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涼宮ハルヒの憂鬱2009 第18話「エンドレスエイト7」感想

涼宮ハルヒの憂鬱新アニメーション 第18話「エンドレスエイト」感想

第12話 エンドレスエイト1 ループ気づかず
第13話 エンドレスエイト2 (推奨)映像が綺麗でイベント多め
第14話 エンドレスエイト3 イベント少なめ
第15話 エンドレスエイト4 けいおん風の絵
第16話 エンドレスエイト5 時計演出&西宮市の情景多め
第17話 エンドレスエイト6 みくるが特徴的&古泉の口調がキモい
第19話 エンドレスエイト8 ループ脱出


今回もループ脱出ならず。
細かいセリフやキャラの行動、声優の演技に若干の変化はあったけど、総じて見れば変わった事もなく終了。みくるがいつもにも増してちょっと可愛い感じがした。
ただ、プロ視点なら作画や演出を見分けてあれこれ語れる部分もあろうけど、自分みたいな素人目ではどうにも…。
2話ぐらい前にはすでに画面をまともに追ってる人が相当減っており、感想も長々と書いたものをほとんど見かけなくなったので、自分的にはむしろ気楽な感じはありますが。

(今回の話とは直接関係ない文章が多くなったので、切り分けました)

脚本:武本康弘  絵コンテ・演出:石立太一  作画監督:秋竹斉一


発生イベントの一例

似た展開があまりに続いて混乱してきたので、発生してるイベントを再チェック中。後、12話13話あたりのレビューも少し手直ししたいなぁ。
  • 必ずある……プールで子供と仲良くなる。花火をしている時に宿題について聞く
  • 13話以降は必ずある……深夜に北口駅前に呼び出される。長門の解説。天体観測でみくるとハルヒが居眠り。古泉の「I love you」
  • たいていある・それなりにある……プールサイドのおやつ。長門がソーダを飲まない。プール後、キョンが長門を呼び止める。浴衣を買いに行く。祭りでハルヒがたこ焼きをキョンに食べさせる。バイト時、キョンがハルヒに見とれる。みくるの「禁則事項」。長門の「私の役目は観測」(バッティングセンターと肝試し)
  • 順番が違ったり似たものに入れ替わったり……プールでいつ子供と知り合うか。ビーチボールで何をするか。喫茶店・バイト時・夜の北口駅前などでのキャラの位置関係。喫茶店から出た後に帰る方向。天体観測でのみくるの行動(落ち込んでぐったり/不安そう)
  • めったにない……ハルヒがカチューシャを外す(15話)
などなど。スタッフが違う事もあって、微細な違いは本当に多い。


声優さん

キョンと古泉のしゃべりがまた変わってきた。古泉がちょっとキモい。
今回は、後半のみくるもちょっとしゃべり方を変えてますね。


バイト回数

  1. 12話(エンドレス1)
  2. 13話(エンドレス2) ループ15498回目 バイト9025回
  3. 14話(エンドレス3) ループ15499回目(+1) バイト9026回(+1)
  4. 15話(エンドレス4) ループ15513回目(+14) バイト9031回(+5)
  5. 16話(エンドレス5) ループ15521回目(+8) バイト9048回(+17
  6. 17話(エンドレス6) ループ15524回目(+3) バイト回数不明
  7. 18話(エンドレス7) ループ15527回目(+3) バイト9052回(前々回から+4)
15話→16話で「ループの回数増加<バイトの回数増加」になったけど、また「ループの回数増加>バイトの回数増加」に戻ったなぁ。
これを矛盾なく説明するには、「1ループ中に複数回バイトをやった場合、バイト回数をそのままカウントする」という事かな。もし脚本ミスなら、16話以降の長門のバイト関連のセリフを取り直しになる。長門が壊れてる気配は全然ないし。


それでも言いたい

問題点の指摘もループ気味だけど、
  • 鶴屋さんも遊びに加わる
  • 佐々木が出てきて、ハルヒが動揺
  • 長門とすごく親しくなる
  • 過去の記憶の残りを未来に送る努力をする。具体的には長門に後を託す
といった工夫はあってよかったと思う。というか、キョンはもっと古泉や長門に頼ってくれ。
でも、どう作っても「引き伸ばし」と言われそう。

ああ、涼宮ハルヒの戸惑を思い出すわ…。あの時は最終的に、無難に仕事をこなす古泉と、デバッグの天才な長門に頼りきりになったし。
あの時はループ脱出に80時間ぐらいかかったっけ? それに比べたら、このループはまだ24分ぐらい×7回=168分、3時間弱。まだまだいけるな…!

しかし、アニメではきついですね。エンドレスは大筋がほぼ同じ。長門のスカートがめくれるわけでもないし、キスしようともしない。古泉が過剰なスキンシップをしてくる事もない→13話でやってたわ。ハルヒが家に来てベッドでゴロゴロしたりもしない。


本編

映像の品質は相変わらずすごく高い。
このクオリティを、自分が今期、いや、2009年中のアニメ化作品でもトップクラスに推している「宙のまにまに」に分けてくれたら…。あっちは星座の描写にものすごく力を入れてるし、機材や乗り物にも手間かけてるしキャラ絵が崩れてるわけでもないけど、仕上げに手間がかけられないのか、日常シーンの細かい描写がハルヒに比べてどうしても安っぽい感じがするわけで。
キョンが北口駅前公園に行くと、ハルヒ、朝比奈みくる、長門有希、古泉一樹はもう来ていた
プールへ
冒頭のそうめんのシーンとか、目を凝らすと影がかすかに揺らいでいるのがわかります。これ見た瞬間に「今回は13話を超える映像か!?ついにループ脱出か!?」と思ったけど、そんな事はなかった。
ところでこの北口駅前公園、つい最近取り壊したんですよねぇ…。

今回は3人乗り描写があり、「飛び込み禁止の文字が見えんのか」というセリフがカット。
私服や水着がいつも違うのは…まぁ。
プールでは、水面の反射光がかすかにキャラにかぶってます。本当、手間かけてる。
後、このループで初めて気づいたけど、「長門がプールで浮き輪に乗って浮かぶ」というのは必須イベントに近いみたい。今まで何となく見てきたけど、相当な高確率で発生してる。

今回は、プールでの遊び時間が少し長め。

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涼宮ハルヒの憂鬱

宙のまにまに 第4話「夜明けまで」感想 その2

宙のまにまに 第4話「夜明けまで」感想 その2

宙のまにまに キャラ人気投票

というわけで、本編の方のレビュー。星についてはレビューその1


原作準拠

このアニメは、
  • ストーリーは原作準拠
  • 原作2話~3話をアニメ1話にしている
  • 微妙な要素(古すぎるパロ、キャラ設定的に違和感のある言動、綺麗過ぎる結末など)は、必要に応じて改変
  • キャラのカットは、原作のコマに近いものがすごく多い
  • キャラデザは、原作に比べて微妙に萌えが足りない
  • 天体、バスや鉄道などの乗り物、星座早見盤、カメラなどの描写は高精細で、実在のものに近い(と思う)
となっています。原作の完成度が(深夜アニメとしてウケやすいかどうかは別にして)非常に高いため、原作付きとしてはかなり好ましい形でのアニメ化かと。
正直、自分の予想よりはずっとはるかにいいです。色がついて動いて音楽がついたら、知っているはずの展開でも、これほどまでに印象が変わるとは…。

現状、ほぼ唯一に近い、そしてかなりの問題点が、キャラデザ。これについてはまた今度。簡単に言えば「健全すぎる」という事ですが。


細かいツッコミ:天文現象

作品内は、カレンダーなどいろんなヒントからすると、第4話終了時点で2006年7月26日朝……のはず。でも実はそれだといろんな問題が。
  • カレンダーの海の日が、月曜日になってない
  • 2006年春は、宵の明星にならない→朔は、別の星を金星と勘違い?
  • アニメで出てきた星ナビは、2007年2月号っぽい→2007年以降の物語?
  • 2009年だと、皆既日食ネタをパスするとかちょっと考えられない
  • その他、特に序盤で天文現象に矛盾が…
原作準拠だと、逆にこだわりどころが怪しくなるという…これは難しい。

