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コードギアスR2第25話 Re; 感想

コードギアス~反逆のルルーシュR2~Final Turn「Re;」感想

「撃っていいのは撃たれる覚悟のあるものだけだ」
1期2期の全50話に渡る物語もここでようやく終着点。ルルーシュの長い戦いが終わりました。ああー…コード関連の謎の多くを解説しないまま&多少のサプライズはあったものの、結末は
  • ルルーシュが今までにやってきた事
  • 「ゼロレクイエム」という名称
  • ゼロレクイエムに沿っているらしい覇道から予想される未来
を素直に解釈したものでした。やっぱり落としどころはここに来るしかないのか…。


終わり方は綺麗

憎しみの連鎖をどこかで断ち切るには、
  • 全世界を圧政で統治する
  • 共通の敵を作り討たせる
これは、セットになり得る。というわけで、全世界を統一し自らが全世界の憎しみを一身に受ける→救世主「ゼロ」に自らを討たせる…と。「生きて償え!」ではなく、死を持って償った形。そして、人々は共通の敵を倒す事で未来への希望を得る。
「作品内で圧倒的な存在感を持つルルーシュが死んで、決着がつく」という時点でハッピーエンドとは言いがたいけど、ルルーシュが犠牲にしてきたものがあまりに多いため、納得のいく結末ではあります。
犠牲がもっと少なければ、ハッピーエンドの目もあった…いや、ルルーシュが皇帝についたあたりからの展開を少し変えれば、ルルーシュが死なないENDに出来たとは思う。
  • (皇帝になったあたりから)シャルル皇帝打倒→善政を敷き超合集国の一員に→シュナイゼルを倒してハッピーエンド
  • (今回だけに限る)憎しみを抱えて死ぬ(演技を見せる)→ブリタニアは超合集国内の一君主国に→ルルーシュはC.C.と余生を送る
ただ、おそらくギアスという作品に興味を持った人は、「地道にラスボスのシュナイゼルを倒す」などでは、物足りなさを感じたはず。こんな感じの結末を予感していた人も多いと思います。
状況的に、ルルーシュを「死んだように見せかける」のも余裕で出来たはずだしコードを受け入れてC.C.と一緒に(あるいはC.C.の代わりに)永遠の時を生きる、という方向性も当然あったわけで、脚本や監督がそれをしなかったのは評価出来ます。印象の強さやまとまりとしては、ルルーシュ死亡ENDの方がやはり綺麗。
シュナイゼルにかけたギアスが「ゼロに従え」というものだったのも、ゼロレクイエムの伏線だったわけです。他のギアスも、ルルーシュが死んだら実質無意味になるものも多いだろうし。


ナナリーの意思

これはちょっと勘違いしてた。ナナリーは「憎しみをダモクレスに集めよう」という点でルルーシュと同じ事を考えていたわけで。そのやり方がよかったのかどうかと言えば疑問ではありますが。それを聞けばルルーシュとしてはギアスをかける事に躊躇はなかったわけです。
でもなぁ、もう少し話を聞いておけば…というか、最後に手で触って過去を読み取ったのは…ああ、あれがナナリーの「嘘を見抜く能力」なのか。ルルーシュの手を触ったから、ルルーシュが嘘をついていたのを見抜いたという事か。


明らかになってないと思う伏線

  • ナナリーが人の心を非常に詳しく読み取れる
  • アーニャにかけられていたギアスと過去(※せいぜいマリアンヌ事件の事ぐらいか)
  • コードやギアス。また、木星や巫女たち
  • C.C.の本名
  • ロイドとラクシャータの過去
C.C.が普通に生き残ってギアス関連の謎も大部分が明らかになってないあたり、今後につながりそうな気がしなくもない…スターシステムでルルーシュが復活、ギアスの謎は保持しつつ別の物語を作るとか。案外いけそうには思うけど、ギアスの展開は世界観による部分も多いからなぁ。


キャラのその後

ヴィレッタさんを見る限り、数ヵ月後ですかね?
意外にも、主要キャラは結構生き残った。2期はどちらかと言うと追加キャラ→死亡、という感じだったっぽい。藤堂とか扇とかいつ死んでもおかしくない雰囲気だったし、南とかも整理されかねない空気だったのに、ちゃっかり生き残ったとは。星刻とかやばそうだったけど、どうなっただろ。KMFが写ってたけど。
  • スザク……公式には死亡。救世主ゼロとして一生を生きる事に
  • カレン……学生に復帰。リフレインで正気を失った母親は自宅へ
  • ナナリー……ブリタニア女帝
  • 玉城……バーを開く
  • 扇&ヴィレッタ……結婚。扇は日本国首相に!(大丈夫なのか?)
  • ジェレミア&アーニャ……オレンジ農園で仕事。
  • C.C.……契約を果たす事なく、永遠の命もおそらく保ったまま旅の空


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マクロスF第25話「アナタノオト」感想 part4&簡単な総括

第25話part.1
第25話part.2
第25話part.3

簡単な総括

アルト、シェリル、ランカ
これほどくり返し見続けたアニメはないです。
中盤以降の大量の謎ばらまき&謎が本筋に深く関わっていてやや理解しにくかった、中盤でキャラが思い悩み沈滞気味だった、ランカやアルトがアニメキャラ的にやや受けにくそう…と細かい突っ込みどころは多々あるけど、
  • 「歌」「恋愛」「可変戦闘機」だけでなく、「高速戦闘」「宇宙大航海時代の世界観やメカ・船団のち密な設定」「共存・和解」「戦争と日常の表裏一体感」「ある程度の萌え要素」「遊び要素」…などなど、マクロスシリーズの基本イメージはほぼ全てしっかり押さえている
  • 全体として致命的に破綻している箇所もなく、全てのエピソードは適切に進行して収束していく
  • 変に悲劇やネタに走る事なく、最終話で一気にまとめハッピーエンドにした
のは、高く評価。

主な死亡キャラはギリアム、ガリア4のゼントラ一行、ララミア、グラス大統領、ミシェル、マルヤマ准尉(※グレイスたちは保留)。人員整理的にキャラを死なせまくる事もなく、各々が作品的に意味のある死を迎えていたとは思います(個人的にはララミアだけがちょっと不満)。

また、以前にコメント欄でも指摘された通り、キャラがかなりナチュラルに描かれた作品でもありました。

シェリル
いわゆる「ツンデレ」というほど類型化されたわけでもなく、自己イメージを非常に強く保ち、アルトやランカを導いていくいい女として最後に至りました。現実にも何となくいそうな雰囲気があります。
初期構想ではサブキャラだったらしいけど、主役にすえて大正解でした。ちょっと残念なのは第8話以降相当長い間ほとんど歌わなかった(歌えなかった)事。自分の場合、デカルチャーエディションの「もってっけー」とVF-171のミサイルの航跡で一気に引き込まれた感があるので、なおさら。

アルト
「最後まで空に憧れ、強烈な目標を持たず、極端な成長もなく、将来や恋愛対象をはっきり決めず、割と身の丈にあった行動を取った」というアルトを主人公にしたのは、視聴者に何かを感じ取ってほしかったからと思います。アニメキャラとしては少々珍しいタイプで、決してウケやすいとは言えないのは確か。視聴者が自己投影しやすいのは、もっと万能感あふれるキャラや、もっと情けなくて人が良くモテまくるキャラ、ものすごい成長を見せるキャラでしょう。
しかし、アルトは歳相応に迷い、あるいはその時々の感情にしたがって行動し続けた。優柔不断に見えるのは確かだけど、若さゆえの迷いや真っ直ぐな気持ちが、はっきり現れていた。矢三郎さんはあれこれ言ってたけど、正直、芸達者というよりもむしろ演技が出来ない人に思える。
ここらへんが、ランカやシェリルに好かれ、オズマたちに可愛がられた理由の一つだと思います。

ランカ
ランカは恋敵のシェリルに最後まで憧れを持ち続けた事以外はさらにナチュラルで、天下国家のあれこれにはあまり興味なく、恋愛や歌や自分の身の回りの事を重視するキャラとして描かれてました。これもアニメキャラとしては珍しいタイプで、一部で不評を買ったのは何となくわかります。
んー…でも、こんなタイプは世の中にはいくらでもいそうだし可愛いと思うんだけどなぁ。アニメのキャラ付けの難しさを実感するキャラでもありました。

音楽
音楽は素晴らしいの一言に尽きます。場面場面によくあった音楽が用意され使われました。戦闘シーンを始めとした各シーンに歌がオーバーラップした時の効果を、改めて感じた。個人的に好みなのは「ダイアモンド・クレバス」「What'bout my star?」「The Target」「アイモ~鳥のひと」ですね。

映像
個人的にCG>手描きな事もあるし、非常によかった。特に、背景の美しさは群を抜いてます。
CGは、確かにフル手描きに比べると重々しさが微妙に足りない気はするけど、逆に言えばもったりせず軽やか、VF-25の変形や高速戦闘なども綺麗に描写され、躍動感にあふれていました。制作資料など見ると「一見3D映像に見えるけど実は2D映像」というのが多々あるようだけど、違和感を感じさせるシーンはほとんどなかったし。
少し残念だったのは、バンクがかなり多かった事。どんなに華麗でも何度も見ると高揚感が欠けてしまう。そして、キャラ作画。たびたび書いてきたけど、アニメを見る人は「キャラ表に近くて好ましい絵」というわりとあいまいな概念で良し悪しを判断してるようで、どんなにすごい動きをやっても絵柄の違和感が強いと全てがNGになる、というのがあると思います。それってもったいない。
23,24,25話収録




ともかくもスタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。劇場版、そして新たなシリーズにも期待しています。そして、訪問者の皆様も、ありがとうございます。

