UHD対応のユニバーサルプレイヤーを購入

結局、どうしても4Kビデオをプロジェクターで見たくて、UHD対応のユニバーサルプレイヤー(SONY UBP-X700)を購入してしまった。

実はそこまでこだわることはないだろうと諦めることにしていたのだけれど、Amazonで見ると中古しか出ていない、前はあったはずだが。それで楽天市場も見たら比較的安い値付けで出ていたが、出荷は1~2ヵ月後とかになっている。それではと価格.comのほうで見るとJoshinならすぐに出荷でき、値段も最安ショップとそう変わらないので、Joshinの通販を利用した。

projector-config-crop.jpg 今まで使っていたユニバーサルプレイヤー(SONY BDP-S370)と接続はほぼ同じなので、前の機器につながっていたケーブル類を新しいプレイヤーにつなぎ変えればOK。

といってもラックに納めた機器の裏のケーブル処理は面倒。埃もたまっているし繋ぎ変えれば良いだけでも億劫な作業であることに変わりはない。

端子類の違いは2点。
一つは、HDMI出力が2系統あって一方は音声のみとなっている。
はじめはVideo/Audio両出力の端子から、今まで通りHDMI分離機につないだのだが、なぜか信号がプロジェクターに上手く届かない。

一瞬画面が出たあと「信号が見当たらない」となってしまう。

多分HDMI音声分離機が4K対応できていないからだと思う。買い替えれば良いのだろうが、そんなことをしなくても、HDMI音声分離機には音声のみのHDMI出力から接続し、プロジェクターへはこの分離機を介さず、プレイヤーから直接つなぐようにしたら、音声(分離機経由光S/PDIF)も映像(ダイレクト)もきちんと出るようになった。

不思議なことにHDMI音声分離機がS/PDIFに出すオーディオの品位は、分離機のOUT先のHDMI機器によると思っていたのだが、今回、うっかり分離機からのHDMI出力に何も挿さない状態でSACDを再生したら176.4kHzとなる。最後に接続していたHDMI機器の規格を憶えているのだろうか、それともオーディオ専用HDMIは特殊なんだろうか。


もう一つは同軸のS/PDIFが付いていることで、一応、これは追加でアンプに接続した。ただしこちらを使うとSACDでも44.1kHzでしか出力されない。(なので使用していない)

プレイヤーの設定に音声出力を48kHz, 96kHz, 192kHzから選ぶところがあいるが、これはSACDでは無効のようだ。


ユニバーサルプレイヤーの主な用途は今まではSACDの(ローコスト)再生なので、まずはこれをテストした。これができないと根本から考え直さなければならない。幸いなことに、今まで通り、アンプにはPCM 176.4kHz、つまりハイレゾで入るようだ。

SACDの動作を確認してから、なんといっても購入目的である4Kビデオの再生を試した。
ところが、ブルーレイレコーダーで録画したタイトル("My Fair Lady"、「ルーブル美術館 美の殿堂の500年」)はいずれも「再生できないタイトル」と表示された。CPRM対応のはずなのに。今後ソフトのアップデートとかあるんだろうか。
宣伝文句ではCPRM対応とあるのだが、4K録画ディスクは対象外のようだ。SONYのページを見ると、この機種に限らず4Kの録画ディスクは再生できないとある。

ということは販売あるいはレンタルされているUHDディスクしか見られないわけだが、DVD fantsiumでどんなUHDが出ているのか検索してみたところ、なんとオペラは5種類、ミュージカルは30種(ただしタイトル重複も多い)しか扱いがない。

普通の映画は調べてない。

IMG20240309204308-crop.jpg

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NHK-BS4で放送された"My Fair Lady"のディスクもある(録画があるから買う気はない)。
「美女と野獣」(実写版)もミュージカル扱いのようで検索結果に出てくる。こちらは普通のブルーレイを持ってるから今更UHDを買う気はない。

その数少ないUHDディスクの1枚―ザルツブルク音楽祭「フィガロの結婚」を持っているので、それを試聴してみた。
こちらはちゃんと再生できた。

他のUHDがどうか知らないが、このオペラの音声はハイレゾ(96kHz)である。オーディオセットから音が出るのがうれしい。
(多分同軸S/PDIFでも96kHzで出るんだろうけど)


であるけれど、私が持っているUHDディスクはこの1枚、このプレイヤーの本来の機能を活かせるのはこれだけしかないということになる。

そして上に書いたDVD fantsiumの検索結果ではどうしても買いたいと思うものはなかった。


4K録画が再生できないのでは買い替えの値打ちがあまりないことになってしまうけれど、このプレイヤーにはいろいろオマケの機能があって、これは結構使えるものだった。
それについては次稿で。

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