ただ、気にする人はおそらくほとんどいないから、別にいいのかも。たぶん、多くの人は「水着姿の女キャラが可愛く描かれるか?」みたいな方を気にすると思うし。


新キャラ

この作品の特徴ですが、モブキャラの多くに名前や人格があるので、今回はそこらへんを。
エミリと真由
茶髪:エミリ(渕上舞)。黒髪ショート:真由(寿美菜子)
2話が初登場(と思う)。ちまちまと出てくる、蒔田姫の友だち。
原作6巻で、姫とこの2人は他の人たちにちょっとひどい事をした(人によっては「いい話」と感じるとは思う)ので、印象は少しだけよくないですが、アニメでは普通にツッコミ役として出続けるかと思います。

和泉、琴塚文江、吉成
フーミン左のショートヘア:和泉(ささきのぞみ)。フーミン右のロングヘア:吉成(葉山いくみ)
文芸部A子・文芸部B子だったけど、ちょこちょこと出続け、ついに名前ありキャラに昇格。


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宙のまにまに 第4話「夜明けまで」感想+夏の星座を検証

宙のまにまに第4話感想 その1(星空の解析・検証など)

宙のまにまに キャラ人気投票

…これは…
天の川
何で自分、感動してるんだろう。原作では「いい話だなぁ」と思ったぐらいだったのに。
カラーで動きと音楽がついたら、ここまで変わるのか…。

この謎の感動は、ARIA The Origination第4話(灯里のトラゲット回)夕暮れ時以来か。あの話も今回のこれも「泣きどころですよ」的なシーンじゃないと思うんだけど。
ああでも、今回は何となく分かるような。
明野美星と大八木朔
明野美星と大八木朔
これ、田舎に帰って、夜に星座の本や星座早見盤を持って外に出てさそり座とかを見ていた、子供の頃の夏休みを思い出すんだ…。

うん。「自分一人でひっそり楽しめればいいや」じゃなくて、せめて原作が売れるよう、微力ながらもっと広めていこう

真面目な話、NHKが「科学教育要素のあるアニメ」として引き取って、1期再放送+2期やってほしいなぁ。というか、それ以外だと2期は難しそうだし。
2期があれば、大勝利後の路万部長も描かれるし、鉱物オタの女の子が出てくるし、野辺山宇宙電波観測所に行くし天体望遠鏡の自作エピソードもあるし…。


今回の星空(特別版)

需要がなさそうなのは、この際おいて。よそのブログでほとんど見た事ないし…需要がないからか

月や星はアニメでは「夜の象徴」でしかなく、正しく映そうとする作品はほとんどないです。実際、手間に全然見合わないと思う。天球はCG貼り付けとしても、
  • 時刻と季節によって、星空は変わる
  • 月・宵・夜明け前・街明かりなど周囲の明るさや、雲やかすみなどによって、見える星が変わる
  • キャラの位置関係やカメラのアングルによって、画面に映りこむ星が変わる
  • それだけ凝っても、視聴者のほとんどは「綺麗な星空だなぁ」で終わる。星をちょっと知ってそうな人でもアニメ放送中に気づくのは難しいし、知らない人ならなおさら

でもこの作品、観測機材や乗り物(バスや鉄道)やカメラなど、見すごしそうなものの描写にとにかくこだわってる。自分は機材や鉄道などはくわしくないんで、わずかながらわかる星座について、書きます。

季節:7月下旬  時刻:22時頃(終盤は未明~明け方)
星座は上がる時間がだんだん早くなり、8月なら20時~21時くらいの空になります。
美星「第一回天文部夏合宿第一夜 天の川ー!」
7月下旬の宵の南の空。さそり座のしっぽあたりからわし座のアルタイルあたりまでをPAN。天頂方向に天の川が伸びています。

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化物語第4話「まよいマイマイ其ノ貳」感想

化物語第4話「まよいマイマイ其ノ貳」感想

迷い牛、蝸牛の話。

OP制作は、バスカッシュ監督を降板した板垣伸さん。シャフトの本気というより、板垣さん個人の技術と思われます。
八九寺真宵PのOP
真宵のOP
このノリ、何となくケメコが思い出される。いや、全然違うんだけど何となく。あぁ、実に惜しい。本編もこのイメージなら…。
このOP見た感じ、バスカはやっぱり映像というより企画そのものやキャラデザの問題だったんだろうな…という気がする。


映像

OPが動き回ってる一方、放送前に予想した通り、本編は使い回しがかなり多く動きも少なめに。
製作・制作にとってはこの方がお金も手間もかからないだろうから、これで問題なければ積極的にそういう作りにしていくだろうとは思います。「絵や動きがどんなに凝っていても、ダメなものはダメ」というのは、バスカッシュやエンドレスハルヒで多くの人が感じてる事だろうし。

でもまぁ…個人的には残念。


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涼宮ハルヒの憂鬱2009 第17話「エンドレスエイト6」感想

涼宮ハルヒの憂鬱新アニメーション第17話「エンドレスエイト」感想

第12話 エンドレスエイト1 ループ気づかず
第13話 エンドレスエイト2 (推奨)映像が綺麗でイベント多め
第14話 エンドレスエイト3 イベント少なめ
第15話 エンドレスエイト4 けいおん風の絵
第16話 エンドレスエイト5 時計演出&西宮市の情景多め
第18話 エンドレスエイト7 みくるが可愛い&古泉の口調がキモい
第19話 エンドレスエイト8 ループ脱出


…6回目。台詞もかなり覚えてきた。
前半が微妙に間延びした感じだったので「終わらないな」と思ったら、やっぱり終わらず。ヤマカンも「6回で終わる」とは断言してなかったし、8回行くかな…あるいはもっと多いか。

ほぼ同じ脚本でここまでくり返した上、さらに回によって全然違う絵を見せられると、これはこれでいいかもしれないと思い始めた…。こんな作り方をする作品は過去にも未来にもほとんどないだろうし。

ただ、12話13話あたりで書いた事の多くが見当違いだったので、記事を修正したくなってきた。


映像

映像的には12話や14話に近く、ややヘタれてます。
いや、普通のアニメだったら「えらく絵が綺麗だな」と言えるような高品質だし、キャラの表情にはいろいろ見どころがあるけど、ハルヒとしてはちょっと物足りない。
13話や15話に比べて何かが足りないんだろうけど…何だろう? わずかながら使い回しがあったけど、そんな単純な理由じゃないと思う。
使い回しシーン
服装や小物や口の形など、絵の一部を変えただけと思われるシーンの一例。
左上:プールに行く前。右上:プール後の喫茶店。左下:浴衣を買いに行く前。右下:8月30日の喫茶店

なお、今回のスタッフは以下の通り。
脚本:武本康弘
絵コンテ:北之原孝將
演出:北之原孝將
作画監督:門脇未来

門脇未来さんは、初の作画監督?