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マクロスF第25話「アナタノオト」感想 part3

マクロスフロンティア第25話「アナタノオト」感想 part3

第25話part.1
第25話part.2
第25話part.4&総括

本編後半

ランカが目覚めたとは言え、この圧倒的不利な状況はマクロス7に通じるなぁ。
アナタノオトを歌うランカと、グレイス支配から逃れたブレラ
バジュラクイーンからの総攻撃にシェリルは倒れる。そんな中、ランカが「アナタノオト」を歌い始める。
ブレラ「さあ、歌うんだランカ。哀しみも、怒りも、喜びも、想いの全てを歌に乗せて!」
ブレラ「今度こそこの戦いを止めてみせる。それが俺たち兄妹の償い」
ランカの歌でバジュラの攻撃が止まり、バジュラクイーンのフォールド波にも拮抗して広がる。

シェリルにビンタするランカ。シェリルのV型感染症が治る
ネットワークの中でランカは歌う気力を失ったシェリルに張り手。
ランカ「シェリルさんがいたから、私は飛べたの。シェリルさんが力をくれたから、アルト君も飛べたの!」
アルト「お前が、お前たちが、俺の翼だ!」
ランカの導きにより、V型感染症の細菌はシェリルの腹部に生着。
いいシーンのはずだけど、ランカがビンタした時はさすがにちょっと笑ってしまった。
アルトの台詞は「お前たちがいたから俺は先に進めた」という意味なんだろうけど、聞きようによっては二股宣言だよなー…。
ここまで来てようやく、ランカ=グリーン、シェリル=レッド、アルト=ブルーと、光の三原色になってる事に気づいた。アルト機や髪留めが赤だしパーソナルカラーは赤だと思いこんでた。


再び戦いが始まり、シェリルが歌い始める。
ジェフリー艦長「この戦場にいる全ての兵士に告げる。バジュラは、我々の真の敵ではない。ギャラクシーが、バジュラの女王を乗っ取ったグレイス・オコナーたちこそが、我らの真の敵だ! 己が翼に誇りを持つ者よ、我と共に進め!」
マクロスクォーターはマクロスギャラクシーに突進し、ピンポイントバリアで切りつける。アルトがランカを救出。
メドレー開始。後のシーンのまで載せると、ライオン(攻撃開始&艦長の演説)→インフィニティ(マクロスクォーター突進)→私の彼はパイロット(ランカ救出)→ダイアモンド・クレバス(グレイス反撃)→星間飛行(アルト出撃)→What'bout my star?(総突撃)→What'bout my star?&ライオン(ギャラクシー打倒)→愛・おぼえていますか(アルトがミシェルの銃を受け取る)→ライオン(アルトの突撃)→ライオン&愛おぼ(グレイス打倒)。
また、ここらへんからオマージュ増えてきます。艦長の演説は、愛おぼのブリタイの演説。壁に丸い穴を開けてランカを救出するのは、初代マクロス27話で輝が未沙を救出するシーン。


グレイスの反撃がアイランドワンに直撃。しかしバジュラが攻撃を防ぐ。
ランカ「バジュラには、ちゃんと気持ちがあるの。でも、あたしたちとはすごく違ってて、人間が、何でこんなにバラバラで、みんなが違う事をしているのか、理解出来なかった。だからバジュラは、得体の知れない人類から、フォールド波の通じる私を助け出そうとしてくれてたの。だけど、私とは違うシェリルさんの歌声を感じることで、私たちが一人一人違うんだって、ちゃんと気持ちを伝えなければ分かり合えない生き物なんだって、やっと分かってくれたの」
バジュラがアイランドワンを守った時は、よくわからないけど感動。シェリルはすでにバジュラネットワークにリンクしています。
あい君の行動を見ると、群体がひとつの巨大な思考回路になってるだけでなく、局所的には個体差が出てる感じはします。
ここで、ランカが珍しく説明的な長口上。本編以外で補完してもいい内容だけど、場面転換の幕間的意味、これがないとバジュラが味方になった理由がアルトあたりには全くわからないので、必要だったかと。

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マクロスF第25話「アナタノオト」感想 part2

マクロスフロンティア第25話「アナタノオト」感想 part2

第25話part.1
第25話part.3
第25話part.4&総括
今回、「厳密に言うとその映像はおかしい、そういう動きをする必要はない。でも演出的に見ばえがするから、そうした」と思われる箇所がいつにもまして多数ある気がします。ハーモニカが砕ける、シェリルの髪の色が消える、ミシェルの銃をアルトが受け取る時の手の動き、アルトのヘルメットのシールドが割れる、などなど。


本編前半

OPとCMなしで、一気に放送。
バトルフロンティアがいつの間にか強攻型になってますが、前回アルトが出撃した時~正気を失ったランカがグレイスにそそのかされてるシーンで変形を始めてます。
SMSが救援に来る
バトルフロンティアが危機に陥っている時、SMSが救援にかけつける。
ジェフリー艦長「我々は帰ってきた! ギャラクシーの野望を、グレイス・オコナーと、それに組する者たちの野望を潰すために!」
SMSが駆けつけ、ブレラの髪飾りが破損。ルカのほっぺの赤丸も回復。
オズマとキャシーは第17話のハッキング対策あたりからマクロスギャラクシーとレオンを疑っていたので、大統領暗殺計画やグレイス情報もあわせて真実に至ったと思われます。
アルトは翼に被弾→(クランが代わりに戦闘)→戦艦の影に隠れた時に脱出(アルトがいるのはその戦艦の中)→無人のままVF-171EXを飛ばす→ブレラの重量子ビームの直撃→フラフラと飛んで巨大ランカの手の中で爆散、となってます。無傷で脱出出来たのは主人公特権ではなく、むしろ当たり前。
しかし、誤解してる人が少なからずいるようだし、演出的に分かりにくいのかなぁ…?

バトルギャラクシー強攻型&ゴーストV-9
ランカの幻影を吹き飛ばすと、中からバトルギャラクシーが出現。SMSの追及でレオンが失脚。
グレイスはバジュラクイーンとリンクを始め、バトルギャラクシーはゴーストV-9で攻撃をかけてくる。
レオンはあっさり退場。大統領補佐官出という事もあって、フロンティア軍人の間ではあんまり人望なさそうでしたし…。
「ギャラクシーは危険な戦場にノコノコ現れるとは思えない」と思ってたけど、ゴーストを忘れてました。マクロス世界ではすでに無人機>有人機で、通常の戦闘はゴーストが行うようなので。ただ、マクロスFは「バジュラのジャミング」でゴーストを早々に封印気味にした&その後も極力触れないようにしてたようです。まぁAI戦闘が主力だと、現実味はあっても面白みに欠けるだろうし。
ギャラクシーのゴーストは、マクロスプラスのX-9が正式採用されたらしいV-9。というわけで有人機は勝負にならず、マルヤマ准尉はあっさりお亡くなりに。ああ、最後まで柿崎みたいだったわ…。同じくアルトの部下だったジュンがどうなったかは不明。
ちなみにマルヤマ准尉はシェリル好きだったようで、機体にシェリルのペイントをしてます。アルトを冷やかしたのはそこらへんも理由だったかと。

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マクロスF第25話「アナタノオト」感想 part1

マクロスフロンティア第25話「アナタノオト」感想 part.1

第25話part.2
第25話part.3
第25話part.4&総括
ついにマクロスFが終わってしまった…。ここまでしっかり見たアニメは本当久しぶり。いや…劇場版がある限りはまだまだ終わらない!

劇場版への要望(妄想?)みたいなのは別記事に書くとして。


戦闘と音楽がすごい

アニメに興味を持っているなら、マクロスFを見てなくても、最終話は一度見てみてくださいと言いましょう。
マクロスF第25話戦闘
物語は全然わからなくても、絵と曲だけでも見どころがあるので。バンダイチャンネルで10月10日ぐらいから最終話を放送するはず。劇場版のまとまりが非常によくて戦闘や音楽がこんな感じなら、「劇場版をぜひ見て!」になると思います。
個人的には全話を通じて一番すごかった。ゴーストV-9との激しい戦闘、メドレー、そして最後の最後になってアルトとブレラが共闘。戦闘物でもここまでやる作品はそうそうないんじゃないかと。歌をシーンに織り込むと、やっぱり高揚感あります。


意外に順当な最終回

全体を通してのテーマはランカの台詞からすると
  1. 誤解やすれ違いから来る不幸な争い
  2. 生存競争
  3. 最後の相互理解
という、初代や7を踏んだものですね(※7はゲペルニッチがいきなり攻めてきてスピリチアファーム計画を立てたりしたけど、結末からすれば壮大な勘違いによる不幸な争いではあった)。そして、「人はバラバラだから愛し合える」「人は一人では生きられない」「心は頭ではなく腹にある」あたりもテーマでしょうか。

ストーリーは詰め込みだけど意外すぎるほどオーソドックスで、前回までの流れをハッピーエンドに向けて自然に流していった感じ。結末は簡単に言えば、「和解エンドのハッピーエンド」です。

バジュラ母星から、新たな始まりへ。
  1. アルトは戦艦の陰に隠れた時に脱出
  2. SMSがレオンの計画をばらして、レオン失脚
  3. グレイスがクイーンとリンクしてラスボス化
  4. ランカが正気に戻り、バジュラは人類の味方に
  5. SMSとフロンティアとバジュラが共同で、グレイスを倒す
  6. 最後はバジュラ母星に降りてアルトは空を手に入れ、ランカとシェリルは「歌も恋愛もこれから!」
サプライズは、ランカのビンタとシェリルのV型感染症が治った(というか共生した)らしい事ぐらい。…いや、シェリルも本当に死ぬのかどうか疑わしかったからなぁ…。
「話がよくわからなかった」という人もいるようだけど、自分的には一番あり得そうな落としどころに無難に収まったため、やや物足りないぐらい。
まぁ、自分も第13話あたりでグレイスの言動を整理するのにえらく手間どったので、そこらへんから分からない事を積み上げ続けていたとか、ちょっとしたシーンを見逃していたとかだと、よくわからないのかも。最終回を見てなお「あの大爆発でアルトが脱出出来たのはおかしい」という意見も見かけるし。

