カテゴリ:行政、どうやねん
麻生内閣の「ばらまき減税」と「経済対策」
将来の消費税増税の前に、目先の「ばらまき」で選挙をのりきろうという作戦の、ひとつの目玉ではある。 「高速道路どこでも1000円」(2008/10/30 中日) 「民間企業」である高速道路・NEXCO各社の利用料金を、大臣が値下げする、という発想が そもそも、おかしいと思うが、 「財源」というのは、どこに使うのか? 5000億円をNEXCO各社に支払う? 【金子一義国土交通相は29日夜、追加経済対策の一環として、地方圏の高速道路料金について休日(土日祝日)は原則として1000円を上限とし、平日は3割程度引き下げる方針を明らかにした。1000円以下の短距離は対象外。首都高速と阪神高速も休日に一定の割引をし、東京湾アクアラインも1000円にするとしている。 いずれも自動料金収受システム(ETC)の利用が条件。金子氏は「予算案が国会を通過後、2年間実施したい。5000億円が必要で、財源は財務省と調整している」と述べ、必要額を第2次補正予算案に盛り込む。・・・】 NEXCOは、交通量が増えても減っても、管理費がそんなに変わるわけでない。 「1000円」で走る車が増えて、「5000円ぶん走る車」の台数が5倍になったら、 国からお金をもらわなくてもNEXCOに入る金はかわらない。 『5000円の1億台ぶん』を公費で支払う必要があるのか?(毎週100万台) 薄利多売は、民間ではどこでもやってること。 どこが「民間活力」なんだ? 本当に高速道路にマイカーが増えたら、 ガソリンの使用量が増えて、温暖化ガスの増加につながるし、 渋滞を招いて、必要な物資の輸送が滞ることにもなりかねない。 国民のレジャーを支援したいなら、たとえば、 「1000円JR乗り放題キップ」(「青春18きっぷ」の、特急や3セクにも乗れる奴) にしてくれんかな。 「18きっぷ」で、琴平から先はあきらめた・・・ (土讃線のカレーパンマン列車) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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