声優

男性声優さん(杉田智和、小野大輔)は、違いを出そうとアドリブを入れたり少し違う演技をしたりしています。今回は、小野さんがハルヒの口調を真似たり。
逆に、ハルヒの平野綾さんは話の仕組み上変化をつけられず、ほぼ同じ台詞を毎回同じように演技しなきゃいけない。演劇ならともかく、アニメではめったにない事かと。
あー…朝比奈みくるの後藤邑子さん、長門有希の茅原実里さんも同じですね。みくるも長門もアドリブするようなキャラじゃないし。


ループで変化するのは、回数だけ

長門が少しずつ変になっていくのを期待していたけど、そういうのは全然なさそう。長門が変化して見えたのは、深読みしすぎだったらしい。

長門の水着やお面
12話~15話では長門の水着がだんだんと遊び向けになっていて、15話でタンキニになったけど、16話で旧スクール水着になり、今回は普通の競泳用水着に戻ってしまった。
長門有希の水着の変化
長門有希の水着の変化(左上:12話→右下:17話)
お面も、だんだん変な物を買ってるという感じはしない。

バイト回数は不明
第16話で長門が語ったバイト回数の不自然さが脚本のミスなのか故意なのか、今回で分かるかもしれないと思ってたけど、キョンが長門の喋りを打ち切ってしまった。残念。
ループ回数、バイト回数をちょっとリスト化してみました。なお、「盆踊りに行かなかったのは2391回目と11054回目。盆踊りに行ったが金魚すくいをしなかったのが437回」というのは、各話共通。
  1. 12話(エンドレス1)
  2. 13話(エンドレス2) ループ15498回目 バイト9025回
  3. 14話(エンドレス3) ループ15499回目(+1) バイト9026回(+1)
  4. 15話(エンドレス4) ループ15513回目(+14) バイト9031回(+5)
  5. 16話(エンドレス5) ループ15521回目(+8) バイト9048回(+17
  6. 17話(エンドレス6) ループ15524回目(+3) バイト回数不明


エンディングのクレジット

唯一、話数が進むごとに明らかに変わっているのが、エンディング。
エンディングのクレジット
左上:12話。右上:13話。左中:14話。右中:15話。左下:16話。右下:17話。
ハルヒと他の4人がだんだんと離れていってる。
「だから何?」と言ってしまえばそれまでだけど。


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宙のまにまに 第3話「プラネタリウム」感想

宙のまにまに第3話「プラネタリウム」感想

宙のまにまに キャラ人気投票

2009年7月22日の日食は、うちの方では曇り空でした。雲の合間に三日月みたいなのが時折見えたぐらい。


さて、宙のまにまに第3話は原作2話分をアニメ化。ここまで見る限り、ほぼ原作準拠で行くみたい。

今回でも伏線はいろいろあって、
  • 美星と朔の関係……美星に振り回される事に嫌気が差した朔が逃げ、美星が反省
  • フーミンと朔の関係……趣味が近いもの同士、若干お近づきに
  • 朔や美星の感情の掘り下げや、美星の父親の思い出
  • 羽鳥晴子さん&プラネタリウム登場
…何となく、アニメの終着点が見えてきた気が。

エピソードは、第1話・第2話は切り詰めだったけど、今回は微妙に引き伸ばしてます。


サービスカット

明野美星や蒔田姫たちのサービスカット
今回はややサービスカットが多めな印象。
また、夕焼けとかもかなり綺麗。どうも、光や特殊効果が上手く使われていると、高級感が出るらしい。そういや、液晶の表面に光沢があると、深みや高級感が出るよな…。
ただ、正直言うとまだまだ弱め。「胸とかパンツとかを見せるべき」というのではなくて…この件はまた書きます。


今回の星空

「この作品は、星を正確に写している」で済む(ついでながら、バスの描写もやたら凝ってる)けど、まだ序盤だし見流すのは少しもったいないほどこだわって作られているので、今回も簡単に説明を。
夢の中の夜空
朔の夢の中の星空+美星が謝りにきた時の星空
左上は、夏の大三角形。上から時計回りに、ベガ、アルタイル、デネブ。
右上の小さい美星の背景は、さそり座のしっぽ~いて座あたり。
左下の小さい朔の背景は、夏の西の空。左端におとめ座のスピカ。
アイキャッチは春の宵の東の空で、画面左下におとめ座のスピカ。

梅雨の夜空
プラネタリウムでの星座
梅雨の夜空です。

太陽系
太陽系
背景は、梅雨~夏の天頂方向の星空。画面中央の左斜め上がはくちょう座のデネブ、右斜め上がこと座のベガ、下の方にわし座のアルタイル。
また、つい最近惑星じゃなくなった冥王星は、やっぱり消えてる。

梅雨の真夜中の南東の空
梅雨の真夜中の南東の空。下の方に見える明るい星は、みなみのうお座のフォーマルハウト。

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皆既日食を宇宙から見たシミュレーション動画

明日は、日本で46年ぶりの皆既日食。でも残念ながら、多くの地域で晴れないようで……。まぁ、海に船が結構出てるようだし、テレビで綺麗なのが見れるとは思うけど。
とりあえず、今回の日食をちょこっと疑似体験してみる事に。

日食をシミュレート出来て簡単に手に入るPCソフトはいろいろあるけど、今回使ったのは、Celestia。時間の進む速さは200倍にしています。

まずは、2009年7月22日、日本上空782.55kmあたりの宇宙空間から皆既日食を見た動画。(09/07/22追記:地上から見た時の印象に似せるため、天頂あたりから欠け始めるようにしました)

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…残念ながら、「太陽が月に隠れて、また出てくる」のが限界。地上から見る実際の日食とは、かなり違う。
ただ、このCelestiaは大気のシミュレートが不完全だし、月の投影は出来るけど表面が実際にでこぼこしてるわけじゃないので、地上から見ても日食中の空は明るいままだし、コロナやダイヤモンドリングなども見えない。

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動画

ヤマカンが、エンドレスエイトの構成を謝罪

エンドレスエイトのストーリーがループするアイデアは、2年以上前にあった

涼宮ハルヒの憂鬱1期に深く関わっていて、今は新会社Ordetを立ち上げている山本寛さん(ヤマカン)が、エンドレスエイトについて語っていますね。

彼は、ハルヒ新アニメーションは見てない事になってます。本当に見てないのか、見ていないという設定にしているのかはわかりませんが。

で、彼はオタコン2009に参加しており、エンドレスエイトが今みたいな状況になった事について少し語っています(※要点のみ。また、自分は英語があまり聞き取れないんで、一部適当に訳)。

(Q.ハルヒ1期のスタッフとして、今回の涼宮ハルヒ、特にエンドレスエイトについてどう思っているか?)
A.事実をまず申し上げますと、僕はもう、かなり1年以上前からこうなる事を知っていました
Q.何で警告してくれなかったのか?
A.いや言ったらまずいでしょ
Q.質問を少し変えるが、そもそもなぜ物語を先に進める代わりに、小説30ページ分の短い物語を6回以上に引き伸ばして、ショー(≒アニメ作品)を滅茶苦茶にしたのか?
A.ネットに上げないでくださいよ?
自己弁護するわけではありませんが、京都アニメーションにいた頃(※2007年6月頃まで)にこのアイデアはすでにありました。
僕は反対をしました。2話が限度だろうと。
ただし、僕は自分の意思で京都アニメを出てしまったので、ある意味、今のハルヒの展開について、責任を感じています。
ですから、言ってしまいましょう。覚悟はしていたので言っておきます。製作委員会SOS団を代表してこの場でお詫びしたいと思います。申し訳ない。
(※ハルヒ原作の英語版は、憂鬱と溜息しか出てないようです。質問者が何に基づいて「30ページ」と言ってるのかは不明)

後だしジャンケン的だし、ヤマカンがオフレコにしてくれと言ってるものについて記事を書くのも適切ではないだろうけど、京アニが釈明する可能性はかなり低いわけで。このエンドレスエイトの構成の謎が少しでも垣間見えた事は、ありがたい。
ヤマカンが京アニにいた当時にすでにアイデアがあったという事は、少なくとも最初の理由は「原作が出ないから仕方なく」ではなかったと思われます。


ヤマカン曰く、2話が限度

自分の感覚でも、このエピソードは駆け足なら1回、じっくりやるなら2回です。実際に見た印象だと
  1. ただ夏休みを楽しむだけのループ
  2. エンドレスに気づくが脱出できない失敗ループ
  3. じっくりと解決編
の3回がサプライズ演出の限界。
少なくともループ2回目の第13話では、映像の綺麗さや「今回で終わるよね」と思い込んでいた人の予想を上手く外すなど、引き付けられた人が多いと思います。

でも、14話~16話で、熱心なファンすらも多くが惰性化した感じ。
12話の時点では、スーパーやバッティングセンターの場所を探しあてたブログとか結構見かけたのに、16話ではほとんどない。西宮市らしき風景が多々出てるのに。

それに、京アニ製作日記では、「エンドレスなループにお疲れ気味の皆さん」「結婚できない時代だとか婚活ブームだとかで沸いているけども、ハルヒスタッフにそんなの関係なし」と、今のハルヒのファン層にとって微妙にひっかかりそうな事を書いてる。本編絶賛状態などファンの心に余裕があれば、単純におめでたい話なんですが。


涼宮ハルヒの消失は今回アニメ化しない?