大外れしたエピソード予想
  • アルトの危機に、ミシェルが颯爽と登場!
  • いきなりバサラやミンメイが現れ、歌い始める……これはまずない(※Fが初見だと「誰?」になるので、制作側が避けると明言)けど、やっぱり期待していた。
  • アルトがシェリルの歌にあわせて歌舞伎を舞い(バルキリー使用可)ランカが正気に戻る……小説版なら十分あり得るけど、アニメではアルトがランカの前で舞った事がないので唐突。

大外れした結末予想
本編は悲劇やネタに走らず、直球のハッピーエンドを目指したようですね。
  • アイランドワンが墜落して大破。生き残ったわずかな人々は、空の守り手(バジュラ)と巫女(ランカやシェリル)の元で、新たな世界を築きはじめる……一番あり得そうだと思っていた結末。マクロスゼロの神話と似た、アダムとイブエンドです。
  • ランカがバジュラを引き連れて宇宙の彼方に旅立つ……やや悲劇だけど、流れとしては割と綺麗。ただ、これだとシェリルは死んだかもしれない。
  • バジュラクイーンが覚醒しグレイスたちを瞬殺。人類も叩きのめすがランカが仲介役となって和解……自然への畏怖みたいなエンド。
  • フォールドクォーツの力で時間が逆転。リセットされる。もしくは夢オチで、パンくわえた転校生のランカが走ってきてアルトとぶつかったりする……危険ですね。でも、ビルラー氏にとってはこっちがよかったのかも。
  • いきなり画面が切り替わり「バジュラ星移民25周年記念映画『マクロスフロンティア』!」とか出てきて、打ち上げパーティーが始まる。大スターのランカと、駆け出しアイドルのシェリルが登場。もちろんミシェルの俳優も生きてる……これは危険。


ちょっと解釈

ランカ、シェリル、アルトが異世界で会話してる
一種のバジュラネットワークかと。V型感染症の細菌が生着している者や、フォールドクォーツのイヤリングを使っている者が精神感応するのは、第7話で描かれています。
ランカ、シェリル、アルトのトライアングラー
パーソナルカラーは、ランカが緑、シェリルが赤、アルトが青。光の三原色となっている。
ただ、アルトがイヤリングだけで入れた理由は不明。まぁ、マヤンの巫女の一族に伝わるイヤリングだし、これを通して歌が届いた描写が何度かあるので、ただのフォールドクォーツ製の飾りではなく、プロトカルチャー由来の特別な物だったんでしょう。…まさかアルトはすでに感染してるとか…。

…でもこれ、「インプラントを使わない」という点で大きく違うけど、グレイスが考えた超時空ネットワークと少し通じるものがありますね…。何かメッセージ性がありそう。

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マクロスF劇場版の予想

最終話感想の前に先にこっちを。マクロスFの映画、やっぱり来ましたね。旧作を考えると、驚きというより過去の慣例にならった順当な作品展開。
マクロスF劇場版
  • 初代とプラスと7が劇場版になってる
  • アクエリオンも劇場版になってる
サテライトがSANKYO傘下である事を思えば、むしろ商業的にはここからが本番になるのかも。DVD/BDよりも、パチンコ台の方がはるかに売上が多くなるだろうし。アクエリオンみたいにCM流しまくりになるんだろうか…?

映画の具体的な内容は、現時点では一切不明。
  • 総集編……本編映像をつなぎ合わせて、新作カットを入れる。一番お手軽で映画制作の体裁は出来るけど、盛り上がりにくい
  • 「愛・おぼえていますか」みたいに本編を作り直す……「アルトは最初からSMSにいて、シェリルと知り合う(護衛でも偶然でもいい)」「ランカは無名アイドルまたは最後まで民間人(アルトとはもともと知り合い)」という感じで始めれば、十分作れる。ただ、スタッフや制作期間を考えると難しそう
  • 後日談or番外編……バジュラ母星での出来事を書くとか、本編で触れられなかったエピソードとか(ランカの誕生日などは、日記では語られてるけど本編では飛ばされている)、キャラは同じで全然違う物語にするとか

昨今の状況からすると、本編DVD/BDを始めとして関連商品を大量に発売→総集編を分割で制作(新作短編を入れるかも)→映画にあわせてテレビCMを大量に流す→それにあわせてパチンコ新台→映画のDVD/BDやOVAやアルバムなど→それらが一段落ついた頃に30周記念で新作、という流れが一番あり得そう。
個人的には、完全新作の分割を見てみてみたいですが…。
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絵を描くのはやめたんだけど

たまには描いてみる。
ランカ・リー@マクロスF
でも、普段あれこれツッコミ入れてる作画とか脚本とかが、実はものすごく高レベルだという事に気づかされるから、いいのかも。軽やかにジャンプとか、重々しく歩くとか、よく描けるなぁ…。ランカが歌ってるシーンとか、尋常じゃなくすごい。

脚本やシリーズ構成も、伏線の配置と回収、キャラの言動、各回ごとのまとまりなどなど、ほとんどのアニメはよく出来てるんですよ。だけど、ちょっとした違いで、人気不人気に大差が出る。難しいな…。
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コードギアスR2第24話「ダモクレスの空」感想

コードギアス~反逆のルルーシュR2~TURN24「ダモクレスの空」感想

主にキャラ面でツッコミを入れたい箇所が山ほどあるけど、それは下の方で触れる事にして。総じて見ると、最終話に向けてまとめに入ってます。そして、戦闘は大局でも局地的にも逆転逆転の展開。この際、ジノのハゲロボがますますオモチャ風味で登場した事は、目をつぶろう。いや、印象には残るんだけど、もう少しいいデザインはなかったのか。
そして、R2最後になってようやくルルーシュとナナリーが出会い…ついにナナリー開眼。いやー…………意思の力でギアスを打ち破ったのかどうかはわからないけど、意外に大きい瞳。
ああ、そうか。これ、ラスボスはシャルル皇帝でもシュナイゼルでもなく、ナナリーなのか


シュナイゼル、破れる

「執着のない人」というのがシュナイゼルの本質であり弱みであったと。それは勝つ事も、他人の死も、自らの死に対しても。そして、「ルルーシュはシュナイゼルを倒す」と思い込んでいたところに穴があった。確かに、シュナイゼルを倒す必然性は全然ないんですね。単純にギアスをかければいい。以前、シュナイゼルは自らそれを黒の騎士団に語ってたのに、なぜか実際にギアスをかけられる可能性を考えてなかった。
まぁ、一瞬見せた怒りの表情から、シュナイゼルの激怒した姿とかもちょっと見てみたくなったんですが、結局ギアスに屈する事に。
  • 負けないところでゲームをしていた。なので、やばくなったらすぐ脱出する事は見抜いていた
  • シュナイゼルの受け答えを想定して映像を作っておいた
ああ、なんだかマオ編で同じような事をやってたような気が。

禅問答的な部分は…ドラゴノーツを飛び飛びながら見続けてシゴフミを完走した立場から見ると、これは十分にはまった後に「頭脳戦」を演出するには効果的だろうなぁ。作画も節約出来そうだし。考えたら、1期も2期も序盤はこの手の戦いは(多分)なかった。ついでに言うと、仮に尺が足りなかったら、シュナイゼルが来てドアが開く→ギアスかけられた兵士がシュナイゼルをがしっとつかむ→シュナイゼルにギアスをかける、でもよかった。
とは言え、今回のニーナやスザクによるフレイヤ無効化(環境変化プログラム19秒+実行時間コンマ0.4秒)の流れを見ても、やっぱり古くからウケる王道パターンはあるかと思います。つまり、伏兵とか調略とか奇策とか、「不利に見える状況を、ちょっとした工夫で逆転」「作戦実行のタイミングが重要なんです。少しでもタイミングがずれたら負けです」は、盛り上がるという事。


コーネリアとギルフォードが生きてる????

いや、コーネリアはまだいいんだけど。シーン的に「足を撃った」でいい。とどめを刺さなかったあたりも、コーネリアが心理描写を言葉にして丁寧に説明し、シュナイゼルの考え方も補完してます。
んじゃ、ギルフォードは一体何だったのかと…………当たり前のように再登場って………!? あれか? ルルーシュを助けて消滅したように見せて、実は単にフレイヤに触れて撃墜されただけって? あの後、どこで何をやってたんだ?
…コーネリアかナナリーが、次の皇帝になるって事かな…?


一部キャラの意思がよくわからん

ゼロが黒の騎士団を追い落とされたあたりからどーも一部メインキャラの意識がいまいちわからんようになってきた。
「親ルルーシュ」の理屈が理解出来る
C.C.については別格として。もう完全に、ルルーシュ×C.C.が確定した感じです。
スザクについては、第1期の固さや第2期序盤のゼロに対する恨みが途中からどんどん揺らいでいたので、最終的にルルーシュ側についたのは何となくわからなくもなかった。「ゼロ・レクイエム」が何なのかは未だにわからないけど。
ジェレミアはマリアンヌつながりでルルーシュ側(※そのマリアンヌをルルーシュが消したと知ったらどう思うかは置いて。多分そういうあたりは本編で解決する尺がない)、咲世子も信義の人。
ロイドやセシルは、多分スザク関連。
ニーナは…フレイヤの威力のすさまじさから自分自身を見つめなおし、またユフィの思いも考えるようになった事で、ルルーシュに協力しようと考えたかと思います。
「反ルルーシュ」の理屈が理解出来る
黒の騎士団の多くのメンバーは1期からずーっと不信感を持ち続けてきたし、カレン以外はルルーシュ=ゼロと知らなかった。シュナイゼルがきっかけでほとんどのメンバーが反ルルーシュで固まったのはわかる。
ディートハルトは「絵になる人物」を追うキャラのようなのでまぁわかる。最後にルルーシュを撃とうとして無意味に死ぬ事になっちゃったけど。
アーニャは微妙だけど、まぁもともとそこまで強いつながりではなかった描き方だったし。

