…。


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はなまる幼稚園 8話 「はなまるなさかなやさん/はなまるなライバル」感想

はなまる幼稚園第8話「はなまるなさかなやさん/はなまるなライバル」感想

Aパートは夏休み明けのちょっといい話。Bパートはついに雛菊登場。
アニメはむしろ双子とか眼鏡くん(利明)みたいな方が目立ってて、葵とか良太とか埋没気味ではあるけど…。

そういや、雛菊の父親は5話、葵の家の魚屋さんは6話に出てる。ここまで撒いてきた伏線とかをきちんと回収していってるなぁ。


はなまるなさかなやさん

え? 葵って女だったのか。
よく見てみたら確かにスカートにパンツ。絵的にスカートに見えないので、勘違いしてた。

夏休み明け。


みんな夏休みにあちこち旅行に行ったが、葵の家は商売をやっていてどこにも行ってなかった
普通なら遊びにいけなくて子供がすねたり落ち込んだりだけど、そうならないのがいかにもはなまる幼稚園らしい。

そして、ひーちゃんが作戦を立てるのもいつもの流れ。


桜さんが杏、ひーちゃん、小梅を連れて魚屋に行き、うまくおだてて店を手伝う事に。
結局、葵も店のお手伝いをする
子供が店を手伝いたがってるうちが華ですよねぇ。


はなまるなライバル

ついに雛菊登場。

鼻緒が切れたので雛菊を家まで送っていったら、男気組の組長宅だった
今時だと、つっちーの行動は犯罪に見えてしまう。

しかしつっちーは大人の女にはさっぱりなのに、子供にはモテる。妹とのフラグ立ても小さい頃にやってるし。
幼女相手だと雑念が入らないし、相手も細かい欠点より割と本質的な部分だけ見てる…という事にしようか。

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とある科学の超電磁砲 21話「声」感想

とある科学の超電磁砲レールガン第21話「声」感想

春上の能力が明らかになり、初春と黒子が対立。話には聞いてたけど、確かに初春が発端のように思える。
初春が春上をかばう流れが微妙に違和感があったけど、多少なりとも一緒に過ごして、春上の不安そうな姿や頼ろうとしている姿や変わろうとしている姿を見て、思うところがあるのかな…。
グループの分裂は予想とはちょっと違って、初春と黒子が対立、若干黒子寄りの美琴と、ほぼ中立な佐天さん、という感じ。

テレスティーナさんの食べてるものは深読みしすぎたようで、単に「色づかいにこだわりがある人でマーブルチョコが好き」という印象。でも、共感覚性の話もあったからなぁ。


ポルターガイストの犯人

枝先絆理と春上衿衣は共にチャイルドエラーで、友人。
  • 昏睡しているチャイルドエラーの思念を枝先絆理が統合してテレパシーを送信し、春上衿衣が受信。強い思念が飛んだ時にAIM拡散力場への干渉が起こり、ポルターガイストとなる
  • テレスティーナが、チャイルドエラーがらみで実験をやっている
というのが一番ありそう。

でもこれって、ここまでの伏線を見たら何となく推測は出来ますよね。その分、逆に怪しいというか。
  1. わかりやすく伏線をばらまく
  2. 伏線を素直に組み合わせると、とある結論が推測出来る
  3. しかし実は、物語の根幹となる隠し要素があり、終盤で一気にひっくり返る
禁書目録はこういうパターンがしばしばあるんで、「RSPK云々ではなく、実は全然違う現象」「ポルターガイストの原因は、実は初春」とかもありえる。次回の「レベル6」ってのも、思わせぶりだし。


マーブルチョコの逸話

初春
テレスティーナ「あなた、好きな色は?」
初春「何でも好きですけど、強いて言えば黄色とか」
このシーンの意味は、今のところよくわからないですね。終盤の数話に、謎解きや今後に続く事柄が集約されそう。

「春上さんは干渉者じゃ、犯人じゃないですよね」「試してみる?」というやりとりの後でチョコを渡した事から、今回の事件を単純な例に置き換えてみたという事な気はする。でも、初春の能力を表してる気もするなぁ。

本当は無関係でも、関係あるように見える事がある
「黄色」と宣言して黄色いマーブルチョコが出たのは、ただの偶然。だけど、人は何らかの意味を見出そうとしたりする。
つまり、春上はポルターガイストの現場に「偶然」居合わせただけかもしれず、因果関係はきちんと調べない限りわからない。

婚后光子の部屋でポルターガイスト発生ってのもちょっと気になるんですよね。学舎の園に春上は近づけないだろうし。極めて広範囲で起こるものなのかもしれませんが…。

初春の能力?
黄色のマーブルチョコが出たのは、初春の能力による可能性はあります。
  • 真実を見極める能力が高い……いわゆる「感がいい」
  • 未来予知……数秒先ぐらいの出来事を、無意識下のイメージとしてとらえる
  • 近くにいる人の思念を受信し自分の意思とする……実は黄色のマーブルチョコしか入っておらず、テレスティーナが「黄色」と念じたから、初春も「強いて言えば黄色」と言った
  • イメージを実体化させる……AIM拡散力場の触媒みたいな立場。「黄色」という言葉で周囲の人が黄色をイメージし、初春が無意識に統合させる事で黄色のマーブルチョコが出てきた
  • 認識を曲げる……初春が「黄色」と言ったので、どんな色のマーブルチョコが出てきても、黄色として知覚される
…とか考察しても、実はテレスティーナのトリックだったとかありそう。
今までは12話もOPも含めて黄色のマーブルチョコばっかりだけど、予告で紫色のチョコに驚いてるような映像があるし。あれ、黒子あたりが「好きな色は紫」とか言ってそうに見える。


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