今のペースだと、すでにヒトメボレLOVERや雪山症候群をアニメ化するのは、困難。
  • 涼宮ハルヒの溜息、涼宮ハルヒの消失をさくさくアニメ化して終了
  • 涼宮ハルヒの消失だけをじっくりアニメ化し、ヒトメボレLOVERなどの短編やオリジナルエピソードを入れて、終了
  • 溜息をじっくりやって、今回は笹の葉、エンドレス、溜息だけで終了。消失などは後でやる
ここまで来たら、駆け足で消失をやるよりも、後回しにした方がいいか。

そもそも今の事態の遠因は、原作の新刊が出ない事にもあるかと。谷川流さんはサマーウォーズの感想を書いたりしてるから、生きてはいるようなんですが…。

ただハルヒの超ヒットで、浪費しなければ残りの人生を好きに過ごせる程度に稼ぐ事が出来て小説家としては『上がり』に近い立場だろうから、意に沿わない形で無理に新刊を出す事もない、急がず書きたいものを書きたい時に書く、という事かも。
長門が死ぬ・ヒロインが長門に交代するなど、角川が止めたい展開を作者が望んでるとかいう可能性もありますが…。


結果次第

まぁ、全ては結果次第です。
ただ、現時点ではハルヒのゲームとCDは縮退しており、売上が予想を大幅に下回るであろう事は、ほぼ確定。後は、深夜アニメ成立の根幹である映像ソフトが、どうなるか。これも、エンドレスエイトの収録方法や特典によほど工夫をこらさないと、かなり危険かと。

なお、「エンドレスエイトをどれか1つだけ」という場合、自分の推奨は第13話です。原作に一番近く、イベントの大半が含まれ、映像的にも一番凝っている。後は、まだ放送していない解決編。
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化物語第3話 八九寺真宵登場

化物語第3話「まよいマイマイ其ノ壹」感想

ある意味で真打ヒロイン、八九寺真宵が登場。CMの阿良々木さん、トバしてるなぁ…。
あとは、ひたぎが阿良々木に誘いをかけたり、阿良々木のしょぼさが露呈したり。


実は本筋以外はかなり改変・カット

アニメが妙にさわやかだけど、見ているうちに何となく理由がわかってきた、気がする。

台詞がものすごく削られてる
「会話劇が長いなぁ」と感じてる人も多いと思うけど、これでも台詞が相当削られ、かなりテンポよくなってます。「会話は書き文字も使って全部入れる」という噂は結局ガセだったらしい。
キャラの感情が高ぶってそうなシーンや、大すべりしそうな冗談を中心に、アニメ向きに切り詰められてる。
でも、2話構成予定だったまよいマイマイを3話に伸ばしてこの状況だと、なでこスネイクあたりはものすごく削られそう。

で、会話が削られたおかげで、ひたぎや真宵のキャラがいい意味で薄まってる。ひたぎはもっと陰湿に阿良々木をいたぶってる・初登場時の真宵はもっと賢しくて理屈っぽい、という印象だったんで。

背景が白くなり、遊具が追加
動きの少なさが物足りなかった人もいるだろうけど、原作のままだと、遊具がほとんどない普通の公園で、阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎが二人座って、延々とあの会話をする事になります。しかもアニメより多く。
そう考えると、白い公園でちょこちょこ動きながら会話、というのはアニメ的によかったと思う。

演出の補完
キャラの動きや表情の変化や声やタメって、やっぱり大事だなぁ…。小説は文字で書くしかないし。
たとえば、自分は原作で阿良々木が八九寺真宵とケンカする流れに唐突さを感じていたけど、アニメでは上手く処理。
阿良々木暦と喧嘩する八九寺真宵
阿良々木とケンカする真宵
  1. 「迅速にどっか行っちゃってくださいっ!」あたりで、真宵が阿良々木を押しのけるポーズ
  2. 口調の変化と動きから、お互い頭に血が上っていくのがわかる
  3. しつこい阿良々木に、表情が激変した真宵を一瞬写す
  4. 体を反転させて、蹴りかかる
アニメだと、真宵が阿良々木を蹴った事にほとんど違和感ないんですよね。

あと、2話みたいな大量の実写もなく、コミカルな空気なのもよかった。
旧字体の右横書き多用や、目に痛い色使いや、浪白公園の情景が全然違うあたりは…シャフト演出という事で慣れていくしかないか…。
シャフトがアニメ化する限り、京アニみたいにモデルとなった場所を特定出来そうなほど精緻な風景描写とかは期待しない方がよさそうだし、シャフト演出は割と好評なようだし(どうしても受け付けない人は、0話か1話で切ってるか)。


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涼宮ハルヒの憂鬱2009 第16話「エンドレスエイト」感想

涼宮ハルヒの憂鬱新アニメーション 第16話「エンドレスエイト」感想

第12話 エンドレスエイト1 ループ気づかず
第13話 エンドレスエイト2 (推奨)映像が綺麗でイベント多め
第14話 エンドレスエイト3 イベント少なめ
第15話 エンドレスエイト4 けいおん風の絵
第17話 エンドレスエイト6 みくるが特徴的&古泉の口調がキモい
第18話 エンドレスエイト7 みくるが可愛い&古泉の口調がキモい
第19話 エンドレスエイト8 ループ脱出


5回目のループ。浴衣購入イベントが飛ばされ序盤の進行は若干速かった印象があったものの、みくるからの電話がBパートに。
そしてやっぱり終わらず。最後は、時間調整の引き伸ばしっぽい演出で終了。スタッフは第12話に近いです。
涼宮ハルヒの消失を9月までに放送しない可能性が高まってますねぇ…。普通に「2期」と呼ぶのは正しくない感じがしてきた。


現状、第13話以外は全て補足ループ

イベント進行表をちょっと作ってみたけど、後でエンドレスエイトを見直すなら、今のところ「導入編の第12話+原作に一番近くほぼ全てのイベントが入ってる第13話」でいいかも。
ハルヒがカチューシャを外し長門がジュースを飲まなくなった第15話など、各回に見どころはあるんですが。

イベント進行表を記事にしようと思ったけど、比較画像の抽出にかなり時間がかかりそうなのと、ブログに載せるには横幅が大きすぎるので、どうしたものか…。


イベント進行表を作って初めて気づいたこと

思い込みって怖い。そして、見てるようでちゃんと見てなかった。
原作を含めて散々繰り返し見たのに、勘違いしていた事・意識してなかった事が結構あった。
いや、自分だけじゃなくてほとんどの人は、実はキャラの細かい動きを見てないだろうし、長門の台詞とかも耳を素通りしてると思います。
  • プールの集合時間は14時。プールでの食事は、昼食というよりおやつ
  • プールでの食事は15時以降。17時過ぎにはいつもの喫茶店にいる
  • 喫茶店で解散後に歩く方向が、回によって違う
  • 広々した場所にぽつんと祭り会場がある・盆踊りの後に土手みたいなところに座っているのは、市民運動場の隅っこで祭りをやってるから
  • ループ関連で脚本にミスがある。あるいは、長門が壊れかけてる

帰る方向
「プール→喫茶店→解散」で、回によってキャラの帰宅方向が違う。
さらに、第12話(キョン以外の全員)、第15話(古泉とみくる)、を除くと、同じ方向でも一緒に帰ろうとしない。SOS団がハルヒ中心の人間関係とは言え、何か変な印象。