いまだによくわからんのが以下の通り。
  • 星刻と神楽耶……特によくわからん2人。前も書いたけど、この2人はゼロが黒の騎士団を追われた後、早々に黒の騎士団を見限ると思ってたんですよね。以前はもっと「ゼロには何か考えがあるんでしょう」的なキャラだったと思うんだけど…。
  • カレン……不信感を持ったまま別れたから仕方ないかもしれんけど、妙に猛ってる。これは、恋愛競争でC.C.に負けたため、のように見えなくもない。
  • ナナリー……これもよくわからない。泣いてはいるけど、フレイヤのスイッチをかなりあっさり押し続けてる…。兄の罪を背負う・シュナイゼルに騙されてるのはわかるけど、もう少し躊躇があってもよかったんじゃないかなぁ。シュナイゼルの話は信じるけどルルーシュの話は聞こうとしないし。
メインキャラに対して持っていたイメージに、どうにもズレが感じられる。でも、ここらへん、こだわりどころじゃないんだろうか。
これは多分、「スザクは紆余曲折を経た末、ルルーシュにつく」「最終的に、世界の大半がルルーシュに敵対的行動を取る」「ラスボスはナナリー」という物語のプロットが1期から大前提としてあったんだろうな、と思います。


ゼロ・レクイエム

見ていて思ったけど、史上最悪皇帝の汚名を着る事で、すべての人に明日をつかんでほしい、という作戦かなぁ…?
でもルルーシュは、無数の人たちの未来を奪ってるんですよね…。ただ、作品テーマ的に、「ルルーシュは皇帝の座についてから善政を敷き、占領地は独立させ、ブリタニアは超合集国の一員となり、ダモクレスとフレイヤを抱えてるシュナイゼルをみんなで叩いて、ハッピーエンド」では、ダメだと思う。なので、最終回でルルーシュが死ぬか死ぬのと同然になりそうで怖い。

でも今回C.C.が撃墜されたのはやっぱり気になる。ナナリーの目も開いたし、死なないはずのC.C.が死にました、みたいな事にならないだろうか。

ところで玉城さん、スザクに空気扱いされたけど、今回もちゃっかり脱出してますね。これは、最後まで生き残るかな?


次回「Re:」

ついに最終回。途中いろいろあったしツッコミどころももう山ほどあったけど、アニメとしてはかなり楽しめた本作品。さて、どのようにまとめるかなぁ。
そういや、ダモクレスが宇宙まで行くのは、ただのイメージ映像で終わるんだろうか。それともそこが最終決着の場だろうか。
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マクロスF第24話 最後のフロンティアにて決戦

マクロスフロンティア第24話「ラスト・フロンティア」感想

伏線の相当部分が回収され、バジュラ母星での最終決戦へ。さすがに終盤になると戦いが増えるかぁ。
戦闘シーン
かなり前からうすうす感じてはいたけど、惑星攻略ではっきりわかった。「絶対的な正義はない」だけでなく、「考え方や生き方が全く違う存在」を特に意識させる作りです。このメッセージ性を強くするには、敵は人類やゼントラではなく「会話が成り立たない相手」にする必要があった。人間側のキャラもメッセージ性に沿ってる感じ。考えたら、ランカやアルトはアニメの主役級としては結構異色だろうなぁ…(この程度が「異色」としたら、ある意味問題だとは思うけど)。

バジュラとは単純な共存じゃなく、住み分けや一方の全滅ENDもあり得そう。恋愛もアルランか?と思ったら、ついに最終話まで引っ張った。
そして、まさかのアルト機撃墜。見てる時は「アルト戦死? ここで退場??」と思ったけど、第14話でシェリルやミシェルはもっと短時間で脱出してたし、多分大丈夫かと。…最終回前に戦死ENDというのも斬新だけど。

マクロスF第24話作画
後、今回は絵がすごく綺麗。絵コンテ・作画監督・演出が第5話と同じで、原画も何人か同じ。キミキスでも思ったけど、「作画が良い」とは絵柄の統一感や動きじゃなく、「キャラ表に近く、かつ好ましい絵柄」という割とあいまいな概念に依る気がする。

※「大気圏でのバルキリーの挙動をテレビシリーズで続けるのは非常に難しいので宇宙を舞台にした」そうだけど…ネタアニメならともかく、やっぱりこだわる人多いのかな。戦闘シーンが多いと初代(一部が紙芝居+真の作画崩壊)や7(Fを越える大量のバンク+単調な戦闘)になる危険性もあるか。
とは言え、大気圏戦闘がほとんどなく、美の伝道師ガビルみたいな強烈なキャラを出せない空気なのが、Fの弱点だとは思います。


実は人類が侵略者

本編の映像や台詞で「これ、人類は『地球に攻めてくる悪い異星人』と同じだよなぁ」と感じたけど、そう思う人は相当いるっぽい。
バジュラから見た人類

1.テリトリーに未知の生物が侵入してきましたが、とりあず様子見してました(2040年)
2.未知の生物(人類)に仲間が捕獲されました(2048年)
3.仲間がバラされました(並列で認識)、人類の中に自分達のクイーンが現れました
4.クイーンを助けにいくついでに、他は危険なのでとりあえず叩きました
5.こりずにテリトリーに侵入したのでクイーン救助活動と迎撃を行いました
6.こりずに(ry
7.人類からクイーンを保護しました
8.「ここは俺達の星だ!」といって母星に攻め込んで来ました
侵略者は人類の方
何万光年(?)も旅して、原住生物を追い、最後は母星まで攻め込む。銀河播種計画なんて人類側の言い分だし。
そして、強大な侵略者(≒人類)から母星を守るために、「愛・おぼえていますか」を歌う歌姫、リトル・クイーンのランカ。…あの第1次星間大戦から50年経って、人類はゼントラーディの立場になっちゃったのか。いや、むしろ文化を持ち、戦う以外の選択肢も知っている分、なおタチが悪い。


バジュラ母星攻略作戦

かなり無茶な作戦。でも、
  • フロンティア船団は、フォールドクォーツ探索が本来の目的(08/09/30追記:これは本編では語られていない、裏設定です)
  • ボロボロとは言え、まだ十分な戦力もあるしMDEやシェリルの歌など切り札もある
  • 引き返せば、再び大船団を整えて戻ってくるのに何年かかるかわからない(※地球出航は2041年。バジュラ母星まで18年かかっている)。そもそも銀河深部で船の環境維持も崩壊しており、安全に引き返せるかどうかも怪しい
  • 勝てばかつてのナウルのように、莫大なフォールドクォーツが堆積した居住可能惑星が手に入り、レオンは偉業を成した大統領となる
レオンはスピード感を重視してそうだし、ここは攻めるしかない。ただ、思った以上に細かい事情を知らず、グレイスを切るのが早すぎた感はあります。


グレイスの目的

グレイスさん怖い。別アニメみたいになってる。
グレイス・オコナー
彼女の目的は数々の伏線と今回の説明で、ほぼ判明。第15話の会話から見ると、おおむね予想の範囲内。
  • フォールドクォーツとインプラント技術による、超時空ネットワークの可能性。実現すれば、銀河規模の超並列思考ネットワークになる
  • しかし完全な並列思考ではなく、結節点となるターミナルには他の端末に対する優位性があり、中央の1点が完全な上位存在になる
  • ランカをカギとしてバジュラを制御し、脅迫に使う

エヴァの人類補完計画との類似性が指摘されてるようだけど、事象が少し似てるだけでぜんぜん違いますね。単純に、未来的な「世界征服」です。上位存在(女王要素)がある点ではボーグ的というか。
  • 意識が連結され考えてる事が筒抜けになる(とSMSが主張する)だけで、マクロスギャラクシーのメンバーを見る限り個性は残る
  • 無数の船団の一つであるマクロスギャラクシーが画策してるだけ。まぁ、ギャラクシー船団はゼネラル・ギャラクシー社が出資してるらしいけど
  • ランシェの子(ランカ)とマオの孫(シェリル)を戦わせるなど、グレイスの言動からすると「ランシェ・メイやマオ・ノームが、自分の学説を認めてくれなかった」という私怨が大きそう
…ただ、グレイスの構想はインプラントが進展しフォールド・クォーツがある限り、不可避の時が来ると思います。他者と思考がリンクするのはなかなか許容できないでしょうが、一部プライバシーを残すなら、便利さの方が勝る気がする。
オペレーション・カニバルやプロジェクト・フェアリーの全容は、語る余裕なさそう。


血縁

シェリル・ノームはDr.マオ・ノームの孫とあっさり判明。
シェリルとシェリルの母親
とすると、シェリルは特別な血の持ち主だよなぁ。
マオ・ノームはもともと巫女の力を持っていた上、鳥の人の血を輸血し、フキヌハで生まれ変わってるわけで。


本編前半

操られるランカ
ランカはグレイスの手により、正気を失う。
第19話でランカに話しかけてきたのはグレイスらしい。
第3話の「あの事秘密にしてるよ」伏線を回収。「ランカの歌でバジュラが引き寄せられた事」でした。その台詞はオズマではなくブレラにあてたもの。
第13話では、グレイスがブレラに第117調査船団のマクロス級4番艦(グローバル)の資料を消させたと見て間違いなさそう。小惑星帯の宇宙船残骸までは手が回らなかったようだけど(もしかして、地表から吹き飛ばされたグローバル?)。


マクロスFの伏線回収
第117調査船団(団長はDr.マオ・ノーム)の残骸を調べるオズマやキャシー。グレイスが研究者の中にいた事に気づく。
沢山の伏線を回収。とは言っても、ここまできちんと見てるなら、おさらいに近いかと思います。
  • バジュラとは2040年に初遭遇、2048年に第117調査船団が捕獲に成功し研究を始めた
  • Dr.ランシェ・メイは最初のV型感染症患者。感染してる事に気づかないまま妊娠し、ランカが生まれた。これがランカの力の原因
  • グレイスは超時空ネットワークによる銀河支配を狙っている
…つまりアルトとシェリルの子供が生まれたら…。


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娘トラ(O.S.T.2) ジャケット絵と曲一覧

マクロスF「娘トラ。」 10月8日発売

(08/10/09追記:「どの曲がどのシーンで使われたのか?」の正確な一覧は、マクロスF「娘トラ」収録曲と、使われたシーン一覧 の記事にまとめました)

