true tears 第2話「私…何がしたいの…」感想
トゥルーティアーズ第2話は、1話にも増して抽象的な考察アニメ化。乃絵がいまいちつかみどころがないけど、眞一郎はさらりと相手出来てます。電波的発言をいちいち深読みせず、言葉の通り真面目に受け答えするのがよさげ。
このアニメ見てて、電波少女のよさに気づきました。「彼女と一緒にいれば、非日常的で面白い世界にいけるかもしれない」という期待感が出てくるんですね。涼宮ハルヒとかもその系統。
キャプ画像。石動乃絵(いするぎのえ)に気に入られた、仲上眞一郎。乃絵は小瓶を取り出し、「自分には、涙を取り戻す使命がある」「選ばれし者の涙が必要」「雷轟丸は非業の死を遂げたけど、後を継ぐ者を残してくれた」と語る。
授業中に手を振ったり、ニワトリのエサを持ってきたりと、人目をはばかる事なく眞一郎への好意を見せる乃絵。湯浅比呂美(ゆあさひろみ)は同じバスケ部の黒部朋与に「眞一郎を取られるよ」と冷やかされる。
ニワトリ小屋をそのまま雷轟丸の墓にする乃絵。比呂美と乃絵の出会い。
帰り際、比呂美は乃絵の悪い噂を眞一郎に語る。
非業の死を遂げた雷轟丸(黒いニワトリ)の代わりになった、眞一郎。「乃絵は、本心を抽象的な表現に置きかえている」のではなく、文字通り「乃絵は、選ばれし者の涙を集めている」「眞一郎を雷轟丸の代わりにした」と考えればいいのかな。
で、比呂美が黒化。眞一郎のところにわざわざ「乃絵が男を逆ナンしてる」と悪い噂を言いにきます。
1話2話を見ると、比呂美と眞一郎はお互いを意識しているからこそそっけない態度を取ってる、みたいな感じ。比呂美はさらに何か理由があって意識的に自分の気持ちを封印してるようだし。
後半
朝ごはん。比呂美の態度が少し柔らかくなっていた。比呂美は乃絵を紹介してくれ、と眞一郎に頼む。なぜか不機嫌そうな愛子。
死んだおばあちゃんの写真を眺める乃絵は、寄ってきた男に抱きつく。「天使に化けていた怪物に、ビンの中に閉じ込められた」というイメージを思い描く眞一郎は、自分の涙ではなく比呂美の涙を集めるべきだ、と思い至る。
比呂美が、雷轟丸の墓を作っていた。
比呂美は乃絵に「本当は乃絵と友だちになりたいとか思ってない。乃絵の事が好きじゃない」という本心を見抜かれ、帰宅後に眞一郎に謝る。
Bパートはかなり難解で、高学歴アニメ・考察アニメと化しています。情報もまだ出そろってないので、あれこれ考えない方がいいのかも。未回収で投げっぱなしになる可能性も0じゃないんだけど…。
乃絵が抱きついた男(石動純?)が、OPや予告に出てくるバイク・バスケ男なのかどうかは不明。ただ、調べる限り、乃絵の兄でほぼ間違いなさそう。
ガラス瓶に閉じ込められたイメージから「比呂美の涙を奪おう」と考えるくだりは、何かを暗示しているんだろうけどどうにもよくわかりません。ただ、眞一郎は
第1話で比呂美が泣く姿を思い浮かべ「涙をぬぐってあげたいと思う」と言ってるわけで、「比呂美の涙をとる=比呂美が抱える何らかのかなしみを取り除いて、家でも明るくさせる」という比喩じゃないかと思います。
一方、比呂美の行動は「私、何がしたいの」という言葉通り、よれています。
- 乃絵の悪い噂を眞一郎に流す
- 家で、眞一郎への態度が少し明るくなった
- 乃絵を紹介してくれと眞一郎に頼む
- 雷轟丸の墓を新たに作るなど、乃絵の行動を否定
- 乃絵に「あなた、私の事が好きじゃない」と見抜かれる
- 帰宅後、眞一郎に謝り乃絵をほめつつも、核心部分は微妙にごまかす
乃絵というライバルが出てきて少し覚醒したようだけど、行動が突発的で今ひとつ一貫性がないんですね。
次回、バイク・バスケ男登場
バスケつながりで、比呂美と何かあるでしょうねぇ。乃絵や愛子も動きを見せてるし。
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