これは社説らしい。
「らしい」って、眺めると
二つに解釈できて
しまいます。
一応、社説として
ふさわしいとまで
言えるかどうかは
別として、木鐸たらん
という気もちは
うかがえます。
とは言っても情報源
としてのご紹介。
社説:公共事業の復活 無駄遣いは許されない民主党政権が掲げた
「コンクリートから人へ」
という看板が、大きく傾いている。
政府与党は、八ッ場(やんば)ダムの
建設再開を決めた昨年末以降、
堰(せき)を切ったように大型
公共事業の復活を決めている。
「東日本大震災を受けて
防災強化も必要」という名目で
九州横断自動車道長崎
大分線など高速道路6区間の
4車線化再開や新名神高速
道路の未着工2区間の建設
凍結を解除しているんです。
新名神の未着工区間は
小泉政権下で見直し区間
とされ、4車線化は政権交代
後の09年に凍結されていた
ものなんです。
なんてったて、こういった
公共事業は関係者、特に
政治家へのキックバックは
当たり前。
議員報酬なんて目じゃ
ありませんからね。
完全に民主党は旧来の
自民党になりはてて
います。
\(*`∧´)/それにしても、政治家の
レベル低すぎって、
今も昔も変わりない。
で、それに関してちょっと
思い出したこと。
『言必信、行必果』って
言葉があります。
「一旦口にした約束は
必ず守る。一度着手した
ことは必ずやり遂げる」
という意味で、政治家として
守るべき言葉。?
日中国交正常化の際、
田中角栄首相とともに
外務大臣として訪中した
大平正芳氏に対して
周恩来が贈呈した
揮毫です。
大平さん、喜んで
日本に戻って見せ
回っていたそう。
あとで、たしなめられ
たんですが。
周恩来も人が悪い。
クリスチャンと知って
いたんでしょうが、
頑固な三流政治家と
揶揄してこの揮毫を
贈ったんです。
大平さんが論語を
知っていて丁重に
辞退でもしていれば
日本に対して尊敬の
念をいだくことに
なったかも知れません。
で、その論語ですが。
巻七、子路十三の二十
子貢問曰、何如斯可謂之士矣、
子曰、行己有恥、使於四方不辱君命、可謂士矣、
曰、敢問其次、曰、宗族稱孝焉、郷黨稱弟焉、
曰、敢問其次、曰、
言必信、行必果、脛*脛*然小人也、抑亦可以爲次矣、
曰、今之從政者何如、
子曰、
噫、斗肖*之人、何足算也、これじゃ、意味わかりませんが
真ん中に『言必信、行必果』って
書いてありますね。
書き下し文は
子貢問うて日く、何如なるか斯れ之を士と謂うべき。
子日わく、己を行うに恥有り、四方に使いして、
君命を辱めざるは、士と謂うべき。
曰く、敢て其の次を問う。日わく、宗族孝を称し、郷党弟を称す。
曰く、敢て其の次を問う。日わく、言必ず信、行必ず果、
矼矼然として小人なるかな。抑亦以て次と為すべし。
日く、今の政に従う者は何如。
子日わく、噫、斗肖の人、何ぞ算うるに足らんや。
孔子に対して、政治家として
有能な、一流の人はどんな人かと
尋ねているんです。
孔子は、一流の人は
「自分の行動にはすべて責任を持ち、 外国への使節として働いて国益の
ため立派に使命を果たすことができる人」。次いで
「一族から孝行者と呼ばれ、郷土の人々から 年長者を敬っていると賞される人」三番目が
「言ったことは必ず実行し、やり始めたら必ず結果を出そうとするのはいいのだが、状況が変っているのに、自分の面子にこだわって今までのやり方を変えようとしない人」今から2000年前の
話ですよ。
で、私が一番、そうだ
そうだと思ったのが
孔子と子貢の最後の
やりとりです。
子は最後に、で、今の
政治家はどうなんです
と尋ねたわけですが。
孔子は
「ああ、今の政治家は国益など眼中にない一山いくらの政治屋であって!政治家のうちに入らない」と答えたんです。
いやはや、2000年前も
今も変わらないとは。
ところで、いつも
思いますが、石原氏や
橋下氏は論語など
お読みになっているん
でしょうか。
いざ、中国の要人と
対決する際に馬鹿に
されることになっては
孟獲並みということに。
o(^-^)o