ジャケ絵見てると、描き方がずいぶん変わっていってる気が。星間飛行みたいな極端に狙った感じではなくて、割と自然で綺麗な絵。
あと、ライオンで思ったけど、ジャケ絵はアニメ関連CDにおいてはやっぱり地味に売上を伸ばしそう。もともと、絵に対して感受性が高い人間がアニメを見続けるんだろうと思うし。

マクロスFO.S.T.2 「娘トラ。」
マクロスFO.S.T.2 「娘トラ。」
(2008/10/08)
TVサントラシェリル・ノーム starrinng May'n

商品詳細を見る


曲目

で、以下は公開された曲名リスト。ただ、歌以外の具体的内容は自分の勝手な予想なんで、発売されたら別記事で正確なのを書きます。
(08/10/09追記:マクロスF「娘トラ」収録曲と、使われたシーン一覧 にまとめなおしました。以下で、予想と違っていたものは削除線を入れました)
  1. Prologue F……第6話のアルトとシェリルの別れで使われた、ちょっと寂しげな曲?
  2. ノーザンクロス……♪May'n。後期ED
  3. トライアングラー(fight on stage)……♪May'n&♪中島愛。第25話で使われたデュエット
  4. HighSchoolLife……学校関連は、しょちゅう使われてるのに収録されてないBGM(第5話でアルトとシェリルがロッカーに隠れた時の音楽とか)が多々あるので、それの一つかと
  5. トランスフォーメーション
  6. アナタノオト……♪中島愛。第19話の美星学園コンサートで、ランカが歌った歌
  7. Test Flight Delight
  8. 星間飛行……♪中島愛
  9. イヌミミランカ……第1話でランカの服を乾かしてる時や、第4話でアルトがシミュレータで戦ってる時の曲?
  10. 妖精……♪May'n。第22話でシェリルが歌った曲
  11. 追憶のトランペット
  12. 真空のダイアモンドクレバス……♪May'n。第20話のシェルターでシェリルが歌ったバージョン
  13. 愛・おぼえていますか~bless the little queen……♪中島愛。第24話、バジュラ母星でランカが歌ったバージョン
  14. 蒼のエーテル……♪中島愛。第21話ED
  15. is this LOVE?……第5話でシェリルがフォルモで歌詞を思い浮かべた時の曲か、または第10話でシェリルがキスした時の曲じゃないかな、と
  16. shadow of Michael……ミシェルが姉の墓にいる時などで使われた曲?
  17. アイモO.C.……♪中島愛。アイモのアレンジバージョン
  18. Battle Frontier
  19. 娘々サービスメドレー(ライオン、インフィニティ、私の彼はパイロット)
  20. プロトカルチュア
宇宙兄弟船やダイアモンド・クレバス50/50やねこ日記は収録されてないです。
非常によく使われてる未収録曲がかなりあるので、それがどんだけ収録されるか。第4話のミス・マクロス会場の曲、第10話でシェリルがキスした時の曲はほしい…。ブレラが戦う時などに何度か使われたドラムの戦闘曲は、今回のタイトルだと収録されてないかも。


まだまだ沢山あるんですよ

娘フロと娘トラの2枚じゃ、全く入りきらないです。
といっても、印象に残るのはボーカル>>インストのようで、たとえば自分は気に入ってるThe Targetが仮にシングルで出たとして4万枚5万枚売れるかと言えば多分無理だろうというのはあるし。そう考えると歌には人の心を揺り動かす特別な力があるか…。

まぁ、BGMはCDで聞くとよくわからないかもしれないもの(グレイスがのぞき見する時の曲とか)、1度か2度ぐらいしか使われてないもの(第5話でオズマが携帯を使ってる時、第8話であい君がシェリルのパンツを持って逃げた時など)が結構あるので、取捨選択は起こるでしょう。
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2008年秋新作アニメ視聴予定

9月も中旬になり、秋アニメの話も大分出揃ってきましたが…。

今年の秋は「聞いた事はある」「1期は途中で脱落した」「1期は飛び飛びにしか見てない」という作品が多め。ああ、続編が増えてくるとこういう問題が出てくるのか。いや、「前作ちゃんと見てないから見ない」のももったいないかな? 今時、本当にどうしようもないアニメってのはそうそう放送されず、好みの差はあれどんなアニメでも見どころってのはあるもので。
…今考えたら、この青空に約束をやD.C.IIやキミキスは完走したのに、何でCLANNADは脱落しちゃったんだろ。

忘念のザムドがPlaystation Storeなのは残念。


とりあえず見てみる

とらドラ!
とらドラ!公式サイト
最速は10/1(水)TBS。
恋愛物ラノベ原作。原作は読もう読もうと思いつつも、結局読む余裕がなさそう。
基本設定だけ知った時は「アニメにあまり向いてないんじゃ?」と思わなくもなかったけど、原作がかなり人気なようなので、案外いけるかも。原作とかなり絵のイメージが違うけどどうなんでしょうねぇ。
キャシャーンSins
キャシャーンSin公式サイト
最速は10/2(木)MBS。
35年も前のアニメをリメイク。旧作は多分小さい頃に再放送で見てるけど、さすがに内容はほとんど覚えてない。ただ、公式のストーリーを見る限り、たぶん旧作とは全然違う。
旧作は、強力なロボ軍団と戦うために自ら機械の体になってかつそれを隠して戦い続けたり(途中でバレてからは、人間にも不信がられる孤独なヒーローになった)、ロボットも幹部クラスは自我を持っていて死を恐れたり…と、いろいろ含蓄のある作品だった記憶が。
ヒャッコ!
アニメ版ヒャッコ公式サイト
最速は10/1(水)TX。
ウェブコミック原作。女子高生4人組の学園物との事。よくわからないけどとりあえず見てみる予定。
黒執事
黒執事公式サイト
最速は10/2(木)MBS。マクロスFの後番。
原作は1巻読んでるところ。ある意味かなりピンポイントなアニメ(視聴者の性別が相当かたよりそう)になると思うけど、キャラの描き方とか見てると何となく見ておいた方がいいような気がする。
鉄(くろがね)のラインバレル
鉄のラインバレル公式サイト
最速は10/3(金)TBS。
スタッフがものすごく豪華なロボアニメ。事前宣伝や事前販売グッズも妙に力入ってます。ギアスやマクロスを見て、以前から抱えていたロボアニメ苦手意識もやや薄れたし(小さい頃は全然そんな事なかったのにいつ頃からだろう?)、見てみるつもり。
かんなぎ
かんなぎ公式サイト
最速は10/4(土)のTOKYO MXやMBS。
山本寛さんが監督とか、何かと話題になってますねぇ。キャラデザはすっきりして割といい感じ。第1話の絵コンテが猛烈に遅れてたけど、途中の話で制作が大幅に遅れるとかありそう。
ガンダム00
ガンダム00公式サイト
10/5(日)17:00から全国放送。ギアスR2の後番。
本当なら秋アニメの大本命なんだけど、1期を飛び飛びでしか見ていないのと、そもそもガンダムシリーズの作法のようなものをよく知らないのが。いや、ファーストガンダムからずっと見続けてる人ばっかりじゃないだろうから、あんまり気にする事はないんだろうけど。
今日の5の2
今日の5の2公式サイト
最速は10/5(日)テレビ東京。
原作は割と面白かったけど、みなみけより古くて単行本が全1巻ですでにOVA化した作品をテレビアニメ化? みなみけが当たったのがやっぱり大きいのかな。
とある魔術の禁書目録
とある魔術の禁書目録公式サイト
前々から気にはなってたけど、内容というか設定がいろいろ複雑な感じで何となく読まずに来た作品。事前期待度はかなり高そう。評価は、文体やキャラ設定的な部分などでえらく割れてますね。
あかね色に染まる坂
あかね色公式サイト
人気のギャルゲだったようなんで、見てみる。ギャルゲ系アニメは比較的ぬるい展開のものが多いせいか、自分的には完走が高めな気がするし。声優も有名どころを揃えてます。ただ、秋始まりなのにまだ公式が1ページしかない。
ef ~a tale of melodies~
ef公式サイト
前作は、独特の世界観に完璧にはまった人がそれなりに出たらしく、信者作品となっていました。今回もそんな感じでいきそう。
※ここで言う「信者作品」とは、DVD/BDの売上が落ちない作品の事。
普通のアニメは、巻数が進むと徐々に売上枚数が減る。ギアスやらきすたのような超人気アニメであっても例外なく。しかし、たまに巻数が進んでもほとんど減らない作品があり、これらは固いファン層に支えられていると考えられます。
CLANNAD、なのはStS、ARIA The NATURAL、ゼーガペイン、スカイガールズ、sola、efなどが代表例。


レビューのやり方

秋アニメからは、やり方をちょっと考えます。
毎週大量のアニメレビューをやってる人もかなりいるけど、自分には無理。全国同時放送で、アニメ終了して数十分ほどでキャプつき長文感想とか見かける事もあるので、ものすごく筆が速い人がいるのは確かだけど、自分はそうでもないんで…。
以前、時間が足りなくなったのがきっかけでレビューが共倒れしたので、今期はレビューはギアスR2とマクロスF、キャプつきはマクロスFのみにしたし(※手早くやる方法があるのかもしれないけど、画像つきは文字のみに比べると手間がかかる。時系列ではなく内容比較などで画像を選ぶ場合はなおさら)。
1アニメにつき数行コメント、原作や設定知らなくても気にしない、あらすじを書く、でもいいとは思うんだけど。視聴やレビューが義務や仕事みたいになると、面白みがなくなるし。
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視聴予定

コードギアスR2第23話 シュナイゼルが正体出してきたか?