アルバイト
長門が語るバイトの回数に、やや矛盾があります。
(追記:コメントで指摘がありましたが、バイトのやり方次第では矛盾は起こりません。不自然&かなりきついスケジュールになるでしょうけど…)
  • 第13話(15498回目のループ。原作はこのループを描写)……バイトを9025回
  • 第14話(15499回目のループ)……バイトを9026回
  • 第15話(15513回目のループ)……バイトを9031回
  • 第16話(15521回目のループ)……バイトを9048回
15話→16話でループが8回しか増えてないのに、バイトは17回増えてる。
第16話時点でのバイト回数は、第13話の9025回に、ループ回数の増加分(15521-15498=23)を単純に足した値になってます。これは
  • シリーズ構成がミスした。あるいは、13話~15話の脚本を書いた武本康弘さんは「バイトしないループの存在」を考慮してバイト回数の増加を適度に遅くしたけど、12話と16話の脚本を書いた賀東招二さんは考慮しなかった。
    そして、シリーズ構成、監督、声優さんなど、スタッフ全てが間違いに気づかなかった
  • 長門が壊れてきて、言動に矛盾が出てきた
  • (追記)1ループ中に2回以上バイトするレアループがあり、ループ8回でバイトは17回増えた
どれなのかは、次のループ次第ですね。
ミスだったらアフレコをやり直した方がいい気はするけど、ほとんどの人は気づいてないだろうから、別にいいかなぁ。


声優さん

声優は演劇の訓練を積んでるはずで、たかだか5回の繰り返しで飽きるとは思えないです。ただ、最後は暗記するほどループを繰り返したそうなんで、もしかして本当に8回ループするかも。


長門の壊れ方

微妙に一貫性がない感じで、ちょっと残念。
長門の水着がだんだんカジュアルになってたので今回はビキニかと思ってたけど、ビキニになったのは古泉だった。
いやまぁ、長門の旧スクール水着も十分変か。
涼宮ハルヒ、朝比奈みくる、長門有希の水着
また今回、長門が天体観測で古泉の「I love you」発言をしっかり立ち聞きしてたように見えたけど、単なる演出かも。エンドレスエイトの制作方針は、
  • 13話以降は脚本がほぼ完全に同じ。解決に向う要素もほとんど入れない
  • 担当スタッフのほぼ自由裁量で制作。各話同士の調整は、最低限に抑える
っぽい。


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宙のまにまに第2話 「ファーストスター」感想

宙のまにまに第2話「ファーストスター」感想

宙のまにまに キャラ人気投票

今回もまにまにした展開。

前回に続いて小ネタをちまちまとカットし、原作3話分を駆け足でアニメ化。1クール全12話みたいだから、最後までこの調子かも?

女子のサブキャラは爆発的に数が増えるし、思い切ってカットしてもいいかもなぁ。

なお、ソフマップでDVDを全巻予約(10%オフ5%還元)すると、水着の美星&姫の描き下ろしお風呂ポスターが特典としてつきます。アニブロゲーマーズは小夜とフーミンのタオル。
宙のまにまに Vol.1 (初回限定版) [DVD]←アマゾンだと27%オフ(変動あり注意)だけど、外付特典はないです(ラジオCDなどの封入特典はついてる)。


蒔田姫

というわけで、蒔田姫が出てきた。
声的にナギみたいなのを想像してたけど、そうでもなかった。そういや、クラスで一人だけ、リボンタイか。


2009年じゃない

今年の4月下旬~5月上旬頃は、宵の明星にならないです。作品内は2007年か2010年?
原作自体は2006年春以降の天文現象を扱ってるけど、後で調べたら実は2006年5月上旬も宵の明星にならない。朔は、別の星を金星と勘違いしたというオチかも…。

同じ季節なら星座は同じだけど、月や惑星の位置は違うわけで…夜空を正確に描く作品がほとんどないのは当然か。最近だと「咲-Saki-」で、月の満ち欠けがおかしかった。
  1. 第5話……藤田プロと戦った第4話の直後の合宿。咲が露天風呂で流れ星を見つけた時に下弦の月が出ていたが、この向きだとすでに朝になってるはず
  2. 第8話……藤田プロと戦ってから10日後なのに、満月
咲
単に上弦と下弦を間違えたっぽいけど、見せたかったのは夜の象徴と蛍の演出だっただろうから、綺麗ならどんな月でもよかったのかも。(追記:コメント欄での指摘で、ど忘れしてた要素がある事に気づきました。咲第8話はほぼ満月でなければならず、アニメスタッフが第5話で上弦と下弦を間違えたようです)


西平での観測会について

星をここまで正確に写したテレビアニメは、今まで見た事がなかった。この作品、毎期消費され続ける1クールアニメの一つで終わらせるのは惜しいなぁ。プラネタリウムとのコラボを模索するのがいいんでは…。

自分は星猛者じゃないんでわからない箇所も多々あるけど、序盤だし、星座を少しだけ。

季節は多分5月上旬で、19時半~20時頃。町の明かりやかすみで、天の川は見えなくなってます。ほとんどの星が白っぽいのは、何か理由があったと思う。
ぎょしゃ座、ペルセウス座、北極星
北の空。左上がぎょしゃ座、地平線近くの3つ星がペルセウス座、小夜の上の明るい星が北極星。カシオペヤ座は4人に隠れて見えない。

おとめ座のスピカ
南東の空。美星のすぐ上がおとめ座のスピカ。

ぎょしゃ座のカペラ、こいぬ座のプロキオン
西の空。美星の頭の右に、ぎょしゃ座のカペラ。朔の頭の左上がこいぬ座のプロキオン。

おとめ座のスピカ
南東の空。朔の上にスピカ。朔は北を向いて座っている。

北斗七星
天頂方向。小夜の顔から右上にかけて北斗七星。小夜の頭の左上はしし座の一部。

ヘルクレス座とかんむり座
北東あたり。朔と小夜の上にヘルクレス座とかんむり座。

北極星と死兆星 北極星と死兆星
朔が手をかざすのは、北極星付近。

こいぬ座のプロキオンとオリオン座
西の空。小夜の顔の左の方にプロキオン。顔のすぐ右にカペラ。肩の左に、沈みかけのオリオン座。

ケフェウス座とヘルクレス座
北~北東の空。朔と小夜の上にケフェウス座、江戸川の上にヘルクレス座。


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宙のまにまに 天文へのこだわりと公式サイトの時刻変化

宙のまにまに キャラ人気投票

きらら系のけいおん!が大ヒットして原作が巻割りで1万部程度→20万部以上に伸びたせいか、同じきらら系のGAとかなめもが本屋で目立ちますね。

自分は今回は、『宙のまにまに』を軽く押しておきましょうか

講談社ももう少し力入れたらいいのに。「アニメ化してもたぶん原作伸びないよね」と出版社自身が考えてるんじゃないかと思うほど、プッシュが弱い感じ。

制作側も「たぶん空気化するよね」と考えてるんじゃないかという気がしなくもないけど、その件は第2話に出てくる蒔田姫とかを見てからまた書きます。(09/07/19追記:水着回が早めにありそうなんで、多分それを見てからにします)
ただ、アニメのまにまにで不足しているものが、皮肉にも制作会社のトップページには多少ながらあった。
明野美星
スタジオコメット 2009年7月トップページ絵


天体にこだわるアニメは珍しい

アニメでは、月や星は基本的に「夜の象徴」でしかないんですよね。見る側にもほとんどこだわりがないし。
なので、星は適当に散らして光っているだけだし、月の満ち欠けがおかしかったりする。三日月が真夜中に南の空にあったり、新月直前の月が宵に南の空にあったり。

この作品は天文がテーマだけあって、そこらへんはかなりこだわってます。
初冬の東の空
星を見に行く、小さい頃の美星と朔(第1話)
正面の地平線近くにオリオンが。美星と朔が7年前に別れたのは晩秋~冬だとわかります。
星猛者なら、小さい2人が星を見に行った第1話冒頭で、秋の夜空が正確に映っている事に気づいたかと思います。あの、美星の回りをぐるっと回りこむカメラワークは、この作品のこだわりどころを表現したかったのかも。