コードギアス~反逆のルルーシュR2~TURN23「シュナイゼルの仮面」感想

シュナイゼル+超合集国+黒の騎士団と、ルルーシュ率いるブリタニアの最終決戦。今回は富士のサクラダイトを使い、戦局を逆転。ダモクレスが衛星軌道(300km)まで行きフレイヤを射出する…という事から、OP映像が戦闘の最終局面あたりになりそう。後は、ニーナがフレイヤをどう防ぐか。
咲世子さん生きてたわぁ。そしてやっぱりルルーシュに従ってきた。ジェレミアとは話が合いそうだ………あ。そういえばルルーシュは、ジェレミアにマリアンヌの事話したんだろうか?…話さない方がいいか…。

でも、ここまで地味に生き延びてきたコーネリアをここで死なせるのかぁぁぁ?? ギルフォード卿といい、死に様があんまりだと思うぞ!? …今までもそういう感じでどんどん人が死んできたから、いまさらどうこう言うのもあれかぁ。それでも、「コーネリアのR2での役割は、ギアス嚮団関連の謎解きと、ギルフォード卿を若干自由に動かすため」というのはちょっと寂しいぞ。
…いや、案外生き残ってるのかも。ナナリーすら生き残ってるんだし。
あ、「ペンドラゴンが消滅」云々という事は、オデュッセウス以下皇族の大半はまとめて死んだって事なのか、もしかして。


微妙にわからん…

キャラが微妙に変わってきてる気がする。
シュナイゼル
どうにも底が見えないキャラだったけど、フレイヤのリミッターを外したり「力とシステムで平和を保つ」「神になればいい」とか、底が見えないなりに小悪党のような雰囲気に。特区日本で虐殺があった時は結構驚いてたような気がするけど、今まで割とまともっぽく見えてたのは全て演技、仮面、ペルソナだったんだろうか。
ルルーシュに対しては結構自信たっぷりだけど、状況的に敵はルルーシュだけじゃないような気はしますね、何となく。

ルルーシュとスザク
ナナリーを特別扱いしてきたルルーシュが「犠牲を無駄には出来ない」「ナナリーを特別扱いは出来ない」としたのは、彼の大いなる前進(※それが正解なのかどうかはともかく)と思われます。
ただ、最終目標(?)の「ゼロレクイエム」がまだ見えないので、なぜ世界征服をやろうとしているか、戦略的目標が何なのかは不明。でも、これは後2話で解明される可能性が高いし、極論な話、解明されなくても別にいいような気がしてきた。今は「シュナイゼルを倒せるかどうか」「各キャラがどこに落ち着くか」であって、ゼロ・レクイエムの詳細自体はこの最終局面で物語を決める決定的要素じゃない気がする。
ところで、枢木神社でスザクと会った頃から特に、ルルーシュは大切な人をあえて遠ざけるために悪人を演じる風が強くなった感があります。目的のためには味方兵士もがんがん巻き添えにするし、ある意味シャルル前皇帝と似てるような気もするなぁ…。

ナナリー
…ナナリーってこんなキャラだったっけ? 本当に意識を保ってるのか? 操られてるんじゃないのか? シュナイゼルに何か言われたのか? ナナリーが見抜けるのは手で触った相手が真実を言っているのか嘘を言っているかであって、明らかにヤバそうでペンドラゴンの件でははっきり嘘をついたシュナイゼルの本性は見抜けない、という事なんだろうか。お兄様の罪を負うのはいいとして、さほど躊躇する事なくフレイヤを発射するようなキャラだったかなぁ…? スザクですら散々迷って生きろギアスが発動するまでは撃たなかったのに。うーん…まぁ、そこまで決意を固めたという事なんだろうか。
最近のナナリーを見てると「カッと目を見開いてすっくと立ち上がる」「怪しげなKMFに乗り性格が豹変して、鬼神のごとく戦う」…という展開がありそうに思えるけど、さすがにそれはないよな、多分。いや、自分はそういう展開があった方が面白かった気はするけど、後2話じゃさすがに見せ場が少なくて逆にもったいない。

星刻と神楽耶
「この2人は、黒の騎士団をさっさと見限ってルルーシュ側に付きそう」という予想は完全に外れて、不信感を持ちつつもシュナイゼルと共闘しています。むむむ…神楽耶の泣き跡の表情だけど、まだルルーシュの真意に気づいてないんだろうか。


パートナー

今回、よく見るといくつかのパートナーが強調されてます。そろそろ、おのおのが着陸地点を見つけたという事でしょうか。
  • ルルーシュ-C.C.
  • 千葉-藤堂
  • ヴィレッタ-扇
  • ジノ-カレン
ジノとカレンはともかく、だいたい落ち着くところに落ち着いたか。カレンはもう少しルルーシュを信じてほしかったなぁ。ヴィレッタ妊娠してるよ…扇…。
C.C.、藤堂、扇は、死にそうに見えてならない。C.C.はコードをルルーシュに渡してる(渡す?)んじゃないだろうか。
  1. ピンクのランスロットで戦う
  2. 奮戦の末、やられる
  3. 「不死身だから大丈夫」
  4. のはずが…
とかだったら…。


黒の騎士団

ゼロの影響下から自由になったかのようで、実はシュナイゼルの元にくっついただけという…。ああ、武力は意外に高くてもやはり彼らは主役になれるもんじゃないか。ディートハルトがシュナイゼルについたのは何となくわからなくもない。
そして扇。死亡フラグが立ちつつ、今回は生き延びた。ここまで来ると彼の作中での役割はほぼないようにも思うけど、それでも生きてます。さて、最後まで生きられるのかどうか。
そして、注目は玉城。声までちょっと変わって、妙にカッコよくなった。これはある意味ヤバイのでは。
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コードギアス

海ほたるで、マクロスFとタイアップしたキャンペーン開催します

マクロスFコラボ@ETCの使い方のコメント欄で教えてもらいました。マクロスF公式サイトでも発表してますね。
9月21日(日)に、東京湾アクアライン 海ほたるPAで開かれるセーフティードライブキャンペーンと、マクロスFがタイアップします。

「秋の全国交通安全運動」の初日に当たる9月21日(日)に、東京湾アクアライン 海ほたるパーキングエリアで千葉県警高速隊と合同で『セーフティー ドライブ キャンペーン』を開催します。

このキャンペーンは「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」を推進するため、「シートベルトコンビンサー」を使い、事故の際に乗員が受ける衝撃の強さを実際に体験していただくコーナーや、千葉県警の白バイ、NEXCO東日本高速道路パトロールカーの展示・撮影会も開催します。

また、このキャンペーンでは、ETCをご利用のお客さまに対し、レーンへは『時速20km以下に減速して進入』などETCの安全なご利用方法を知っていただくため、アニメ「マクロスF(フロンティア)」とタイアップしたETC安全走行啓発活動を行います。

 

マクロスキャンペーン写真1

シートベルトコンビンサー体験の様子

マクロスキャンペーン写真2

高速道路パトロールカーの展示


マクロスF リーフレット

マクロスFタイアップETC安全走行キャンペーン
c2007 ビックウエスト/マクロスF製作委員会・MBS

『セーフティードライブ キャンペーン』開催 | ETC・割引情報 | ドラぷら

分かりやすくまとめると、
  • 秋の全国交通安全運動にあわせたイベント
  • 会場では「スタンプラリー」「パトカーや白バイなどの撮影会」「衝突体験」「アンケート」「クイズ」「記念撮影会」などがある

マクロスFとのタイアップは以下の通り。
  • スタンプラリー……抽選で、中島愛さんと遠藤綾さんサイン入りマクロスFポスターなどが当たる
  • クイズ……参加者は、マクロスFオリジナルステッカーがもらえる
  • 記念撮影会……マクロスFを背景にして記念撮影。写真はオリジナル台紙にはさんで貰える

普段とは違う客が相当集まりそう。
今思えば、マクロスFは三大アニメ誌以外でかなり地道に宣伝やってますね。日本武道館での緊急追加コンサートもあるし(特に横浜のチケットが一時期オークションでものすごい値上がりしたんで、よほどの数が集まったっぽい)。
あぁー…後2話で終わるのか…(;A;)
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マクロスF第23話 アルトがいろいろ決意

マクロスフロンティア第23話「トゥルー・ビギン」感想

「トゥルー・ビギン」の意味は、微妙に軸足が定まらなかったアルトが、今までを振り返って決意を固めたからかと。
  • 船団は嫌いだったけど、今はこのちっぽけな世界を守ろうと思っている
  • SMSに入ったのはランカを守りたいからだった
  • ランカがバジュラの道具にされるなら、俺はランカを殺す
早乙女アルトの決意
クランやシェリルの態度も含めて推測するなら、以下を追加。
  • ランカには愛情を持っている
  • シェリルには同情している。なので、命が残り少ないシェリルと一緒にいる
…という解釈でいいのかな? 深読みすると違うような気もするけど。
バジュラの生態、ランカの力の秘密、ブレラの正体もある程度解明され、割と順当な内容。しかし、11年前の事件は完全には明かされず、グレイスの目的もはっきりしない(※推測は出来る)。ギャラクシーは隠れたままで、のこのこ出てくるとも思えない。オズマとキャシーはグレイスの正体を知らないはず。バジュラと鳥の人の関わりも特に説明がないし、かなりの謎が語られずに終わりそう。


え? ランカなの?

ここまで相当集中して見続けてきたつもりだったけど、もし三角関係がアルト×ランカで決まりなら、読み込みがまだ足りなかったのかも。「俺が好きなのは、どこまでも続く空だ」「女に興味はあるけど、今は恋人とかいらない」「ランカは妹、シェリルは友だち」あたりが落としどころだと思ってた。
いや…「ランカ最優先」を決意したわけじゃないよな。シェリルの「同情だって分かっていても」やクランの「それがお前の愛か」はあくまで現状の再確認。「ランカを殺すなんてとんでもない!」「裏があるはず。もっと調べてみなきゃ」ではなく「ランカの歌が俺たちを滅ぼすならランカを殺す」と決意したわけだし、やっぱり恋愛よりも空への憧れや船団を守るのを優先してるように思える。アルトは第11話でガリア4に行った頃と、あまり変わってなさそうに見えるんですよね。
…まさか、空への憧れすら逃げや演技であって、歌舞伎に戻るんだろうか?

アルトがランカを守るシーンはすごく多い
ただ、アルトがランカを守ろうとするシーンはシェリルよりずっと多かった
ランカの歌も、アルトがいない第4話ではエルモに響かず、ランカが紙飛行機を見た後に歌った第5話では愛を感じたわけで、やっぱり最初からアルランが既定路線?
ランカ
SMS入隊は、ランカはきっかけに過ぎないと思ったけどなぁ…?
アルトとランカ。2話救出、4話のクラン落書き、6話コンサート誘い、10話ヒュドラ戦闘後、10話キス、12話コンサート、13話ガリア4、21話グリフィスパーク
  • 守る・守ろうとした……第1話第2話(宇宙空間まで吹き飛び)、第3話(お姫様だっこでシェルターに&SMS入隊)、第4話(ランカを思い出して戦う)、第10話(対ヒュドラ)、第13話(第117調査船団)、第14話(対バジュラ準女王)、第16話(ブレラの「ランカは俺が守る」宣言)、第18話(守ってくれとオズマに頼まれるけどブレラに負ける)、第20話(学校の屋上&SMS)、第21話(アイランド3攻防)
  • 気にかける・いい雰囲気……第1話(ランカと出会ってコークスクリュー&ランカ撮影)、第3話(オズマやランカと話す)、第4話(ミス・マクロス)、第6話(シェリルと一緒にフォルモにいたのをランカに隠す)、第10話(水中でキス)、第12話(ガリア4コンサート)、第13話(ガリア4)、第15話(病院)、第21話(未明のグリフィスパーク)
シェリル
ランカに比べると「守る」はかなり少なく、男女の仲なのが多い。
アルトとシェリル。3話シェルター、5話デート、6話出発前、8話EXギア飛行、10話キス、14話シェリル救援、15話病院、16話連れ込み、20話屋上、22話実家

…整理すると、やっぱりランカ寄り。でも、
  • アルトにとってランカは妹ポジション。それもオズマ→ランカやブレラ→ランカに比べてずっと弱い
  • アルトは「演技」とか「流されてる」とか言われすぎて本心が見えづらく、ランカを守るのもそれらの一つに見えた
  • 気づいたら銀スポのランカ記事を収集してた」「ランカに対しては全く態度が変わる」みたいな、情動に突き動かされた分かりやすい描写が少なかった
というあたりが、アルト→ランカが弱く感じられる理由かなぁ。


劇場版をやるなら、小説寄りがいい気がする

基礎設定がほぼ同じで、おそらく初期脚本や没ネタを使ってる小説版アルトは、テレビ版とは別人です。華があり、役者設定や演技もよく効いてる。1巻はアニメ第7話までだから、今後はわからないけど。
まあ、実は「キャラ描写は、序盤での視聴者釣り上げ以外ではさほど意味が無い」「『通』にあれこれ言われても、順当王道より売れる描き方がある」のかも。制作側は理解した上でアルトやランカを描いてるようだし、主人公が最終局面まできちんと動けずヒロインの一人が精神崩壊したエヴァみたいな作品もあるわけで。
「メッセージ性が必要」「主人公は大いに成長すべき」「主人公はブレない目標を持ちしっかりすべき」というのを気にするのは一部の人で、大半の人にとってはどうでもいいのかも。同じ作品を別解釈で制作し同時放送でもしない限り、真実はわからない。

…それでも、2期や劇場版の予定があるなら、ランカは第4話第5話あたりまでをベースにもう少し理知的に行動(※シェリルとキャラがかぶっても)、アルトはせめて小説版みたいにした方がいい気がする。アルトはいいヤツだし頑張ってるのに、ただでさえ物語の根幹にあまり関わってない上、矢三郎やオズマの度重なる指摘や、多分大して興味を持ってない恋愛で、割を食いすぎ。斬新だしヒロインが引き立つとは思うけど、こういう描き方は需要が少ない気がする。


バジュラの謎

バジュラはフォールド波によるネットワーク生物
  • 星間物質や恒星からフォールドクォーツの原料を集めて回る
  • フォールド波を放つ腸内細菌のネットワークで情報伝達を行う
  • ネットワークは群れ全体に拡大され、一個体が1つのシナプスのような位置付け
  • 1つの群れ、1つの種族で、1個の生物のように振舞う。フォールド波によるネットワーク生物
  • バジュラの腸内細菌は人間には生着せず、脳を冒す。例外は、母体内で感染しバジュラとの共存を選んだ場合
ハチの実写も出てきたし、実に昆虫っぽい。「船団を襲うのは、縄張りを守ってるだけか、実は共存を望んでいるのか」は最終回のネタかな。グレイスは前者、第14話からすると後者が真実に思えるけど。



アニメ誌に載ってたけど未出のエピソード

  • ランシェはシェリルに似てる……ミスリード?
  • ランカとシェリルが一緒にいる写真……没ネタ?
  • ビルラーが持ってる写真……没ネタ? ビルラーは第1次星間戦争世代だろうから、「ミンメイファンで、彼女を探したい」という展開はあり得そう。


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コードギアスR2第22話 ナナリーが…

コードギアス~反逆のルルーシュR2~TURN22「皇帝ルルーシュ」感想

大きな流れを簡単にまとめると、
  • ルルーシュがブリタニア皇帝になり、ギアスの力を駆使して兵を整え貴族制度廃止など数々の改革を断行
  • ナイトオブラウンズや黒の騎士団が反発するけど、スザクがラウンズを軽くひねる
  • 新生ブリタニアは超合集国に加わり、世界を握ろうとする。超合集国の面々が反発
  • ナナリーが生きていてシュナイゼル側についた
ああ、やっぱりナナリー復活か。予告を見る限り咲世子さんも生きている(少なくともフレイヤ投下後に生きてた)ようだし。空中要塞ダモクレスも登場。これが最終決戦の相手になるのか…?
ナナリーがカッと目を見開いて立ち上がるかと思ったけど、さすがにそれはなかった。

ルルーシュ側についたのは、ジェレミア、スザク、ロイド(+セシル)。黒の騎士団からはディートハルトが離脱してシュナイゼル側に。ロイドさん、意外と世渡りが上手いなぁ。いや、スザクがついたからむしろ自然な流れなのか。
カレンはルルーシュにキスしたけど、現状これが最後ぐらいの活躍になるかも。つーか、「確かめる」とか言ってたけど、ルルーシュの答えちゃんと聞いたっけ? いや、雰囲気的に答えがないならないでいい、だったかな。
黒の騎士団は星刻や神楽耶の信頼を失ってリストラされるかと思ったら、意外にも逆。あれれ? 玉城は相変わらずで、最後まで生き延びれるかも。星刻は最近「あれ? 病気じゃなかったっけ?」だったけど、さすがにそろそろヤバそう…。


やっぱりツッコミを入れたい

最近になってようやく、
  • ギアスR2は設定や伏線の論理的な組み立てより、派手なシーンやルルーシュの活躍や意外性のある展開に注目すべき
  • ギアスなど超常の力があったり、ナイトメアフレームが強化されたり、特殊装置が展開の根幹に関わったりするため、今後の予想をしても仕方ない
…とわかってきた、と思う。
  • コード関連の細かい謎は結局本編では語られていない。このペースだと全容を明らかにする事なく終わるか、猛スピードで解説しそう
  • かつては、ギアスにかけられた人はギアス発動時の記憶があいまいになっており、これが1期序盤で重要な要素となっていた。でも、今はギアス発動を普通に自覚するようになっているし、かけられたギアスを半ば自由に操っているかのようにも見える
  • 神楽耶たちが、なぜかルルーシュのギアス能力を詳細に知っている(サンバイザーを使えば防げるなど。まぁこれは、シュナイゼル資料に書いてあったのかも)
などなど、どうも深く考えない方がよさそう。たぶん、大半の視聴者は個々のシーンのつじつまがおおむね合っていてルルーシュやスザクが大活躍すれば全く問題ないだろうし、もしかすると彼らの考えや本当の目的も、さほど気にすべきところじゃないのかも。キャラ人気ってのはこういう事だよなぁ。まぁ、後3話で最終回だからそれまでに目的とか分かるだろ、というのもあるだろうし。

それでも気になる。
ルルーシュとスザクは何を目指してるんだろ? 「ゼロレクイエム」と言ってるけど。ここで普通にシュナイゼルを倒して超合集国と和解すれば『人に優しくなれる世界』も実現しそうに思うけど、なぜ世界征服を? いったん世界を敵に回してでもなすべき事がある? シュナイゼルがとんでもない事を画策していてそれを阻止するには世界を手に入れた方が都合いいのか、あるいは別の究極の目的があるのか。リヴァルを無視してカレンに冷たくして神楽耶を挑発…というあたりからして、何か非常に危険な事をやろうとしていて、あえて遠ざけているようにも見えるけど。
物語の流れからすると、どうもルルーシュはニーナを探していて、ペンドラゴンがフレイヤで攻撃された時は「先手を取られた!」みたいに言ってたと思うし。というか…シュナイゼルは何を狙ってるんだろう。ルルーシュによる帝位簒奪を認めない(自分がブリタニア皇帝になる)という事だったら、首都を丸ごと消すなんてのは無意味に近いよなぁ。
あと、ヴィレッタは何でフツーに行動してるんだろう。扇が事情をすごくていねいに話したんだろうか?

今回、一番気になったのは神楽耶。自分、神楽耶の見方を間違えていたかも。
黒の騎士団は1期からずっとゼロに対する不信感を持っていたから、ここに来てなおルルーシュに反発するのはわかる。星刻はもともとゼロを利用価値で計るところがあったから反発するのも分かる。
けど、神楽耶の態度に違和感が。「心情的には近しいけど、政治的に同意しかねる」態度だと思ったら、どうもそういうレベルじゃなさそう。神楽耶はゼロが仮面かぶってた頃からずっと自称妻やってきてたけど、彼女の好意はあくまで「日本解放に尽力してくれる謎の人物」という大前提に基づいてたんだろうか? それともあの涙が「信じていたのに裏切られた!」を意味してたんだろうか。どうもわからない。
…何となく、「ごく限られたキャラ以外は、この回ではルルーシュに反感を持たねばならない。そうすれば、ルルーシュやスザクの真意が解けた時のカタルシスが大きい」というシリーズ構成上の必要性があっての事のようにも思えてしまう。深読みしすぎかなぁ。


ああー…もったいない!