夏の南の空
美星が父親と一緒に初めて見た星空(第1話)
これは割と分かりやすくて、いて座やさそり座や天の川。

北極星、ミザール、アルコル(死兆星) 朔は北極星方向に手をかざしている
星空に手をかざす朔(第2話)
第2話のレビューにちょっと書いたけど、こっちにも。上の星空が北極星方向だと分かる人はたぶんほとんどいないと思うので、補足で文字入れてます。ミザールとアルコル(死兆星)は、北斗七星の一部。
第2話で、主人公の朔が小夜先輩に恥ずかしい台詞を言いながら空に手を伸ばしたシーンは、星の配置から、北の空を眺めていて北極星の方に手をかざしたとわかります。

まぁ、何でもかんでもリアルにする事はないんだけど。この作品でも、星の明るさや色を肉眼と同じようにするわけじゃないらしいし。


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化物語第2話「ひたぎクラブ其ノ貮」感想

化物語第2話「ひたぎクラブ其ノ貮」感想

ダジャレっぽい流れがどうなるか気になってたけど、Aパートはひたぎの下着押し、Bパートは実写を多用した演出で、案外いい感じ。蟹の描写は「巨大カニって安っぽくなりそうだよなぁ」と思ってたら、非常にそれっぽい怪異になってた。
ちょっといい話で上手くまとめたし、ファイヤーシスターズも可愛い。


演出に慣れなきゃ…

ただ、やっぱり演出は気になる。
旧字体の多用とか、右から左への横書きとか、実写とか、原色じゃないけど派手な色使いとか。
原作の文章を旧字体+カタカナにして一瞬表示するのは、要は「原作を知っていてかつ止め絵を見るような人へのサービス」ぐらいで、読めなくても一向に構わないんだろうけど。

でも、苦言を呈してサイトを一時閉鎖せざるを得なくなったぷよさんもそうだったんだろうけど、「自分がイメージしていた情景」ってのがやっぱりあるんですよね。自分は、禁書目録とかシャナとか、ああいう雰囲気のアニメ化を想像していたんで。

たとえば第1話。自分のイメージでは、「戦場ヶ原ひたぎが学校のごく普通の階段で転び、ふわっと落ちて、阿良々木が抱き支えた」といった感じだった。
で、アニメでは、ものすごい螺旋階段の中央部分を一直線に落ちた。
階段から落ちるひたぎ
螺旋階段の上から落ちてきたひたぎを、阿良々木が抱きかかえる
「落下したひたぎを阿良々木が受け止め、ひたぎの体重がやたら軽い事に気づいた」のがこのシーンの根幹であり、それを新房シャフト的演出でやればこうなるという事でしょう。核心部分を象徴化して、インパクトを出してる。放課後の校舎の情景からすると、校内に螺旋階段なんてなさそうだし。

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涼宮ハルヒの憂鬱2009 第15話「エンドレスエイト」感想

涼宮ハルヒの憂鬱2期 第15話「エンドレスエイト」感想

第12話 エンドレスエイト1 ループ気づかず
第13話 エンドレスエイト2 (推奨)映像が綺麗でイベント多め
第14話 エンドレスエイト3 イベント少なめ
第16話 エンドレスエイト5 時計演出&西宮市の情景多め
第17話 エンドレスエイト6 みくるが特徴的&古泉の口調がキモい
第18話 エンドレスエイト7 みくるが可愛い&古泉の口調がキモい
第19話 エンドレスエイト8 ループ脱出


Aパートの終わり頃には「あ、今回もループ脱出は無理っぽいな」と感じて、その通りになった。まさか、エンドレスエイトを8回やるとか8月までやるとかそんなオチ…?

ストーリーは、12話13話を見れば、14話15話は見なくてもいいぐらい同じ。「アニメにストーリーは必須じゃないと思ってたけど、やっぱり必要」と思えてしまう。映像や音楽や細部は全然違うけど、既視感がすごく強い。

正直、感想もループ気味。
よそのブログも、あらすじ主体で感想書いてるところがほとんどな事もあって、書く事がなくなってる感じですね。


ループにほとんど変化がない理由

前回も書いたけど、
  • 長門以外のキャラは最後のループしか覚えてないから、鶴屋さんや佐々木が登場する・キョンと長門がすごく親しくなる・別のバイトをするといった、レアなループをする
  • 回を重ねるごとに、正解にどんどん近づく
  • 過去のループから未来のループに、情報が伝わるようにする
  • 最初は普通のループ、次はみくるや長門など特定キャラに絞った視点でループ
といった作り方も可能だった。

でも、ここまで同じような展開を繰り返すという事は、
  • ただの2期ではないという意思表示
  • 視聴者に、長門と同じ気持ちになってもらう
  • 突飛な作品作りで注目を集める
  • 長門の退屈や、キョン・古泉の既視感の増大を表現
  • 何らかの理由で引き伸ばし
という事かなぁ。まぁ確かに、注目は集めてると思う。


消失への大がかりな演出なのはわかる

消失の仕込みとしては確かに適切です。さすがに、サプライズを通り越して飽きてきた人が多いはず。「涼宮ハルヒの戸惑」のループもこれに似た感じで、キョンがハルヒを叱らないのが不思議なぐらいだったし、ハルヒゲームはループネタ多いです。
同じような事の繰り返しはきついもので、
  • 早く脱出したい
  • ハルヒがいなければ、こんな事にならないのに
という気分になってくる。なので、今後起こる事件も理屈上は納得出来る。


リスクが高い

それでもやっぱり、ストーリーがほぼ同じなのはきつい。
自分は気に入った話は何度も見返すし、細かいところもちまちま見るけど、「見たい」と思った時に見返すのと強制ループは、ちょっと違う。
スタートレックみたいに、「1時間ドラマで何度もループ→ループを繰り返すごとに正解のヒントが出てくる→ループネタはその週でおしまい」ならともかく、1ヶ月足踏み状態だし。

エンドレスエイトみたいな手法は、普通の作品ではとても出来ないですね。ハルヒでもかなり危なっかしい。
原作既読組でも、ゲームでループ耐性がついてる人や、絵や演出の違いなどに面白さを見出せる人や、「作画は全然違うけど大筋が同じ30分アニメは、たった4回でも飽きてくる。長門の気持ちを実感出来た」と冷静に考えられる人でないと、きつそう。なので、
  1. 新作をガンガン消費
  2. 「面白かった」「つまらなかった」
  3. はい次
みたいな視聴スタイルの人だと、すごく退屈だろうなぁ。そういう人にとっては、「エンドレスエイトの繰り返しは、消失の伏線」とかどうでもいいだろうし。

まぁ、作り手が何を表現したいのかは何となくわかるわけで、ここで脱落する人がいても仕方ない、という事なんだろうけど。
ただ、視聴者の大半は単に新鮮な刺激がほしいんだから、原作とちょっと違ってきてもレアループとかをやった方がよかったかも。


主な違い

映像的には結構見どころ多いんですよね。

個人的な映像の好みは、第13話>第15話(今回)>第12話≒第14話。キャラ絵に関しては今回が一番いい。
今回はちょっとけいおん!っぽかった。絵コンテ・演出:高雄統子  作画監督:植野千世子 です。
壊れつつある長門有希
長門はジュースを飲む事すらしなくなった
ストーリーの大枠や、重要イベント・重要な演出(古泉の「I love you」で、キョンの表情を見せないとか)は同じだけど、それ以外は全然違う。制作の手間は、普通に1話作るのとほぼ同じはず。

重要そうなシーンの有無もあって、第13話~第15話だと、
  • 長門のジュース……15498回目(第13話)のループではジュースを飲んでいる。15499回目のループ(第14話)では飲むシーンがない。15513回目(第15話)のループではジュースを飲まなかった
  • 長門に声かけ……15499回目のループ(第14話)では、プールの後にキョンは長門に声をかけない
  • 盆踊りのたこ焼き……15499回目のループ(第14話)では食べない
  • キョンがハルヒに見とれる……15499回目のループ(第14話)では発生しない
  • 未来と通信……15513回目のループ(第15話)ではみくるが具体的な状況を語らない
  • バッティングセンターでの長門とキョンの会話……15499回目のループ(第14話)では発生しない
などなど。

エンドレスエイト全体での統一感は、あえて取ってないようです。
なので、同じような事をやっているのに、その回の作画監督や絵コンテや演出の違いによって作風がかなり違う。

今回は、入道雲と飛行機がモチーフとしてよく使われています。


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宙のまにまに第1話「天文部へようこそ!」感想

宙のまにまに第1話「天文部へようこそ!」感想

宙のまにまに キャラ人気投票

原作2話目までをアニメ化。

原作は、朔ハーレムなのを除くと古典少女漫画に近い雰囲気のリア充作品だし、PVの内容もあわせると「00年代の深夜アニメとしては弱いんじゃないかな…」と思ってました。
でも、アニメで動いているのを見ると、予想していたよりはずっとよかった。というか、かなり面白い。これは監督や演出がいいという事かなぁ。

ただ、作風はやっぱり微妙に90年代っぽい印象。
キャラ表と違いすぎるわけでもないし、動きも悪くないけど、何かが足りない気がする。何だろう? 描線とか影とか効果とかBGMとかかなぁ…。


とても健全

スカートは短めで美星が朔に何度も抱きついたりするけど、全体的な作りはえらく健全。もともと胸を揺らしたり、腰のラインやスカートの動きに力を入れるような作品ではないけど。

やっぱりこれ、NHKの夕方アニメか、ふたつのスピカの代わりにドラマにした方がよかったんじゃ。深夜にひっそり放送するのは、ちょっともったいない。
友情成分は不足気味だけど、科学ネタもラブコメも入ってるし。宇宙飛行士になれる人はごくごくわずかだけど、夜空の星はその気になればほとんどの人がすぐにでも見る事が出来る。

まぁ、ドラマだと美星の言動があざとすぎるかな…。


アニメ1話は原作トレース

キャラの表情やアングルも含めて、ほぼ原作トレースです。
こういう作りのアニメは、逆に原作との微妙な違いが興味深いですね。
  • 美星が朔に最初に抱きついた時、原作では馬乗り→横から抱きつき、になってたけど、アニメでは馬乗りのまま抱きつき
  • その直後、路万が血を吐くシーンは、原作と立ち位置が逆(※原作のミスをアニメでは修正している)
  • 写真部ネタ、高梨ゆかり・的場洋子、小夜の自己紹介などがカット(多分後回し)
  • キャラが全体的にオーバーアクションに
  • 黒点観測の厚紙に、最初から顔が描いてある
  • 最後を雨上がりの夜の星空にして、綺麗にまとめた

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涼宮ハルヒ2009 七夕イベント

ハルヒ原作で重要な出来事があった日は涼宮ハルヒの憂鬱公式サイトでイベントをやるのが恒例になってますが、今年は日付が7月7日に変わった時からやってます。

今年の七夕は、アルタイルやベガに願い事を送れる。

2009年涼宮ハルヒ公式(七夕)
サーバがものすごく混雑してるので、503エラーになった時はブラウザの「戻る」でやり直してください。
なお、「いいえ」にすると、いつものようなトップページにそのまま移行。

アルタイルやベガにお願い
アルタイルやベガにお願いする短冊。半角40文字(全角20文字)以内で。

願いがかなうのは16年後
この画面が出てすぐに普段のトップページになる。

今日の21時すぎから別のイベントがあるかもしれないけど、それはこれからですね。

(追記)結局、願い事イベントだけだったようです。
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化物語第1話「ひたぎクラブ其ノ壹」感想

化物語第1話「ひたぎクラブ其ノ壹」感想

最初に言うと、ひたぎが仲間を集めて遊ぶ話じゃないです。クラブは、クラブ活動のclubではなく、カニのcrab。


制作側が言ってた「1話サプライズ」は多分、冒頭でいきなり羽川翼のパンツが見えた事と思われます。このシーンは、化物語ではなく傷物語に描かれている。
羽川翼のパンツ
 何より、めくれあがったのがスカートの前面のみというのが素晴らしかった。
 純白色の下着、それにその下着と競うかのような色の白さを誇る、それなりにむっちりとした彼女の太ももは、紺色のスカートが背景となることにより、コントラストが強調されて、しっかりと際立つ。一般女子に比べて長めのスカートは、こうなってしまえば優美な芸術品を際立たせるための暗幕のようですらあった。プリーツスカートのひださえも、まるでビロードみたいだった。
 やはり、後頭部で手を組むというそのポーズもあいまって、まるで僕に自慢の下着を見せつけているかのような――結果として、彼女はそんな有様になった。
すぐ目の前2~3mぐらいをイメージしてたけど、アニメではなぜか信号の向こう側に羽川がいる事に。
このシーンは唐突だけど、
  • 実は、阿良々木が羽川のパンツを見ていなければ、化物語自体が成り立たない
  • ひたぎの体重とは別に、羽川のパンツの意味を考える人は出てくるだろうから、つかみとしては悪くない、と思う
  • 物語の方向性を、ある意味よくあらわしている
というか、アバンで傷物語を超早回しで流してる。

本放送ではまず見えない速度で文字を表示するとか、展開・設定・しゃべってる内容からして、原作未読だと結構厳しそう。

なお、演出が極端な事、さすがに台詞や思考がある程度カットされている事を除けば、原作をほぼトレースしています。バナナの皮も原作通り。阿良々木のツッコミはなくなったけど。

正直、こんな極端な演出じゃなくて、普通の萌え伝奇アニメみたいに作った方が間口が広がったんじゃないかとは思うけど、まぁ今更か。


本編

羽川翼
羽川翼のパンツから始まった。

傷物語
キスショットの眷属となった阿良々木は…
傷物語の超早回し。と言っても未読者には意味不明で、主人公の特殊性をイメージさせるぐらい?

戦場ヶ原ひたぎ
戦場ヶ原ひたぎには体重がなかった
普通の階段をイメージしてたけど、ものすごい螺旋階段に。

口止めされるがすぐに治る
ひたぎに口止めされる


忍野メメと忍野忍
忍野メメのところに相談に行く
あれっ? …実は、掛け合いと言葉の遊びみたいなのを除くと、ストーリーは割と単純だったりするのか。



次回「ひたぎクラブ其の弐」

解決編。サービスシーンも有り。いや、次回に限らずおそらく毎回ある。

ただ、ひたぎクラブのオチは、アニメでやったら「は? そんなので解決?」となりそう。既存作品にたとえるなら、シゴフミでオチが微妙な回を見てしまったかのような…。

アニメオリジナル企画だと次回で大量脱落するだろうけど、「原作:西尾維新」なので、結構残るだろうとは思いますが。
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涼宮ハルヒの憂鬱2009 第14話「エンドレスエイト」感想

涼宮ハルヒの憂鬱2期 第14話「エンドレスエイト」感想

第12話 エンドレスエイト1 ループ気づかず
第13話 エンドレスエイト2 (推奨)映像が綺麗でイベント多め
第15話 エンドレスエイト4 けいおん風の絵
第16話 エンドレスエイト5 時計演出&西宮市の情景多め
第17話 エンドレスエイト6 みくるが特徴的&古泉の口調がキモい
第18話 エンドレスエイト7 みくるが可愛い&古泉の口調がキモい
第19話 エンドレスエイト8 ループ脱出


…これは…また終わらなかった。15499回目のループ終了。
そして、「同じストーリーでも、スタッフによって全然違う作風のアニメになる」のを、実感。


なぜ3回目で解決しなかったんだろう?