あー…ジノやアーニャ以外のナイトオブラウンズは、ビスマルクですら「頭数を揃えるための飾り」みたいなもんだったのか…?
モニカもドロテアも、ほぼ最初の見せ場≒戦死シーンだなんて、ヴァルキュリエ隊並のあっさり感。もうちょっとこう、ぱーっと活躍させたらいいのに、ランスロット・アルビオンでここまであっさり始末されるとは。ビスマルクは未来読みのギアス持ってるのに、生きろギアス状態の高速な動きが読みきれずに死ぬなんて。
まぁ、ジノが生き残ったという事は、まだ彼には活躍の場があるって事でしょうね。
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マクロスF第22話 艦長とオズマが主役か?

マクロスフロンティア第22話「ノーザン・クロス」感想

ランカはついにバジュラ本星へ。「恋と友情と惑星の運命が交差する、超銀河ラブストーリー!」の「惑星」かな?
地球によく似てるけど、衛星が3つあってさらに低軌道に雲(?)のようなものと鳥の人の紋章(?)のようなものが。バジュラがいなきゃ植民に適してそう。
銀河中心部にあるバジュラ母星
バジュラ母星。
一方、SMSメンバーの多くが何と海賊になって別行動。
「宇宙怪獣との戦いは単調になるんじゃ?」「異世界や古代文明の謎解きより、人間同士の主義主張のぶつかり合いの方がイメージしやすい」「マクロス世界は船団が沢山あるし、人間同士の戦いとかもっと描けそう」と思っていたら、その通りの展開になってきた。

謎はまだまだ残ってます。強引にまとめるのか、視聴者に判断を投げるのか、やっぱり終了後の展開があるのか。どうも、2クール体制じゃない感じがして…。


制作側はわかって作っているらしい

第19話のミシェル、今回のルカやオズマの台詞から、
  • アルトが鈍い。「空を飛びたい」以外にはっきりした目標がなく流されてる
  • ランカの行動が突飛
  • ルカが大局を見失っている
  • オズマや艦長など、大人が妙にカッコよく見える
などは、制作側が意図的にそう描いていると思われます。「記号要素詰め込みではなく、なるべく歳相応の自然なキャラ」という方向性? 吉野弘幸さんインタビューを思い返すとなおさらそう感じる。
だとしたら、キャラ萌え重視の今のアニメでは結構な冒険だと思う。アニメファンも純粋培養が増えてるだろうし(人気属性キャラばかりだと、大局的には衰退するとは思うけど)。ネガティブに捉えるようになった人の感情を覆すのは簡単じゃないよ?
まぁ、マクロスだからこういうキャラ付けが出来たのかも。それに、
  • たった10数年しか生きてないのに、善にせよ悪にせよ強烈な目的意識を持っていたり、短期間で『成長』とやらを強いられ目標を持たされたりする
  • 現実にはそんな人はごく一部。人は迷い続けるのが当たり前。漠然とやりたい事はあっても定まらず、他人にはっきりしろと言われてもなお迷う
  • 温室では明確な目標だの決意だの、そうそう固まらない。生きるか死ぬかのギリギリまで追い詰められて初めて決意出来る
  • 強い決意は小賢しい計算や小奇麗な理念よりも、『失いたくない物を守る』『勝ちたい』『生き残りたい』といったプリミティブな感情による事がままある
…といったメッセージをこのマクロスFに込めたなら、納得は出来る。さて、制作側の真の意図はどうなんだろう。


アルトは一般的な主人公じゃない

  • × 強い意思で目標に突き進むヒーロー。彼の行動に引かれて世界が変わる
  • ○ 彼以外(ランカやシェリルなど)が目標を見つけ物語進行するのを、助けるキャラ
いわゆる狂言回しです。こういうキャラが主人公なのは珍しいかと。第15話でグレイスの仲間が指摘した通り、物語に深く関わってはいるけど特別な存在ではない。
主役に超常の力や目的意識や成長を求める人は結構いそうだけど、アルトは「俺は万能だと思っていたけど、実は全然だった」「漠然とした憧れなんて、現実では大して意味ない事に気づいた」「俺は空を飛びたいだけなのに、何でこんなに振り回されてるんだ?」に見える。…ある意味自然な成長かも。

正直、自分も「アルトが成長してない」と感じていたけど、今ではアルトをあまり責める気にはなれないです。「ストーリー物では、主人公は成長せねばならない」という常識にとらわれていた気がするし。
行動はそんなにおかしくないし、ランカやルカやシェリルをよく助けてます。行動原理が定まってないだけで、決断力と行動力は高い。普通、目の前で敵が人を握り潰してるのに逃げずに戦えるか? 後輩救出に特攻かけられるか? 猛獣に襲われてる女の子を助けにいけるか?
恋愛に疎いしあまり興味ないのに「好かれてるのに気づけ、さっさと決めろ」と非難されるのは、ちょっと不憫。さらに、バジュラの大群に船団が襲われてランカに「歌ってくれ」、シェリルが倒れたら「もう歌わなくていい」というのは当たり前で、逆の事言えよとかエスパーじゃあるまいし…でも、
  1. 「俺はシェリルのそばにいる!」「シェリルぅぅぅぅぅ!」
  2. →→「くそーっ!」「何なんだよ一体!」
  3. 最終話の一番重要な場面で「ランカぁぁぁぁぁ!」
となったなら、アルト総叩きは必至だろうなぁ。「ランカもシェリルもどっちも同じぐらい好きなんだ!」で通せるキャラじゃないし(08/09/30追記:第25話まで見て、一見あり得なさそうな着地点にも演出次第でうまく持っていける事はわかりました)。まぁ、黙って関連商品を買う大多数のファンの判断待ちではあります。


S.M.Sはなんで海賊になったのか

大人が格好いい作品だと思ってたけど、ワイルダー艦長とオズマさんがやってくれたわぁ。アニメをもう少し自由に作れるなら、こっちが主役でもよかった。全く想像外の展開だったけど、意外に納得出来る。そういや、マクロスプラスも微妙にこんな感じだったような。
海賊になったSMSメンバー&ミサイルのランカモンスター落書き ジェフリー艦長と、ランカモンスターのラクガキ。
  • オズマとキャシーは命を狙われている
  • SMSが解体され新統合軍に吸収される
  • レオンは大統領を暗殺したし、今までもおかしな動きがあった。そもそもいけ好かないヤツの下で命を賭けて戦う気にならない
  • 市民はレオン新大統領に同調。証拠資料は失われたし、正式な手続きでレオンを追い落とすのは困難
  • (人によっては)守りたいものを守るには、フロンティアに留まるのは不都合
  • よって、離脱した方がいい
という流れに乗ったのが7割、事情や思惑があって残ったのが3割。クランは反バジュラやミシェルとの思い出、ルカは反バジュラやL.A.Iやナナセ、アルトはシェリルを見捨てられなかったという事でしょう。

あと、この作品は宇宙大航海時代。地球とは移動時間にして年~10年単位で離れ、遠すぎて新統合政府の統制は徐々にきかなくなり、国家は解体されつつあって企業体が国家の真の主役に。
巨大船団で新天地を探すグループもあれば、ボロ船で一攫千金を狙う連中もいる。マクロスクォーターはバイオプラント船じゃないし、サイズも小さめで身軽。
要は、別船団や小規模な移民惑星に行くとか、単独で移民惑星を探すとか、それこそ宇宙海賊を続けるとか、やりようがあるわけ。

といっても、宇宙の彼方に飛び去るんじゃなく、鍵を握ってそうなランカを追いかけて真相を確かめるんだろうけど。


ナナセはやっぱりランカ好きなの?

「ランカ好きと見せかけて、実はアルトを小さい頃から好きだった」と思ってたんだけどなぁ。そこまでひねってはいないのか。病室の油絵は第11話でナナセが眺めてたのと同じだろうし。


キノコは銀河皇帝になりたいの?

キノコ杉田が妙に小物っぽく見えて、少し残念。銀河の支配者って…もっとこう、すごい事を計画してるのかと思った。それに、待てば次期大統領になれそうなのに。
まぁ、「バジュラが現れた今、大統領になるまで何年も待つ時間が惜しい(作中ですでに半年経過)。バジュラ母星攻略時に権力を掌握している方がいい。銀河の支配者は一人でいい」というスピード感を持ってそうですが。

ただ、「グレイスは始末し、ビルラー氏と手を組む」理屈が今ひとつわからない。グレイスは危険、ビルラーは組し易いと見た?


名言

今回は、ワイルダー艦長とオズマの名言が沢山。艦長とオズマにはそこそこ目をつけていた立場としても嬉しい。
マクロスF第22話の名言
艦長「諸君、正義を気取るつもりはない。だが我々は、ただ上の命令にのみ従う事をよしとせず、自ら、選択の余地のあるこのS.M.Sに入ったはずだ」「我々は現時刻を持って、兵隊から海賊へ鞍替えする。最初の獲物はこの船だ! いくぞ、野郎ども!」
艦長「皆が右を向いていると、つい左から見直したくなる性分でな」
オズマ「止めたきゃ止めてみろよ。そんな間に合わせの改造をした機体で、俺に勝てるつもりならな!」
オズマ「気に食わんトップのために血を流すのは趣味じゃなくてな。俺の大事な女たちを守るには、これがベストのやり方なのさ」
オズマ「悪いが、俺は大人じゃなくて、男なんだよ!」
オズマ「お前こそ、ただ流されてるんじゃないのか? 状況に! その時々の感情に!」
オズマ「早乙女アルト! お前の翼は何のためにある!」
オズマ「アルト、ランカは自分の道を選んだ。俺も、俺自身の道を選ぶ。お前はどこへ行く?」
…おいおい、いい事言ってんの大人たちばっかりだよ。アルトやルカの方が教科書的でまともではあるんだけど。フツーの作品ならこういう台詞言うのはアルトたちの方だわな。


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