第12話が「ループしている事に全く気づかない、ヤマもオチもないシークエンス」、第13話が「ループしている事に気づいたけど脱出出来なかったシークエンス」というのはわかる。

でも第14話の意義は、今ひとつつかめない。

絵が新規、服装が違う、妹ちゃんが早めに勉強、キョンや長門の台詞やしゃべり方が違う…と、確かに違いはあるんだけど、物語はかなり細かいところにいたるまでほぼ同じ。14話を見なくてもいいぐらいに。

最終ループ以外は何が起こってもリセットされるから、鶴屋さんや佐々木を登場させるとか、長門と特別親しくなるとか、どうとでも出来た。けど、明らかに「13話と14話は飽きるほど同じ」という大方針で作ってる。
考えられる理由としては…
  • 「ただの2期にはしない」という制作側の意思表示
  • 視聴者に「既視感」を感じさせ、長門の退屈やいら立ちを実体験してもらう
  • 突飛な作品作りで話題性を高める
  • 原作にある「最近のシークエンスになるほど、ループに気づく確率が高まっている」というのを表現
  • 一番時間を稼ぎやすいエンドレスエイトで、全体を引き伸ばし
  • 次の第15話は第13話以上に力を入れていて、視聴者を驚かせる?

演出的にはわかるんだけど、このエンドレスエイト、何度か書いたように原作のオチは「え? そんな事が心残りだったの?」というもの。こんだけ引っ張ってあのオチだと、多くの人はがっかりしそう。

むしろ古泉の言う通り、キョンとハルヒが二人で夏の思い出を作る方が、よっぽどループ脱出しやすそうだと思う。まぁ、世界観が崩れるのであり得ないけど。


ヘタれてる?

素人目にも、前回に比べて絵や演出が弱いです。
いや、普通の萌えアニメよりはずっと品質は高いんだけど、前回と比べると…。
ただ、「ほぼ同じストーリーを違うスタッフが別々に作ったら、こうなる」という非常に分かりやすい例なので、目を通す価値はあるとは思います。
  • 第13話 脚本:武本康弘 絵コンテ:荒谷朋恵 演出:荒谷朋恵
  • 第14話 脚本:武本康弘 絵コンテ:三好一郎 演出:三好一郎
カット数も妙に少ない印象だし、14話は捨て回なのかも。


別のバイトをすればよかったのに

ハルヒはアマガエルの着ぐるみがほしいわけで、おそらくほぼ全てのシークエンスでバイト先はスーパーだったと思われます。だったら、1回目はレジ打ち、2回目はチラシ用のモデル撮影…みたいに変化をつけてもよかったと思う。
どのバイト内容でも、最終的に着ぐるみが手に入ればいいわけで。


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ヱヴァンゲリヲン序 新劇場版テレビ放送

今日はテレビで放送。というわけで、また見たので簡単に感想を。

個人的には面白かったんだけど、
  • 展開が速い
  • 画面が暗すぎ
  • 基本設定がわかってないと、やっぱり意味不明だと思う
    • 兵器関連は意味不明だけど、まぁこれは流せばいい
    • よく考えたら、使徒や戦闘がグロい
    • よく見てみたら、「シト(使徒)」が何物なのかをわかりやすく説明する情景がなかった気がする
    • ゼーレと人類補完計画あたりは、完全に混乱しそう
  • メカや巨大兵器を使った戦闘シーンがものすごく多い
  • レイにIDカードを渡すシーンが序盤30分ぐらいの印象だったけど、実際はもっと後だった
  • レイの裸はそのまま放送
…一般家庭だとチャンネルを変えられそうな雰囲気ががが。

アニメ史に残る決定的な作品としては「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」「新世紀エヴァンゲリオン」があると思うけど、ヤマトやガンダムはエヴァに比べてずっと簡単でわかりやすかった気が。
なんかそれこそ、けいおん!を切り詰めて100分アニメにした方が、むしろ一般受けするのかも。

と言っても、ハリポタとかも原作から見ればとんでもない早回しだったりするし、スターウォーズの裏設定を熟知して見てるのかと言ったらそういう事もないわけで。ジブリやディズニー/ピクサーぐらいしか見ない人は、エヴァを見てどう感じたんだろう…。
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ロロナのアトリエ初週4.7万本 消化率137%

統計によって若干の違いはあるけど、ロロナのアトリエは6月22日~6月28日のゲーム販売数ランキングで3位。第1週で47000本を販売してます。消化率は驚異の137%。
つまり、
  1. 初期出荷は、おそらく35000本程度
  2. 予想以上に売れ、初週に追加出荷
  3. 販売力のある店では、追加出荷分も含めて売り切れ
  4. メーカー欠品。次の入荷は7月4日予定(今日あたりから再入荷が始まってる)
という事(※そもそも4万7千本という数字自体、推測値ではあるんですが)。
アトリエシリーズは波はあるものの全体的に縮小傾向で、特にDSへの移行がうまくいかなかったので、PS3への移行の成功は嬉しいところ。
(09/07/08追記:次の週は1.1万本でした。2週計5.9万本)

絵師が一番大きい

ゲーム事情は正直アニメ以上によく知らないけど、ロロナのアトリエは絵師が圧倒的によかったのは確か。
岡村佳人氏(以下、敬称略):今回は原点回帰をテーマにしつつも、ビジュアル面では現代風のきれいなデザインを取り入れたいと思っていました。岸田さんはその条件にピッタリで、しかもかわいい女の子や美形の騎士に渋い紳士など、描けるキャラの幅が広かったのが決め手ですね。岸田さんの起用は、ある意味今回のタイトルで一番成功した部分だと個人的に思っています。
電撃スクールマガジン

岡村さんの言う通りで、岸田メルさんの起用が、一番の成功要因だったと思う。ゲーム情報を積極的に集めてるわけでもない自分が、絵を見てピンと来たぐらいなので。

絵師さんが単に普通にうまいとか、女の子は可愛いけど男はダメとか、美形は描けるけどハゲルみたいな男は描けないとかだと、ここまで話題にはならなかったと思う。

後は、調合重視の原点回帰、楽しげなイベント、難易度はあまり高くない…などなどかなぁ。バグは、PS3ならパッチ配布出来るし。



ロロナはアニメ向き

ここ数年のアニメ事情からすると、アニメ化の可能性は十分ありそう。今は、累計2万本以下のゲームや、初週1万部前後の漫画やラノベがアニメ化される時代だし。有力原作がもうほとんど残ってない。

PS3ゲームも、戦場のヴァルキュリアやTears to Tiaraはすでにアニメ化しているし、それらに比べても、ロロナのアトリエはアニメに向いた作風だと思う。他のゲームに比べてアニメ視聴層とかぶってそうだし。

ただし、あくまで「作風がアニメ向き」という話。
  • ゆるいのんびりした世界観でそれなりに物語を作るか、1話切りされるリスクはあるけどARIAみたいな異世界癒し系にする必要がある。「世界を救う」とかはロロナのイメージじゃない
  • ゲーム絵のイメージを損なわないキャラデザ
  • ある程度以上の品質はやっぱり必要
といったことを考えると、ハードルは結構高そう。
なお、ゲームのOPはアニメーションだけど、ロロナのスキップが少し変です。

早くて1年後の1クール物?
ロロナをテレビアニメ化する場合、1クールでも最低2億ぐらいは必要だろうし、ガストは経営規模があまり大きくなさそうなので、話を持ち込んできた人間が出資者集めと制作会社選びを上手にやったとして…今すぐに動いたとして、2010年夏開始の1クールアニメぐらいが、一番現実的。

ゲーム原作は低予算爆死気味
ロロナの影でひっそりと、「この青空に約束を」のPSP版が出てます。2年前の春にPS2版発売&アニメ化した作品で、アニメでは、
  • 長大な原作を、1クール13話にまとめた
  • 原作では途中でシナリオが分岐したが、アニメは1本道
  • 各ヒロインにスポットを当てたシーンを抜き出してひとまとめにし、ヒロインごとに2話構成にした
…と、それなりに工夫はしていました。
でも、アニメの出来はお世辞にもいいとは言えず、アニメ化する意義はあまりなかった感じがする。

他にもゲーム原作のアニメは結構あるけど、微妙な出来のものは多いです。なぜそうなのかはよくわからないけど、低品質でイメージ悪くするぐらいなら、アニメ化とかしない方がいいかも。
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